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欧亜純白 ユーラシアホワイト【上下合本版】
ロシア、中国、日本──壮大なスケールで繰り広げられる日米麻薬潜入捜査官の激烈な戦い。全原稿枚数2000枚! イッキ読み必至のノンストップアクション! チャイナホワイトとは中国を経由して香港からアメリカへ持ち込まれるヘロインのことだ。一九九七年、世界最大のヘロイン輸出ターミナル香港は各国の犯罪組織が盤踞する一大拠点だった。ロシアマフィア、蛇頭、日本の広域暴力団、そして、麻薬ビジネスを新たに牛耳ろうとする謎の男“ホワイトタイガー”……。激変する麻薬組織の勢力図の中で、台湾ルートを追っていた麻薬取締官三崎は何者かに襲われ拉致された! -
猫、そして14の不思議で恐るべき残酷な物語
ゴンクール賞短編小説賞ノミネート作! ミステリー、ホラー、幻想小説、あっと驚く、恐怖のデパート。 フランスのベストセラー作家が紡ぐ話題の暗黒恐怖譚。 猫に餌をやってはいけない─海辺の別荘を訪れた孤独な女性ベスは、管理人の警告を無視し1匹の野良猫と交流する。以来猫は増え続け、奇妙な行動を……(「猫」)、 人気司会者に届いた連続殺人犯からの挑戦状(「トークショー」)、 戦争や災害の跡地を巡るダークツーリズム。南米の軍事政権下で拷問の限りを尽くした人物に会いに行った若者たちを待つ惨劇とは(「死の体験ツアー」)他、全15編の暗黒恐怖譚。 解説:千街晶之 -
XXX日後に呪われるだけの誰かさんの日記
類型化、不能。“生あたたかい系”日記調ホラー 不気味で、かわいい。 ウェブで話題の新感覚ホラー、観測者ゾクゾク増加中! XXX日後に呪われて死ぬらしい――ある呪いを抱える琴浪は、日々遭遇する怪奇現象、実話怪談を日記に残すことを続けている。 空き家となっていた琴浪の実家で肝試しをした挙句全焼を招いた「バカ」の霊や、動く肉の塊「生肉」、奇妙ながらもどこか愛嬌のある居候を迎えながら、安アパート暮らしの社畜として露命を繋いでいた。 会社の同僚や、宗教勧誘の訪問者、そして生肉たちとの関わりが、次第に琴浪の過去に起因する呪いと交差し―― 『入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください』著者最新作にして、第13回ネット小説大賞受賞作を書籍化。 -
木曜殺人クラブ
8月、Netflix映画が配信! 人気ミステリの文庫化 高齢者施設内の開発を巡って住民は反発していた。ある日、経営者が殺害され、推理好きの住民が集う「木曜殺人クラブ」が動き出す。 -
天上の葦【上下 合本版】
(上巻)白昼、老人が渋谷のスクランブル交差点で何もない空を指さして絶命した。正光秀雄96歳。死の間際、正光はあの空に何を見ていたのか。それを突き止めれば一千万円の報酬を支払う。興信所を営む鑓水と修司のもとに不可解な依頼が舞い込む。そして老人が死んだ同じ日、ひとりの公安警察官が忽然と姿を消した。その捜索を極秘裏に命じられる停職中の刑事・相馬。廃屋に残された夥しい血痕、老人のポケットから見つかった大手テレビ局社長の名刺、遠い過去から届いた一枚の葉書、そして闇の中の孔雀……。二つの事件がひとつに結ばれた先には、社会を一変させる犯罪が仕組まれていた!? 鑓水、修司、相馬の三人が最大の謎に挑む。 (下巻)失踪した公安警察官を追って、鑓水、修司、相馬の三人が辿り着いたのは瀬戸内海の離島だった。山頂に高射砲台跡の残る因習の島。そこでは、渋谷で老人が絶命した瞬間から、誰もが思いもよらないかたちで大きな歯車が回り始めていた。誰が敵で誰が味方なのか。あの日、この島で何が起こったのか。穏やかな島の営みの裏に隠された巧妙なトリックを暴いた時、あまりに痛ましい真実の扉が開かれる。 ―君は君で、僕は僕で、最善を尽くさなければならない。 すべての思いを引き受け、鑓水たちは力を尽くして巨大な敵に立ち向かう。「犯罪者」「幻夏」(日本推理作家協会賞候補作)に続く待望の1800枚巨編! ※本電子書籍は「天上の葦 上」「天上の葦 下」を1冊にまとめた合本版です。 -
ホメーロスの諸神讚歌
光り輝く青年神アポローン、秘儀の大母神デーメーテール、魂の導者にしてトリック・スターたるヘルメース、精液から生まれた美神アフロディーテー……ギリシアの神々の物語は西洋の文学・芸術に無数の素材を提供してきた。ギリシア神話はまた、西洋人の基層的な心性や世界観を知るうえで逸することのできない記憶の宝蔵でもある。数多い典拠のなかで、大ホメーロスの名を冠して伝存された本書は、内容の充実、作品の完成度、作風の多様をもってひときわ異彩を放つ。33篇22柱の神々に捧げられた讚歌集を流麗・典雅な日本語に移し替えるとともに、博捜の訳註・解題を付した唯一の全訳。 -
星の集う場所
普通のサラリーマンが、南極に挑む! 重機メーカーに勤務する植野は、ある日、会社から南極観測隊への派遣を打診される。 一歩間違えれば死にかねない極地の過酷な環境を知り、一度は断ろうとする植野。しかし、南極で隕石を研究していた片瀬に一目惚れし、自分でもわけがわからないまま打診を承諾してしまう。 その後、数々の訓練を経て南極に向かう植野だったが、砕氷船で同室になった研究者の志村から「今年の調査計画には、何か裏がある」と聞かされる。 やがてその裏には、5年前、南極での隕石探査中に行方不明となった片瀬の婚約者・三島が関係していることが明らかになり――。 「日本ドラフト文学賞」発、絶賛のデビュー作。“普通”のサラリーマンが極地に挑み“隕石”を追う、新感覚・冒険ドラマ! -
ダ・ヴィンチの密命
全米第1位! 水の都で発見された、顔なき死体。 奪われた幻の名画の行き先には、世界の均衡を揺るがす陰謀が―― ヴェネツィアで身元不明の腐乱死体が見つかった。当局から復顔を要請されたガブリエル・アロンは、被害者がヴァチカン美術館の修復実習生で無名絵画の下に眠る幻のダ・ヴィンチの存在を追っていたことを突き止める。だが絵は美術館から消え、ダ・ヴィンチ研究の権威も何者かに殺害される。ガブリエルは教皇をも巻き込む不穏な犯罪計画を阻止するため、大胆不敵な絵画奪還作戦を決行するが――。 -
新装版 夜の終焉
