ピンク・バス

ピンク・バス

小説・文芸
440円 (税込)

2pt

子供を妊娠し浮かれているサエコの家に、夫の姉・実夏子が突然訪れる。長い間消息不明だったという実夏子は、そのまま勝手に住み着いてしまった。真夜中に化粧をしたり、冷蔵庫のハムを丸ごと食べたり、と不審な行動を繰り返す実夏子。何も言わない夫に苛つき、サエコの心はかき乱されていく……。出産を目前に控えた女性の心の揺れを描いた表題作ほか、「昨夜はたくさん夢を見た」の一篇を収録。瑞々しい筆致で描き出された、心に染みる極上中篇集。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    ピンク・バス
  • タイトルID
    :
    212059
  • 電子版発売日
    :
    2013年06月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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ピンク・バス のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「ピンクバス」

    働いて、結婚して、子供を生んで、幸せに暮らしましたとさ。

    というような言葉はたくさん目にするけど、

    本当は、その単純なパターンの中に、たくさんの葛藤と矛盾がある。

    複雑な心境を書き出すの、本当に上手だと思う。角田さん。


    「昨日はたくさん夢を見た」

    私の好きな、放浪旅行系♪

    インドに旅行にいった彼氏と、日本で相変わらずだらだら過ごす自分。

    変わりたいけど、変わらない。

    世の中には、自分が変われば、世界は変わるって言う人がいるけど、

    どうしようもない、もやもやから抜け出せない人もいる。

    生きるって何?

    みたいなことを一緒に悩んでくれるような作品。

    答えはないし、希望もないけど。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    過去の出来事と自分が作りあげたキャラクターに線引きをして記憶を消して生きる主人公、人格がまるっきり違ってここまで完璧にできるのかと感心。あることをきっかけに思い出していくのも面白い。旦那の姉が奇妙でゾワッとするね。


    過去のキャラクターの言動を見ると、人に流されるタイプではないのに、結婚して主婦として生きる女を演じる主人公は、人から聞いたことを鵜呑みにして、生まれてきた子がしゃべらない子になったらどうしよう。と思うのね。妊娠中のホルモンの働きの影響を強く受けているなと思った。

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ

    なんか、オカシイよ、それ、って思うんだけど、でも自分にもおこりうる、
    自分もそうなんじゃないか。。。
    なんて思ってしまうのがこわい。

    0
    2013年02月04日

    Posted by ブクログ

    精神のバランスをくずしている。それぞれが強烈な異彩を放っている。身の毛もよだつミステリアスな雰囲気が恐怖を募らせる。

    0
    2012年07月24日

    Posted by ブクログ

    これは、なんというか … 純文というかんじではないのです。
    不思議系です(。^ ^。)
    どんな背景から出来た話なのかな … と読み返したとき思うのですが、わかりません(笑)
    主人公と登場人物とのあいだには、なんとも不可思議なやりとりが多いのですが、いえ … さいごまで不思議なテイストで終わってゆくのですが、読後感がとてもさわやかで、何度も読み直したくなる、そんなお話です(。^ ^。)

    0
    2010年04月28日

    Posted by ブクログ

    なんか…難しかった。人の心情がふかーく描かれていて、気分が沈んでいく。感情移入しやすぎてちょっとうわーってなった。
    作品としては面白いなとは思ったけど後味が悪かった。

    0
    2026年01月05日

    Posted by ブクログ

    日常の中にあるイライラやひりひりした感情が伝わってきて、結局そのイライラやひりひりはどうなるのか気になって一気に読みました。

    0
    2024年08月30日

    Posted by ブクログ

    中編2編。標題作は読んでいてとても疲れるが、疲れる理由が自身にあると知る。そうなんですよ、演じてきたことが血肉になっているのか、簡単にこそぎ落とせるのか...。
    2編目の方が好み。諦めや焦燥などの感情にどっぷりと浸る。帰ってくるのかな、イタガキ...。

    0
    2022年06月20日

    Posted by ブクログ

    2022.04.15 表題作のみ
    表題作のみ読んだ為、評価低め(自分の戒め)

    ”通常と異常がこの生温い時間を作った”

    角田光代さんの本は「愛がなんだ」「薄闇シルエット」を筆頭に、エッセイなども読ませて頂いてきた。
    今回の作品に関しては、夜中に読んでしまい、ちょっと後悔した。「ウゥッ!コワァっ!」と深夜に胸がざわついてしまい、翌日の朝までグルグルと何もないことを考えてしまう羽目となった。
    というのも、特に私をグルグルと考えさせたのは、「サエコの精神状態」に関してである。
    先日、兄弟が子を産んだ。姉は元来、ドーンと構えるたちである。であるにも関わらず、「妊娠」「母となる状況」となると、姉でさえも、精神がやや不安定であるように思えた。何か思いがけな小さなハプニングが発生した際の騒ぎ立て方が、サエコの精神状態を俯瞰で見た時に、サエコと姉が、少し似通っているようにも思えた。

    さて、話の内容的には「はて?」と思う部分もあったわけだが、その部分の解釈に関しては、頭の片隅に置いておくことにしておいて。個人の独断と偏見と解釈になるのでね。
    表題作を読み終え、少しの苛立ちと悲しさを抱えていた。しかし、客観的に見た時に「あれ、これって誰がおかしいんだろう」とゾワゾワとしてきたのである。
    確かにサエコも変わっている。タクジも実夏子も変。けれども、サエコの精神状態を踏まえた主観として話を進めるので、サエコよりもタクジと実夏子の方が異常者のように思えてきてしまう。
    独特の精神状態により、どこかには存在する様相なのに、どこにも存在しない異常が生み出されたのだろう。

    妊婦の精神状態を知っていたからこそ、何もかも異常だという言葉では片づけられなくなったように思える。(それもどちらかと言うと「自分が妊婦」というよりも「他の人(友人なり兄弟なり)が妊婦」と言う状況下にあった人は、『ウッワ!』となるような気がする)

    ま、兎にも角にも。夜中に読んでしまったこともあり、ゾワゾワしてしまつ内容であるということで。
    ちょっと人間的な怖さに興味がある人は良いのではなかろうか。ちょっと人間的な怖さが苦手でありながらも、怖いもの見たさの方は、明るい人が多いところでキンキンの水出し珈琲でも飲みながら読むことをお勧めする(唐突な独断と偏見)

    0
    2022年04月17日

    Posted by ブクログ

    終始スリラーのようなホラーのような雰囲気が漂っていました。もしいつか子供を身籠ったら気持ちがわかるようになるのかな。同じように聞こえる『妊婦』でも『お母さん』でも、環境によって全然違うから、わかる人とわからない人がいるだろうから、わたしはどっちなんだろう…

    (以下関係ないお話をちょっと…)
    いろんな人や本や映画に出逢ってから「子供って別に血の繋がりとかあんまり関係ない(わたしにとって)」と自然と、そしていつの間にか思うようになっていました。わたしの育った環境にもよるのかもしれないけれど…
    歳を取ったらまた気持ちは変わるかもしれないけれど、いまは、幸せを新しくつくるより、幸せになれるはずの芽に毎日お水をあげる方が、わたしにとっては「素敵だな」と。

    0
    2022年01月15日

ピンク・バス の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    ピンク・バス
  • タイトルID
    :
    212059
  • 電子版発売日
    :
    2013年06月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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