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北海道沖縄開発庁長官からある男の死の真相調査を依頼された浅見光彦。男は「プロメテウスの火矢は氷雪を溶かさない」という謎のメッセージを遺していた。やがて浅見は、巨大な陰謀と対峙することになり……。
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Posted by ブクログ
主人公の探偵浅見光彦がどのような人物なのかを知りたくて初めて読んだ内田康夫作品。 33歳、独身、とても裕福な実家住まい、ばあやに溺愛されて育ったという浅見光彦についてはとてもよくわかった。 今までの私のイメージの中の探偵とは異なり、やわな、優男(やさおとこ)だが、頭が良くすぐに事件の核心に近づく。 ...続きを読む実際、探偵ではなくルポライターという設定なのも面白い。 TVドラマも一度も見たことがなかったが、機会があれば見てみたい。歴代の浅見光彦役の俳優は、皆私が抱いたイメージに近い。
利尻旅行のお供に持参した。 作中の店に立ち寄ることまではしなかったが、いろいろと想像が膨らんでよかった。 利尻に関する記述が多いとも思えないが、利尻旅行のお供には最適だった。
「トラベルミステリーかと思いきや、やっぱり社会派だった」という印象。2003年の作品。浅見光彦シリーズはほぼ10年ぶりに読んだため、最近の作風がどうだかはわからないが、かなり異色なのではないだろうか。後味はあまりよくないが、当時の世相や事件なども反映されている。話のスケールはものすごく大きいのだが...続きを読む、浅見光彦の立場だからこそ、それも可能という意味では、軽いものから重いものまで扱える、かなり万能な主人公だなぁと改めて感じた。重い社会派的内容を、ライトに読ませることができるエンターテインメントという意味でも、今のライトな本が受けている世の中の傾向を考えると、入門変としてもすすめられる作品のような気がする。 個人的には、母が友人から借りたものを、またがりした作品。もうどのくらい浅見光彦シリーズなんて読んでなかったんだろうと考えると、これが2003年の作品らしいので、少なくとも、10年は手にしていなかったよう。北区出身の私としては学生時代はかなり身近な作品で、よく平塚亭にも足を運んでいたのだが、なぜだか、遠のいていた。改めて読んでみると、当時とはまた別のよさを感じられた。また久々に縁があったら手に取ってみようと思う。
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内田康夫
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