二十年前に両親を殺されて以来、世捨て人のように生きてきた真野。 ある日、彼が営む「深夜喫茶」に謎めいた少女が現れるが、不慮の事故に巻きこまれ、意識不明になってしまう。 身元の手がかりは、ポシェットに入っていた一枚の地図のみ。 その地図に導かれるように、真野は、一度は捨てた故郷を訪れる――。 【目次】 第一部 帰れない街 第二部 すれ違う意図 第三部 螺 旋 第四部 接 近 (上巻) 「殺人者の息子」という宿命を背負い、検事への夢を断たれ弁護士となった川上。 かつての父同様に、頑ななまでに死刑判決のみを望む被告の弁護を手伝うことになり、二十年ぶりに故郷へ。 被害者と加害者、双方の息子。決して交わらなかった二つの人生が、因縁の街で新たな局面を迎える――。 「汐灘サーガ」三部作最終章。著者インタビュー収録。 【目次】 第四部 接近(承前) 第五部 強まる疑念 第六部 過去からの手紙 第七部 接触、そして 巻末付録 堂場瞬一インタビュー (下巻) -
コーンウォールに死す
全米初登場1位! 海辺の村で起きた〈斧男〉の連続殺人事件と、消えたピカソの名画。 ふたつの謎が交わるとき、未曾有の危機が―― コーンウォールの海辺の村で起きたオックスフォードの教授殺し。連続殺人鬼〈斧男〉の5人目の犠牲者と騒がれるなか、被害者が美術品来歴研究の第一人者だったことから旧知の地元刑事に相談されたガブリエル・アロンは、死の直前まで教授が調べていた消えたピカソ作品の行方を追い始める。だが教授の依頼者もパリで不審死を遂げ、〈斧男〉が新たな犯行を――。ふたつの事件をつなぐ衝撃の事実とは!? -
ミセス・ワンのティーハウスと謎の死体
ミセス・ワンの中国茶専門店で男の死体が発見された。刑事ドラマが大好きなワンは、容疑者に中国茶を振る舞いながら勝手に聞き込みを始めてしまうが……。 -
誰も悲しまない殺人
顔を撃たれ殺されたリジー。リジーは町の野球チームのエースを引退に追いやったために嫌われており、町の誰もが彼女の死に同情しない。ある事情でリジーと結婚した元エースが失踪し、警察は彼が犯人とみて捜査を行うなか、彼女が接点不明の有名インフルエンサーに別荘を貸していたことが判明し。解説/村上貴史 -
黒い瞳のブロンド
マーロウのオフィスを訪れた女は、消えた愛人の捜索を依頼する。だが、彼はすでに死んだはずで……『ロング・グッドバイ』公認続篇 -
クォークビーストの歌
世紀の魔術合戦!! その内容は……橋の修理 魔力が衰えた世界。かつて魔術師は、恐れられ敬われていた。携帯電話ネットワークもカラーテレビも電魔レンジもGPSも、すべては魔法で動いていた。魔力が衰えたいま、魔術師は魔法の絨毯【ルビ:じゅうたん】でピザ配達をしたり、魔法で樹を植え替えたりして、なんとか生計を立てていた。 そんな魔術師たちを抱える会社、カザム魔法マネジメントの社長代理は十六歳のジェニファー・ストレンジ。気むずかしい魔術師たちに振り回されるのにも慣れてきた。ところが、魔法の悪用をたくらむ魔術師ブリックスと国王のせいで、ブリックスの会社と魔術合戦をすることになってしまう。対決の方法は、どちらが先に橋を修理できるか。魔術界の未来はジェニファーたちの双肩にかかっているのだが……。 魔法を悪用する前にさあ……。 もっとやらなきゃいけないことがあるよね? -
詐欺師はもう嘘をつかない
詐欺師の母親の元でノーラは何度も名前を変え、その度に人を騙す方法を学んできた。ある日、彼女は友人と強盗事件に巻き込まれ…… -
モテ薬
「あの日」から、世界は変わった。 実力派の脚本家が書き下ろした、 愛と欲望渦巻くサスペンスの傑作!! はじまりは、美人研究者による新物質発見の記者会見だった。 だが次々に明らかになる論文不正は、ついに最悪の事態を迎える。 いったい彼女は、絶世の天才科学者か、世紀の悪女か――。 モテ薬は本当にあるのか、論文の不備が示唆するものとは――。 関係者の証言を積み重ねて浮かび上がる衝撃の真実から目をそむけてはいけない! 「一粒の薬が人の心をコントロールする。 この世に、そんな薬が現れたらとしたら いったい私たちはどうなると思いますか?」――本文より 著者略歴… 旺季志ずか(おうき・しずか) 徳島県阿南市出身。立教大学卒業後、脚本家に。テレビドラマ脚本に「特命係長只野仁」「カラマーゾフの兄弟」「ストロベリーナイト」「屋根裏の恋人」「女帝」「佐賀のがばいばぁちゃん」 など多数。また小説『臆病な僕でも勇者になれた七つの教え 』刊行、古事記ミュージカル『天の河伝説』の作・演出、2018年からは吉本坂46メンバーとしてもCDをリリースするなど幅広く活躍。 -
季節と出合う 俳句七十二候
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 知っておきたい「五日ごとの季節の名前」 「雀が蛤になる」「獺が魚を祀る」…。季節のうつろいを動物や草花で表現した七十二候は、俳句の季語にもつながる、ことばの宝庫である。わかりやすい解説とイラストで楽しく七十二候を知り、季語も身に付けられる、俳句実作者必携の一書。豊富な名句鑑賞と季節の行事カレンダーも収載。 ※タブレットなどの大きめの画面に最適化された、カラー画像を含むコンテンツです。小型の画面やモノクロ端末などでは読みづらい場合があります。 [内容] はじめに ■七十二候と俳句鑑賞 春/知っておきたい立春の三候[初候]はるかぜこおりをとく《東風解凍》/[次候]うぐいすなく/[末候]うおこおりをいずる《魚上氷》 ■七十二候と俳句鑑賞 夏/知っておきたい立夏の三候[初候]かわずはじめてなく/[次候]みみずいずる《蚯蚓出》/[末候]たけのこしょうず《竹笋生》 ■七十二候と俳句鑑賞 秋/知っておきたい立秋の三候[初候]すずかぜいたる《涼風至》/[次候]ひぐらしなく《寒?鳴》/[末候]ふかききりまとう《蒙霧升降》 ■七十二候と俳句鑑賞 冬・新年/知っておきたい立冬の三候[初候]つばきはじめてひらく《山茶始開》/[次候]ちはじめてこおる《地始凍》/[末候]きんせんかさく《金盞香》 ■季語に親しむ 春 ■季語に親しむ 夏 ■季語に親しむ 秋 ■季語に親しむ 冬・新年 -
黄
島田荘司推理小説賞史上最高傑作と大評判! 聡明な盲目の少年がインターポール捜査員とともに、凄惨な〈幼児目潰し事件〉の真相に迫る! 中国の孤児院で育ち、裕福なドイツ人夫婦の養子となった盲目の少年、阿大(ドイツ名ベンヤミン)。 彼は、黄土高原で発生した六歳児が木の枝で両目をくり抜かれる“男児眼球摘出事件”に強い関心を持つ。凄惨な事件のなぜ起こったのか? 犯人は? お目付け役のインターポール捜査員・温幼蝶と母国へ旅立ったベンヤミンがたどり着いた真相とは――。 「この作ほどこちらに多くを考えさせ、また創作執筆時にも劣らない、さまざまなストーリーをこちらの脳裏に想起させた候補作は過去になかった」(島田荘司)と激賞された新たな探偵ミステリーがここに誕生! <島田荘司推理小説賞> 2009年に創立された中国語で書かれた未発表の本格ミステリー長篇を募る文学賞。応募作は台湾、香港、中国、マレーシア、イタリアなど世界各国から寄せられる。 -
スズメの事ム所 駆け出し探偵と下町の怪人たち
