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Posted by ブクログ
生きていくことはサバイバルでバイオレンス。
この短編集も面白かったです。
後半になるにつれてどんどん暴力的に…と思いましたが、暴走する世界は最初から立ち現れていました。
モデルはシュワちゃんかなぁとなる、とあるアクション俳優の死から…な『プファイフェンベルガー』、
俺(この話の主人公)、適切なタイミングで狼と戦ってこねばならなかったのでは…な『狼』、
クライムサスペンスシリーズ小説の1キャラの死のほうが近くにありそうな『戦争』、
そして…『ファイナルガール』………
特にこの辺が好みでした。
『ファイナルガール』、人生を生き抜くこと…と壮大なものが見え隠れしつつ、ストーリーはファイナルガールものなのでとても好き。
如何にも連続殺人鬼が現れそうなシチュで、文字通り連続殺人鬼が現れるので主人公はいついかなる時でもファイナルガール!
ラストシーンも格好良くてしびれます。
Posted by ブクログ
奇想小説とまではいかないまでも、ちょっぴり不思議な世界が描かれた7編が収録された短編集です。
短編集とはいえ1編1編がかなり短めで、1冊の合計が200ページ弱ぐらいしかありませんが、どれも繰り返し読みたくなるような密度の濃い作品ばかりが並んでいます。
いずれもいつの間にか非日常が日常を侵食する、といった趣ですが、著者は読者が「何となく納得できる」ところを突くのがとても上手いですね。村田沙耶香さんの解説にある通り、筋だけ聞くと荒唐無稽なように思えるのに、全体を読むと妙な納得感が残ります。
トップを飾るのはオフィス街の真ん中に造られた人工的なキャンプ場を舞台にした「大自然」。
本書中最小のページ数ながら、これが一番難解で、かつ読みごたえがありました。作中の「きもちわるいもの」の意味するところも興味深いですが、中盤で指導員が語った内容とラスト数行がリンクしている点が面白いです。
でも最初がこれだと挫折する人もいるだろうなあ・・・。
ストーカーを描いた2編目の「去勢」からは割と分かりやすくなるので、投げ出さずに読んでみて欲しいです。
収録作はどれも面白いですが、アクション俳優について語るうちにビルの屋上から戻れなくなった男女を描いた「プファイフェンベルガー」や、赤ずきんをモチーフにした「狼」、殺人鬼との生涯を通した戦いを描いた表題作「ファイナルガール」が特に印象に残りました。
デビュー作『いやしい鳥』の感想で「『世にも奇妙な物語』っぽい雰囲気」と書きましたが、本作もまさにそうでした。
もっと読みたい。
Posted by ブクログ
この中の「プレゼント」という話で、家庭教師をしている大学生の男が教え子の16歳の女の子に、母親の誕生日のプレゼントを探すのに連れまわされる場面があるが、ほんとに全部そんな感じの話w
男だったら誰しもそんな経験あると思うけど、何だか妙にその時のことが思い出されて。
「あぁ~あ。せっかくの休日、家で寝てたかったなぁ~」なんて。
休日に家で寝っ転がって、この本読んでたっていうのにね(爆)
だからって、この本が面白くないわけじゃない。
とか言って、友人が読もうかどうしようか迷っていたら、「たぶん面白くないと思うよー」と言う気がするw
ところが、この本を読んでいて話の展開が気にならないかというと、全然そんなことはないのだ。
読みながら、「あぁ~あ。せっかくの休日、家で寝てたかったなぁ~」と(家で寝っ転がって)思いながら、「でー、この話、結局どうなるんだ?」とページをめくってしまう。
でもって、特にオチともいえない最後の行を読んで、また、「あぁ~あ。せっかくの休日、家で寝てたかったなぁ~」と、家で寝転がりながら思うと(爆)
読み終わった後に作家がどんな顔してるとか、普段興味を持つことないんだけど。なぜか、この著者については「どんな顔してんだろ?」と、ネットで見てみた。
そしたら、(ちょっと失礼な言い方かもしれないけどw)なんだか、本当に想像してた通りの顔で、「あー、やっぱり!」ってw
確か、映画館の話だったかの主人公(?)のイメージが、まるっきり知り合いの女性で。
あと、別の話(虫歯の子だったかな?)を読んでいたら、別の知り合いの女性が思い浮かんで。
ぶっちゃけ言っちゃうと、その2人を足して2で割ったような、そんな顔をしたのだ(失礼w)
とまぁ、それはそれとして、最初の「大自然」はなぜだかスゴく好き。最後の場面なんか、読んでいて本当に気持ちがいい。
あと、暴力というと男というイメージがあるけど、やっぱり女性も普通に暴力衝動があるんだなぁーっていうのを思った。
ていうか、3つ目の話のタイトル、「プッファイフェンベルガー」って、未だに覚えられない(爆)
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