KADOKAWA - 角川文庫の検索結果

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  • 薔薇の殺人
    3.0
    浅見光彦の遠縁の大学生・聡が女子高生誘拐の嫌疑をかけられた。一目惚れして家まで後をつけていたという彼に呆れる浅見だが、濡れ衣を晴らそうと行方不明になった文絵の家を訪れる。そこに届いた脅迫状には、文絵の出生の秘密をばらすという内容があった。文絵は人気俳優・三神洋と「宝塚」出身の女優・鳥越美春との秘めやかな愛の結晶だったのだ。数日後、文絵が遺体で発見され、浅見は真相を追って乙女の都・宝塚へ向かう。
  • Balance
    3.9
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ふたりの恋は口にだせない 彼と彼女がきっと泣くから 一緒のとこをもし見られても 偶然会ったときっと言うのね――「バランス」より。ぐっと趣向をこらした散文・詩+写真の世界。
  • バリ&モルジブ旅行記
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 バリ島はしたたるような緑と雨しっとりと深く明るく、モルジブは青い海と白い砂と青い空のサンドイッチまぶしくてたまらない。
  • 刑事マルティン・ベック バルコニーの男
    3.4
    ストックホルム中央の公園で女児の死体が見つかった。彼女は前年、不審な男に話しかけられ、警察に証言を残していた。そのわずか二日後に別の公園で新たに少女が殺害され、ストックホルム市民は恐怖に打ち震えた。連続少女暴行殺人事件に、刑事マルティン・ベックは仲間と事件に取り組むが、手がかりは三歳の男の子のたどたどしい証言と、強盗犯の記憶のみ。捜査は行き詰まる――。警察小説の金字塔シリーズ・第三作!
  • バルセロナの休日
    -
    パリでバレエ留学中の安奈は、ある日窃盗事件に巻き込まれる。忌まわしいその体験が甘美に思い出されるのは、その時に出会った美しい男の黒い瞳のせいだ。もう一度会いたい。安奈は彼から手渡された「鍵」を手がかりに、パリからバルセロナへ旅立つ――。光と闇に彩られた「カタロニア」を舞台にくり拡げられる恋と冒険と希望の物語。極上の、ラブサスペンス!
  • バルセロナ・パリ母娘旅
    3.8
    旅っていうのは、今の自分を知る時間でもある。今の自分を感じられる時間。自分の性格や自分の興味、価値を感じるものがわかる。2014年9月。バルセロナとパリへ。娘と短い旅行をした時の記録です。
  • バルタザールの遍歴
    値引きあり
    3.8
    「私の筆跡にやや乱れが見えるとしたら、それはバルタザールが左手で飲み、私が右手で書いているからだ」 1906年、ウィーンの公爵家に生まれたメルヒオールとバルタザール。しかし二つの心に用意された体は一つだった。放蕩の果てに年若い義母との恋に破れた彼らは酒に溺れ、ウィーンを去る。やがてナチスに目を付けられ、砂漠の果てに追い詰められた二人は――。 双子の貴族が綴る、転落の遍歴。世界レベルのデビュー作。 解説 石井千湖
  • 晩夏のプレイボール
    3.8
    野球を続けがたい現状に抗い、「夏の甲子園」を目指して野球に打ち込む者たち――。高3の夏、肩を壊した元エース・真郷と、過去にトラウマをもつ現エース・律は、心ひとつにして甲子園を目指していた…。(「練習球」)戦力不足に悩む彰浩と信吾の前に現れた転校生の有一は、無口で不器用だが、誰よりも才能豊かなピッチャーだった…。(「このグラウンドで」)他、「夏の甲子園」をめぐるドラマを描いた、10の傑作短編。
  • 挽歌の雪
    3.5
    クリスマスも近い小京都・角館にやってきた、フリーのエージェント影山夏樹。彼は世界の諜報機関から゛冷たい狂犬゛と恐れられる凄腕のスパイだった。かつて夏樹が中国との二重スパイを暴いた緒方が何者かに殺害され、その葬式に招待されたのだ。公安庁の元同僚で、現在は非公開の情報機関に所属する真木麗奈からの招待状。やがて、緒方が遺した謎の地図によって、夏樹は中朝の諜報機関から追われる羽目に。緒方が遺したものとは?
  • 塙侯爵一家
    4.8
    霧深いロンドンの街の片隅で秘密裡に進められたある計画。それは、莫大な資産家塙侯爵の息子で欧州留学中の安道を、思い通りに操れる偽者とすり替える畔沢大佐の陰謀だった。日本へ戻った偽安道は見事にその役柄をこなし、ライバルの晴道を押えて侯爵の信頼を勝ち取った。だが、その頃から偽安道に変化が生じた。大佐の命令に従わず、勝手な行動をとり始めたのだ。そして、あの忌まわしい老侯爵殺害事件が起きた……。横溝正史の異色長編ほか「孔雀夫人」を収録。
  • バンコク危機一髪
    3.0
    ぶらぶら旅行を楽しんで、ふと気づくと金がない! Tシャツにビーチサンダルを引っ掛けて、バンコクで必死に職探し。みつかったのは、タイの警察高官が副業で始めた法律事務所。これからいったいどーなるの!?
  • 盤上に君はもういない【電子特典付き】
    4.3
    1巻880円 (税込)
    史上初となる女性棋士の座を賭けた対局が決定した。運命の一戦に臨むのは、将棋の名門一家で育った天才高校生・諏訪飛鳥と、体が弱くプロになるための年齢制限が迫る千桜夕妃。激闘の末に決まった勝者はしかし、デビュー戦を前に姿を消した。観戦記者の佐竹亜弓は彼女の行方を追うが……。 「もう一度、あなたと指したい」。互いに切磋琢磨する若き棋士たちの熱い戦いと、将棋で結ばれる絆に胸を打たれる、愛と情熱の物語。 ※電子書籍版特典として、ショートストーリー「序幕 彼女と彼の原初的邂逅」を収録しています。
  • 晩年
    3.7
    1巻550円 (税込)
    「美しさは、人から指定されて感じるものではなくて、自分で、自分ひとりで、ふっと発見するものです」昭和8年から11年にかけて発表した作品15篇を集めたこの第一創作集を、作者は自分の生涯の唯一の遺著になる思いで「晩年」と名付けた。「私はこの本一冊を創るためにのみ生れた」。
  • 万能鑑定士Q:推理劇全16幕
    3.5
    2010年の刊行スタートと同時にベストセラー街道を驀進し、累計発行部数は450万部を突破。数多くの電子書籍売上ランキング(ミステリ部門)でも1位を獲得し、空前絶後の人気を博した大ヒット知的エンタテインメント「万能鑑定士Q」シリーズ! シリーズ中最高傑作の呼び声も高い「推理劇I~IV」や、初読者にも絶対オススメの「短編集I・II」等のほか、最新作「謎解き」まで、Qシリーズの魅力を余す所なく楽しめる傑作集が電子書籍限定の豪華合本版として満を持して登場。テレビドラマ化された『探偵の探偵』でも大きな話題を呼んでいる松岡圭祐氏が生んだ、“人の死なないミステリ”の元祖にして最高峰、奇跡のシンデレラストーリーが清原紘氏作の電子オリジナルのカバー&描き下ろしイラストでファン待望の1冊に。スペシャル特典としてコミックス1巻も収録!