夜行の鉄仮面、瞬間移動する引ったくり、謎のチンドン屋―― なりゆきで探偵になったスズムが下町で起きた6つの怪事件に挑む! 不動産販売の営業マンだった黒葛原涼(つづらはら・すずむ)は、会社の倒産後、ひょんなことから東京の下町・町良(まちら)で、探偵事務所を開業する。 ハーバード大卒の美女ネジ子さんを相棒に、下町で起こる6つの怪事件の謎を解く。 第1話「都電の町と鉄仮面」 東京の下町・町良に移り住んだスズムはピカピカ光る鉄仮面が夜な夜な徘徊すると聞き……。 第2話「ネジ子さんが来た」 神出鬼没の連続引ったくり犯“カマイタチ”を捕まえてほしいという依頼を受ける。 第3話「セカイは知らんぷり」 公園で虐待されたノラ猫を助けたスズムが調べを進めると、意外にも犯人は……。 第4話「守り神は失踪中」 “信号揚げ”が名物、タツ子が営むてんぷら屋から大事な守り神が消えた。 第5話「スキマ男のレモン」 町のあちこちで空き缶と一緒に置かれたレモンが見つかった。それは怪しい暗号なのか? 第6話「まぼろし楽隊(ジンタ)」 正式につづはら探偵事務所を立ち上げたスズムは、いきなり謎の“怪人”から挑戦を受ける。 -
慟哭は聴こえない
手話通訳士・荒井尚人は、結婚後も主夫業のかたわら通訳の仕事を続けていた。そんなある日、ろうの妊婦から産婦人科での通訳を依頼される。荒井の通訳は依頼者夫婦の信頼を得られたようだったが、翌日に緊急のSOSが入り――(「慟哭は聴こえない」)。旧知のNPO法人から、荒井に民事裁判の法廷通訳をしてほしいという依頼が舞い込んだ。原告はろう者の女性で、勤め先を「雇用差別」で訴えているという。かつて似たような立場を経験した荒井の脳裏に、当時の苦い記憶が蘇る。法廷ではあくまで冷静に自分の務めを果たそうとするのだが――(「法廷のさざめき」)。コーダである手話通訳士・荒井尚人が関わる四つの事件を描く、温かいまなざしに満ちた連作ミステリ。『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』『龍の耳を君に デフ・ヴォイス新章』に連なるシリーズ最新作。 -
世界が驚くニッポンのお坊さん 佐々井秀嶺、インドに笑う
いまインドで激増中の仏教徒、その中心人物は日本からやってきた僧侶だった! 女性ライターによるインド仏教最高指導者・佐々井秀嶺上人の密着同行記。 大多数がヒンドゥー教徒のインドで、不可触民と呼ばれる人々を中心にカーストのない仏教に改宗する人々がいま爆発的に増えている。 不可触民とはインド人口12億人のうちの約2割を占める、一番下の階級シュードラにさえ入れないカースト外の人々、ダリット。 3000年間にわたり、「触れると穢れる」と差別されてきた人々が、次々に仏教に改宗し、半世紀前には数10万人しかいなかった仏教徒がいまでは1億5千万人を超えている。 その中心的役割を果たしてきたのが、佐々木秀嶺だ。 わずか十畳ほどの部屋で暮らし、擦り切れた衣をまとった自称「乞食坊主」。 子どもを見ると顔を綻ばせて喜ぶ心優しい小柄なお坊さんだが、核実験が起きれば首相官邸まで乗り込み、ヒンドゥー教徒に乗っ取られた仏教遺跡を奪還するため何ヶ月も座り込みを敢行。 弱い立場の人々のため、「これが武士道だ」と言ってみずからの命も惜しまず、モラルに反することには断固抗議。 日本からやってきた怪僧にインド人もビックリだ。 次から次へと押し寄せる色情因縁に悩み、3度の自殺未遂。 龍樹菩薩のお告げに従い、インドで一生仏教布教に専念すると決めてからは、ブッダガヤ闘争やマンセル遺跡の発掘など、インド中を巻き込む闘いを単身挑んできた。 三度の暗殺の危機に晒されても、敵対宗教の陰謀に巻き込まれてもなお、インドの貧しい人々のために身を捧げ続ける。 佐々井上人がインド仏教の最高指導者になるまでの半生をはさみながら、100万人がいっせいに仏教に改宗する「大改宗式」の様子や、不可触民とともに生活している上人のリアルな日常、そして陰謀と迷信うずまくディープなリアルインドを、爆笑必至のユーモア溢れる筆致で描く。 -
執念深い貧乏性
自分の人生を爆破せよ! 女相撲、安倍政権、奨学金、共謀罪、魔界転生、キムチ、即身仏……いま注目のアナキズム学者は言った。自分の人生を爆破せよ、と。 目次 第一章 どすこい貧乏、どすこいセックス――女力士はエイリアン 第二章 変態は武装であり、武装は変態である――いくぜ、負け犬ど根性 第三章 自分の人生を爆破せよ――チャハハ! 第四章 キムチだよ――なんどきいても、こたえはNothing 第五章 いくぜ犯罪、こいよ非国民――大泥棒、エドワード・スノーデン 第六章 自殺じゃねえよ、死体だよ――マジやべえ! 第七章 血まみれのかあちゃん、ケツの穴、ファック――迷惑上等、暴走よし 第八章 一揆だべ!――鼻の命はノーフューチャー 第九章 ああ、セックスがしてえ!――山賊、山伏、よかチンチン 第十章 赤黒つけるぜ!――孤独を喰らえ、腹ペコだい 第十一章 ひなたぼっこからあげ事件――ヒャッハッハ、またな十兵衛! 第十二章 ババア一擲―なにがわたしをこうさせたか -
人類最年長
江戸が東京になって、日露戦争、関東大震災、東京大空襲、そして平成の終わりまで、たったひとりで生き抜いた男がいた。 男は1861年3月13日、横浜で生まれた。 とても成長の遅い子どもで、3歳になるまでまともに歩けず、ゆっくりと時間をかけて成長してからは、人並みに結婚もした。 何度も死に損なったけれど、それなりに人生を楽しんで、あらゆるものを見てきた。 五千円札の女と懇意になったり、朝鮮人狩りから少女を救ったり、ヤミ市の少年たちに自活の道を施したり、不死化細胞の研究に協力させられたり、数奇な運命とともに生きた。 この男、159年にも及ぶ人生最後の望みとは? 30歳の女性看護師に何を託すのか。 さあ、夢見るようなタイムスリップが始まる! 文壇の鬼才が世に問う、圧倒的なイマジネーションと構築力による衝撃の書。 -
光の人
1000人の孤児を救うため、ひとりの男が立ち上がった。 戦後。 廃墟と化した東京を中心に、全国で十二万三千人の「戦争孤児」が生まれた。自ら飯を調達して食べることができず、寝泊りする場所すら持たない子供が、唐突に十二万人以上現れたのだ。 国から見捨てられた孤児たちの命と未来を守るため、一人の男が立ち上がる。当時、彼は十七歳の少年先生。 職も我欲もなげうって、半世紀に及ぶ茨の道を歩いた――。 「プロジェクトX」元プロデューサーの著者が、実在の人物をモデルに描く感動の物語。 「この国の歴史には記されなかった 切なく雄々しい愛の物語である」(今井彰) -
本格ミステリ漫画ゼミ
