大谷瑠璃子の作品一覧
「大谷瑠璃子」の「偽りの銃弾」「すべての罪は沼地に眠る」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「大谷瑠璃子」の「偽りの銃弾」「すべての罪は沼地に眠る」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
仕事中もこの話の続きが読みたくて読みたくてたまらなかった。はじめの方は通勤電車でちまちま読んでいたものの、後半から終わりにかけてページを捲る手がとまらない。今のご時世を反映するようなジェンダー感がときおりしつこく思えるかもしれないが、自分はそれが気持ちよく読めた。序幕の、サイモンの娘ペイジが薬物に犯される姿はとても苦しく、その苦しさは本編を通してずっと続いた。結末が徐々に明らかになってくると、苦しさの中に切実さのようなものも湧いてきた。どうにかしてサイモンに幸せになって欲しいと願わずにはいられなかった。主人公視点とは別の、アッシュ・ディーディーサイドの幸せも願っていた。今年読んだ中でも最も面白
Posted by ブクログ
久々に、文句なしに面白い海外ミステリでした。
海外ミステリのボトルネックは、訳者の技量で作品の良し悪しが左右されてしまうところにあります。
本書の訳者である大谷瑠璃子さんはとても良い翻訳者だと思いました。
読書中、翻訳書であることを忘れてしまうぐらいに、こなれた日本語に翻訳がなされています。
それから、海外ミステリに付きものの「登場人物の名前の煩雑さ」が、本書にはありません。
海外ミステリといえば、ファーストネームとファミリーネームが、会話の中や地の文で規則性も無しに散らかってることが多いです。地の文でずっとファーストネームで呼んでたのに突然ファミリーネームで呼ばれることもあり、「あれ?誰だ