  • 万能鑑定士Qの攻略本
    3.2
    1回の殺人も起きない、斬新な切り口の推理小説として不滅の金字塔を打ち立てたQシリーズ。「面白くて知恵がつく 人の死なないミステリ」初の公式ファンブックが登場。キャラクター紹介、各巻ストーリー解説、新情報満載の用語辞典に加え、カバーを飾ったイラストをカラーで一挙掲載。Qの世界で読者が謎を解く、書き下ろし疑似体験小説。そしてコミック版紹介付き。これ1冊で「万能鑑定士Q」「特等添乗員α」が10倍楽しめる!
  • 万能鑑定士Qの事件簿 力士シール篇 〈コミックス版〉
    5.0
    都内全域に貼られた力士の顔が描かれた不気味なシール。「週刊角川」の記者・小笠原悠斗はその実態を記事にすべく、描き手の推測を“万能鑑定士”の凜田莉子に依頼。そこで意外な事実が明らかになる。シールの謎を解明しようと奔走する2人はやがて、日本を震撼させる大事件へと巻き込まれていく――。松岡圭祐原作の大ヒット漫画がついに文庫化! コミックスの1~3巻を一挙収録。描き下ろし特別編も巻末に掲載!! 本書は、二〇一三年八月、十一月、二〇一四年三月にそれぞれ小社より刊行された角川コミックス・エース『万能鑑定士Qの事件簿 I~III』に描き下ろし特別編を加え、文庫化したものです。
  • バースデーカード
    3.8
    紀子は引っ込み思案の小学生。優しい両親と元気な弟と幸せに暮らしていた。ところが母・芳江が病気で他界。落ち込む紀子11歳の誕生日、生前の約束通り、なんと芳江から紀子にバースデーカードが届く……。
  • Burn.-バーン-
    3.6
    演出家として成功し、子どもの誕生を間近にする夏川レイジは、不慮の事故により、失っていた20年前の記憶を取り戻す。当時天才子役としてもてはやされていたレイジの現実は、ただの孤独な少年だった。同級生にいじめられ、母親とも心が通わなかったが、渋谷の宮下公園で出会った心優しきホームレスとドラッグクイーンと奇妙な友情を築くうちに、冷め切った心は溶け始める。しかし、本物の感情を知るうちに、機械のように精密だった彼の演技は鈍り始め……。 愛と家族の本質に迫る、一人の少年の成長物語。
  • パイナップル巨人軍
    -
    ちょっと走れば息も絶えだえ。平均年齢75歳、ハワイ日系一世の野球チーム、パイナップル巨人軍。対戦成績361敗2分0勝という空前絶後の最弱チームだ。ひょんなことから彼らと対戦するハメに陥ったのが、東京から撮影にきたロケ部隊、その名もマヒマヒ・タイガース。貧乏症のプロデューサー、日和見ディレクターにオカマのヘア・メイクと、こちらも史上空前の軟弱チーム。パイナップル畑の撮影許可を賭けて、マウイ島に火花を散らす老若男女と犬一匹、いま世紀の一戦の幕が開く!
  • パズル
    3.3
    超有名進学校の、さらにエリート中のエリートだけが選りすぐられたクラスが、正体不明の武装集団に占拠された。人質とされた性格最悪の担任教師を救うには、広大な校舎の各所に隠された2、000ものピースを探し出し、パズルを完成させるしかない。タイムリミットは48時間。狂気のパズルは果たして完成するのか? 武装集団の目的とは? いま始まる究極の死のゲーム――君なら、どうする?
  • パズル・パレス(上)
    3.6
    史上最大の諜報機関にして暗号学の最高峰、米国家安全保障局のスーパーコンピュータ〈トランスレータ〉が狙われる。対テロ対策として開発され、一般市民の通信をも監視可能なこの存在は決して公に出来ない国家機密だった。が、この状況に憤った元局員が、自ら開発した解読不可能な暗号ソフトを楯に〈トランスレータ〉の公表を迫る。個人のプライバシーか、国家の安全保障か。情報化時代のテロをスリリングに描いたスリラー。
  • パズル崩壊 WHODUNIT SURVIVAL 1992‐95
    3.0
    女の上半身と男の下半身が合体した遺体が発見された。残りの体と密室トリックの謎に迫る(「重ねて二つ」)。現金強奪事件を起こした犯人が陥った盲点とは?(「懐中電灯」)全8編を収めた珠玉の短編集。
  • 銀の森のパット
    4.0
    家族と生まれ育った美しい屋敷をこよなく愛する少女パット。変化を嫌い永遠にこのままを願うが、時に身を引き裂かれる思いをしながら大人への階段を上っていく。少女の成長を描くリリカル・ストーリー!
  • パットの夢
    4.7
    女主人として銀の森屋敷を切り盛りするパット。幸せなはずだったが、姉や兄、そして妹までが結婚することになり周囲からは「売れ残り」と陰口をきかれるように。そんなパットが辿り着いた真実の愛情とは?
  • パナマ運河の殺人
    3.0
    鶴賀百貨店はロスアンゼルス支店のオープン三周年を記念してロスからパナマ運河を越えフロリダに到る豪華クルーズを行うことになった。社長夫妻・会長夫人ほか三百人以上の参加者の世話役にはM旅行社の牧野蘭子が指名された。蘭子の部下・上杉信吾、単身参加を申込む長井美希子、さらに社長夫人に同行することになった駒沢佐知子――いずれも断ちがたい因縁を持った男女が、何物かに引寄せられるように、このツアーに集って来る……。旅情溢れるミステリーロマン。
  • パパイズム
    -
    父親が家庭から隔離されて久しい。父親が子育てに関わることにより子供、社会はどうかわっていくのか? 失われた父親の復活を説く子育てエッセイ! ※本書は、一九九九年二月に海拓舎より刊行された単行本『ママとパパに聞かせたい27の話』を改題し、文庫化したものが底本です。
  • パピヨン 死と看取りへの旅
    3.8
    生涯を「死と死に逝くこと」の研究に捧げたエリザベス・キューブラー・ロス。ロスが残した「蝶」の謎を追う作家に訪れた、父親のがん発覚という現実。生と死、看取りに向きあう、衝撃のノンフィクション。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 巴里祭
    -
    かの子の特異な学的資質が豊かに開花している「巴里祭」は、抒情風のリズムのうちに芸術家かの子の眼に映ったパリーの姿が、単なる旅行者の観察を越えて内面からとらえられている。「河明かり」はかの子の女性観が表白されている点で最も成功した作であり、「雛妓」は芸術家の誕生を主題とした名品である。
  • パリ妄想食堂
    3.3
    自己中心的でけち、食いしん坊。だけどとてつもなく社交的で、魅力的なフランスマダムがこだわる、クレーム・ブリュレにガトー・オ・ショコラ、シャンパーニュ。パリと食の華麗なカンケイに迫る!
