赤い雲伝説殺人事件

赤い雲伝説殺人事件

小説・文芸
715円 (税込)

3pt

3.0

美保子の〈赤い雲〉の絵を買おうとした老人が殺され、絵が消えた! 莫大な利権をめぐって、平家落人の島で起こる連続殺人。絵に秘められた謎とは一体……? 名探偵浅見の名推理が冴える!

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「ここに来て気付いたのだけれど、いたるところに立つ看板ですね。

    推進派と反対派では『原子力発電所』という言葉に対する表現の仕方が違うのですね。

    推進派は『原電』といい、反対派は『原発』といっています。」



    赤い雲伝説殺人事件 (廣済堂文庫)赤い雲伝説殺人事件 (廣済堂文庫)
    (2010/03/13)
    内田 康夫

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    「赤い雲伝説殺人事件」は浅田光彦シリーズの第三作、1983年の発表です。

    素人画家・小松美保子の「赤い雲」を買った老人が東京のホテルで殺され、絵が盗まれる。

    絵は瀬戸内海の小島「寿島」描いたもの、ところがその島は原発誘致問題に揺れていた。


    この「岬の町大網町」と「寿島」のモデルは、原発建設問題で揺れる山口県上関町と祝島である、と作者は言っています。

    2013年の現在、上関町は推進に傾いているが、一方の当事者中国電力が福島原発の事故を受けて及び腰となり、建設の目処は立っていません。


    30年前の作品でありますが、内田康夫さんの恐るべき慧眼と言わねばならないでしょう。


    辛らつな批評家としても有名な吉本隆明さんが「浅田光彦シリーズ」のファンと聞きますが、娯楽としての一読者であるとしても、

    好感をもたれるのはこういう作品があるからなのでしょう。

    0
    2013年08月14日

    Posted by ブクログ

    原発推進か否かで結果が注目された山口県上関町長選。そのニュースにふれて思い出して再読した。
    殺人事件の背景にある「原発問題」。舞台となっているのは瀬戸内海に面した「寿島」と「大網町」。この寿島は祝島を、大網町は上関町に、まさに置き換えられるわけだ。
    この作品は1983年に発表されている。この当時からすでに30年。ずっとこの町=上関町は、原発によって町が二分されてきたのだと、妙に実感できる。著者が登場人物に言わせている次のセリフが、福島原発事故を受けたこんにち、考えさせられる…

     原発問題なんてものは、そこに住む人間か当事者でなければ、なかなか深刻には考えませんからねえ。

    0
    2011年09月27日

    Posted by ブクログ

    名探偵浅見光彦シリーズ。
    素人画家の描いた絵が事件の発端となる。
    赤い雲の伝説と、原発問題を絡めた、少し考えさせられる内容かな。
    この巻から寅さんのように、ヒロインがその話毎に出てくるのだろうか。
    右往左往する警察を尻目に、机上の空論のみで事件を解決する浅見光彦が痛快。

    0
    2025年04月27日

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)

    素人画家・美保子の「赤い雲」の絵を買おうとした老人が殺され、その絵も消えた!!絵のモデルとなった瀬戸内海に浮かぶ寿島は、原発誘致にからみ村が二分され、大きく揺れ動いていた。そしてまた新たな殺人が…。莫大な利権をめぐって、平家落人の島を舞台にくりひろげられる骨肉の争い。絵に秘められた謎と殺人犯人を追って、私立探偵浅見の名推理が冴える!!長編伝説推理。

    令和4年5月13日~16日

    0
    2022年05月16日

    Posted by ブクログ

    あれ、また別の女性?と思いましたが置いておいて、原発誘致が根底にあり少しだけ考えさせられる面がありました。まああとは普通に2時間ドラマ的な楽しさでした。

    0
    2011年04月18日

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