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旅先で出会った極上の酒とオツマミ。痛恨の二日酔い体験。禁酒地帯での秘密ビール――世界各地、どこにいても酒を飲まない夜はない! 酒飲みのヨロコビと悲しみがぎっしり詰まった絶品エッセイ!
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Posted by ブクログ
世界を旅している著者の酒にまつわるショートエッセイです。日常はもちろん旅先で体験したお酒各種や酒の肴の話。「へー知らなかった」なうんちく満載で面白かったです。 世界の珍しい酒や結構なゲテモノ系のつまみもワイルドに体験しているのが著者ならでは。ワクワクしながら読みました。楽しくてためになるお得な本でし...続きを読むた。 ・屋台というのは何にしてもある程度の「隠し味」が潜んでいる ・ナマコの原形の名前は「コ」であるという説。「コ」のハラワタだから「コノワタ」なのである。ナマコの卵巣は「コノコ」という。 ・六十度以上の酒は危険物の扱い。それを運ぶのはガソリンを運ぶのと同じような規制を受けるらしい。積荷には「DANGER」と書かなければならない。那国島の泡盛「どなん」のアルコール度数は六十度であるのも、その規制を避けるためのものだと思われる。 ・強い蒸留酒というのはちょっとヤバイかなと思う食い物などが出てきたときになんとなく頼りになる消毒の力があるような気がする。 ・泡盛の牛乳割りは飲み過ぎても二日酔いをしない。
何かいいなぁ…、自然体で。 自分には日本各地、世界の秘境で訳の分からない酒やゲテモノを飲み食いする勇気はないけれど。
椎名誠といえば酒、というわけで酒にまつわるエッセイ集。著者紹介の写真の大分老けてしまった椎名誠に衝撃を受けた。 読んでいると「あ、このエピソード前も何かで書いてたな」というのがいくつかあって面白い。 「こんなシチュエーションでこんな酒飲んでみたいなあ……」とかいまだに夢想しております。
本当の大人の男の酒飲みの本。 良い意味でスマートじゃない粗野なワイルド臭プンプンです。 他のいろんな世界で飲んだときの状況とかも書いてあります。 流石旅人椎名誠☆
シーナ流、サケにまつわるヨロズよもやまバナシを集めたエッセイ集。「サケ飲みの、サケ飲みによる、サケ飲みのための」1冊。あ、勝手に考えたキャッチコピーです。以前のいろんな本に載っていたネタがちらほらありますが、新たに書きなおされているのでまた新鮮でおもしろい。それに加えて、挿絵は知る人ぞ知るはた万次郎...続きを読む画伯なのだ!これがまたいい味を加えている!ワタクシ、はた画伯のマンガ好きなので、ヒジョーにうれしい。シーナさんとはたさんのコラボなんて、最高だぁ!しかし、サケ飲みの同士各位が読めば文句なく楽しめる本だと思うのですが、「非サケ飲み(いわゆる下戸のヒト)」が読んだらどうなんだろう?おもろいのだろうか?サケ飲みの特殊な心理(?)なんぞを垣間見て、アキレて苦笑するってかんじか?
読んでも役に立たない話です。 そりゃぁそうでしょう。酒を飲むという行為自体、何の役にも立たないものですから。 酒が生み出すのはオシッコとアセトアルデヒドぐらいなものです。 そう考えると、酒を飲むという行為はひたすら哀しくも空しい行為なのです。 しかし、これほどヨロコビに満ちた行為もないのです...続きを読む。(飲まない人にはひらすら迷惑なだけですが・・・) 今日も日本のあちこちで、いや世界のあちこちで酒を飲み、どうでもいいことを考えバカ話をする。 人間は一生のあいだどのくらいビールが飲めるか!?なんてことを考えてもしょうがないけど考える。 そんなシーナさんを私は激しく支持するのだ。 (追記) このエッセイの中で人間が一生の間に飲めるビールの量はせいぜい25メートル・プール一杯分しかないというくだりがある。それを夜中にビールを飲みながら読みつつ、本棚から村上春樹氏の『風の歌を聴け』を持ってきて「一夏中かけて、僕と鼠はまるで何かに取り憑かれたように25メートル・プール一杯分ばかりのビールを飲み干し、「ジェイズ・バー」の床いっぱいに5センチの厚さにピーナッツの殻をまきちらした」と書いてあるのを確認し、「村上はん、大法螺でんな~、ウシシッ!(^o^)」などとツッコミを入れている私はつくづくアホだと思う。
著者の酒飲み遍歴の内で、印象的場面をまさに「蒸溜」した本。世界各国の珍酒、禁酒、変酒、強酒・・・ああ、飲みたくなる。
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ひとりガサゴソ飲む夜は・・・・・・
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椎名誠
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