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カツレツ、牛鍋、ヒラメのグリル、鶉(うずら)のローストに氷菓子(アイスクリン)――。 『食道楽』を著した洋行帰りのグルメ作家・村井玄斎の赴くところに事件あり。文明開化の花咲く明治30年代の湘南を舞台に、死者の復活、衆人環視の殺人、人間消失など5つの謎が。同時代の名探偵シャーロック・ホームズの向こうを張って、玄斎探偵の推理が冴える。傑作時代小説!
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Posted by ブクログ
タイトルから食に関するネタがいっぱいある推理小説かと思ったら『食道楽』という小説を実際に書いていた村井弦斎をモデルにした推理小説でした。 フィクションとはいえ大隈重信など実在の有名人が生き生きと表現されていて面白かったです。
短編集。 「食道楽」を書いた小説家村上弦斎がいろんな事件を解く。 大磯が海水浴場として開かれた明治時代のこと。 挿絵に当時の写真があって、話を想像しやすい。
ミステリー感は少なく、どちらかというと時代小説っぽい。実在の名立たる政治家たちも登場し、明治時代の空気を感じるには良いかもしれない。 「美食」と題に付いているも、思ったほど美食感は少ない。もっと当時の料理紹介が欲しかったし、美食と事件の関わりもあるものだと期待していた。 本編よりも、解説に書かれ...続きを読むた紹介文の方が、村井弦斎という人物への興味を高めてくれた。
実在した村井弦斎さんという方をモデルにした小説。 当時の背景と小説家であり美食家でもあった彼とそこで繰り広げられる事件とをうまくストーリー仕立てにしているなと思う。
なぜ、火坂雅志が・・・あ、郷里の 偉人さんなんだ 明治後期に絶大な人気だった村井弦斎 が博覧強記ぶりで事件を解決 マドンナとは・・・良かったですね♪ ま、他愛もない解決が多いのですが 作者は歴史作家だからご容赦を(笑 2014.4.27 再読
推理物としてよりも、時代物として読んだ方が良いかも知れません。時代の雰囲気はよく出ていて楽しめました。 山田君が助手的な位置取りかと思いきや、そうでもなかったので、一体彼は何だったのかという消化不良感は残ったり残らなかったり・・・・・・そこは話の重要なところじゃないのですけどね。 とりあえず、...続きを読む「絹のような舌触りのソルベ」が超食べたくなりました。こんなことばっかり感想に書いていますね、私。
思ったよりも読みやすくて良かった。 もうちょっと食の事絡めてほしかったなぁ。 ネットで調べたところ、村井さんと多嘉子さんはご結婚されたようなので私的にはとてもHAPPYに終わったなと。
明治に実在した作家をモデルにした推理小説。当時の料理の話と、実在した近代史の有名人の名前が出てくるのがちょっと楽しい。新選組好きとしては松本良順の登場が楽しかった
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