国内小説の検索結果

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  • きれぎれ
    3.6
    1巻499円 (税込)
    絵描きの「俺」の趣味はランパブ通い。高校を中途で廃し、浪費家で夢見がちな性格のうえ、労働が大嫌い。当然ながら金に困っている。自分より劣るとしか思えない絵を描く知人の吉原は、認められ成功し、自分が好きな女と結婚している。そんな吉原に金を借りにいく俺なのだが……。現実と想像が交錯し、時空間を超える世界を描いた芥川賞受賞の表題作と短篇「人生の聖」を収録。町田康ならではの、息もつかせぬ音楽的な文体。読むことがめくるめく快感、そんな作品です。
  • 中陰の花
    3.6
    自ら予言した日に幽界へ旅立ったウメさんは、探し物を教えてくれる“おがみや”だった。臨済宗の僧侶である則道はその死をきっかけに、この世とあの世の中間=中陰(ちゅういん)の世界を受け入れ、みずからの夫婦関係をも改めて見つめ直していく──現役僧侶でもある著者が、生と死を独特の視点から描いて選考委員全員の支持を集めた、第125回芥川賞受賞の表題作。人口2万人の小さな町で、人目をしのんでひっそりと働き、暮らす女の日々を描く「朝顔の音」を併録。
  • 愛の領分
    3.6
    妻に先立たれ、一人息子を育てながら静かに仕立て屋を営む中年の男。28年ぶりに突然現れた、かつての親友。その妻で、むかし男が恋焦がれた女。そして35年ぶりに訪れた故郷で出会い、男が年齢差を超えて魅かれる絵描きの女。度重なる再会が、互いのあやうい過去を明らかにしていく。許したいけど許せない、忘れたくても忘れられないことが4人には多すぎた……。大人の男女の愛憎、心の陰影を妖しく描いた直木賞受賞作。母親への想いを綴った、自伝エッセイも収録。
  • ダブル・ファンタジー(上)
    3.6
    1~2巻569円 (税込)
    35歳の奈津は売れっ子脚本家。仕事は順調だが、マネージャーである夫の支配的な態度に萎縮し、精神的にはギリギリの日々。そのうえ奈津は人一倍性欲が強く、躯の奥から溢れる焦りと衝動になんとか堪えていた矢先、敬愛する56歳の演出家・志澤とメール交換を始めたのを機に、女としての人生に目覚めていく。志澤の、粗野な言葉遣いでの“調教”にのめり込む奈津。そして生と性の遍歴が始まった…。柴田錬三郎賞ほか文学賞三冠受賞。文壇に衝撃を与えた迫力の官能長篇!
  • ララピポ
    3.6
    みんな、しあわせなのだろうか。「考えるだけ無駄か。どの道人生は続いていくのだ。明日も、あさっても」。対人恐怖症のフリーライター、NOと言えないカラオケボックス店員、AV・風俗専門のスカウトマン、デブ専裏DVD女優のテープリライター他、格差社会をも笑い飛ばす六人の、どうにもならない日常を活写する群像長篇。下流文学の白眉。映画化の話題作。
  • 新装版 大逆転! 小説 三菱・第一銀行合併事件
    3.6
    三菱、第一銀行が合併――1969年元日、歴史的スクープが読売新聞の一面を飾った。金融国際化を見越した両行頭取による合併工作に、非財閥系の第一マインドを消滅させてはならじと一人反対の姿勢を貫いた常務の島村。いきなりの左遷にも怖じることなく闘う姿に、組織と人間のあり方を問う記念碑的企業小説。
  • ジバク
    3.6
    美人妻と高収入の勝ち組人生を送るファンドマネージャー麻生貴志、42歳。だが、かつて憧れたミチルに持ちかけたインサイダー行為が、彼を終わることのない地獄へと転落させていく――。不倫、脅迫、解雇、離婚。未公開株詐欺に手を染め、保険金目的で殺されかけても、残酷な負のスパイラルは終わらない。それでも、かすかな光が残っていた。
  • 胸の香り
    3.6
    1巻468円 (税込)
    ある日、入院先でふとすれ違った人に懐かしい匂いを感じた。あれは亡き夫の体から立ちのぼる、忘れがたい独特な香り。なぜ他人の体から同じ香りが…表題作。夫の不義理から、失望のあまりアルコールにおぼれ醜態を晒す母。そんな母にも譲れないプライドがあったことを、一人息子が知り…「しぐれ屋の歴史」。男と女、母と子、人それぞれの愛憎と喜び、哀しみを陰翳深く描く。長篇作家のイメージが強い著者が20年間に書いた36本の短篇のうち、珠玉の7篇を収録。
  • 虹色天気雨
    3.6
    こんな素晴らしい友だちに囲まれていたい!ドラマ『ビターシュガー』の原作! 早朝に電話で起こされ、幼なじみの奈津の一人娘・美月を理由もわからぬまま預かることになってしまった市子。家に連れてこられた美月から、奈津の夫・憲吾が行方不明となり、奈津が憲吾を捜しに出かけたことを知らされる。 2日後、戻ってきた奈津は心当たりの場所をすべてまわったが憲吾を見つけられなかったと語る。憲吾の失踪には女性が関係しているとにらむ市子と奈津のまわりには続々と仲間が集まってきて……。「現代に生きる女性読者には心強い応援歌なのではないか」(解説・北上次郎)こんな友達に囲まれていたい。女性たちの友情を描いた名作小説。

