【感想・ネタバレ】紅茶とマドレーヌのレビュー

あらすじ

及川姫乃・四十一歳は、ある日いきなり没落した。会社を経営していた夫が、借金を残して失踪したのだ。女子校時代は学院のプリンセス、タワマン住まいで、ずっと専業主婦だったのに、高校入学を控える娘・笑里とどう生活していけば!? だが姫乃は途方に暮れている場合ではないと、得意の焼き菓子作りを活かし英国式ティールームを開こうと決意。娘や友人たちと支え合って泣いたり笑ったり……。香り高い紅茶ととびきりの焼き菓子が疲れた心をやさしく包み込む、温かく愛おしい物語。

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Posted by ブクログ

野村美月さんの「月の私」のシリーズを読み、「紅茶とマドレーヌ」も書いていらっしゃるとしり購入しました。
「月と私」より、ちょっと大人向けのお話。
自分の育った街の目白が舞台なので、特別な思い入れもあります。
また、学校(このお話では奏女)が自分の通ってた学校が設定のようで、現実にあった昔の目白、雑司ヶ谷、目白台と空想の目白とを頭に描き読み進めました。
子育てに振り回されながら、若くもないし、年増でもあってないような、女として人としての微妙な年代にいる主人公にも共感する部分が多く、いろいろ考えさせられました。
また、子どもの時に大好きだった小公女にも触れる場面が多く、また子ども時代に好きだった小公女も再読してみたくなりました。
野村美月さんと言えば、やはり、お菓子。
今回はケーキより焼き菓子メインですが、読んでる途中なのに、紅茶とお菓子が食べたくなり、スコーンやクッキーを焼いたりして、好きな紅茶と味わいながら、この本も味あわせていただきました。
お菓子好きな人には、是非読んでいただきたい本です。

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2025年11月25日

Posted by ブクログ

クラシカルな女子校のお話や紅茶の知識やお菓子のおいしさなど、今の自分にピッタリのお話の数々で1日で読み終わってしまった。姫乃さんの前向きな所と凝り性な所がとても魅力的で私も悩みを話してみたくなった。続きも出たので楽しみすぎる。

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2025年11月14日

Posted by ブクログ

飯テロ本!
出てくる焼き菓子が美味しそうで食べたくなる〜。
続編あるのかな?姫乃と小鹿原さん、そして「エミリー」のその先が知りたい。

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2025年09月28日

Posted by ブクログ

主人公の姫乃は旦那に裏切られ、
そこで得意なお菓子作りを仕事にすることに。

とっても素敵なお話でした!
お話の中では姫乃の同級生が出てきたり、
その子どもたちとの繋がりも書かれているので
紅茶とお菓子を絡めながらも
とても前向きになれるお話ばかりでした!

なによりもとにかく描写が素敵。
マドレーヌを作る工程から紅茶を入れるところまで
香りが漂ってきそうな文体に惹き込まれました。

私もマドレーヌを紅茶に浸して
食べてみたいなと思った!!

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2025年08月25日

Posted by ブクログ

紅茶とお菓子が、より一層愛しく感じられる一冊だった。主人公の始めの絶望展開が衝撃的でどう物語が進んでいくのかドキドキしながら読む手が止まらなかった。けれど、親友達との絆、家族への愛情、そんなあたたかいものが沢山詰まっている、読むたびに幸せを感じられる本だった。癒された。自分の好きなティーセットで好きな紅茶を入れて、特別なお菓子を食べる時間を過ごしたいと思った。主人公の作るお菓子を私も作りたい。

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2025年07月26日

Posted by ブクログ

一つ一つの話が温かくて、ほっこりする。
登場人物が個性的で、でも愛おしく思える。

みんなそれぞれ愛情深く、紅茶やお菓子を通してさまざまな困難に向き合い、立ち向かう物語。

「笑里は世界一可愛い、お母さんのプリンセスよ」

「大人になったらね、愛されるよりも、愛するの。家族や、友達や、仕事や、場所や趣味でもいいわ。自分から愛するの。そうしたら世界が愛するものでいっぱいになって、毎日楽しく過ごせるでしょう?」


一つ一つの言葉が温かい紅茶を飲んだ時のようにじんわり染み渡っていく。読み終わった後も余韻に浸りながら紅茶とマドレーヌを食べたい。

やっぱり野村美月さんの本は大好き。

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2025年06月03日

Posted by ブクログ

タイトルに惹かれて衝動買いした一冊!