  • パレアナの青春
    4.2
    美しい青春の日々を迎えたパレアナ。いつでも喜ぶということは決して単なるお人好しで出来ることではなく、常に強い意志と努力が必要だということをポーター女史は、パレアナを通して語りかける。
  • パンク侍、斬られて候
    3.8
    江戸時代。ある晴天の日。街道沿いの茶店に腰かけていた牢人は、そこにいた、盲目の娘を連れた巡礼の老人を、抜く手も見せずに太刀を振りかざし、ずばりと斬り捨てた。居合わせた藩士に理由を問われた牢人・掛十之進は、かの老人が「腹ふり党」の一員であり、この土地に恐るべき厄災をもたらすに違いないから事前にそれを防止した、と言うのだった……。圧倒的な才能で描かれる諧謔と風刺に満ち満ちた傑作時代小説!!
  • パーティ
    3.3
    4人の少年たちは、小学生の頃から友情を育んできた親友だった。しかし彼らは、ある事件をきっかけに、離ればなれになってしまう。だが今日、謎の手紙に誘われ、頂上に神様がいると言われている“神獄山”で再会する。身体の弱い転入生の少女を4人で守ろうとした、罪ある過去を思い出しながら、過酷な山道を登り始め頂上を目指す。果たして山頂で彼らを待ち受けているものとは? そして“罪ある過去”とは──?
  • ウェルカム トゥ パールハーバー(上)
    -
    1~2巻913円 (税込)
    ドイツの猛攻にさらされたイギリスは、当時中立であったアメリカの参戦を画策する。最終目標は日米開戦。日本もまた米国との開戦を回避すべく文書諜報のスペシャリスト、天城康介と江崎泰平をアメリカに送り込むが…
  • 緋色の稜線
    3.4
    ホテルで行きずりの女を殺してしまった吉行は、車で逃げる山中で不思議な少年と幼女に出会う。「和子」と名乗る幼女の家に帰る途中だという。なりゆきで乗せてやることになった車内で、無邪気に話す和子の声を聞きながら、ふと吉行は自分の過去を振り返る。夜の闇が迫りひどい疲労感に襲われた吉行は、親子と偽り小さな旅館に宿をとる。穏やかな夕食と温泉。まるで本当の親子のようだ、そう独り言ちる吉行の目に飛び込んできたのは、膝に乗ってきた和子の首に残る、一筋の赤い線だった。過去の記憶がよみがえり苛む……。大人のサスペンス・ミステリ! (※本書は、2012年9月講談社より刊行された単行本『白兎1 透明な旅路と』を加筆修正し、改題の上文庫化したものです)
  • 火狩りの王 〈一〉春ノ火
    完結
    4.0
    人類最終戦争後の世界。大地は黒い森に覆われ、人類は天然の火に近づくと体が内側から燃え上がる「人体発火病原体」に冒されていた。この世界で人が唯一安全に扱える〈火〉は、黒い森に棲む獣、炎魔を狩ることによって得られるものだけだった。そんな中、炎魔を狩ることを生業とする火狩りたちの間でひそかに囁かれる噂があった。「最終戦争前に打ち上げられ、長い間虚空を彷徨っていた人工の星、千年彗星〈揺るる火〉。その星を狩った者は、火狩りの王と呼ばれるだろう」――。千年彗星〈揺るる火〉とは何なのか。「火狩りの王」の伝説に秘められた世界の真実とは? 森に囲まれた小さな村に生まれた11歳の少女・灯子と、機械工場が立ち並ぶ首都で暮らす15歳の少年・煌四。2人の人生が交差するとき、運命の歯車が動き出す。
  • 「火狩りの王」シリーズ【全5冊合本版】
    -
    人類最終戦争後の世界。大地は黒い森に覆われ、人類は天然の火に近づくと体が内側から燃え上がる「人体発火病原体」に冒されていた。この世界で人が唯一安全に扱える〈火〉は、黒い森に棲む獣、炎魔を狩ることによって得られるものだけだった。そんな中、炎魔を狩ることを生業とする火狩りたちの間でひそかに囁かれる噂があった。「最終戦争前に打ち上げられ、長い間虚空を彷徨っていた人工の星、千年彗星〈揺るる火〉。その星を狩った者は、火狩りの王と呼ばれるだろう」――。千年彗星〈揺るる火〉とは何なのか。「火狩りの王」の伝説に秘められた世界の真実とは? 森に囲まれた小さな村に生まれた11歳の少女・灯子と、機械工場が立ち並ぶ首都で暮らす15歳の少年・煌四。2人の人生が交差するとき、運命の歯車が動き出す。壮大なスケールで描かれる、新時代の王道冒険ファンタジー! ※本電子書籍は「火狩りの王」シリーズ全5冊を収録しています。【収録作品】『火狩りの王 〈一〉春ノ火』『火狩りの王 〈二〉影ノ火』『火狩りの王 〈三〉牙ノ火』『火狩りの王 〈四〉星ノ火』『火狩りの王 〈外伝〉野ノ日々』
  • 光の中の子どもたち
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 私は、風景の写真をとるのが好きですが、人の写真をとるのも大好きです。けれど、人の写真をとる時はとても緊張します。知っている人でも知らない人でも、カメラを通して見ると、やけに神々しく感じられ、畏敬の念にうたれてしまうからです。人という不思議な、それぞれにすごいものを、写真の中で形として一瞬だけ写しとってしまうことに申しわけなさのようなものを感じているのかもしれません。けれどやはり自分なりの見方で、あるものの魅力的な側面をとらえるというのは、うきうきする作業です。
  • 光降る丘
    4.3
    2008年6月、栗駒山中腹の共英村は凄まじい揺れに呑み込まれた。崩れる山、倒壊する家々。故郷の危機に胸引き裂かれる智志。そんな中、祖父・耕一が行方不明に。耕一は共英村の開拓一世だった。結婚、仲間の死、起死回生のイチゴ栽培、はじめて電灯が灯った日……。祖父の物語は土と汗と涙と、笑いに満ちたものだった。この土地は、俺らが守る! 智志は奮い立った。復興にかけた三世代の物語。
  • 光源氏ものがたり 上