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  • 鼠 鈴木商店焼打ち事件

    3.6
    利潤を追求する企業と、不況にあえぐ大衆、大衆を扇動するかのようなマスコミ。まさに今日的問題を、歴史上の事件を題材にえぐる。大正七年、一介の商店から三井・三菱と並ぶ大商社に成長した鈴木商店は、米の買占めを噂され、大衆をあおる新聞の論調もあって、米騒動の群集の焼打ちにあった。第一次大戦による好況から戦後の不況へ、そして昭和初頭の恐慌に至る激動の時代に諸悪の根源と指弾された同店の盛衰とその大番頭・金子直吉の劇的な生涯を描く異色作。
  • 四十一番の少年
    3.6
    病気療養の母と離れ、仙台のカトリック系養護施設に入れられた少年は先に入所していた主のような青年に目をつけられ、いじめに遭う。幼い心を傷つける言葉の暴力、前ぶれなく頬に飛んでくる冷たい手や腕。彼の気まぐれな仕打ちにおびえながらも、いっぽうで野球を楽しみ、学校生活をのんびりと送っていた。しかし、青年の退寮がせまった夏休み、恐ろしい事件が始まる……。表題作ほか「汚点」「あくる朝の蝉」、ともに著者の自伝的要素を盛りこんだ、ほろ苦い感銘の青春記。
  • バンド・オブ・ザ・ナイト
    3.6
    「悪夢を見るなら今のうちだよ」と誰かがおれの耳元でささやいた――。「悪魔の館」と呼ばれる家に入り浸るジャンキーたち。アルコールをはじめ、睡眠薬、咳止めシロップなどの中毒者たちが引きおこす悲喜劇を濃密に描いた衝撃作。そして、今夜も言葉のイメージが怒濤のように、混濁した脳裡に押し寄せてくる。
  • エスケープ!
    3.6
    シュウは会社の内定も決まり、かわいい彼女もいる大学生。刺激のなさそうな平凡な将来に不安を感じていたある日、目にした雑誌記事がきっかけで“空き巣の計画”を立て始める……。緻密なシチュエーション・トリック、予想を裏切り続ける展開、最後にほろり。コント職人・渡部が人間の滑稽さと愛らしさを詰め込んだ、ノンストップコメディ小説!
  • 社外取締役
    3.6
    大学で日本史を教える高屋が安請け合いした大手企業の社外取締役就任の依頼。だが、彼を待っていたのは醜い権力闘争と、かりそめの社長の椅子だった。それでも経営の舵取りで自身の存在感を示そうとする高屋を、さらなる男の嫉妬が襲う。彼はこの窮地を切り抜けられるのか? 真のコーポレートガバナンスのあり方を問う、企業法律小説の傑作。
  • 拝金
    3.6
    1巻471円 (税込)
    年収200万円のフリーターから瞬く間にIT長者にのぼり詰めた青年。一躍時代の寵児として脚光を浴びるも、快進撃に影が忍び寄る。堀江貴文氏がライブドア事件を題材に描く青春経済小説