お嬢様育ちの姫乃さん、ある日突然夫が借金を残して秘書と失踪…タワマンで時々お茶会をしながら優雅に暮らしていた生活は一転、高校受験を控えた娘と二人途方に暮れる。
そして選んだ人生は、大好きな焼き菓子と紅茶のお店をオープンし、そこで生きていく事だった。

そーんなに人生甘くない!
出来すぎたおとぎ話のようなストーリー…でも癒し系小説だからコレも良し!
最後まで綺麗で素敵なお話を楽しませてもらいました。
「エミリー」オープンまでの辺りはもうページを捲る手がスルスルと進み、姫乃さんの興奮がこちらにも伝わり、読んでいてワクワクした!
紅茶とマドレーヌ、そしてスコーン(スコーンはただの好み^^;)片手に読むのが最高の一冊です!

姫乃さんと「エミリー」の奮闘と発展をもっと読みたかったなぁ

大人になったら愛されるより、愛するの…家族や友人、仕事、場所や趣味…自分から愛することで世界が愛するものでいっぱいになって毎日楽しく過ごせる…姫乃さんの言葉が印象的だった!

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2025年05月21日

Posted by ブクログ

すごくいいストーリーでした。
お嬢様育ちでポワポワした主人公かと思いきや、思い切りのよさと、常に前向きに生きる逞しさを持ち、娘や友人、まわりの人に温かな愛情を注げるレディ。

ティーパーティーやアフタヌーンティー、焼き菓子に辛めながら、友人たちの悩みを誰も悲しませることなく解決していく。
さすがダイヤモンドプリンセス!

夢見がちな女の子がそのまま大人になるのは、良くも悪くも、現実を生きているとなかなか難しいものだけれど、「自分」を持っているからこそできる業。
学生時代の友人たち、その娘や息子たちとも交流が続くって、羨ましい限り。

年齢を重ねることに引け目を感じる人(私自身もそう)が多いと思うけど、年齢を重ねるからこその楽しみを見つけられたと思う。
俯くのではなく、凛と背筋を伸ばして。

姫乃は「若い頃はただ愛されるけれど、歳を重ねたら、自分が愛していかなければ」を、自分の中にしっかり持って、実践しているから輝いて見えるのでしょうね。
人を大事にできる姫乃を心から尊敬します。


小鹿原さんとのその後もなんとなく気になるので、続編を希望。

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2025年05月17日

Posted by ブクログ

買って良かったです!あらすじ読んだ時から、絶対良作だと思ってました!世界観も素敵なので、お茶会などが好きな女の子にはブッ刺さると思います。本当に、野村美月先生の書く菓子テロ描写は一級品です。表紙のイラストもとても癒されます。

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2025年05月15日

Posted by ブクログ

上品にのんびりと専業主婦をしていた姫乃。女子校に通っていたときは校内のきらめく学生の愛称「ダイヤモンドプリンセス」の名前の通り、みんなから慕われるような存在だった。そんな姫乃は会社経営をしていた夫の失踪を機に没落してしまう。
突然のことに目の前が真っ暗になるような、足元が崩れ落ちるような恐怖に駆られるも、学生時代のときのようにマドレーヌと紅茶を食べ、一人娘の笑里とともに行きていくために、得意のお菓子作りを活かして英国式のティールームの開店を決意。

