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懐かしい
まだ半分も読んでないのにレビュー書いてます。無料期間終わっちゃうので笑
1話が短いのですが、そこに詰まっている情報と、敢えて書いていない部分を想像して余韻に浸る時間が要るので、一気読みはできません(私は)。
星新一の短編読んでる気分になります。普段使わない部分の脳が活性化されるような、懐かしい感覚。
Posted by ブクログ
母親の自由奔放な生活と祖母の厳格な生活のせいで、色々と不遇な子供時代を過ごしてきたフリーデザイナーの小戸森乃々香、1年間旅をするので留守番をしろという祖母のいいつけで不遇な子供時代を過ごした福井の家で住むことになったが、ある日小学校時代の失恋相手清志郎が2人子連れでやってきて居候を決め込む…。
疑似家族テーマの小説、恋愛模様も描いているが、所謂ハッピーエンドとしては、どの恋愛は成就しない。むしろ成就しない環境下にあってどう生活していくのか、どう人間関係を築いていくのか、どう幸せを感じていくのか?という、実はうまくいく恋愛よりよほどそっちの方が大事なんとちゃうか?という部分を掘り下げている小説。
誰かに依存しないと幸せになれない人、裏切られるのがイヤだから一人で生きていきたい人、心のままにアドリブで人生の舵を取りたい人、人には美味しく食べて欲しいが自分は人と飯を食うのがイヤな人…それぞれの幸せをそれぞれが味わえる世の中であってほしい。
子育てが終わった俺、もはや誰かのために良かれと思っての言動など必要なくなったので、これからは自分のためだけに自分が幸せになる行動をして生きていこうとひそかに心に誓ったのだった。
Posted by ブクログ
日常と非日常、もしくは不思議がミックスされて『そうあることが(ある程度)当たり前にある世界観』の短編が45話収録されています。
1話10ページにも満たない長さで、会話など話の流れもリズム良く進むので本を読むのが苦手、活字が苦手な人にはおすすめできると思います。難しい表現は一切なく、ときどきギャグテイストだったり、悲しさもありつつ優しく癒される話が詰め込まれています。
TikTokで話題の作家さんということで、TikTokは見ていない立場ですが、物語がかなりインスタントな作りになっていてさくさく読めました。こういうタイプのは初めて読んだので、新しい発見になりました。個人的に『ゆらゆら様』と『人魚とネイル』の不思議と可愛さがとても良かったです。
話によっては多少つながりがあるものもありますが、基本どこから読んでも楽しめます。
Posted by ブクログ
世の中にはほんとにいろんなわけわからん人がいるなと、Yahoo!ニュースを見てると思うわけです。(SNSもしかり)
たとえば『世間が許さない』を多用する人がいるけれど、あれは世間を代表する立派な人でもなんでもなくて単純に『自分が』許せないだけだし、『あなたのため』という気持ち悪い修飾語で自分の思い通りに事を進めようという鬱陶しい人もたくさんいるし、よく知りもしない人間をコケ落としたり、何の意味もない正論を武器にしたり…とにかく世の中にはいろんな人がいる。
そんななかで、そういう人の放つ言葉や思考全部に『うるせえ、黙ってろ』と言うのがわたしの友人、櫻いいよなわけです。
乃々香は不倫の末に誕生した子として、生まれる前から罪の証のように言われ、清志郎は血の繋がりのない連れ子を2人連れていて、漸は育ち方ゆえに他人と食事をするのを厭う。なんだかへんてこな5人が坂の上の家で同居してるうちに、それぞれがちょっとずつ自分の意思で成長していく。
なんて書いたら薄っぺらく聞こえてしまうけれど、それはわたしの語彙力の問題であって作品のせいではない。とにかく読んでほしい。
相手が誰であっても、自分の常識というなんの保証もないもので相手を縛ってはいけない。決めつけてはいけない。
子どものしたことだからとなめてはいけない。
過去にされたことをいつか許さないといけないなんてことはない。許さなくてもいい。
楽な場所が居場所なわけでもない。窮屈でも自分が生きたいと思える場所で、存分に生きたらいい。
そして、モラハラ野郎にはワインをかけましょう(とても重要)
誰も彼もを心に受け入れられるわけではない。でも勾配のきつい坂道を登り切って訪れた人には、少しくらいは開いてもいいのかもしれない。
家族未満のひとつ屋根の下に暮らす5人がわたしはいとおしいし、漸のつくったごはんをいっしょに食べて明日を笑って生きてほしいと思う。
いわゆる『世間』の言葉なんぞに耳を貸すことなく、そして時に『うるせえよバーカ!』と吼えたりしつつ、強かにしなやかに生きていきたいものです。