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宗教団体が狂気を帯びた、そのルーツは何か? 地下鉄サリン事件などで死刑判決を受けたオウム真理教の教祖に狂気が宿った原因は何だったのか。幼年期に遡る徹底取材で闇を描く
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Posted by ブクログ
ちょっと間違っているかもしれないが、「Breaking Bad」だなあ、と思った。麻原彰晃も全くのインチキだったわけでなく、ある程度の能力も持っていたけれど、生来の性格と生い立ちがその道を歪めてしまったのだと思う。 特にこの本の前半部分の話を読んでいると、自分が同じ時代に生きていたとして、オウムに入...続きを読むらなかったとは言い切れない。あの事件以後、完全に日本は新宗教アレルギーになってしまったけれど、新宗教ブームだった当時ならなおさらだな、と。 しかしダンテス・ダイジの話は一切出てこないのも不思議だな。
オウム事件は、私自身少年期に報道され広報担当の方が連日TVに出演され、また幹部の方がTV放送中に刺されたりして、衝撃を受けたことを覚えています。当時教祖の風貌を見て、私の感覚では異様としか言いようも無かったのですが、医師を始め高学歴の取り巻きがいる事に驚きを感じました。その教祖の成り立ちに興味を持ち...続きを読む本書を取ったのですが、幼少期の境遇は不幸なところもあったように感じますが、その後は一時純粋な取り組みもあったようですが、利己的な狂気に満たされ、それに巻き込まれた人々の悲しみと理不尽さは、想像に耐えません。 現時点ではご自身と取り巻きの方々は刑に処されていますが、だからこそ繰り返さないため、今これからと考える必要があるかと感じました。
平成史に残る怪物、松本智津夫死刑囚の生い立ちから『麻原彰晃』が出来上がるまでを丹念に追ったルポ。 『麻原彰晃』からしか見たことがなく、世の報道も多くはそこにしかスポットを当てていなかったので、とても興味深く読めました。 内容も、批判・糾弾するのでもなく、正義感を振りかざすのでもなく、淡々と事実を情報...続きを読むとして記述しているのがとても良かった。 平成が終わるタイミングで、課題に一区切りをつけるべく死刑が執行された今、改めてあの事件・怪物を見つめ直すために手に取ってみることをお薦めします。
小説みたい(作者はノンフィクション作家)なので、読みやすい。 タイトル「麻原彰晃の誕生」の通り、あの地下鉄サリン事件までは題材となっていません。地下鉄サリンとか、その他の殺人・殺人未遂事件をするに至るまで、という感じ。 これ読む前に上祐氏の「オウムの教訓:上祐個人の総括」を読んでて、上祐さんの総括は...続きを読む時系列だし簡潔にまとまっていてとても分かりやすかったのだけど、ヴァジラヤーナ活動に入る以前の事に記述が無かったり(どこか他のページにあるかも)、あくまで視点が上祐さんの視点だったりで(上祐さん、頭良いから視点が中立的すぎて、読んでて疑問感じたりとか感情沸かないんだよなw)もっと根元の部分を知りたいなと思ってたので、ページ数も多くなく、新書なので表紙が仰々しくなく、とても自分の知りたいことに沿った本だったな。 麻原が惹かれた「ヒヒイロカネ」という石、その石が私の故郷のひとつである岩手県釜石市で採れていたこと、それに関する研究がそこで個人的に行われており、オウム信者も麻原逮捕後もそこに石を採りに行ったという話に驚き。作者も実際行ったときのことを書いてるけど、なんだか少し虚しい感情が残る。 結局途中までという点が-1。この人の文章でもうちょっと知りたかった。
麻原は多くの人にシャクティーパットを施したというが 彼自身はそれによる解放を味わったことがあったのだろうか 気持ちよかったのは信者だけで 麻原本人は不感症だったんじゃないか あるいは、自分以外にきちんとした使い手がいなかったために なにがいいのか、本人だけがよくわかってなかったんじゃないか というこ...続きを読むとを少し考えた
2008年の1冊目。余り語られることの無かった、松本智津夫から麻原彰晃ができあがるまでを描いた作品です。
麻原彰晃は幼少期から教団を持つに至るまで、どのような人生を歩んできたのか非常によく調べられています。特に麻原が盲学校に通っていた時期の記述は非常に興味深いものがあります。 ただ、オウム真理教や麻原彰晃について勉強したいのであれば、他の本を読んだほうが良いでしょう。全体的に分析が底が浅いのが難点。 ...続きを読む 文章は読みやすいですし、悪い本ではないと思います。
麻原の生い立ちがよく分かった 麻原が捕まってから多くの人に取材をしているはずだから、彼を良く言う人は皆無だなって思いながら読んだ 後半の話は面倒で飛ばしながら読んでしまった
オウム以前の話は余り他では読めないのかな。船橋の頃のエピソードなどそれなりに興味深い。ヒヒイロカネの話は余分なような。
オウムとはなんだったのか改めて振り返る第2弾 麻原の生い立ちについての本 「オウムは雑誌に広告を多く掲載することで、連載企画を持ち、信徒獲得に使用した。」んだってさ
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麻原彰晃の誕生
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高山文彦
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