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【第11回日本SF大賞受賞作】マサルと菊丸の兄弟は、行方不明の父親を探しに、マザーK市へと冒険の旅に出た――。そこは、異常発達した広告が全てを支配する驚愕の未来都市だった! 赤舌、地ばしり、蚊喰い虫……珍妙不可思議な生物たちの乱舞。どこかなつかしさを誘う歌声。椎名誠独自の世界を打ち立てた記念碑的長編。
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Posted by ブクログ
四半世紀ぶりに再読。やはりこの独特の世界観には強く引き込まれる。この世界の話をもっと読みたいと思うが、未だ他の作品は出ていない。いくらかの重要な謎を残し、いかにも続編がありそうな終わり方なのだが。
とても映像化向きの作品なのに、そうならないのは作者の意向なのだろうか(アニメ化の話はあったそうだが立ち消えたとの噂でもあるし)。
椎名さんのSFを読むと、想像上の事物に対するネーミングに強いこだわりを感じる。「名は体を表す」というが、可能な限り「名で体を表そう」とされているようである。中には、名前だけ出されて説明がなされないことすらある(いきなり出てくる「指巻きや腸出しといった重刑」って何だ...)。
名前を聞いてそのモノの姿かたちを想像するというプロセスは、この本の楽しみのひとつだろう。しかし、一度でも映像化してしまえば、そういった楽しみ方はできなくなってしまう。そういうことなのだろう。
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