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  • オケ老人!
    3.6
    「ちょんまげぷりん」作者が描く平均年齢世界最高齢(?)のアマオケ交響曲! 老人ばかりで構成された平均年齢おそらく世界最高齢のアマ・オーケストラ「梅が丘交響楽団」(略称・梅響)に、ひとりの高校教師・中島が間違って入り込んでしまったところから物語は始まります。 彼は、全く演奏など論外のはずの土下手くそな「オケ老人」たちのなかで勿論一番若く、力も備わっていると目され、いきなり指揮者になってくれと皆から懇願されます。 その後、彼が本当に門を叩きたかった同じ町にある人気のアマオケ「梅が丘フィル」(略称・梅フィル)との確執、梅フィルの怜悧で完璧主義のコンマス・大沢が熱望するロシアの人気指揮者・ゴルゴンスキーの来日騒動などを経て、日本・ロシアの国家機密の情報漏洩にまで話は大きく展開していきます!

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  • 7月24日通り
    3.6
    1巻440円 (税込)
    中谷美紀主演の映画「7月24日通りのクリスマス」の原作。普通の女には、平凡な未来しかないのかな?? でも、一度くらいはドラマみたいな恋をしてみたい――。平凡なOL・小百合に差し伸べられたのは、高校時代、誰もが憧れていた先輩の逞しい腕だった。不幸な恋の結末を予感しながらも、自分の気持ちに正直に生きようとする小百合の「いま」。最も注目される作家が紡ぐ、恋の奇跡!

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  • 駅路
    3.6
    平凡な永い人生を歩き、終点に近い駅路に到着した時、耐え忍んだ人生からこの辺で解放してもらいたいと願い、停年後の人生を愛人と過ごそうとして失踪した男の悲しい終末を描く「駅路」。邪馬台国の謎を追究する郷土史家を描きながら、“邪馬台国論争”に関する著者の独創的見解を織り込んだ力作「陸行水行」。他に「ある小官僚の抹殺」「万葉翡翠」など全10編を収めた傑作短編集。

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  • 世界中が雨だったら
    3.6
    1巻484円 (税込)
    愛を見失った少女、愛に飢えた少年、愛を手探りする不器用な大人たち。淋しくて、やるせなくて、逃げ出したくなるけれど、そんなみんなの心にも、やがて希望の雨がふりかかる。「多くを望まなければ、生きていくことは、そんなに難しいことじゃないよ」――。ミリオンセラー作家の魂の叫びが木霊する、三つの「愛」の物語。

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  • 花探し
    3.6
    イケよ、と綿貫は命じた。「我慢しないでイケよ」――男が射精するのをこらえるように、舞衣子は別のことを考える。だって男に命じられるのは好きじゃない。男を選ぶのは私――。舞衣子は不動産王に磨き上げられた愛人のプロ。美しく洗練された容姿を高級ブランドに包み、ベッドではテクニックの限りをつくす。そんなある日、舞衣子は新たな「男」を探すことを決意する。とにかく金を持っている男。それを惜しみなく女に遣う男を――。SM趣味の御曹司、一夜に何度もイカせる有名作家……秘密の館で、ホテルのベッドで、官能と欲望の日々がはじまる。果たして次の「男」は……

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  • ハリガネムシ
    3.6
    私は風呂無しアパートに住む、高校の倫理教師。サチコが、突然アパートに押しかけてきた日から、私は堕ちはじめた。入浴料二千五百円、サービス料一万二千円の店で働く痩せたソープ嬢。手首には無数のためらい傷。2人の奇妙な共同生活の中で、セックスと暴力だけが加速していく。その果てにあるのは? 人間存在の深奥を見据えて深い感動をよぶ傑作小説。「笑い、怒り、おぞましさ……これほど感情を翻弄された小説は久しぶりです」と山田詠美氏激賞の、戦慄の芥川賞受賞作!
  • 透光の樹
    3.6
    「心に決めていたんです……わたし、郷さんの娼婦になるって」加賀平野の清冽な自然に抱かれる鶴来町で、25年を経て再会した男女。テレビ業界駆け出しの青年は制作会社社長となり、セーラー服ではにかんでいた少女は、母となりやがて離婚、借金をかかえる病床の父のもとへ戻っていた。迸る性愛に突き動かされながらも、魂の奥底を求めあい、逢瀬を重ねる二人。人生の後半で燃えあがる奇跡の恋愛を描き、第35回谷崎潤一郎賞受賞を受賞。秋吉久美子主演で映画化の話題作。
  • M(エム)
    3.6
    1巻559円 (税込)
    サラリーマンは義妹の媚態を妄想し、固執する。母親は家計の足しに携帯電話を使って体を売る。初老の男たち相手にコスプレで荒稼ぎする女子大生は就職戦線で苦戦中。SMクラブに没頭し、女とプレイするための資金づくりにフリーターの男が選んだ強盗先は──。世間の雑踏にまぎれる平凡な者たちを陥れる些細なきっかけと苦悩。日常のほんの少し先にある「異界」にはまり、超絶の性に捕らわれた人間の背徳を残酷なまでに描ききった異色作品集。
  • 田村はまだか
    3.6
    深夜のバー。小学校のクラス会3次会。男女5人が、大雪で列車が遅れてクラス会に間に合わなかった同級生「田村」を待つ。各人の脳裏に浮かぶのは、過去に触れ合った印象深き人物たちのこと。それにつけても田村はまだか。来いよ、田村。そしてラストには怒涛の感動が待ち受ける。2009年、第30回吉川英治文学新人賞受賞作。傑作短編「おまえ、井上鏡子だろう」を特別収録。

