主夫のトモロー

主夫のトモロー

858円 (税込)

4pt

一流のインテリアデザイナーを目指して働く妻を支え、家事と育児をこなす“主夫”斉藤知朗(トモロー)。自らも作家を志し、家族の幸せと夢を追い求めて日々奮闘するトモローに立ちはだかるのは、主夫に対する社会の壁。出会うママ友・パパ友たちもまた一筋縄ではいかない家庭の悩みを抱えているものの、トモローはつまづきながらともに一喜一憂して全力で向き合う。やがてトモローが導き出す、愛する妻と娘の「家族のかたち」、そして、現実と夢との折り合いとは――。直木賞作家・朱川湊人渾身の、ユーモラスでハートフルな新しい家族小説。

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主夫のトモロー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年03月21日

    男が主夫として家庭を守り、主に子どもを育てることの楽しさと苦労が手に取るようによく伝わってくる。思わず吹き出してしまうようなところもあり、また、親子関係の複雑さも伝わってくる。楽しい1冊だ。

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    Posted by ブクログ 2016年07月20日

    いかに主夫であっても、ママ友は嫁さんに嫌がられる。
    よく分かります。
    普通に子どもの親同氏の付き合いなだけなのに。
    きっと保護者会の役員にも推薦されるだろうし、もうちょっと続けて欲しかった!

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    Posted by ブクログ 2023年02月11日

    素敵な夫婦の話。
    お互いに思うことをきちんと伝えて一緒に悩んでいく姿勢が大事なんだろうなと思った。
    人の生き方に口を出すこと自体が変だって思われるような世の中になったらいいのにと思う。

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    Posted by ブクログ 2020年12月09日

    主夫でなく主婦のじぶんも、何度となく「わかる、わかるよーー」と言いたくなる、等身大エピソード満載のおはなしでした。朱川さんの作品は、時にドキッとぞくっとさせてくれるものが多い印象だったのですが、こういう身近なお話もまたいいなぁ、と感じました。続編期待したいです!

    こどもから広がる人間関係には面倒な...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年06月11日

    会社の倒産から、彼女と結婚して主夫となったトモロー。
    妻の美智子をはじめ、その両親や、トモローの兄さんなどとの関係が温かい。
    周囲には、理解されないこともあるけれど、基本は温かく見てくれる。
    特に、妻美智子のキャラがすごく好き。かっこいい!おっとこまえ♪
    家事に育児に習熟していくトモロー。
    生まれた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年01月14日

    星4.5
    とっても爽やか!な読後感です。

    ばりばりのキャリアガールのみっちゃんと結婚したトモロー。プロポーズのきっかけは、トモローが働く出版社が廃業したことで、普通とは違った主夫が誕生するところから、2人の間に生まれたチーコが2歳過ぎるまでの、トモロー主夫業のあれこれ。

    世間の目、子育て中の赤ち...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年07月02日

    タイトルを見れば、何について書かれているかすぐ分かる。
    手を繋いでいる表紙の絵も、読み終えてみれば重要なポイントを突いている。
    トモローって良い名前だな~
    男の子がいたらつけたかったな。

    小説家志望の斉藤知朗。
    編集に携わっていた美術誌が突然廃刊となり…実質クビ?
    そんなタイミングで、恋人の美智子...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年08月28日

    私もきっとこんな風に見てしまうのかも知れない。

    パパが毎日娘を公園に連れてくるのを見たら
    眉をひそめてしまうのかもしれない。

    事情も知らないのに、奥さんを働かせてと
    無責任な噂にのっかってしまうのかもしれない。

    後に奥さんになる美智子さんと
    人生のいいとこ取りをして、イッヒッヒと笑いあうために...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年08月21日

    失業してしまったことをきっかけに
    専業主夫の道を選ぶことになった25歳のトモロー。
    男の人が家事・育児に専念するなんて・・・という好奇の眼差しの中
    子どもと共にしなやかに成長していく男子の物語です。
    25歳の男に成長という言葉は似合わないのかもしれないけれど、
    子育てって、自分の成長過程を追体験する...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月21日

    子育て小説は「対岸の彼女」以来。この小説は実体験でなく90%以上は創作だと思われるが、朱川さんの「主夫期間」が礎となり、数々の僕を夢中にさせてくれる小説が生まれたのだと思うと感慨深い。個人的にはファンタジー系の朱川作品が好みだが、本作はぜひ読みたいと思っていたので一読できて良かった。

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