個性的な名探偵や謎解きをビジュアルで描く本格ミステリ漫画は、多くのミステリ作家やファンを育ててきた。その歴史を概観し、魅力的な作家と作品を紹介することが本書の目的である。 乱歩作品、ホームズ、ルパンなどのコミカライズから、『金田一少年の事件簿』『名探偵コナン』『Q.E.D.証明終了』『スパイラル~推理の絆~』『DEATH NOTE』などオリジナルまで。ミステリ漫画はこんなにも面白い! 『Webミステリーズ!』に連載されたコラムを大幅に加筆・改稿。本格ミステリ大賞受賞の書評家が贈る、ミステリ漫画史を辿る史上初のブックガイド! -
『スタア誕生』
あの人たち、あの娘たちは今 どうしているのだろうか―― すずらんの香水、首筋に感じる風、 数多の映画の情景、幾度となく紡ぎ直される物語。 '50年代の記憶を精緻に編みこんだ 切なく甘い最新長編小説。 彼女はスタアになれるのか? 『スタア誕生』公開にちなみ、地方都市の映画館で ニューフェース審査会が開かれる。 揺れながらカーテンが引かれ、シャンデリアは虹色に輝き、 まばゆい光のスクリーンで、私たちの〈金魚の娘〉は はなやかに泳ぎまわるだろうか…… 傑作「噂の娘」(講談社)から16年を経ての姉妹篇。 作家生活50周年記念刊行。 -
ゴーストマン 消滅遊戯
“ゴーストマン”VS冷血の殺し屋&中国マフィア。 21世紀最高のノワール・シリーズ。待望の第2弾。 恩義のある友からSOSが届いた。 すべてのトラブルを解決し、彼女を死地から救い出す。 それが私の仕事だ。 強奪は洋上で行われた。サファイアを運ぶ密輸船の襲撃。だが船にはサファイア以外のものも積まれていた。はるかに価値があり、はるかに危険なブツが。この強奪を立案したのはアンジェラという犯罪者だった。マカオで待機する彼女のもとに部下の生首とサファイアが一粒だけ届けられた。添えられたメッセージ――ブツを返せば残りのサファイアは返す。予想外のトラブルが起きたのだ。これを切り抜けるには信頼できる相棒が要る。 私は世界でも指折りの強盗だ。だが私の素性を知る者は誰もいない。例外はただひとり、アンジェラ。彼女は私の師匠であり、いかにして犯罪者になるか、いかにして強奪を仕切るかを教えてくれたのは彼女だった。彼女のおかげで私は一流のゴーストマンになった。そんなアンジェラから6年ぶりに連絡が届いた――SOSが。罠かもしれない。罠でも構わない。私は即座に決意する。死地マカオへ飛ぼうと。これは命がけの博打だ。だが、それが私を昂揚させるのだ。 マカオで待つのは冷血の殺し屋ローレンス。私たちの退路を断つ中国マフィア。ゴーストマン師弟コンビは知略とテクニックの限りを尽くして戦う。「このミステリーがすごい!」「週刊文春ミステリーベスト10」で第3位に輝いた『ゴーストマン 時限紙幣』に続く、最高にスタイリッシュでクールな傑作の登場! -
ほしのこ
わたしはひとりじゃない。 夜、見上げれば、わたしには わたしが生まれた あの赤い星の近くの星が見える。 子どもと、かつて子どもだった人へ贈る物語。 芥川賞受賞第一作! 「生きるというのは永遠に巡ってゆく 回ってゆくのだと、流れるイメージの 中でほしのこが可愛く力強く教えて くれました。天ちゃん、カッコイイ。」 のん(女優・創作あーちすと) 【出てくる人】 天――海辺の小屋で暮らす少女。父は大雨の日、山から星に帰ってしまった。 ルル――その冬はじめての雪が降った日、小屋にあらわれた女の子。 飛行機乗り――山に、飛行機が落ちてくる。飛行機乗りは、ケガをしている。 -
小指が燃える
「沈黙のなかの沈黙」 長崎に住む作家の「私」は20代の頃、同僚の義父の葬儀に参列して、「夜、もうひとつのお葬式がある」と聞かされた。さては隠れキリシタンの秘義か? と色めきたつ「私」に同僚は困惑を隠さない。そのときから「私」の脳裡に一組の男女が棲みはじめた。 「私」はやがて、弾圧の時代にもキリシタン信仰を守り抜いた一族の末裔を主人公とする小説を書いてデビューする。しかし、それは底の浅い、通俗的な物語ではなかったか?「私」はやがて書きあぐね、行きづまる。 自分は、遠藤周作『沈黙』などの物語をこの土地の歴史に編みこんでいたのではないか? 虚構の記憶をも土地に重ね、本来の土地の姿を見失っていたのではないか? 幕末の潜伏キリシタンのプチジャン神父による発見という「物語」を批判的に乗り越える試み。作家としての出発点へ立ち返り、新たな地平へと飛翔を遂げる問題作。「小指が燃える」 長崎で戦争や敗残兵の物語を紡ぐ「私」の元へ、小説は面白くなければ、売れて読まれねばと言い切る元政治家の先輩作家(石原慎太郎)と、原爆体験を書き継ぐ女性作家(林京子)のまぼろしが交互に訪れる。 体験していない戦場や爆心地を書くのは、そこに美を感じ魅了されるからではないか。それは堕落、倒錯ではないか・・・。 己に問い直しながら「私」は、以前、文芸誌に発表した敗残兵の物語を書き直しはじめる。力作中篇240枚。 -
テロ
2013年7月26日、ドイツ上空で旅客機がハイジャックされた。テロリストがサッカースタジアムに旅客機を墜落させ、7万人の観客を殺害しようと目論んだのだ。しかし緊急発進した空軍少佐が独断で旅客機を撃墜する。乗客164人を殺して7万人を救った彼は英雄か? 犯罪者か? 結論は一般人が審議に参加する参審裁判所に委ねられた。検察官の論告、弁護人の最終弁論ののちに、有罪と無罪、ふたとおりの判決が用意された衝撃の法廷劇。どちらの判決を下すかは、読んだあなたの決断次第。本屋大賞「翻訳小説部門」第1位『犯罪』のシーラッハが放つ、世紀の問題作! -
行止失なく、而して本意に非ず
彼女は、自分の命がそう長くは続かぬのではないかと、薄々感じていた。 窓辺に置かれ、長年ともに過ごしてきた油灯さえ、近ごろは理由もなく消えることが多い。油を注ぎ足しても、炎は心細く揺れ、いつ途絶えてもおかしくない。 そんな折、彼女は幾度も同じ夢を見る。 紫藤の花が咲き満ちる藤棚の下。幼い自分が、短い脚をぶらぶらと揺らしながら座っている。 白くふくよかで、饅頭のような乳母が、穏やかな声で食事を口に運んでくれる。 ——もし、本当にあの頃へ戻ることができたなら。 あの時見過ごしたもの、守れなかったもの。 その人生は、果たしてどれほど違う道を辿ったのだろうか。 -
月はまた昇る
