【感想・ネタバレ】おはようおかえりのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

和菓子屋が舞台の、暖かいホームドラマのよう。

エジプトに留学をしたい妹に、ある日、曾祖母が乗り移り、
曾祖父の愛人に渡した手紙を戻してくれと、懇願される。
ちょっと不思議で、暖かいストーリー。

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2023年07月04日

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ネタバレ

『おはよう、おかえり、おはようおかえり、3つの挨拶』

和菓子屋姉妹の妹に曽祖母が憑依!放った言葉が「おはようおかえり」このひと繋がりの言葉に3つの挨拶がふくまれるなんて、日本語ってすごいな〜と変なところに感心。ホッとしたい時に読みたくなる一冊でした!

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2022年09月22日

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いい意味で思っていたのと違う展開ですごく面白かった。姉妹っていいなぁ。人と人との関係って綺麗なことばかりじゃないけれど、いろんな偶然とかバックグラウンドとかが混ざり合って、交わっていくんだなぁ。

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2022年09月12日

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曾祖母が妹に憑依する、ファンタジー設定の家族ドラマ。女性の社会の在り方や、目標の持ち方は、現代の女性のテーマに通ずると思う。
怖くないからなんでもできる、ではなく、
怖くてもそれでも歩き出せる。
あの人は前向きだから、と思ってた人も、実は怖いのかなと思った。怖いからやめる選択は、やめようと思った。

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2024年05月09日

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和菓子屋さんを舞台に、その曽祖母の思いや、父が在日であることへの葛藤などが描かれる。
曽祖母がつぐみに乗り移るという、ファンタジー要素がありつつ、けっこうスルッと楽しく読んだ。

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2024年04月30日

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近藤史恵の日常ミステリ家族小説。和菓子屋の姉妹の話だった。
近藤史恵の作品には多いけれど、さらっとゲイの人が出てきたりするんだよな。そういう描写が嬉しくなる。
作中で明かされる主人公と主人公家族のある事柄に私は自分のフィルターをべりっと剥がされた感じがした。
曾祖母のことについて探りながら主人公が自分と家族に向き合っていく話なのだけど、最終的には心があたたかくなれる、優しい読み口だった

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2024年01月29日

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自分は逆に外に出たがる妹に、お姉ちゃんも家業に縛られなくてもいいと思うと言われた時に
「この世の中で、なにか特別できらきらしたものを見つける人なんて、少ししかいないのではないのだろうか。
それを見つけないと充実した人生と言えないのなら、自由でいることだって抑圧的だと思ってしまう。」

「たった一度の人生だから、やりたいことをやった方がいいという人だっているけど、たった一度の人生だからこそ、よく考えて行動したいのだ。」
というところに共感した。

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2023年12月16日

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「おはようおかえり」
言われた記憶はないのに、なんだか懐かしい響き。
もしかしたら祖母に言われた事があったかな?
なんだか亡くなった祖母に会いたくなった、、、。
喧嘩ばっかりしてたのにねwww

あとは、めちゃくちゃ和菓子が食べたくなる。

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2023年08月08日

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和菓子屋「凍滝」(いてたき)の姉の小梅と妹のつぐみの姉妹の物語
活動的なつぐみに曾祖母の榊が憑依する
曾祖母には心残りがあるらしい
その秘密を姉妹で解き明かす物語
震災やLGBTや朝鮮人問題なども触れられている
和菓子やカレーが食べたくなった

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2023年08月06日

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人に対する考え方
勝手な偏見

私にもあるなっと反省

愛情の難しさ
祖母も昔は娘だった

とか当たり前の事を
改めて考える

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2023年01月22日

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ストーリーとしては興味がそそられたけど、
モヤモヤ感もめちゃくちゃ残る。

登場人物にチョイチョイ秘密があるけど、
あっさり流れていった。
必要ない情報なわけではないけれど、
今の時代の流行のように使われている感が否めない。

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2022年11月19日

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おはようおかえり。漢字で書くとお早うお帰りになるのだろうか。時代や立場が変わると、考え方も感じ方も変わる。曾祖母が妹に憑依?した小梅。曾祖母の心残りを解消すしようとするうちに・・・。

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2022年08月03日

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読みやすくて ミステリーの続きが気になって ぐんぐん読めた
和菓子好きとしては お菓子の描写も 楽しかったな
妹と姉の絆も ほっこりと なりました

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2022年06月18日

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読みやすかった。

あんこが好きなので、和菓子屋の仕事の様子も描かれていて面白かった。榊さんのすぱっとした人柄が好きだ。

一連の出来事で、小梅の生活に新しい風が吹き込んだようで、新しい商品を開発したり、ジュンさんと出会えたりと、一皮向けたようで、読後感が良かった。どんどん自分の思う道を進んでいくつぐみに対し、保守的な自分にジレンマもあった小梅だが、自分の人生をみつめ直し、自分らしく進めばいいんだという心持ちになった展開で良かった。

