稲村文吾の作品一覧
「稲村文吾」の「島田荘司選 日華ミステリーアンソロジー」「悪童たち」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「稲村文吾」の「島田荘司選 日華ミステリーアンソロジー」「悪童たち」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
前読んだ「検察官の遺言」も良かったけど、その前に出たこの本もめちゃめちゃ面白くて一気読み。タイトルがちょっと悪いけど、見事な華文ピカレスク小説。
シリーズものではあるが、主要人物がかぶるだけで、どちらから読んでも問題なし、つか第1作自体邦訳無いし。本作は登場人物も少ないので読みやすいし、展開が早く、ベタな想像の裏を行く意外性もあり、まさにページターナー。細かいツッコミどころはあるけれど、とにかく面白く読めるので全く気にならない。ミステリ要素はほとんどなく、エンタメ本として読むのがおすすめ(この悪童ぶりに、読後感は保証できませんが)。
Posted by ブクログ
まず翻訳が素晴らしい、最後まで名前に読みを振ってくれてるから読みにくさが全くない。
そして中国が舞台だけど、設定に中国文化がそんなに出てこないから、途中で調べたり、どういうことか分かりにくいってこともないからストレスがない。
序盤立て続けに小さい悪事が連続で起きて、それがこの小説内では悪事を上手くする方が勝つという身も蓋もない宣言になってる。
騙されたり、人の悪意に気づかない方が悪くて
それで殺されても仕方ないみたいな世界観。
めちゃくちゃ面白い。
途中のプープーが読んでた本が、この後の展開を予期させるのもいい。
主人公がサイコパスになっていくのかな!
楽しい!