ファイナルガール

ファイナルガール

小説・文芸
836円 (税込)

4pt

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私のストーカーは、いつも言いたいことを言って電話を切る(「去勢」)。リサは、連続殺人鬼に襲われ生き残るというイメージから離れられなくなる(「ファイナルガール」)。戦慄の7作を収録した短篇集。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    ファイナルガール
  • タイトルID
    :
    422362
  • 電子版発売日
    :
    2017年01月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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ファイナルガール のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    世の中の人間は2つに大別される。藤野可織が好きな人とそうじゃない人である。理解できるとかできないとかじゃなくて、それはもう人間としての初期設定かもしれない。だんだん好きになるとかそういうことも無いかもしれない(あるかもしれないが)。でも読んだときに“好き!“と思う人とそうじゃない人は明確に分かれる気がする。描写における独特の表現や修飾の使い方、時間と空間の操り方、好きとしか言いようがない。小説家という人種は基本的にこれでいいと思う。平均⭐️は2.5から3.0くらいが大作家の条件だ。

    0
    2021年06月05日

    Posted by ブクログ


    ふつうに小説を読む気持ちで読むと、はじめ物語の不思議さに???となる。笑
    でも奇妙で現実的ではない話なのになぜか現実味はある。
    特に印象に残っているのは「去勢」と「ファイナルガール」。
    何年もストーカーに付きまとわれているのにさほど気に留めない女の子だったり、狼と戦ったり、一生のうちに何回も殺人鬼に出くわしてこれもまた戦ったり。
    そんなことあるわけないんだけど、もしかしたらこういうこともあるかもしれないし、いるかもしれない人たち。
    「爪と目」もそうだったけど、読み終わったあとのこのゾワっと感がクセになる。笑

    0
    2018年07月09日

    Posted by ブクログ

    「戦争」がすごく好きだった。
    小説の中の架空の死をずっと悲しんでいた私、いつしか同じくらい残酷な死が隣にある世界に日常を侵食されている。でも私は現実の死を悲しまない。架空の死だけを一途にずっと悲しみ続けている。
    藤野さんの小説に時々出てくる戦争とか破滅の気配、不穏だけど現実味のない感じがなぜかすごく好きで。来世の記憶の「眠りの館」と「誕生」を思い出した。
    目次の解説に村田沙耶香さんの名前があってすごく嬉しかった。大好きな作家さんの小説を大好きな作家さんの文章で解説してもらえるなんて贅沢すぎる。

    0
    2026年07月30日

    Posted by ブクログ

    生きていくことはサバイバルでバイオレンス。
    この短編集も面白かったです。
    後半になるにつれてどんどん暴力的に…と思いましたが、暴走する世界は最初から立ち現れていました。

    モデルはシュワちゃんかなぁとなる、とあるアクション俳優の死から…な『プファイフェンベルガー』、
    俺(この話の主人公)、適切なタイミングで狼と戦ってこねばならなかったのでは…な『狼』、
    クライムサスペンスシリーズ小説の1キャラの死のほうが近くにありそうな『戦争』、
    そして…『ファイナルガール』………
    特にこの辺が好みでした。

    『ファイナルガール』、人生を生き抜くこと…と壮大なものが見え隠れしつつ、ストーリーはファイナルガールものなのでとても好き。
    如何にも連続殺人鬼が現れそうなシチュで、文字通り連続殺人鬼が現れるので主人公はいついかなる時でもファイナルガール!
    ラストシーンも格好良くてしびれます。

    0
    2026年06月03日

    Posted by ブクログ

    いつか見た、妙にリアルで奇妙な夢のよう。
    そんな表現がよく似合う短編集です。

    ほら、夢の中の自分って、目の前で起こるヘンテコな出来事を違和感なく受け入れてたりするじゃん?
    各話の主人公の視点で物語を味わっていると、まさにそんな気持ちにさせられる。
    冷静に考えれば狼や連続殺人鬼が襲ってくるなんて異常事態だしプファイフェンベルガーなんて俳優いないしストーカーが電話かけてきたら通報通報!!って感じなんだけど、主人公の淡々とした視点で見ると「あるかもしれない日常」に見えてしまう不思議。
    足元がぐらつくような読後感でした。

    0
    2021年02月17日

    Posted by ブクログ

    こういう、なんだか分かるような話を読んでいると、自分にだって書けるんじゃね?って気がしてくる。適当に文を連ねて、なんとなく。
    でもまぁ適当にも思える文を書くのに適当にできるわけもなく、無礼講と言われて無礼講らしく振る舞うのがいかに難しいか、というレベルできっと大変なんだろう。しかもどこかの素人に適当にかけるんじゃね、とか思われるんだから、もうやってられんのかも。
    まぁそんなこんなで、家に突然狼がやってきたり、ちょっと変な世界をふわりふわりと漂っているのは楽しいとか面白いとかちょっと違うけど、多分好きなんだな。

