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Posted by ブクログ 2017年12月18日
このテキストはなんだろう? たしかに哲学的であるが、同時に私小説のようでもあり不思議な感じがする。エッセイにしては重すぎるし、哲学にしては個人的な経験に基づいたものが多い。自分のことをここまで、掘り返して断じることはなかなかできないし、そういった作業が普通では無いことを感じさせる。己のことを徹底して...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
愛とはなにかと考えさせられる本。
読んだ後はとても暗い気持ちになった。
私は、愛されて育てられたのではないと、(最初はそれを認めたくなかったが)それを、認め、そして愛を知らない人間は人を愛せないのだと認め、その上で前に進む時だと思い…それでは、愛を知らない人間はこの先どう生きて行けばいいのかと思い手...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月16日
中島義道はかなり好きです。
その社会的不適応さが。
そして、自分のそうした側面に気づいていて、開き直るのではなく、意外なほど真剣に悩んでたりするところが。
今回の本は、そんな中島義道の本の中でも、特別にイイ。
…や、違うかな。
あたしの好みから言えば、『私の嫌いな10の人びと』とか『偏食的生き方...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月02日
この本には、人を愛することができない人間が、家族をどのように傷つけていくことになったのかが淡々と記述されている。
自分や、理解したいと思っている相手が、作者や、作者の父親のような「人を愛せない」タイプであれば、この本はとても参考になると思う。でも、そうでなかった場合は、作者の自叙伝を読んでいる...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年04月10日
まぁぁ暗くて捻くれてて湿っぽい、重い重い愛に関する哲学エッセイ。
愛とはなんと利己的で暴力的で理不尽で人を醜くさせるものなのか!
利己的な自分の愛を底の底まで考え抜き「愛とは何か?」という問題を自らの歪んだ愛をモチーフに考察した奇妙かつ深く興味深い一冊。
愛に疲れた人、愛を信じられない人、愛とは何か...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月20日
「われわれは相手の『人格』を愛するのであって、相手の属性の束を愛するのではない。だが、全ての属性を切り捨てた人格に対する愛のみが、『ほんとうの愛』というわけではない」
「愛の対極にあるものは憎しみではない。ある人を憎んでいる者はその人を愛しうる」
「より多く愛している者は、いかにしても相手を失い...続きを読む
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