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10年以上付き合ってきた彼は後輩と結婚、真摯に勤めてきた仕事先はクビ。数か月後に迫る「35歳」を目前に、小野コマチは婚活アプリに登録する。「私の料理をぜひ食べに来てほしい」と誘われ、出向いた先はなんと色とりどりのバラが咲き誇る庭園に囲まれた豪邸だった。恐る恐る進むコマチを待ち受けていたのは、見目麗しく一口食べれば止まらない料理の数々で――(「第一話 小野コマチの情熱~骨付き鶏もも肉のワイン煮込み」より)。現実に少し疲れた人の前に現れる、豪華なビストロとめくるめく料理、そして謎に包まれたシェフとは?「ものがたり洋菓子店 月と私」の著者が贈る、美味しい一皿と再生を描いた連作短編集!
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Posted by ブクログ
隠れ家ビストロのオーナーシェフが、婚活アプリを通して婚活中の女性を店に招待しているのですが、薔薇が咲き乱れる広々とした庭園のある西洋風のお屋敷と、主人の名前がベーテ(野獣)、そして冒頭の一文から、これはあの有名な童話をモチーフにした物語だということがわかります。
出てくる料理がどれも凄く美味しそうで、過去を背負った人たちが登場するにもかかわらず、コミカルで楽しい内容に思わず元気と笑顔がもらえます。
こんな個性的なシェフのいるビストロに、一度足を運んでみたいな。
美味しい料理ととびきりの愛情で、自信を失くした女性たちも、きっと幸せな気分になれるはず。
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