    0
    2020年09月19日

    Posted by ブクログ

    奇想小説とまではいかないまでも、ちょっぴり不思議な世界が描かれた7編が収録された短編集です。
    短編集とはいえ1編1編がかなり短めで、1冊の合計が200ページ弱ぐらいしかありませんが、どれも繰り返し読みたくなるような密度の濃い作品ばかりが並んでいます。
    いずれもいつの間にか非日常が日常を侵食する、といった趣ですが、著者は読者が「何となく納得できる」ところを突くのがとても上手いですね。村田沙耶香さんの解説にある通り、筋だけ聞くと荒唐無稽なように思えるのに、全体を読むと妙な納得感が残ります。

    トップを飾るのはオフィス街の真ん中に造られた人工的なキャンプ場を舞台にした「大自然」。
    本書中最小のページ数ながら、これが一番難解で、かつ読みごたえがありました。作中の「きもちわるいもの」の意味するところも興味深いですが、中盤で指導員が語った内容とラスト数行がリンクしている点が面白いです。
    でも最初がこれだと挫折する人もいるだろうなあ・・・。
    ストーカーを描いた2編目の「去勢」からは割と分かりやすくなるので、投げ出さずに読んでみて欲しいです。
    収録作はどれも面白いですが、アクション俳優について語るうちにビルの屋上から戻れなくなった男女を描いた「プファイフェンベルガー」や、赤ずきんをモチーフにした「狼」、殺人鬼との生涯を通した戦いを描いた表題作「ファイナルガール」が特に印象に残りました。

    デビュー作『いやしい鳥』の感想で「『世にも奇妙な物語』っぽい雰囲気」と書きましたが、本作もまさにそうでした。
    もっと読みたい。

    0
    2019年08月18日

    Posted by ブクログ

    短編集。特に「戦争」が好き。

    奇妙で不思議で非日常なのだけど、根底に流れる感情には普遍性がある。

    0
    2017年10月22日

    Posted by ブクログ

    久々の純文!表題作を含む七篇の短編集です。
    ファイナルガールとは、殺人鬼の魔の手から最後まで生き残る「若く純粋な女性」の事だそう。
    タイトルに惹かれて衝動買いしたんですが、前半四篇はしんどかった…女性主人公の話はどうしても感情移入出来るか否かを重要視してしまうな。
    逆に後半三篇はかなり好き。ユニークでおちゃめ。折れずに最後まで読んでよかった。
    ファイナルガールの結末は多くの人に見届けて欲しいです。

    0
    2026年05月14日

    Posted by ブクログ

    この中の「プレゼント」という話で、家庭教師をしている大学生の男が教え子の16歳の女の子に、母親の誕生日のプレゼントを探すのに連れまわされる場面があるが、ほんとに全部そんな感じの話w
    男だったら誰しもそんな経験あると思うけど、何だか妙にその時のことが思い出されて。
    「あぁ~あ。せっかくの休日、家で寝てたかったなぁ~」なんて。
    休日に家で寝っ転がって、この本読んでたっていうのにね(爆)

    だからって、この本が面白くないわけじゃない。
    とか言って、友人が読もうかどうしようか迷っていたら、「たぶん面白くないと思うよー」と言う気がするw
    ところが、この本を読んでいて話の展開が気にならないかというと、全然そんなことはないのだ。
    読みながら、「あぁ~あ。せっかくの休日、家で寝てたかったなぁ~」と(家で寝っ転がって)思いながら、「でー、この話、結局どうなるんだ?」とページをめくってしまう。
    でもって、特にオチともいえない最後の行を読んで、また、「あぁ~あ。せっかくの休日、家で寝てたかったなぁ~」と、家で寝転がりながら思うと(爆)

    読み終わった後に作家がどんな顔してるとか、普段興味を持つことないんだけど。なぜか、この著者については「どんな顔してんだろ?」と、ネットで見てみた。
    そしたら、(ちょっと失礼な言い方かもしれないけどw)なんだか、本当に想像してた通りの顔で、「あー、やっぱり!」ってw
    確か、映画館の話だったかの主人公(?)のイメージが、まるっきり知り合いの女性で。
    あと、別の話(虫歯の子だったかな?)を読んでいたら、別の知り合いの女性が思い浮かんで。
    ぶっちゃけ言っちゃうと、その2人を足して2で割ったような、そんな顔をしたのだ(失礼w)

    とまぁ、それはそれとして、最初の「大自然」はなぜだかスゴく好き。最後の場面なんか、読んでいて本当に気持ちがいい。
    あと、暴力というと男というイメージがあるけど、やっぱり女性も普通に暴力衝動があるんだなぁーっていうのを思った。
    ていうか、3つ目の話のタイトル、「プッファイフェンベルガー」って、未だに覚えられない(爆)

    0
    2020年09月21日

ファイナルガール の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    ファイナルガール
  • タイトルID
    :
    422362
  • 電子版発売日
    :
    2017年01月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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