「保育園がないなら、つくっちゃえ!」。ママたちの奮闘物語。 息子の保育園が見つからない会社員、娘の保育園の方針が合わない契約社員、保育園で働きたい専業主婦、孤独と不安をシェアしたい人、この指止まれ! 北村彩芽は不動産会社の街づくりプロジェクトを担当。出産後すぐに職場復帰するはずが、まだ保育園が見つからない! 思わずSNSで呟いた。 #保育園落ちた人この指止まれに、ママたちの苦悩がたくさん寄せられた。そのオフ会で知り合った2人に彩芽は目をつける。シングルマザーで経理ができる沢村敦子。子をあやすのが上手な江上梨乃。彼女たちの能力を見抜き、彩芽は一念発起する。 「保育園つくっちゃいませんか?」。動揺する2人をよそに、実現に向けて彩芽は突き進むが――。保育園に落ちた仲間同士の人生をかけたプロジェクトがはじまった。 第一章 運命の通知 第二章 保育園つくりませんか? 第三章 目覚め始める女神達 第四章 応募がない!? 第五章 それぞれの保育園 エピローグ -
灰の王
『このミス』1位作家最高傑作! 2026年英国推理作家協会(CWA)賞スティール・ダガー受賞! すべてを灼き尽くす―― 成功の頂から裏社会へ引きずり込まれた男の苛烈な死闘。 投資会社のCEOとして輝かしい成功を収めるローマン。父が事故に遭い昏睡状態と報された彼は、ヴァージニアの寂れた町で火葬場を営む実家に舞い戻った。じつはギャングとトラブルを起こした弟への“見せしめ”で父が襲われたと知り、ローマンは明晰な頭脳と知略を武器に事態の収拾に乗り出すが、容赦なく暴力の支配する世界に引きずり落とされ、復讐のため自らの手を血に染めていく――。解説:杉江松恋 -
報いのウィル
隔絶された山奥のロッジで発見された女性の惨殺体。 犯人はここに存在する誰か―― Disney+でドラマ配信中! 最新作にして最高潮、〈ウィル・トレント〉シリーズ。 隔絶された山奥の高級ロッジを妻と旅行で訪れた捜査官ウィル。 インターネットも携帯電話もつながらないその場所で、ウィルはめった刺しにされた血塗れの女性を発見する。 被害者は代々ロッジを経営する一族の娘マーシー。 犯人はここに暮らす彼女の家族と4組の宿泊客の中にいるに違いない。 だが、マーシーは家族各々と揉めていたうえ、宿泊客の素性も怪しい。 誰もが嘘をつくなか、ウィルは真相を追うが……。 ■カリン・スローターの好評既刊 〈ウィル・トレント〉シリーズ 『ハンティング 上・下』 『サイレント 上・下』 『血のペナルティ』 『罪人のカルマ』 『ブラック&ホワイト』 『贖いのリミット』 『破滅のループ』 『スクリーム』 『暗闇のサラ』 『報いのウィエル』 〈グラント郡〉シリーズ 『開かれた瞳孔』 『ざわめく傷痕』 『凍てついた痣』 ノンシリーズ作品 『彼女のかけら 上・下』 『忘れられた少女 上・下』←『彼女のかけら』関連作 『偽りの眼 上・下』 『グッド・ドーター 上・下』 『プリティ・ガールズ 上・下』 -
センパイを殺したいので女装する
YOASOBI「KILLA」原作小説! 「あなたに愛されるために、僕は美少女になる」 高校二年生の「俺」が恋をしているのは、一学年上の文芸部のセンパイ・園村光子。美しく、奇妙で、女しか愛せない彼女はある日、「高校を卒業する日に死ぬ」と告げる。家の借金の代償として、地元を支配する極道の家へ嫁がされるからだ。しかも、どうせ死ぬなら〈理想の美少女〉に殺されたいという。ならば――男の俺が、その少女になればいい。好きな人の願いを叶えるため、好きな人に愛されるため、少年は、彼女の理想へと近づいていく。 危険で可笑しく切実な青春小説。 【YOASOBIメッセージ】 YOASOBI composer Ayase ぶっ飛んだアイディアでありつつ整合性の取れた設定がとても面白いと思い、この曲を聴くことで小説を読んでみたくなる構成にしてみました。音作りに関しても、改めて"小説を音楽にする"ということの原点に立ち返り、小説の世界観をより立体的に感じてもらうため、原作のダークな世界観を踏襲しつつ、キャッチーでありつつ奇天烈なチャレンジを盛り込みました。 YOASOBI vocal ikura 少年の想いは、恋でもあり、信仰でもあり、生きる理由でもあって。対して、センパイの主張する「美しく終わりたい」という願望と、ズレたまま噛み合って進んでいくストーリーに、これまでの物語と違う手触りを感じました。狂気と切実さ、そのどちらをも掬い上げて、歌声で表現したいと思いました。「小説を音楽にするユニット」としての真骨頂を問われる時だと、背筋が伸びる思いです。 【著者メッセージ】 『センパイを殺したいので女装する』は、私の好きな「ファム・ファタールとそれに狂わされる者」を、大好きな谷崎潤一郎の文学や近現代文学の雰囲気を踏襲しつつ、現代感をプラスして、私なりに表現した一作です。YOASOBI様の素晴らしい曲と共に、是非このセンパイという甘い泥沼に嵌ってもらえたらいいなと思っています。 【YOASOBI小説】 「『はじめての』文芸部」発、YOASOBI小説最新作! 本書は、水鈴社と株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントが2022年9月に創設した、次世代の文芸界を担う作家を発掘・育成するプログラム「『はじめての』文芸部」から誕生した作家、魔猫(まびょう)よあさんによるデビュー作。 『はじめての』文芸部は、4名の直木賞作家(島本理生さん、辻村深月さん、宮部みゆきさん、森絵都さん)が“小説を音楽にするユニット”YOASOBIとコラボレーションし、小説(『はじめての』)や楽曲(「ミスター」「好きだ」「海のまにまに」「セブンティーン」)、朗読劇など、さまざまなジャンルで作品を展開しながら物語世界をつくりあげた「はじめての」プロジェクトの一環として創設したもの。プロ・アマその他の経歴を問わず、エンタテインメント小説の担い手を募集したところ、634作品の応募が寄せられ、作品と面接による選考を経て4名が部員に決定。その中の一人が、本書の著者、魔猫さんです。 この物語をもとにYOASOBIが新たな楽曲を生み出しました。そのタイトルは「KILLA」。 2026年10月1日に結成7周年を迎えるYOASOBIが、”小説を音楽にする”という原点に立ち返り小説の世界観を立体的に感じられる構成に仕上げたこの楽曲は、年内のリリースが決定しました。 『はじめての』プロジェクト https://www.suirinsha.co.jp/books/detail/1 【著者紹介】 魔猫よあ まびょう・よあ 2000年9月生まれ。「『はじめての』文芸部」部員。「特別で奇妙な関係のふたり」の物語が大好き。趣味は読書とゲーム。好きな食べ物はチョコレートと羊肉。別名義でゲームシナリオの執筆も行っている。好きな作家は谷崎潤一郎と江戸川乱歩。魅力的なキャラクターを描くため、日々色んな物語を吸収中。 -
ミレニアム
世界1億部突破の北欧ミステリシリーズ新章、文庫化。あの二人が帰ってくる! 娘の結婚式で北極圏の町を訪れたミカエル。そこには家族の因縁に導かれたリスベットの姿も。二人が遭遇する巨悪とは。新章開幕! -
アラームが鳴らないうちに
