おはようおかえり

おはようおかえり

1,400円 (税込)

7pt

真面目な姉と自由奔放な妹。二人の姉妹に訪れる思いがけない出来事とは――北大阪で70年続く和菓子屋「凍滝」の二人姉妹、小梅とつぐみ。姉の小梅は家業を継ぐため進学せず、毎日店に出て和菓子作りに励む働き者。妹のつぐみは自由奔放。和菓子屋を「古臭い」と嫌い、大学で演劇にのめり込みながら、中東の国に留学したいと言って母とよく喧嘩をしている。そんなある日、43年前に亡くなった曾祖母の魂が、何故かつぐみの身体に乗り移ってしまう。「凍滝」の創業者だった曾祖母は、戸惑う小梅に「ある手紙をお父ちゃん(曾祖父)の浮気相手から取り戻してほしい」と頼んできた。手紙の行方を辿る中で、少しずつ明らかになる曾祖母の謎や、「凍滝」創業時の想い。姉妹は出会った人々に影響されながら、自分の将来や、家族と向き合っていく。「ビストロ・パ・マル」シリーズの近藤史恵が描く、少し不思議であたたかな傑作家族小説!

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    PHP研究所
  • ページ数
    256ページ
  • 電子版発売日
    2021年11月26日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
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おはようおかえり のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    和菓子屋が舞台の、暖かいホームドラマのよう。

    エジプトに留学をしたい妹に、ある日、曾祖母が乗り移り、
    曾祖父の愛人に渡した手紙を戻してくれと、懇願される。
    ちょっと不思議で、暖かいストーリー。

    0
    2023年07月04日

    Posted by ブクログ

    和菓子屋の娘小梅、妹のつぐみにいきなり曾祖母が乗り移って昔のこといろいろとわかって来る。外国籍とかゲイなどへの偏見とか、夫の愛人への援助とか、深すぎるは話が静かな感じでつむがれていく。
    しかしデーツを使った糖尿病の人が食べられる和菓子はいいよね。
    どこかで誰かが実現してたりして?
    そのはんはさすが、

    0
    2025年11月11日

    Posted by ブクログ

    時代によって変わる価値観。
    果たして自分は恵まれているのか。
    大切なのは、何かと比較することでなく、
    自分がどうなりたいのか、どうありたいのか。
    そんなことを、改めて考えるキッカケに
    なりそうなお話でした。

    0
    2025年03月22日

    Posted by ブクログ


    面白かった。

    不思議な世界観ではあるけれど、
    現実にもあるのかもなぁ、と思わせてくれるような感覚と、少しずつ成長していく主人公、ゆるやかに見え方が変化していく家族、どこか引き込まれるストーリーでした

    0
    2025年02月05日

    Posted by ブクログ

    不思議、でもほっこり心温まるとても良い話だった。これは周りの人に薦めたい本。芋きんつばが食べたくなった〜

    0
    2024年12月04日

    Posted by ブクログ

    不思議な本
    妹の身体にひいばあちゃんが宿るというのだから、その時点で不思議な話になるのは確定だったのだけれども……。
    謎が続いてどうなるのかなあ、と思って、なるほどなあ、と思いました。

    上手く言語化出来ないけど良かった

    0
    2024年10月03日

    Posted by ブクログ

    曾祖母が妹に憑依する、ファンタジー設定の家族ドラマ。女性の社会の在り方や、目標の持ち方は、現代の女性のテーマに通ずると思う。
    怖くないからなんでもできる、ではなく、
    怖くてもそれでも歩き出せる。
    あの人は前向きだから、と思ってた人も、実は怖いのかなと思った。怖いからやめる選択は、やめようと思った。

    0
    2024年05月09日

    Posted by ブクログ

    和菓子屋さんを舞台に、その曽祖母の思いや、父が在日であることへの葛藤などが描かれる。
    曽祖母がつぐみに乗り移るという、ファンタジー要素がありつつ、けっこうスルッと楽しく読んだ。

    0
    2024年04月30日

    Posted by ブクログ

    近藤史恵の日常ミステリ家族小説。和菓子屋の姉妹の話だった。
    近藤史恵の作品には多いけれど、さらっとゲイの人が出てきたりするんだよな。そういう描写が嬉しくなる。
    作中で明かされる主人公と主人公家族のある事柄に私は自分のフィルターをべりっと剥がされた感じがした。
    曾祖母のことについて探りながら主人公が自

    0
    2024年01月29日

    Posted by ブクログ

    自分は逆に外に出たがる妹に、お姉ちゃんも家業に縛られなくてもいいと思うと言われた時に
    「この世の中で、なにか特別できらきらしたものを見つける人なんて、少ししかいないのではないのだろうか。
    それを見つけないと充実した人生と言えないのなら、自由でいることだって抑圧的だと思ってしまう。」

    「たった一度の

    0
    2023年12月16日

おはようおかえり の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    PHP研究所
  • ページ数
    256ページ
  • 電子版発売日
    2021年11月26日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
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