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  • リレキショ
    3.6
    1巻471円 (税込)
    「弟と暮らすのが夢だったの」という“姉さん”に拾われて、彼女の弟となった19歳の「僕」。新しい名前は「半沢良」。面接用に書いた「半沢良」の履歴書に、物足りなさを感じた「僕」は、真っ白な紙にもうひとつの「リレキショ」を書き上げる。免許・資格は「どこでもいける切符」。趣味・特技は「護身術」と「アイロンがけ」。無事、深夜のガソリンスタンドで働くことになった「僕」は、ある日、1通のラブレターを受け取る…。

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  • 女子芸人
    3.6
    1巻1,232円 (税込)
    女子に“お笑い”は向いてないの? 人前で話すことが苦手なのに、なぜか漫談家コトリになった琴音。芸も恋も苦難の連続、すべてに行き詰まった彼女に、師匠の一言から大きな転機が訪れる……講談師として活躍中の著者が悲喜こもごもの芸人の世界を描き、選考委員・三浦しをんさんも笑いの渦に巻き込んだエンタメ成長小説!

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  • トモスイ
    3.6
    1巻1,232円 (税込)
    タイ訪問を機に執筆され、選考委員に絶賛された川端賞受賞作「トモスイ」ほか、アジア十カ国との交流から生まれた十篇を収める。台湾の小さな島から上海の路地裏へ、そしてモンゴルの荒野、インドネシアの密林まで。それぞれの土地に息づく瑞々しい匂いとやるせない思いを吸い込み、記憶の中の熱をはこぶ、アジアの物語たち。