    4.7
    1~2巻1,012~1,056円 (税込)
    桐壺から真木柱まで。元祖イケメン光の君の、幼少期~源氏38歳の冬までを収録、波瀾万丈のストーリーを楽しく読み解いた源氏物語入門書。古典文学に造詣が深く、男女の機微に鋭い田辺聖子が、田辺ことばで綴る魅力満載の現代語訳。
  • 曳かれ者
    -
    中年を迎え、人生の重圧にあえぐ刑事。過去に別れた父を探すうち、東京、富山と事件が相次ぎ、そこに消えたはずの父の姿が……。深い抒情を呼ぶ長編警察ミステリー。
  • 東キャナル文書
    -
    ――吹きすさぶ砂嵐に追いまくられながら、人類終焉の地、火星から果てしない宇宙へ、祖先の足跡を求めて旅立つ宇宙船。待ちうけているのは、恐ろしい破滅と予知される不安、そして、ほとんど絶望的な帰還。解き明かされた〈東キャナル文書〉に秘められていた謎とは……。表題作ほか、滅びさった火星の先住種族の伝説を追った「アマゾン砂漠」、火星探検時代の栄光を胸に秘めたスペース・マンの悲哀を描いた「火星人の道」等、異境の都市東キャナル市を舞台に謳いあげた宇宙SF集。
  • 東田くん、どう思う? 自閉症者と精神科医の往復書簡
    3.0
    自閉症の当事者である〈東田くん〉と、精神科医である〈山登先生〉が約二年半にわたり交わした往復書簡。発達障害や支援についての話題から、記憶や生き方、嘘や愛についてなどの哲学的なテーマまで――時に飛び出る東田くんの革新的な意見に、山登先生も「こりゃ驚いた!」。診察室ではできない率直でスリリングな掛け合いから生まれる発見の数々。生きづらさを抱える全ての人へ伝えたい。『社会の中で居場所をつくる』を改題。
  • 彼岸過迄
    4.0
    「行人」「こゝろ」とつづく後期三部作の序曲。このあたりからの作品は漱石自身の問題に密着してくる。人間ゆえのエゴイズムの悲劇は、自意識をもてあます須永と千代子に……。1912年の作品。
  • 彼岸の奴隷
    3.6
    手と首を斬り落とされた女の死体が発見された。捜査一課の蒲生信昭は、所轄の刑事・和泉龍一と組み、捜査を開始する。だが、被害者の娘、大河内涼を見たとたん、和泉の様子がおかしくなる。和泉を疑い出した蒲生は、彼の過去を調べるが……。血と暴力に彩られたあらゆる罪悪が襲いかかる狂気のクライム・ノベル。鬼才・小川勝己が描く、救いのない、背徳的な快楽に満ちた世界から、あなたは抜け出せるか――。
  • ひきなみ
    3.9
    1巻858円 (税込)
    思春期の出来事を機に真以に心を寄せる葉だったが、真以は脱獄犯の男と共に逃亡、姿を消してしまう。20年後、ネット上で真以を見つけた葉はたまらず会いに行くが――。現代を生きるすべての女性に贈る物語
  • 秘戯書争奪
    4.0
    13代将軍の家定は“癇性公方”といわれ、すこぶる虚弱体質のうえに凡愚、最低クラスの将軍だったらしい。31歳にもなるのに世嗣ぎがいないのは「子供のつくり方」を知らなかったというのだ。すわっ、徳川家の一大事、将軍様にお世嗣ぎを! そこで城中奥医師の多紀法印は秘策を練った。古来から宮中に伝わる門外不出の奇書『医心方』を入手することだ。これには、陰萎早漏を治す秘術が網羅されているという。稀代の『奇書』をめぐって、甲賀忍法VS伊賀忍法の死闘が始まった。
  • 飛行計画変更せず
    -
    東邦新聞航空部にカメラマンの矢崎が来て以来、田村たちパイロット仲間の周囲は、不穏な空気に包まれた。敵機撮影中に中国大陸で落命した父をもつ矢崎は、シャッターチャンスのためならパイロットを危険な飛行へと駆り立てる男だ。ある日、岩手県の海岸でアメリカ籍の貨物船が座礁した。過酷な条件のもと、矢崎を乗せた田村のパイパー機は目標へ向かったが……。空を舞台に生きる男たちの人間像を、圧倒的な飛行シーンの中に描いた表題作「飛行計画変更せず」など、後年の城山文学を彷彿させる最初期の作品全8編を収める。
  • 非在
    3.2
    奄美大島の海岸に流れ着いた一枚のフロッピー。そこに記されていたのは奇怪な日記だった。ある大学のサークル一行が古文書を元に、人魚や朱雀、仙人が現れるという伝説の島“沙留覇島”へ渡った調査記録だった。だが、日記の最後に記されていたのは、殺人事件を告げるSOS――フロッピーを拾った写真家の猫田は警察へ届け、大規模な捜索が行われるが、それと思しき島には誰一人いない。猫田は幻の島探しに乗り出すが……絶海の孤島を舞台にした、驚天動地の本格+ネイチャーミステリ!
  • 土方歳三 上
    4.0
    日野の豪農・土方家に生まれた歳三は、すらりと整った見た目に反して、負けず嫌いで一本気な性格だった。江戸での奉公が合わずに店を飛び出した歳三は、後の近藤勇と出逢う。勇によって「強くなって武士になりたい」という想いに火をつけられた歳三は、勇や沖田総司ら試衛館の仲間と剣の腕を磨く日々を送ることになる。だが、京の治安を守る浪士組に加わったことで、運命は大きく動き出し……。熱量溢れる渾身の青春時代長編! ※本書は、二〇一五年三月に小社より刊行された単行本『土方歳三 上』の第二部九節までを文庫化したものが底本です。
  • 非常識の美学
    4.0
    1巻506円 (税込)
    遅刻することも、嘘をつくことも、あの女(ひと)ならステキにみえてしまうのは、なぜ? 我がままが似合う女になるための秘密の数々。森瑶子が全ての女性に贈る、非常識の楽しみ方。
  • 非常識がジョーシキ
    -
    いろんなところに出没し、どこに行っても大ハシャギ。おもいっきり楽しもうとするあまり、あちらこちらで大失態。普通のつもりが、ふと気づくと常識からはみ出している人気漫画家が綴るハチャメチャ日常雑記。