お嬢様のように世間知らずでふわふわしているかと思えば、芯が強く、友人のために奮闘する。学生時代の友人や娘たちと泣いたり笑ったり。そんな彼女たちのすぐそばには、香り高い紅茶と宝石のようなきらめくしっとり濃厚な焼き菓子が並んでいる。

どこかメルヘンで、でもじんわり身体にしみるようなストーリーの数々に癒やされた。紅茶とマドレーヌをお供にもう一度読み返そうと思う。

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2025年11月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【あらすじ】
及川姫乃・四十一歳は、ある日いきなり没落した。
会社を経営していた夫が、借金を残して失踪したのだ。
女子校時代は学院のプリンセス、タワマン住まいで、ずっと専業主婦だったのに、高校入学を控える娘・笑里とどう生活していけば!?
だが姫乃は途方に暮れている場合ではないと、得意の焼き菓子作りを活かし英国式ティールームを開こうと決意。
娘や友人たちと支え合って泣いたり笑ったり……。
香り高い紅茶ととびきりの焼き菓子が疲れた心をやさしく包み込む、温かく愛おしい物語。

【個人的な感想】
話の内容が特別面白かったかと言われれば、そうでもないが、焼き菓子やお菓子の描写が素敵で紅茶が飲みたくなった。

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2025年10月25日

Posted by ブクログ

ある日突然、夫が借金を残して失踪。
名門女子校を卒業し、タワマン暮らしの優雅な専業主婦だった及川姫乃41歳は、一人娘の笑里と生活するため、試行錯誤を繰り返しながら、ついに英国式ティーハウスを開店します。

中高一貫のお嬢さま学校時代の友人たちとは今でも家族ぐるみの付き合いで、女子校時代には生徒会役員をこなし、プリンセスともてはやされた彼女たちも今では悩み多き主婦。
家庭の事情を抱えながらもお互いを支え合い、一緒に泣いたり笑ったり。
姫乃は、大好きな紅茶とマドレーヌを味方に次々と困難を解決していきます。

女同士の厚い友情物語は温かくて懐かしくて、私も姫乃たちのようにゆったりとしたお茶の時間を楽しみたくなりました。

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2025年09月05日

Posted by ブクログ

夢見る少女のような姫乃は、紅茶と焼き菓子が大好きな41歳。夫の経営していた会社が倒産し、借金を残して愛人と失踪した。冒頭のびっくりするような展開にも、なんとかなるんだろうという安心感があった。小公女になぞらえた、どこかメルヘンチックな物語。息もつかせぬ展開で一気に読み終えた。

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2025年08月07日

Posted by ブクログ

タイトルが可愛くて購入した本。

最初はこの状況を打開して生きるのはしんどすぎないか?と思ったが、辛くても人は食べ、生き、幸せを感じることが出来、立って歩いて行けるもんだと思った。

若く無条件に輝かしかった過去だけでなく、歳月が経った現在も自分次第で輝かせていけるもんだと楽しく思えた。
でも私がこの作品で1番好きなのはすごく美味しそうなお菓子がいっぱい出てくるところ。
正直知らないお菓子が多くて、それを調べて「美味しそう!食べてみたいなぁ」とお菓子に思いを馳せながら読むのが楽しかった。

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2025年07月20日

Posted by ブクログ

小公助的な世界,女学校時代の親友たちとの友情,趣味のお菓子作りからお店を始める姫乃の愛と笑いの日々.
なんといってもマドレーヌに始まるバターたっぷりのケーキの数々と色々な種類の紅茶にうっとりしました.

