【感想・ネタバレ】おはようおかえりのレビュー

あらすじ

真面目な姉と自由奔放な妹。二人の姉妹に訪れる思いがけない出来事とは――北大阪で70年続く和菓子屋「凍滝」の二人姉妹、小梅とつぐみ。姉の小梅は家業を継ぐため進学せず、毎日店に出て和菓子作りに励む働き者。妹のつぐみは自由奔放。和菓子屋を「古臭い」と嫌い、大学で演劇にのめり込みながら、中東の国に留学したいと言って母とよく喧嘩をしている。そんなある日、43年前に亡くなった曾祖母の魂が、何故かつぐみの身体に乗り移ってしまう。「凍滝」の創業者だった曾祖母は、戸惑う小梅に「ある手紙をお父ちゃん(曾祖父)の浮気相手から取り戻してほしい」と頼んできた。手紙の行方を辿る中で、少しずつ明らかになる曾祖母の謎や、「凍滝」創業時の想い。姉妹は出会った人々に影響されながら、自分の将来や、家族と向き合っていく。「ビストロ・パ・マル」シリーズの近藤史恵が描く、少し不思議であたたかな傑作家族小説!

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Posted by ブクログ

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『おはよう、おかえり、おはようおかえり、3つの挨拶』

和菓子屋姉妹の妹に曽祖母が憑依!放った言葉が「おはようおかえり」このひと繋がりの言葉に3つの挨拶がふくまれるなんて、日本語ってすごいな〜と変なところに感心。ホッとしたい時に読みたくなる一冊でした!

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2022年09月22日

Posted by ブクログ

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平然とした日常にちょっとしたファンタジーが含まれていて、わくわくやドキドキは感じなかったものの、落ち着いて読むことができた。本書内では、自由と束縛を強く感じた。自由に生きたいつぐみに対して、反対する母からの束縛、自由に生きることを選択できた小梅に対して、家族に縛られた榊。
自由に生きられるからこそ、社会を大事にしないといけない。それは、インフラのために必要になったコンビニやカレー屋さんが台風の中でも開店すること、仕事を選べるからこそ、みな同じ服装をして就職をする。その逆が、小梅だったり、榊だったりする。

正直、自分のやりたいように目標を持って生きているつぐみがきれいに見えた。それでも、彼女は恐怖でおびえながらも一歩足を踏み出している。

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2026年02月15日

Posted by ブクログ

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 大阪の和菓子屋「凍滝(いてたき)」は三代続けて女性店主。榊(43年前没)→清美(80歳で隠居、現在83歳)→小枝(現在の店主)→娘姉妹(小梅21歳、つぐみ19歳)。つぐみに曾祖母の榊が時々乗り移るという物語。近藤さんにしてはキレ不足で、物語が「月並み」に感じられました。失礼しました。「おはようおかえり」、2021.11発行。

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2023年11月03日

Posted by ブクログ

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家業の和菓子屋を継ぐつもりの小梅は、取り柄もやりたいことも特にない自分にひきかえ、意志が強く、目標を持ってやりたいことにチャレンジしていく妹のつぐみに、なんとはなしの引け目を感じている。ある日、既に亡くなっている曽祖母の魂がつぐみの身体に乗り移り、手紙を探し始める。浮気相手が持っているかもしれないから、取り戻してほしいという頼みを断りきれず、相手を探し始める。
「女だから」と生き方をせばめられていた時代を生きていた曾祖母との会話や、相手の女性を捜す過程での人々との出会いを通して、小梅は世の中の偏見と自分の中にもある偏見に気づいていく。
今は声高にハラスメントが叫ばれているけれど、人間の心の底にある差別意識やマウンティングしたがる気持ちは変わっていない。表に出しにくくなっただけで、気にしない人はやっぱり出してくるし。
物分かりのいい顔ばかりしているわけにはいかないな。

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2024年12月14日

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