  • 翡翠色の海へうたう
    値引きあり
    4.6
    1巻429円 (税込)
    派遣社員、彼氏なし、家族とは不仲。冴えない日々を送る葉奈は作家になる夢を叶えるべく、戦時中の沖縄を舞台に勝負作を書くこと決意。しかし取材先で問題の当事者ではない人間が書くことの覚悟を問われ…。
  • ヒストリア 上
    5.0
    1~2巻1,034円 (税込)
    第二次世界大戦の沖縄地上戦で家族とすべてを失い、魂(マブイ)を落としてしまった知花煉(ちばなれん)。戦後の闇市で一時の成功を収めたのも束の間、米軍のお尋ね者となった煉は、新天地を求めて南米ボリビアへと渡る。しかしそこも楽園ではなかった。移民にあてがわれたのは伝染病が蔓延する未開の地。呆然とする煉に、米諜報機関CICの魔手が迫る。一方、魂が分裂したもう一人の煉は、若き革命家チェ・ゲバラに出会い恋に落ちてしまった……。
  • ヒストリア【上下合本版】
    -
    1巻1,870円 (税込)
    第二次世界大戦の米軍の沖縄上陸作戦で家族すべてを失い、魂(マブイ)を落としてしまった知花煉。一時の成功を収めるも米軍のお尋ね者となり、ボリビアへと逃亡するが、そこも楽園ではなかった。移民たちに与えられた土地は未開拓で、伝染病で息絶える者もいた。沖縄からも忘れ去られてしまう中、数々の試練を乗り越え、自分を取り戻そうとする煉。一方、マブイであるもう一人の煉はチェ・ゲバラに出会い恋に落ちてしまう……。果たして煉の魂の行方は?『テンペスト』『シャングリ・ラ』の著者が20年の構想を経て描破した最高傑作! ※本作品は『ヒストリア』シリーズ全2巻を収録しています。 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
  • 陽だまりランチボックス
    3.8
    30歳の日葵は、疲れきっていた。ブラック企業に疲弊して勢いでやめたものの、再就職しようにも気力がわかない。不安で押しつぶされそうなある日、普段通らない路地裏に、古民家のお弁当屋さんを見つける。イートインもあるらしい。気づけば、いい香りの焼肉の香りに誘われてお弁当屋さんへ。お弁当の中に、牧歌的な雰囲気や安らぎなどがぎゅっと詰まっている気がした。店内にシェアハウスを募集している貼り紙を見つけ、思い切って申し込むことに。弁当屋の店主・菜月は、口数が少なく職人気質で、テキパキと仕事をする。その姿を見ているだけで安心できた。古民家の庭は木や花が植えられていて、猫や野鳥も自由に入ってくる。料理が苦手な日葵は調理の手伝いはできないが、店を手伝ったり植物の世話をしているうちに、地域の人たちと知り合っていく――。
  • 秘帖・源氏物語 翁-OKINA
    3.7
    1巻638円 (税込)
    美貌の貴公子・光の君の妻である葵の上に、妖しいものが取り憑く。どうやら六条御息所の生霊らしいが、並の陰陽師では歯がたたない。最後に光の君が訪れたのは、外法の陰陽師・蘆屋道満のところだった──!
  • 柩の中に生者はいらない
    3.3
    『悪魔』の透明標本を作り学会から追放されたと噂される根室正志。その根室の最後の作品が完成し、披露されることになった。人伝に聞きつけ集まったのは、一見結びつきのない8人の参加者。猟奇事件を追うフリーライター、遺産で生活する美人写真家、推理作家など――彼らは福島県の沖合の孤島に向かうも、予想外の事件が待ち受けていた。島での一夜を余儀なくされた9人に様々な思惑が渦巻く。そして第1の殺人事件が―― ※本書は、二〇一四年八月、小社より刊行された単行本『柩の中の狂騒』を改題し文庫化したものが底本です。
  • 必要のない人
    3.5
    五十五歳の誕生日を迎えて間もなく、野末稔は『毎朝タイムス』の印刷現場セクションから、子会社の『毎朝文化セミナー』へ出向を命じられた。稔は一日も休むことなく、新しい職場に通っていたが、二週間を過ぎた頃から、ひどくみじめな思いに悩むことがふえていた。具体的な原因は何もなかったが、以前のような「俺は必要とされている人間」だという昂揚感がどうしても持てなくなっていたのだ……(「必要のない人」)。恋、性、老い、そして死――。人生の大きな流れのなかで、揺れ、惑う、男と女を描く、著者初の本格短編小説集。
  • 秀吉を討て
    -
    根来の若き忍び・林空は、総帥・根来隠形鬼に呼び出され「秀吉を討て」と命じられる。 林空は仲間とともに、家康との合戦のため、甲賀忍者・山中長俊らの鉄壁な守りに固められた秀吉を銃撃しようとするが……。
  • 人牛殺人伝説
    3.0
    大学を卒業して間もないフリーライターの瞭子は、中国残留孤児のドキュメンタリーで初めての署名記事を執筆。その孤児の女性が母親から聞いた「クダン」という言葉を手がかりに、彼女の母親を探して、連絡してきた鳥取の女性に会いに行った。しかしそこで彼女を待っていたのは、その女性の死。そしてもう1人の情報提供者も列車の中で殺される。やがて浮かび上がるクダンの謎。それは、未来を予言するという伝説の動物のことだったが……。旅情と伝説、ロマンスの中に戦争末期の悲劇と現代の社会問題がリンクした本格ミステリー。
  • 秘湯、珍湯、怪湯を行く!
    -
    【電子版限定特典つき】奇跡の足元湧出温泉に豪快な野湯、強烈な印象の泥湯、奇臭湯や廃屋湯……七千を越える施設を“湯破”した温泉チャンピオンが、探して入って調べた、日本の名湯、そして秘湯珍湯怪湯の数々を紹介!さらに、電子版では文庫版に載せきれなかった写真を約100枚追加!ボリューム満載!