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2025年07月19日

Posted by ブクログ

小さい頃、小公女セーラが大好きだった。いつかお金持ちの本当の親が迎えにくると思ってた。こういうお話大好き。

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2025年07月13日

Posted by ブクログ

姫乃さんはほんわかお姫様タイプだと思ってたら、意外とやり手の機転が利く女性だったので、読んでいて小気味良かった。
大人の『小公女』のお話。若さもキラキラもしてないけど、年相応の輝きを姫乃さんはじめ、友人達が取り戻していく様子が『小公女』のいつも公女様の気持ちでいるセーラを思い出させる。
マドレーヌとニルギリの組み合わせを試したくなる。

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2025年06月20日

Posted by ブクログ

温かい紅茶と焼き菓子が魔法のように心を癒し、勇気づけてくれる素敵なお話でした。私自身、仕事やプライベートでうまくいっていない日々が続いていたため、はっとさせられる言葉がたくさんありました。
また、読んでいると紅茶と焼き菓子の香りがしてきそうなくらい描写が綺麗でした。

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2025年06月06日

Posted by ブクログ

何かの物語を軸にする書き方で2作目かな?
ビストロ・ベーテは美女と野獣、今回は小公女。次があるなら赤毛のアンあたりか。

頭お花畑さんな主人公かと思いきや、自分の機嫌は自分で取れる人でした。ガチガチに武装して戦うのではなく、ひらひらと柔らかく舞いながらいつの間にか懐に入ってしまう姫乃さんは最強かもしれない。
キャラクター的に立っていたのはやはり華通子さん。本当は違うけど、私の中では縦ロールな髪です。

それにしても菓子テロが酷い。
オーソドックスな英国菓子がバンバン出てきます。バターがじゅんわりあふれる、美味しくて肥る悪魔の食べ物。そして香り高い紅茶。
好きであればあるほど読んでる時に欲しくなります。

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2025年05月21日

Posted by ブクログ

かなり、素敵なストーリーでした!!
自分達の学生時代にかなり誇りを持ってて、ホワホワ系のお嬢様な主人公かと思ってましたが、結構な行動派な素敵な方でした!!

周りも温かくて、終始気持ちがポカポカに!!

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2025年05月18日

Posted by ブクログ

出てくる焼き菓子と紅茶がどれも本当に美味しそうで、マドレーヌを紅茶にひたして食べてみたくなった。
できすぎでしょう!と感じるストーリー展開で、キャラ付けがラノベっぽいため気軽に読めた。

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2025年11月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「人生はなにが起こるかわからないわ。失敗は成功のもとかもしれない。そう考えたらわくわくしてこない?」

わくわくだなんて考えたことがありませんでした。現時点で成功か失敗かわからないのだったら、わくわく楽しもう。私もそのように最強ポジティブになれたらと思いました。

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2025年11月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タワマン住まいで夫は実業家、
お嬢様学校出身で専業主婦の恵まれた境遇の
姫乃が序盤からなかなか怒涛な展開。
こんなにふわふわとしててお嬢様感が抜けない
姫乃でこの先大丈夫なのか?なんて思いながら
読んでいたら現在と過去の姫乃やその
友人関係の話が出てくるにつれ、じつは
すごくしっかり芯が通ってるというか
ちゃんと考えや信念をもってるんだなぁ~
なんて思いました。ダイヤモンドプリンセスと
言われることだけのことはありましたね。

小公女セーラに例えた話が多く出てきたり、
物語の展開自体はかなりご都合主義とまでは
いかないが物語の楽しい部分を優先させる
ために大変な事や苦しいことなんかは割と
少なめというかサクッとながしてる感じで、
その分出てくる登場人物が割と個性的なのと
お菓子と紅茶がすごく美味しそうで
お話自体も全体的に温かい話ばかりだったので
すごくサクサクと読めました。

とりあえず、後は姫乃の元旦那と不倫相手が
ろくな人生にならないことを祈るだけですね。

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2025年10月08日

Posted by ブクログ

泪がかなり八方塞がりで、そのメンバーで試合に勝つのも嘘くさいし、どう逆転させるのかと思ったら、そう来たか?!

ザマアでスッキリと言う感じでもなかったけれど、丸く収まって良かった

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2025年11月10日

Posted by ブクログ

ほっこり系のファンタジーでした。
そこはそういう設定なのね。って思いながら読むファンタジー。
主人公が最強。マドレーヌ食べたい。
さくさく読めます。

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2025年07月15日

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