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竹中秀治は景気のよくない文具メーカーの営業部員。ちょっと甘い二枚目だが、軽薄なのが玉にきず。その軽薄さで職場の女の子に手を出し、とうとう結婚する羽目に追いこまれた。新居の下見に行った帰り、二人は電車の中で老人が急に苦しみだすのを目撃した。必死の看病の甲斐もなく死亡した老人には莫大な遺産があり、親切にしてくれたお礼に、その一部五千万円が二人に贈られるが……。金にまつわる若い二人の喜怒哀楽を描く表題作他6編を収録。
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Posted by ブクログ
先が気になる、七つの話。 いや、気になるものとこれで終わっているものがあるが。 説明文をよく読まずに本文に入ったもので、短編集とは知らず、同じ名前が出てくると漸く話が繋がったのか、と思っていた。 なんとも、形容しがたい不思議な気持ちになる話だった。 赤川次郎の書く話はやはり好ましい。
表題含めて7つの短編集、その中で4作目『五分間の殺意』が面白い。定年間近の中年おやじが、駅のホームで女学生と束の間の擬似恋愛を楽しんでいる。本人はいたって純粋なのだが、正直薄気味悪い。その流れから~ある知り合いの男と女学生が旅館に出入りするところを目撃する。ここからサスペンス最後にホラーチックな終わ...続きを読むり方でどんでん返し、いつもの適当な感じには終わらない。
日常の中で起きた些細な出来事、事件を描写する7編からなる短編集 特に私の印象深かったのは、 「シルバーシートへの招待」 その席に座った者は近い将来必ず死ぬという、郊外電車のシルバーシートをめぐる因縁話です。 郊外から通勤に使う電車での冗談のような話・・ ミステリーといえばミステリなのでしょうが...続きを読む、淡々と進む話、そのちょっとしたインパクト 冗談でも座りたくないな。。と感じる1篇。
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赤川次郎
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