  • 人斬り半次郎 幕末編
    3.3
    「今に見ちょれ。俺はこの腕一本できっと……」。半次郎の口ぐせだった。姓は中村、鹿児島城下の藩士に〈唐芋〉とさげすまれる貧乏郷士の出ながら剣は示現流の名手、精気溢れる美丈夫で、性剛直である。時は幕末、ふとした機縁で西郷吉之助に見込まれ、国事に奔走するが、卓抜の剣技は血なまぐさい暗殺を重ね、〈人斬り〉の異名は、次第に高まってゆく。激動する時代の中に一快男児熱血の半生を描く、傑作小説の前編。
  • ひとくちの甘能
    3.5
    素朴な風味のくず餅に、女性の目から見ると地味なのになぜか密かに男にもてる女性の姿を見、熟した果肉のマンゴープリンに、崩れる寸前の熟女の魅力を見いだす。女の居酒屋・甘味どころで今日も繰り広げられる、クールでちょっとビターな人間観察に、こんな人いるいると共感してしまうこと必至。甘味で酩酊感が味わえるすべての甘党に捧げる傑作エッセイ! おいしいお店のデータつき。
  • ひとごと
    3.7
    1巻737円 (税込)
    幼い息子を虐待して殺した母親を逮捕──残酷な事件のニュースが、人々の心に起こした波紋。離婚、不妊、予定外の妊娠、親子の確執、嫁姑問題……悩める8組の家族の人生の転換期を、鮮やかな手法で描いた感動の短編集。
  • 人に愛されるひと 敬遠されるひと
    3.5
    会社、地域、家族、恋人……。そもそも人間は、お互いにかかわりを持たなければ生きられないようにできています。それなのに、人間関係では苦労ばかり。それは人間が相手には多くを望み、自分のことしか考えない生き物だから。しかし、そんな中でもちょっとした「心の波動」で人間関係を築けば、とてもスムーズに、豊かな人生を送ることができます。自分自身はもちろん、まわりをもすばらしい人間へと変える、その「心の波動」についてスマナサーラ長老が教えます。
  • 人の短篇集
    3.3
    高校時代、控えの投手として野球部に在籍しながら一度も公式戦のマウンドに上がれなかった男は、電気工務店に就職してもなお、仕事の合間をみては弁当箱をホームベースに見立て、ひとり投球を続けていた。その日もいつものように投球を始めると、背後に熱い視線を感じた。そこに立っていたのは、左官の見習いをしていると噂に聞いた、かつてのエースピッチャーだった――。(「電気工事夫の屈託」)憧憬、懐古、恐怖、愛憎……。人間の持つ様々な心情を物語に凝縮させた掌編小説集。
  • 一房の葡萄
    3.9
    有島武郎の童話はここに収められた8篇がすべてである。男手一つで愛児を育てあげる苦労を味わいつつ、すでに学齢期に達した3人の子供に、精神の糧を与えたいという父性愛的願望から書かれたものである。「おぼれかけた兄弟」「碁石を飲んだ八っちゃん」「ぼくの帽子のお話」「かたわ者」「火事とポチ」「真夏の夢」「燕と王子」を収録。
  • 瞳の犬
    4.0
    夏の公園に虐待の傷を負い捨てられていた黒いラブラドールレトリーバー。介助犬訓練士の三崎達郎は、犬に運命的なものを感じテレサと名づけ介助犬として育て始めた。かつて母の死によって心の傷を抱える達郎はテレサに不思議な癒やしの力を感じたのだ。やがて、公園で出会った12年も口のきけなかった女性をテレサは治し、達郎はその瞳が起こす奇跡を目の当たりにする。 だが直後、テレサの飼い主だと名乗る男が現れ……。
  • 瞳の中の大河
    4.2
    男は二度、女を撃った。女は一度、男の命を救い、一度、その命を奪おうとした。ふたりは同じ理想を追いながらも敵同士だったから……。悠久なる大河のほとり、野賊との内戦が続く国。理想に燃える若き軍人が伝説の野賊と出会った時、波乱に満ちた運命が幕を開ける。「平和をもたらす」。その正義を貫くためなら誓いを偽り、愛する人も傷つける男は、国を変えられるのか? 日本が生んだ歴史大河ファンタジーの傑作!!
  • 人もいない春
    3.8
    小さいころから執念深く、生来の根がまるで歪み根性にできている北町貫多。中卒で家を飛びだして以来、流転の日々を送る貫多は、長い年月を経てても人とうまく付き合うことができない。アルバイト先の上司やそこで出会った大学生、一方的に見初めたウエイトレス、そして唯一同棲をした秋恵……。一時の交情を覆し、自ら関係破壊を繰り返す貫多の孤独。芥川賞受賞作『苦役列車』へと連なる破滅型私小説集、待望の文庫化。
  • 獄の棘
    3.6
    「赤落ちを始める。みんなドンドン賭けてくれ」 有罪判決を受けた被告人が控訴するか否かを賭けの対象にするギャンブル“赤落ち”。腐敗した刑務官たちの姿に戸惑う新米刑務官の良太だったが、賭けに勝つために解き明かされた予想を裏切る真実に心動かされ――(「赤落ち」)。 受刑者との結婚を望む女性、刑務官を挑発するような脱獄計画。不可思議な出来事を解き明かすうち、良太は刑務所の闇に迫っていく。傑作社会派ミステリ。
  • ヒトラーの試写室
    4.3
    1935年、20歳の柴田彰は活動写真の俳優を夢見るが、大工の父親は猛反対し勘当されてしまった。家を飛び出しオーディションを受けるが箸にも棒にもかからずあえなく挫折。だが、人手不足だった日独合作映画「新しき土」の特殊撮影助手の仕事にありつく。主任の円谷英二の情熱に触れるうち彰も仕事にのめり込み映画は見事に完成。ベルリンにも運ばれ、映画で人心の掌握と扇動を狙っていたナチス宣伝大臣ゲッベルスの心に刻み込まれる。日本は41年、ついに太平洋戦争に突入。軍部の要請から戦意高揚をねらった映画「ハワイ・マレー海戦」が製作されることになり彰も特殊撮影で参加。この作品もベルリンに運ばれ、丁度イギリスの権威を失墜させる為に映画「タイタニック」を製作したが、どうしてもクライマックスの沈没シーンが上手く撮影できないことを悩んでいたゲッベルスが目をつけ、彰がドイツに招聘されることになる。環境の違いから撮影は苦戦。日本に残した妻子を想う柴田だったが、ベルリンは戦火に……。意外すぎる歴史秘話に基づく、一気読みと感動必至の傑作エンタメ小説。
  • ひとりガサゴソ飲む夜は・・・・・・
    4.0
    旅先で出会った極上の酒とオツマミ。痛恨の二日酔い体験。禁酒地帯での秘密ビール――世界各地、どこにいても酒を飲まない夜はない! 酒飲みのヨロコビと悲しみがぎっしり詰まった絶品エッセイ!
  • 一人が三人 吾輩は目黒考二・藤代三郎・北上次郎である。
    -
    『本の雑誌』発行人には、三つの顔があった。目黒考二、さすらいのギャンブラー藤代三郎、ミステリー評論家の北上次郎だ。最初は、目黒考二、私小説風エッセイだ。雑誌創刊二十周年を迎え、創刊当時の苦労に思いをはせる。身も心も活字三昧のこの“三人の男”がギュッとつまった、活字愛読者、必読の書!
  • ひとり暮し
    3.3
    大学入学と同時にひとり暮しを始めた依子。しかし、彼女を待ち受けていたのは、複雑な事情を抱えた隣人たちだった!? 予想もつかない事件に次々と巻き込まれていく、ユーモア青春小説。
  • ひとり吹奏楽部 ハルチカ番外篇
    3.9
    1巻693円 (税込)
    〈ハルチカ〉シリーズ番外篇が文庫書き下ろしで登場! 捨て犬をめぐり後藤朱里とカイユが奮闘する「ポチ犯科帳」。芹澤直子と片桐が駄菓子屋でお婆さんの消失に遭遇する「風変わりな再会の集い」。謎のアルバイトをしている名越をマレンが危惧する「巡るピクトグラム」。そして副部長になった成島美代子がかつての吹奏楽部の活動日誌に思いを馳せる「ひとり吹奏楽部」。運命的に集まった、個性豊かな吹奏楽部メンバーたちの知られざる青春と謎を描く、贅沢な番外篇!