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2022年06月11日

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近藤史恵さんの多分一番最近出版された本。面白かった。家族の歴史をめぐるミステリーであり,若干オカルティックな部分もあり。タイトルもちょっと変わっていて,私も最初小梅のように「おはよう」と「おかえり」が別々の挨拶だと思っていた。早く帰っておいで,という意味で「おはよう」は副詞なのだと考えたらたしかにその通りで何も不思議なことはなかった。三代前の小梅の曾祖母が始めた大阪の小さな和菓子店・凍滝(いてたき)。小梅は高校を卒業後,凍滝で働いていてなんとなく自分が母の後店を継ぐのだろうと思っている。妹のつぐみは小梅とは性格もだいぶ違い,アラビア語を大学で勉強しつつ,素人劇団で演劇をやっている。エジプトに留学したいと言っているが,母の強い反対にあって困っている。ある日,つぐみの様子がおかしいことに気づく。言葉遣いが妙に古めかしかったり,作り方を知らないはずのきんつばを店で器用に焼いていたり。
どうもつぐみにすでに亡くなっている曾祖母・榊が憑依しているらしい。榊は自分の夫,つまり小梅たちの曽祖父の浮気相手に会って榊が夫に最後に渡した手紙を返してもらってほしいと頼む。そもそもまだ浮気相手が生きているのか,いるとしたらどこにいるのか雲を掴むような状況で,時々憑依する榊さんからヒントを貰いながら調査を進めていく。はたして祖母の手紙はみつかるのか? そして気になるその内容とは?
榊さんが存命だった晩年の頃は1970年前後くらい? 私の子供時代なわけだが,それが今の若い人たちにとってはもう昔々で今と繋がっていることすら想像もつかない時代になっているということにちょっと愕然としてしまった。そりゃインターネットも普及してない(すでに存在はしてたのだが)し,スマホもなかったが,トーストもコーヒーもちゃんとあったわけで。

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2022年05月31日

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「サクリファイス」のシリーズがあらぬ方向に行ってしまったのでしばらくご無沙汰していたが、最近また読むようになった。本作は軽いタッチで書かれたちょっと不思議系の物語ではあるが、その中に社会の矛盾を批判する場面もある、しかし時代時代でその時の正義は変わり、周りを悪の帝国に囲まれた日本もいつまでも平和な時代が続くとも限らず、その時の常識も変わって行くだろう。この作品で言いたいこともなんとか経済的に恵まれた平和な日本であればこそ言えることで、未来は分からない。作品の中でも日本は何度も災害に襲われてるではないか。

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2022年05月27日

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代々女系が継いでいる和菓子屋さん、小梅はその4代目候補というか漠然と長女だから継ぐのかなと思っている様子
嫌いじゃないけど大好きでもなくて、でも周りの状況から自分の役目かなと思うところ、空気を読んでるつもりはないけど結果読んでしまっている、良い悪いは別にして

曾祖母の魂?が妹に乗り移ったり、災害が起きたり、曾祖父と愛人の間にできた子どもの孫が出てきたり(遠い親戚)、人種や性的マイノリティの話が出てきたり、キーワード盛り込み過ぎで、姉妹の話なのか家族の話なのか和菓子屋の歴史の話なのか内容が薄まってしまった感じは残念だったな

「おはよう」「おかえり」かと思ったら、「お早うお帰り」だった
そう言えば時代劇でそんなセリフ聞いたことあったなと思いつつ、この言葉をかけてもらえる人は幸せだなと思った

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2024年04月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 大阪の和菓子屋「凍滝(いてたき)」は三代続けて女性店主。榊(43年前没)→清美(80歳で隠居、現在83歳)→小枝(現在の店主)→娘姉妹(小梅21歳、つぐみ19歳)。つぐみに曾祖母の榊が時々乗り移るという物語。近藤さんにしてはキレ不足で、物語が「月並み」に感じられました。失礼しました。「おはようおかえり」、2021.11発行。

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2023年11月03日

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内容としては割とありがち、、あぁ、そのパターンか。と。
ただ、妹への気持ち、祖母に対する気持ち、世間に対する気持ちや、自分自身に思うこと、それぞれの葛藤や思いは、少なからず同じような気持ちがわたしにもあって、

あぁ、なんかわかるなぁ。

と、感じました。
うちも祖父の会社を父が、そして、手伝いにわたしと妹が入ってるので、感覚として、なんかわかるなぁと。。。
まぁ、こちらは和菓子で我が家は鉄骨屋だけどさ。笑笑

和菓子の表現がまた素敵で、見てて可愛いとか、綺麗って思っても、あんまり食べたいと思わないんだけど、この本読んでると食べたくなるからすごい。

その表現力たるや。です。

オチもパッとはしないし、内容もみたことあるような内容だけど、そこそこ楽しめるはきっとその表現力なんだろうなぁ。

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2023年08月09日

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読みやすくて面白かったです。
つぐみ(ひいお祖母ちゃん)が和菓子を作るところや、小梅が新しい和菓子を考えたりジュンさんに背中を押してもらったり、いいシーンもあったけれど、ひいお祖母ちゃんの心残りはなくなったのか気になった。
生前、お父ちゃんとはすれ違ったままだっただろうし、魂が戻ってきたのに手紙の件は解決したように思えなくてモヤモヤしました。
差別のことについても小梅ともう少し話し合って欲しかったです。

