フィリップ・ロスの作品一覧
「フィリップ・ロス」の「グッバイ、コロンバス」「プロット・アゲンスト・アメリカ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「フィリップ・ロス」の「グッバイ、コロンバス」「プロット・アゲンスト・アメリカ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
直前に読んだアガサ・クリスティーの『オリエント急行の殺人』が、”リンドバーグ誘拐殺人事件”を下地にして書かれていましたが、本作でも言及されていました。読書していると、不思議な繋がりって結構あるものですよね。
小さな単葉機を操縦し、人類初のニューヨーク=パリ間の大西洋単独無着陸飛行を達成したリンドバーグ。アメリカ国民に絶大な人気のあった彼は、親ナチス的で反ユダヤ人主義の考えを持つという別の面も持っていました。本作は、そんな彼が世界大戦の嵐吹き荒れる1940年に、もしローズベルトの代わりに大統領になったら……という歴史改変小説。
アメリカ国内に限れば、戦争に参戦せず、強制収容所もない平和な国を
Posted by ブクログ
おそらく名著と呼ばれるであろう類の作品。
なのだが、私にはだいぶしんどかった。ようやく読み終わった、というのが正直な感想。
1940年前後の、本当にあった史実から、反ユダヤ思想をもった(これも史実である)チャールズ・リンドバーグが大統領になるというIFを乗せて物語がスタートする。
アメリカは決して戦争に与しない。そのためであれば、ナチスとでも仲良くするし、そのおかげで我が国は戦争にも巻き込まれず平和ではないか、という主張で妄信的な支持を得る。
その一方で、彼が発する様々なユダヤ人を圧迫する施策(これがタイトルの”Plot Against America”の由来となる)により、国内にユダヤ人差