  • ひとりぼっちじゃない
    4.3
    「僕はずっと、誰かに僕のことを知って欲しかったのだと思う」歯科クリニックに勤める雇われ歯科医のススメ。小さい頃から人とのコミュニケーションが苦手な彼は、スマートな他の先生たちに憧れ、歯科衛生士たちの反応を過剰に気にし、前向きに生きるためにつけたはずの日記にもいつしか毒を吐いている。やがて、アロマオイルの店を営む宮子さんに恋心を抱くが、彼女にはある秘密があった……。
  • ひとりぼっちの私は、君を青春の亡霊にしない
    4.0
    高校生の亜胡は、人目が気になるあまり、周囲に合わせることに慣れてしまい、本当の自分がわからなくなっていた。友だちといると、楽しいけど疲れる――。みんなと離れて一人になる時間がほしくて、間違えたふりをしてとった選択授業の書道。そこで、中学時代に片思いをしていた男子・佐木冬斗に再会する。中学時代、明るかった彼だが、「人のストレスが視える」という不思議な能力をからかわれ、人を遠ざけるようになってしまっていた。思い切って話しかけた亜湖は、無口な佐木とぽつぽつと会話をするようになる。そして、過度なストレスが原因で、心と表情を失い、人の目に認識されなくなる“亡霊”という恐ろしい現象の存在を知る。亜胡の友人・えみりの心が危ないと佐木に忠告された矢先、えみりがマッチングアプリで出会った男子に殴られるという事件が起きて、学校は騒然とするが……。
  • ひとを愛することができない マイナスのナルシスの告白
    3.7
    果たして、ほんとうの愛とは何なのだろう? 愛に不可欠の条件、愛という名の暴力や支配、掟と対峙し、さらには自己愛の牢獄から抜け出すために――。闘う哲学者の体験的「愛」の哲学!
  • ひとを〈嫌う〉ということ
    4.1
    あなたに嫌いな人がいて、またあなたを嫌っている人がいることは自然なこと。こういう夥しい「嫌い」を受け止めさらに味付けとして、豊かな人生を送るための処方を明らかにした画期的な一冊。
  • 陽のあたる坂道
    3.8
    女子大生・たか子は、経営者・田代の娘の家庭教師になった。裕福で幸福そうに見えながら出生の秘密を抱えた田代家は、優等生の雄吉、型破りの信次、足の悪いくみ子が、明るく寄り添って暮らしていた。人生を肯定的に切りひらこうとする信次と、まっすぐな性格のたか子はやがて心を通わせるようになるが――。奔放で闊達、自由な空気に満ち溢れた、胸のすく青春文学の王道!
  • 陽のあたる場所 浜田省吾ストーリー
    4.7
    売られた喧嘩は全て買う。腕力で負けても気力で勝つ。そんな少年だった。レコードセールス、観客動員数ともにロック界屈指の人気と実力を誇る浜田省吾が全てを語る。綿密な取材をもとに描くサクセスストーリー。
  • 火の杯
    -
    日本屈指の財閥・御池家の御曹司に生まれた康彦は、出生に関する秘密を抱え、不遇な青春時代を過ごしていた。敗戦後、GHQの財閥解体によって、御池家は存続の危機を迎える。時を同じくして、お抱え運転手の娘・夏子のもとには、怪しげな男が現れるようになっていた。彼女は康彦の亡父が遺した莫大な遺産に関する重要な情報を握っているというが……。没落の際に立つ上流階級たちの欺きあいを描いた、戦後サスペンス。
  • 緋の天空
    5.0
    朝廷第一の実力者・藤原不比等の娘として生まれた安宿媛は、平城京を走りまわるお転婆な女の子だった。汝は、この世を照らす光明となれ――。長じて「光明子」の名を与えられると、この世を鎮め、平穏をもたらす決意をする。だが立太子の式が行われる日、皇子の寝所から呪詛のための蠱毒の壺が見つかり、平城宮は大混乱に陥る。そこには、権勢を求める貴族たちの陰謀が隠されていた。日本の黎明を描く、葉室麟渾身の歴史長編
  • 日本一の商人 茜屋清兵衛奮闘記
    4.3
    日本一の「江戸店持京商人」になろうと並木屋に修行に出ていた清兵衛。だが実家茜屋に呼び戻されたことから、彼の悲劇が始まる。茜屋は火の車だったのだ。倒産寸前の実家と立て直すため、清兵衛が奮闘する!
  • 火花 北条民雄の生涯
    4.5
    ハンセン病の北条民雄は文学を目ざし、川端康成に見出される。やがて『いのちの初夜』が文学界賞を受賞、ベストセラーとなるがペンネーム以外は秘された。差別と病魔と闘い生涯を終えた民雄の生の輝きを克明に綴る!
  • 日々ごゆだんなきよう 幸せを呼ぶ礼法入門
    3.5
    武家茶道・上田宗箇流の家元が、400年の歴史でつちかった所作の秘訣を初公開。立っているだけで美しいといわれる所作の秘密を伝授します。手、目、背筋、歩きかた、お辞儀、呼吸など、少し意識するだけで、第一印象がぐっと変わること間違いなし。また禅や茶道の心をできるところから生活に取り入れることで毎日にハリが出てきます。すぐにマネしたい知恵が満載。カンタンな工夫の積み重ねで、見違えるほど美しくなれる礼法入門。
  • ひまつぶしの殺人
    4.0
    世界有数のダイヤコレクションを携えて、謎の石油王橘源一郎が、中東から突如帰国した。そのニュースを知った早川家は大騒動。なにしろ母は泥棒、兄は殺し屋、妹は詐欺師、弟は警察官という偉大なる一家なのだ――。弁護士をしていて、ただ一人まともな圭介の悩みは深まるばかりだ。そんな圭介の心配をよそに、一家の関心は、もっぱら橘の滞在先のS湖のVIPホテルへ……。盗む側と守る側の華麗な知恵くらべの幕が開く!! 人気作家赤川次郎の長編ユーモア・ミステリー。
  • ヒマラヤ漂流 『神々の山嶺』へ
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 最高峰を臨む、美しくも過酷な大地へ――。夢枕獏が踏みしめた標高五千メートル超の世界。仲間たちと登ったヒマラヤで、絵を描き、一席弁じ、蕎麦を打つ。自ら撮影した写真とともに綴る、大いなる山々への詩。
  • ひまわり公民館よろず相談所
    3.5
    夫の転勤で向日葵町に引っ越してきた八山友里は、慣れない育児に四苦八苦していた。泣き止まない息子・蒼を抱いて迷い込んだ町の公民館で、凄腕の元保育士“寝かしつけのお園”と出会う。この町では、クセのある特技を持つ老人たちが集まって、よろず相談所を開いていた。サイキック後藤、犬校長の竹田、ちくわ笛の三好……?どんなに小さな特技でも、きっと誰かの役に立てる。公民館を舞台にした、癒やしとぬくもりの物語。
  • 向日葵のある台所