「このアラームが、 あの日伝えられなかった言葉の 代わりをしてくれるから——」 過去に戻れる喫茶店で コーヒーを淹れつづける主人公、数。 不思議な力を持つ数の、 忘れられない後悔とは? 【シリーズの核心にせまる第7巻!】 とある街の、とある喫茶店の とある座席には不思議な都市伝説があった その席に座ると、望んだ通りの時間に戻れるという ただし、そこにはめんどくさい…… 非常にめんどくさいルールがあった 一、過去に戻っても、この喫茶店を訪れたことのない者には会うことはできない 二、過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない 三、過去に戻れる席には先客がいる その席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ 四、過去に戻っても、席を立って移動することはできない 五、過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、 そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ これだけのルールを聞いても、過去に戻りたいと訪れる客は後を絶たない そして、亡くなった者に会いに行こうとする客には、 ウエイトレスがあるものをカップに入れ、こう告げる 「死んだ人に会いに行く人は、ついつい情に流されてしまい、制限時間があることを知っていても、 別れを切り出すことができなくなります」 この物語は、そんな不思議な喫茶店で起こった、 ウエイトレスの想いと、客の後悔が交錯する心温まる四つの奇跡 第一話「妻の写真を撮りに行く男の話」 第二話「母親の介護に疲れた女の話」 第三話「元気だった頃の母に会いに行く男の話」 第四話「父にウエディングドレス姿を見せたかった娘の話」 あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか? -
THREE MEN IN A BOAT(to say nothing of the dog)ボートに乗った三人のダメ男たち 犬のことは言うまでもなく――テムズ川爆笑珍道中
「自分は重病だ」と思い込んだダメ男3人+犬1匹が繰り広げる、大混乱のテムズ川クルーズへようこそ! 130年以上世界中で愛され続けるイギリス・ユーモア文学の金字塔が、現代のラノベ感覚で読める超絶軽快な新訳で登場しました。 本作は、19世紀末のロンドンを舞台に、神経質なJ、自信過剰なハリス、マイペースなジョージ、そしてやんちゃな愛犬モンモランシーの笑いとトラブルだらけの珍道中を描いた傑作コメディです。荷造りの大惨事から迷子騒動、料理の大失敗まで、壮大な冒険は起きないのにページをめくる手が止まらないエピソードが満載。古典の敷居の高さを感じさせない、友達のドジ話を聞くようなテンポの良さでサクサク楽しめます。 肩の力を抜いてクスッと笑える本書は、日々の疲れやストレスを一瞬で吹き飛ばす極上のリフレッシュタイムをお届けします。時代や国境を越えて共感できる人間の愛すべきダメっぷりに、読後には心がふっと軽くなるはずです。 【こんな方におすすめ】 ・肩の力を抜いて思いっきり笑える本を読みたい方 ・海外の古典名作をラノベ感覚で気楽に楽しみたい方 ・愛嬌あるダメ男たちのドタバタ劇に癒やされたい方 ページをめくればそこはテムズ川、愉快なダメ男たちと一緒に笑いに満ちた最高の船旅へ漕ぎ出しましょう! -
ロンドン万博殺人事件 男爵令嬢カラの事件簿
発明家令嬢、謎を解く。 19世紀、ロンドン万国博覧会・水晶宮【クリスタルパレス】。 出品した自動人形【ルビ:オートマトン】の部品で男が刺殺され、 容疑者になってしまった令嬢カラが、 天才細工師と共に事件に挑む―― 〈あらすじ〉 1851年、ロンドン万国博覧会。発明家で男爵令嬢のカラは自動人形【ルビ:オートマトン】を出品し、鉄細工師ナイアルと知り合う。ところがカラの(「カラの」トル)人形の腕部が会場の水晶宮【ルビ:クリスタルパレス】から盗まれ、その部品で刺された男の遺体が見つかったことから、カラに容疑がかけられてしまう。カラはナイアルの力を借りて殺人事件の真相を探るが……。変わり者の令嬢と天才細工師が解き明かす謎とは――? 世界初の万博を舞台に描かれる、ヒストリカル・コージー・ミステリ。 -
昭和奇譚 窓辺の怪物
昭和四十九年秋、関西の田舎町。小学3年生のマモルは、寝たきりの美しい姉・サリエを「怪物」と囃し立てるクラスメイトたちに何も言えず、無力感を抱えていた。やがて町で猟奇的な連続首なし殺人事件が起こり、マモルの周囲の人間が次々と犠牲になっていく。謎の腹話術師・賀茂が町に現れ、事件の真相はマモルとサリエの深い絆へと辿り着く。 -
崎義一の優雅なる生活 儚き君に永遠の花束を
容姿端麗、頭脳明晰、莫大な個人資産を有しながら 29歳にしてすべての仕事をリタイアし、日本にやってきた崎義一、通称・ギイ。 晴れて最愛の恋人・託生と甘い同居生活を送っている。 桐嶺学園高校で新卒の音楽教師・深瀬の無断欠勤が続き OB繋がりの託生が授業と吹奏楽部の指導を代理で行うことになった。 そこへ、加々見タケルという名の優秀な生徒が編入してきて……。 ある日、人里離れた山の中腹、斜面にへばりつくようにポツンと立つ、 歴史ある全寮制男子校・私立祠堂学院高等学校を 卒業生の三洲新は訪れていた。 それは校医の中山先生に会うためだった――。 累計500万部突破「タクミくんシリーズ」に連なる新たな物語! 大人気シリーズ第7弾! -
善人による完全犯罪
我が子のために何度、殺人をかばえますか? ラスト50ページ、世界が180度変わる。 2026年CWA賞Twisted Dagger最終候補作! 1つめの遺体: 見知らぬ男。車で撥ねられて死亡? 2つめの遺体: ビニールシートに横たわる血まみれの○○。 さあ、あなたならどうする? 郊外で妻子と平穏に暮らすジョゼフは、ある夜、不審な音で目を覚ます。階下にいたのは、動揺し血まみれになった18歳の息子マックス。まもなく医学生になる息子は、誤って見知らぬ男を車で撥ね、殺してしまったという。息子の将来を守るため、ジョゼフはびくびくしながら男の遺体を山奥に埋めるが、帰ってきた彼を待ち受けていたのは、息子と新たな遺体だった。笑えない悪夢が続く予測不能スリラー! -
仏日対訳 ギドとジネヴラまたはフィレンツェのペスト
