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Posted by ブクログ
紅茶とマドレーヌ
野村美月
ハルキ文庫
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∬おしながき∬
・レモンピール入りマドレーヌ
・マーマレード
・ソーダブレッド
・デヴォン流スコーン
・ビクトリアケーキ
夢のような英国式ティールームがここにあります✧
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夫は借金を残し、
年上秘書と不倫の末駆け落ち。
娘からは頭の中お花畑。
いつまでもお姫様。
現実を見てない。
そんなきつい言葉までかけられる。
41歳。働いたこともない。
タワマン住まいで
月1、ティーパーティーを開いていた。
優雅な暮らしから一転⋯
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つ、辛すぎる。
始まりの状況が重すぎる⋯
でも、
それでもめげない、主人公。
娘との生活を、
持ち前の性格でどんどん切り開いていく姿は、
とても素敵で、
これもひとつのプリンセスストーリーだなと、
読んでいてワクワク。
心が晴れていきます。
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マドレーヌがあれば、
どんな困難も乗り越えられる。
“ーさぁ、この困難をどう解決してあげようかしらね。”
どんな環境、状況でも
自分の力で切り開いていく。
そんな主人公に、
思わず惹き込まれていきます。
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泣いたり、
笑ったり、
人生は面白い。
この本を読むと
明るくワクワクした気持ちになれます。
推し本な1冊です✧
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金色のシェル形のマドレーヌの端が紅茶にゆっくり沈んで、バターとレモンと紅茶の香りが鼻を、ふわ~とくすぐってー口の中に入れると、舌の上で香りと一緒にとろけるように崩れていくの。そうすると頭の中がすーっとひらけていって、見通しがよくなる気がするのよ。どんな難題も解決できちゃう感じ。
ーさぁ、この困難をどう解決してあげようかしらね。
お母さんも、いつまでもお姫さまでいないで、いいかげん現実を見てよね!
お母さんは自分の都合のいいようにしか解釈しないと笑里は言った。
いつまでもお姫さまでいないで、現実を見ろと。
本当にそのとおりだ。四十一歳にもなって、自分が没落を知らないダイヤモンドプリンセスのまま生きていたことを突きつけられた。
これまで幸福だと思っていたものが、こんなにあっけなくひっくり返ってしまって、自分がどれほどバカで無力かをつけられてーこれからどうしたらいいのか、自分がどうしたいのか、なにもわからない。
心細くて、足もとから崩れてゆきそうだ。今、倒れたら、動けなくなる。そんな恐怖が込み上げる。
このあたしが騙されるはずがない。
同情されるなんて大嫌いだし、たまらない屈辱だ。なのに胸がぬくもってゆくのは、姫野の言葉に道場ではなく、共感と励ましを感じたからだ。
大人になったらね、愛されるよりも、愛するの。家族や、友だちや、仕事や、場所や趣味でもいいわ。自分から愛するの。そうしたら世界が愛するものでいっぱいになって、毎日楽しく過ごせるでしょう?
Posted by ブクログ
野村美月さんの「月の私」のシリーズを読み、「紅茶とマドレーヌ」も書いていらっしゃるとしり購入しました。
「月と私」より、ちょっと大人向けのお話。
自分の育った街の目白が舞台なので、特別な思い入れもあります。
また、学校(このお話では奏女)が自分の通ってた学校が設定のようで、現実にあった昔の目白、雑司ヶ谷、目白台と空想の目白とを頭に描き読み進めました。
子育てに振り回されながら、若くもないし、年増でもあってないような、女として人としての微妙な年代にいる主人公にも共感する部分が多く、いろいろ考えさせられました。
また、子どもの時に大好きだった小公女にも触れる場面が多く、また子ども時代に好きだった小公女も再読してみたくなりました。
野村美月さんと言えば、やはり、お菓子。
今回はケーキより焼き菓子メインですが、読んでる途中なのに、紅茶とお菓子が食べたくなり、スコーンやクッキーを焼いたりして、好きな紅茶と味わいながら、この本も味あわせていただきました。
お菓子好きな人には、是非読んでいただきたい本です。
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小説・文芸
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