    3.5
    学芸員の麻有子(46歳)は、東京の郊外で、中学二年生の娘・葵とともに、穏やかに暮らしていた。そんな折、麻有子の姉・鈴子から「母が倒れたので引き取って欲しい」と電話があった。母とも姉とも折り合いが悪く、極力関わらないようにしてきたのに――。姉の勝手な振る舞いにうんざりしつつも、受けざるを得なくなってしまう。小さい頃から、何かにつけて麻有子の行動を否定してきた母と暮らすのは、やはり自分の心が許せない。しかし、「いったん引き受けて、やはり居心地が悪いと自主的に戻ってもらおう」という葵の提案のもと、絶縁状態だった母親との生活が始まった。すると、今まで知らなかった葵の一面も新たに見えてきて――。「家族」という見えざる檻は、思い出までも閉じこめてしまうのか。
  • ひまわりの祝祭
    3.5
    妻が妊娠をかくしたまま自殺した。ショックで隠遁生活を送る秋山に、元上司から奇妙な依頼が来た。「一晩で500万、カジノで負けてくれ。」その日から、妻に似た謎の美女、やくざ、闇社会の大物などが現れ、執拗に付けまわされる。謎を解く鍵は、ゴッホの名画「ひまわり」だった――。直木賞・乱歩賞受賞第1作。名作『テロリストのパラソル』に並ぶ、疾走感溢れる展開と緻密な構成が秀逸なミステリの傑作。
  • 秘密の花園【電子特典付き】
    4.4
    インドで両親を亡くし、イギリスに住む親戚に引き取られたメアリ。広い屋敷のなかでひとりぼっちの彼女は、庭を散策するうちに、閉ざされた庭園を見つける。ひょんなことから鍵を手に入れ、世話係のマーサの弟、ディコンと一緒に、その庭の手入れを始めることに。さらに、屋敷内に存在が隠されていたいとこのコリンも加わり、庭の再生に熱中していく。3人が体験した奇跡とは――。世界中で愛される、児童文学の最高傑作。 ※電子特別版として「秘密の花園」(1911年)のもとになったといわれる、短編「青い花の国」(1904年)を収録しています。
  • 秘密屋
    1.0
    親の残した多額の借金を背負い憂鬱な毎日を過ごす川岸優雅は、ふと迷い込んだ秘密屋で、大きく運命を変えていく。 裏切り、友情、家族の絆。どんでん返しに次ぐどんでん返しで、意表をつくエブリスタ受賞作。 ※本書は二〇一二年八月、E★エブリスタ電子書籍大賞ミステリー部門受賞作「秘密屋」を改稿したものが底本です。
  • 姫君と侍女 明治東京なぞとき主従
    値引きあり
    3.8
    時は、明治5年の東京。 日本橋の大店の娘で15歳の佳代(かよ)は、旧大名深水家のお屋敷で、美しいが風変わりな姫君・雪姫(ゆきひめ)の侍女として行儀見習いの奉公をしていた。 だがその春、湯島聖堂博覧会で展示されていた徳川家康愛鳥の鷹の掛け軸が消えた。 掛け軸の預け主で、最後に会場に入って観覧していたのは深水家。 その中に盗人がいるのではと疑ったポリスが屋敷に乗り込んでくる。 お家の一大事に、持ち前の頭脳で立ち向かうは雪姫。 そして、佳代も隠していた天才的な絵の才能――目に見たそのままを絵に描く力を発揮することになり……! 幕末維新の動乱の名残り色濃い東京で、姫君と侍女がともに抱く大きな夢とは――? 主従バディが新しい時代に躍動する、胸のすく青春なぞとき物語! 第7回角川文庫キャラクター小説大賞〈優秀賞〉〈読者賞〉ダブル受賞作!!
  • 姫は、三十一
    3.9
    平戸藩の江戸屋敷に住む静湖姫は、微妙なお年頃のお姫さま。大晦日の夜、おかまの店で飲んだくれていると「来年はもの凄いモテ年になる」と占われる。年が明け、三十一歳になるのを機に習い始める三十一文字の和歌の会に参加すると、なんと屋根の上に死体が。謎を解こうと奮闘する姫の前に、素敵な男性が次々と現れて…。恋に事件に、花のお江戸を駆け巡る! 大人気著者が放つ「姫は、三十一」シリーズ第1弾。
  • 姫は、三十一 全7冊合本版
    3.0
    平戸藩の江戸屋敷に住む静湖姫は、微妙なお年頃のお姫さま。 大晦日の夜、おかまの店で飲んだくれていると「来年はもの凄いモテ年になる」と占われる。 年が明け、三十一歳になるのを機に習い始める三十一文字の和歌の会に参加すると、なんと屋根の上に死体が発見された。 この奇妙な謎を解こうと奮闘する姫の前に、素敵な男性が次々と現れて……。恋に事件に、花のお江戸を駆け巡る! 大人気著者が放つ「姫は、三十一」シリーズ、全7冊合本版!
  • ひめゆり 沖縄からのメッセージ
    3.0
    かつて、沖縄の美ら海は血に染まっていた。1945年3月26日からおよそ90日間。非戦闘員であるはずの「ひめゆり学園」の320余名は日米両軍が激突する戦場へ動員され、13歳から19歳までの227名が死亡した。“人間が人間でなくなっていく”戦場での体験を語り続ける宮城喜久子。記録映像を通じて沖縄戦の実相を伝えていく中村文子。2人のひめゆりの半生から沖縄戦、そして“戦後日本と沖縄”の実態に大宅賞作家が迫る!! カバー写真(C)NOBUAKI SUMIDA/SEBUN PHOTO/amanaimages
  • 秘文字で書かれた殺人調書
    -
    代議士の大川が急死した。3年前に起きたカズノコ買占め事件の取材がきっかけで大川と懇意にしていた新聞記者の瀬沼は、大川のことを知る浜本に話を聞くが、その後浜本は福井県の東尋坊で死体となって発見される。浜本の持っていた船絵馬に興味を持つ美人編集者の悠子、カメラマンの桐原とともに瀬沼は調査を始めるが、今度は悠子の部屋が何者かに荒らされ、桐原も暴漢に襲われて負傷してしまった。二つの事件は関係があるのか、そしてその秘密を解き明かす船絵馬の秘文字とは? やがて瀬沼は、事件の後ろに巨大な陰謀が隠されていることに気がつくが……。サスペンスに富んだ冒険ミステリーの傑作。 ※本書は、カドカワノベルズ『船絵馬殺人事件』(昭和五十九年三月二十五日刊)を改題した書籍が底本です。
  • 百億の昼と千億の夜
    4.7
    ギリシアの哲人プラトン、釈迦国の王子悉達多、ナザレの救世主イエス。彼らは世界の破滅を感知し、この世界を外から支配する超越者の存在を知る。幾千億の宇宙と人類の存亡をかけ、紀元前の過去から未来までの時空間の中で、彼らは巨大な力に戦いを挑んでいくが……宇宙の創世と終焉、神と人間、時の流れの非情さをテーマに、壮大なスケールで描く日本SF小説の金字塔。

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