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群馬県の重監房資料館を訪れた際、もっとハンセン病のことを知りたいと思いました。
『いのちの初夜』を読む前に少し情報を入れようと思い、『火花』を読みました。
知識のない私にもわかりやすく、ためになりました。その後に読んだ『いのちの初夜』もより深く理解できたように思います。
Posted by ブクログ 2011年11月15日
19歳でハンセン病になり,多摩全生園に入所。たったの23歳で夭逝した作家,北条民雄の生涯を描いた伝記です。
本書には,民雄と交流のあったハンセン病患者仲間だけではなく,民雄の作品を世に広めた川端康成との関係もたくさん出てきます。だから,ハンセン病患者をめぐる当時の世相だけではなく,文壇の様子も垣...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月12日
北条民雄の伝記。ハンセン病がまだ根強い偏見に晒され、患者が肉親に絶縁され療養所に隔離されていた頃に発病した北条は、療養先で小説「いのちの初夜」等を渾身の力で生み出した。発病してから幾度も死が過ぎり、親友は「君は死に損なう度に一作できる」と言った。闇に瞬く火花のような一生である。そして偏見も恐れずに、...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年12月18日
19才で癩病を発病し23才で死亡した北条民雄の人生を丁寧に調べ、書かれた本です。
癩病というと、治療法が確立された後も、法の整備が遅れたために、隔離と偏見にさらされたと知る人が多いが、北条民雄が生きた時代は、感染にすると、命に関わり外見上も変化する、只、恐ろしい病気と思われていた。
絶対的な死を前に...続きを読む
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