グランド・オペラの真髄、伝説の衝撃作が188年の時を経て蘇る。 劇作の天才ウジェーヌ・スクリーブと、作曲家フロマンタル・アレヴィ。19世紀パリを震撼させた五幕の超大作『ギドとジネヴラ』が、ついに仏日対訳で登場。 16世紀フィレンツェ、突如襲いかかるペストの恐怖。愛するギドを遺して「死」を宣告されたジネヴラが、墓地の中で目覚める衝撃の仮死シーン。そして、メディチ家を舞台にした愛と絶望の交錯。 単なる復刊ではありません。当時の熱狂を詳細な解題とともに紐解き、オペラ史から忘れ去られていた「劇作術の極致」を現代に蘇らせる一冊です。 【English】 A Lost Grand Opera Masterpiece, Now Reborn in a Bilingual Edition. From the legendary duo behind "La Juive" — librettist Eugène Scribe and composer Fromental Halévy — comes the monumental five-act opera "Guido et Ginevra." For the first time, this haunting tale is available in a French-Japanese bilingual edition. Set against the dark backdrop of 16th-century Florence during a plague outbreak, this work features one of the most chilling scenes in operatic history: Ginevra's awakening in a tomb after being mistakenly declared dead. This volume offers more than just a libretto; it provides deep scholarly insight into the "dramatic revolution" of the 19th-century Paris Opéra. A vital restoration of a work that once captivated Europe, now ready to enchant a new generation of readers. 【Français】 Le retour d'un joyau oublié du Grand Opéra à l'Opéra de Paris. Découvrez « Guido et Ginevra », l'œuvre magistrale en cinq actes née de la collaboration entre Eugène Scribe et Fromental Halévy, les créateurs de « La Juive ». Cette édition bilingue franco-japonaise redonne vie à un drame qui a marqué le XIXe siècle. Dans la Florence du XVIe siècle, entre l'éclat des Médicis et l'ombre de la peste, suivez le destin tragique de Ginevra, déclarée morte et s'éveillant dans l'obscurité d'un tombeau. Une scène de léthargie devenue légendaire pour son intensité dramatique. Enrichi de commentaires approfondis, cet ouvrage rend hommage au génie de Scribe et à sa « révolution dramaturgique ». Une pièce essentielle pour redécouvrir la splendeur et l'audace de l'opéra romantique français. -
代々木怪談
本書は小説投稿サイト「ノベルアップ+」(https://novelup.plus/)にて2022年と2023年に開催された「夏の夜の怪談コンテスト」「夏の夜の怪談コンテスト 2023」の優秀作品を収録したホビージャパン初の怪談アンソロジーです。 生々しい実話系怪談から幻想的な創作怪談まで、多彩な“怖さ”を味わえる17篇に加え、2023年の怪談コンテストの審査員であり、本書の監修も務める人気怪談師、夜馬裕(やまゆう)氏による書き下ろし怪談1篇も収録。 ときに怪異に震え、ときに人が持つ心の闇に戦慄する、夏の夜にふさわしい18篇の怪談を心ゆくまでお楽しみください。 -
【NEW!!】あなたが出品されました
女子大生のミナミがフリマアプリで見つけたのは、自室から盗まれた自分の口紅だった。 『嘘をつく日に塗っていたので、少し穢れています』意味深な説明文とともに、謎のアカウント「M氏」によって次々と出品される私物たち。エスカレートする出品と、暴かれていく秘密。見えない悪意に追い詰められ辿り着く、予測不能な真実とは――? 【梨氏コメント】 スターツ出版らしさとホラーらしさが縫い合わされた、この賞ならではの受賞作だと感じました。 作中作と一人称を縦横無尽に往来するこの作品が「モキュメンタリーホラー小説コンテスト」の受賞作に選ばれたことも含めて、著者と出版社の意思を感じます。 今後、この作品を経た作者からどんな怪異譚が生み落とされてしまうのか、楽しみで仕方ありません。 -
荒寥地にて
人間の魂の内なる神とサタンの闘いの果てに現出する、荒寥たる大地。神の祈りの先にあるものは何かを苛烈に問う、現代の黙示録。(富岡幸一郎) コロンビアでの凄惨壮絶な一夜を契機として、主人公は自己の崩壊と再生の淵へと歩み入る。極限の快楽は精神を解体しつつ、なお贖罪への微かな道をも照らし出す。聖と俗、生と死、信仰と堕落が深く交錯するなか、地下鉄サリン事件の残響、阿佐ヶ谷で覚えた日常からの乖離、さらに旧友・因幡との思想的対峙が、現実と幻惑の境界を静かに揺るがしてゆく。魂の暗夜をくぐり抜け、救済の可能性を問いかける、重厚な問題作。 神の声が聞こえないところへ行ってはならない。 【目次】 第一章 境界の地へ ―コロンビアの夜― 第二章 変貌した日常 ―阿佐ヶ谷の流離い─ 第三章 キリストの手を拒むもの ―因幡― 第四章 ディオニソスの宴 ―狂える者たち― 第五章 荒寥の地平 ―もはや戻る道はなく― 第六章 サンパウロのホテル ―ピント― 参考文献 【著者】 朔良 魁良 朔良 魁良(さくら かいら) 1959年、秋田県大館市生まれ。現在、横浜市在住。 東北大学卒業後、企業に勤め、中南米地域長、関西支店長、参与、関連会社社長などを経験。 海外在住歴10年、訪れた国は80か国以上にのぼる。 本書が初の著作となる。 -