ひいお祖母ちゃんが乗り移ったのがなぜつぐみだったんだろう。ひいお祖母ちゃんの魂が自分の中にいることで何か影響があったのかなかったのか、つぐみの内面も読みたかった。

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2023年04月01日

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物語の舞台は大阪で70年続く和菓子屋『凍滝』。

大学進学をせず和菓子店を継ぐ選択をした真面目な姉の小梅と、大学で演劇にのめり込みながら中東の国に留学を夢見る自由奔放な妹のつぐみ。
二人の姿を中心に和菓子屋の家族を描いた物語。

リアルな家族小説かと思いきや、43年前に亡くなった曾祖母の魂が突然つぐみに乗り移るといったファンタジー要素が盛り込まれている。

曾祖母の秘密に迫りながら姉妹の感情の揺れが淡々と綴られるが大きな盛り上がりはなくあっさりとした印象。
タイトルの「はよう帰ってね」が効果的に活かされていないのが残念。

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2023年02月17日

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近藤史恵さんの本を読みたかくて借りた。以前から気になっていた。
実家の和菓子店を継ぐ小梅と、何事にも自分を貫くつぐみ。小梅がその人生を楽しんでいるのであればいいのだけどな。ちょっと思っていたのと違っていた。曾祖母はがつんとつぐみに乗り移っていた。つぐみの身体で曾祖母がお菓子を丁寧に作る姿は美しいと感じた。

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2023年01月11日

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曾祖母の霊が妹に転移。心残りは何かを推理していく。世代を超えての情愛が錯綜する。人物がよくかけている。

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2022年12月18日

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近藤史恵さんの本はだいたい好きだけど、これはあまり好みではなかったかも。
でも、差別について考えさせられるところはあったし、僻んでるだけなのかと思ってた主人公が彼女らしく進んでいく姿には好感を持ちました。

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2022年11月23日

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対照的な姉妹とひいおばあちゃんが織りなすお話し。
姉妹の成長やひいおばあちゃんの存在が温かく描かれていて良かった。

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2022年09月28日

Posted by ブクログ

ハートフルオカルトミステリーですね。
大阪の和菓子店「凍滝」は七十年前から営業を続けている。
店の若き姉妹が主人公。
姉の「小梅」はのんびりした性格で高校を卒業して「凍滝」の仕事を手伝っている。跡を継ぐか思案中。
妹の「つぐみ
」は大学に行き、エジプト留学が夢でアラビア学科を選考、演劇も好きで将来自分で劇団を持つと豪語しているハリキリ娘。
ある時、つぐみに『ひいお祖母ちゃん』が憑依した事から物語が始まる。
「ひいお祖母ちゃん」の「ひいお爺ちゃん」の浮気に対する蟠りから甦った事が物語のキーワード。
家族のしがらみと成長する姉妹の心温まるドラマをユーモアを交えながら、近藤節で鮮やかに描かれています。
近藤さんの文章は柔らかく、時に鋭く、私には心地よい作風ですから楽しく読み進めました。

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2022年09月25日

Posted by ブクログ

じっくりと楽しめる味わい深い物語。曾祖母の霊が妹に乗り移り、主人公の姉が、老舗和菓子屋の過去と現在、家族の過去と現在を明らかにしていく、不思議で心温まるミステリーでもある。

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2022年07月09日

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ネタバレ

和菓子のほっこりした雰囲気とミステリーの共存は難しいのか、どっちつかずになってしまった感が否めなかった。だけど大好きな近藤史恵さんの作品だけに読みやすさは抜群。冒頭からぐっときひこまれ、あれ、おばあちゃんのくだりはと考えているうちに終わってしまった。好き勝手にやっていたおじいちゃんと苦しめられたおばあちゃんの気持ちのもって行き場が手紙を通して伝わるだけでとても残念だったかな。
妹さんの描き方ももう少し掘り下げてみてみたかったかなぁ。登場人物がみんな魅力的な人が多くてもっともっと知りたいって思った。

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2022年06月28日

Posted by ブクログ

近藤史恵さんの本を読むのは久々。

続きが気になり一気読みしたけど、他の作品と比べるとちょっと物足りなさを感じた。

和菓子屋さんの話なので、読んでいて和菓子が食べたくなること間違いなし。

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2022年06月25日

Posted by ブクログ

読み始めて直ぐにタイトルの意味を取り違えていた事に気づく。
早く帰っておいで、という温かく見守られている様な意味。
祖祖母の時からの和菓子屋さんで働く小梅が、祖祖母に頼まれて探す手紙。
家族の間の思いやる気持ちとか、認め合う関係とか、心地良かった。

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2022年06月07日

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