奇怪動物百科〔新版〕
近代以前、世界はヘンな生き物で満ちていた! ケンタウロス、ドラゴン、フェニックス…… 幻獣・怪獣の図版を100点以上収録! 「われらの幻想博物学を、先端科学みたいにまじめに研究したいなら、本書こそ欠かせない。いくら信じがたい話でも誠実に記述すること、尋常でないからだ!」 荒俣宏(博物学者)推薦 「本書を座右において、妖怪やもののけにも通じる人間の想像力とその脅威にかたとき心を遊ばせ楽しまれますように」 山本貴光(文筆家・本書解説) イタリアの都市を血の海にした怪鳥、レタスを食べて健康になるドラゴン、自分の大足で日陰を作り涼む人、英国軍艦が遭遇した巨大海蛇……。 アリストテレスやマルコ・ポーロなど、知識人たちが信じた「常識」を蒐集した驚異の動物誌。古今のファンタジー作品の源流ともなった幻獣・怪物たちを、多数の図版とともに収録。人類の逞しすぎる想像力が、いまよみがえる。 登場するヘンな生きものたち 人間/アマゾン/ピユグマエイ/巨人族/オランウータン/サテュロス/スフィンクス/サル(類人猿)/マンティコラ/ラミア/ケンタウロス/ゴルゴン/一角獣(ユニコーン)/サイ/クズリ/熊/狐/狼/狼人間/羚羊/馬/ものまね犬/猫/ライオン/レオントフォヌス/ペガサス/クロコッタ/レウクロコタ、イエイル、後ろへ進む牛/スウ/植物ヒツジ/キマイラ/ハーピーとサイレン/フジツボ・ガン/不思議な卵/月の女(ムーン・ウーマン)/グリフォン/フェニックス(不死鳥)/ツバメ/イワツバメと足のない鳥/ヤマシギ/ハクチョウ/アレ、アレ/ヤツガシラとタゲリ/ダチョウ/カワセミ/ペリカン/ナイルチドリ/羊毛めんどり/二つ頭のガン/四足アヒル/人魚/鯨/《海の修道士》と《海の司教》/海牛/海馬/海鼠/海莵/海豚/セイウチ/メカジキ/ノコギリエイ/オルカ/イルカ/イッカク(一角)/スワムフィスク/サハブ/キルコス/コバンイタダキ(コバンザメ)/サメ/海のドラゴン/アカエイ/クラゲ/海綿/クラーケン/エビとカニ/海蛇/蛇/ボア/ヒュドラ/ワームとドラゴン/ワニ/バジリスクとコッカトリス/サラマンダー/ヒキガエル/ヒル/サソリ/アリ/ミツバチ/スズメバチ...... -
中国潜入作戦
中国政府が開発した新型極超音速ミサイルの発射実験で大爆発が起きる。惨事の責任をなすりつけるべく、開発計画を率いる中国軍の周昌将軍はプロジェクトの主任技術者である楊大猷博士をスケープゴートとして逮捕し投獄する。 一方、ミサイル実験の失敗を察知したアメリカ大統領ジョン・ライトは、オプ・センターのチェイス・ウィリアムズ長官に、中華系であるグレース・リー中尉による単独偵察任務を命じる。 だがチェイスには、グレースを独りで中国に派遣するつもりはさらさらなかった……。 -
霊媒クラブ
【電子書籍限定!大ボリューム書き下ろしエピソード収録!】 「他の生徒よりも早く、この怪異を“解決”せよ」 雨穴氏(『変な家』『変な地図』著)推薦! 気鋭のホラー作家“梨”待望の最新作! 「あなたには、この学校の『霊媒【れいばい】』をしていただきたい」――中学二年生の春。遠渓中学校に転入してきた松谷美夜は、生徒会長である常守通から生徒会に誘われる。そこで松谷を待ち受けていたのは、「一般生徒が『怪異』を捏造し、生徒会がその『怪異』の解決=霊媒を行う」という“歪な学校の伝統”だった。 人工的に作られた怪異をめぐる推理合戦。この伝統が生まれた本当の真実とは。 ホラー界の奇才が放つ痛快学園推理バトルホラー、ここに開幕。 【雨穴氏コメント】 梨さんの愛読者がこの本を途中まで読んだら、 作風の変化に戸惑うかもしれません。 しかし読み終えて気づくはずです。 「ああ、やはり“梨”だ」と。 私の本が 「ホラーを利用したミステリー」なら、 この本は 「ミステリーを利用したホラー」です。 【電子特典内容】 書き下ろしエピソード(ノベル書式換算80ページ分)付き! 【目次】 プロローグ 第一話 「怪人アンサー」 第ニ話 「ヨジバ」 第三話 「リアルさん」 第四話 「ヒトダマ」 第五話 「XXXX」 エピローグ -
フーコーの振り子
「あの陰謀は本当なんです…殺されるかもしれない」 乾いた銃声とともに電話は切れ、助けを求める友人ベルボが失踪した。行方を追うカゾボンは、フーコーの振り子を抱くパリ国立工芸院に向かう。 テンプル騎士団の秘密にまつわる原稿が持ち込まれたミラノの出版社で、3人の編集者たちは錬金術や歴史の陰で囁かれてきた「陰謀」に引き寄せられていく。 カバラ、錬金術、グノーシス、薔薇十字、古代の超大陸から現代イタリアまで、古今東西の知識や伝承、オカルトや奇想が引用された博覧強記の冒険的ミステリー。 記号学の世界的権威であり、中世史については専門家をしのぐ著者が著した畢生の大作、待望の復刊。 巻末に、訳者による作品紹介『「語り」と「騙り」の見分け方――「フーコーの振り子」のメッセージ』を収録。 【全3巻】 -
友だち追加
スマホでのやりとりが死につながる──!? 友だち同士の会話やカップルのやり取り、ご近所付き合いに潜む「小さな違和感」が「大きな歪(ひずみ)」に繋がり、やがて恐怖が訪れる。チャットで繰り広げられる日常の延長線上にある──あなたの先入観を覆す──意味がわかると怖い話を全24話収録。小説投稿サイト「テラーノベル」で累計167万超の「いいね」の声が集まった話題の小説が書籍化。あなたが今、「友だち追加」しようとしている相手は【本当に信用できる人】ですか? ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 -
ロングウォーク
「歩」くか「死」か。 若者たちの命を懸けたサバイバル。 これぞキングの出発点。伝説的傑作、復刊! 映画化! クーパー・ホフマン主演 フランシス・ローレンス監督 2026年6月26日全国公開 近未来のアメリカ。そこでは選抜された十四歳から十六歳までの少年百人を集めて〈ロングウォーク〉という競技が行われていた。それは、コース上をただひたすら南に歩くだけという単純なものだったが、このレースにゴールはない。歩行速度が落ち、三回以上警告を受けた者は次々に射殺され、最後に生き残った一人が決まるまで続く文字通りの「死のレース」なのだ。昼もなく夜もなく、冗談を交わし、励まし合って歩き続ける少年たちの極限状況を、鬼才キングが生々しく描いた異色作、復刊!
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