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  • 消し屋A
    3.6
    消し屋──ターゲットを殺したあと、自分の生きてきた痕跡も消して、時代とともに進化するプロの殺し屋。恋人のオカマの蘭子とともに、福岡に流れてきた天才的消し屋・幸三が、昔なじみのヤクザからもちかけられた標的は、地元球団ホークスの名捕手・真壁。ただし、殺しはナシで、彼を一試合の間だけ消す、という奇妙な依頼。付け入る弱みが全くない、野球一筋で真面目な真壁を、幸三が追いつめてゆく──。ひと癖もふた癖もある登場人物満載の、痛快アウトロー小説!
  • だれかのいとしいひと
    3.6
    転校生じゃないからという理由でふられた女子高生、ジミ・ヘンドリックスのポスターを盗みに元カレのアパートに忍び込むフリーライター、親友の恋人とひそかにつきあう悪癖のある女の子、誕生日休暇を一人ハワイで過ごすハメになったOL……。どこか不安定で、仕事にも恋に対しても不器用な主人公たち。何度傷ついても、もう二度と恋なんかしないと思っても、まただれかを愛してしまう……切ない8つの恋の形を描く短編小説集。
  • くじらの降る森
    3.6
    「初めてお手紙さしあげます。個人的なことで、お話したいことがございます」。始まりは、亡父に宛てた差出人不明の手紙だった。「毎週土曜日の午後6時ごろ、レストランでお待ちしております」彼女の目印は、テーブルの上の黄色いくじら……。心を癒してくれる現代の神話。気鋭が描く感動長編。
  • 葡萄物語
    3.6
    ワイン工場と葡萄園を経営する夫と平凡な暮らしを送る映子だが、子どもができない負い目から夫婦の関係は次第にすれ違っていく。そしてお互い別の相手に思いを寄せ始める。優しい夫に愛されている女はいくらでもいるが、夫以外の男から激しく思われている女はどれだけいるのだろうか。結婚生活の苦さと、不倫の甘さ。大人のための恋愛小説。
  • 1ポンドの悲しみ
    3.6
    数百キロ離れて暮らすカップル。久しぶりに再会したふたりは、お互いの存在を確かめ合うように幸せな時間を過ごす。しかしその後には、胸の奥をえぐり取られるような悲しみが待っていた――(表題作)。16歳の年の差に悩む夫婦、禁断の恋に揺れる女性、自分が幸せになれないウエディングプランナー……。迷い、傷つきながらも恋に生きる女性たちを描いた、10のショートストーリー。
  • スローグッドバイ
    3.6
    「涙を流さなくちゃ、始まらないことだってあるんだよ」。恋人にひどく傷つけられ、泣けなくなった女の子。彼女に青年の心は届くのか(「泣かない」)。上手に別れるため最後にいちばんの思い出の場所へいく。そんな「さよならデート」に出かけたふたりが見つけた答え――(「スローグッドバイ」)など、普通の人たちの少しだけ特別な恋を綴った10篇。出会いから別れまでの一瞬一瞬をやさしく描く傑作短篇集。
  • キスよりもせつなく
    3.6
    失恋の痛手もまだ癒えない知可子は27歳のOL。予定のない週末、偶然に会った同僚の有季から彼氏と紹介されたのは、知可子をふった張本人だった。レンタルビデオ店で出くわした男を仮の恋人に仕立てあげ、その場をしのいだ知可子だが、皮肉な恋の運命が回りはじめる…。知可子と、彼女を巡る女たちそれぞれの愛の選択、恋の行方は? 迷い悩みながら、ひたむきに恋する女たちの姿を描く長編。
  • 明日の約束 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season II
    3.6
    いつのまに、彼女はここまで凛ときれいになったんだろう。久々にふたりで過ごす休日、<大人の女>になったかれんに、愛しさが募る反面、焦りや不安を感じる勝利。ひとり東京に戻り、一緒にいられない理不尽さに悶々としているころ、大家の裕恵さんの義弟が帰国する。一方、喫茶店『風見鶏』のマスターの身辺もあわただしくなる。かれんの同僚だった桐島先生の視点で描くサイドストーリーも収録。
  • 緑の午後 おいしいコーヒーのいれ方 V
    3.6
    5歳年上のいとこ、かれんと恋におちた大学生・勝利。そうとは知らず、勝利に思いをよせる星野りつ子。追いつめられた勝利は、ついに星野に「秘密の恋」をうち明ける。単身赴任していた勝利の父親も帰京し再婚、勝利の妹も誕生して、かれんとその弟の丈、そして勝利の3人だけの生活が変わろうとしている。番外編、丈の恋物語も収録する好評シリーズ第5弾。
  • 彼女の朝 おいしいコーヒーのいれ方 III
    3.6
    お互いの心が見えなくなって不安になったりもしたけれど、そんな気分をすべて洗い流したくてやってきた海辺の町・鴨川。思いきり海ではしゃいだその帰り、電車が不通になるというアクシデントが発生!「今夜は鴨川にいようか…」消え入るようなかれんの言葉の意味が、ようやく理解できた時、勝利は…。はじめての二人っきりの夜が始まる…
  • 僕らの夏 おいしいコーヒーのいれ方 II
    3.6
    5歳年上のいとこのかれんとその弟の丈と同居して1年。大学生になった勝利の毎日は不安と焦りでいっぱい。恋人でもあるかれんとの仲が、なかなか進展しないからだ。ファースト・キスはかわしたけれど、彼女はホントに僕のことが好きなのだろうか? 強力なライバルの出現、大学での新たな人間関係…と勝利の心は休まるヒマもない。シリーズ第二弾。かれんと勝利、ふたりの夏がはじまる!
  • フルハウス
    3.6
    1巻427円 (税込)
    “家を建てる”が口癖だった父は、理想の家族を夢みて、払える金もないのに、いきなり立派な家を建てた。しかし成人した娘たちも、16年前に家を出た妻も、その家に寄りつかない。そこで父はホームレス一家を家に招き、ニセモノ家族と一緒に暮らし始めるのだが……不気味な味わいの表題作は、泉鏡花文学賞を受賞。ほかに、不倫する女が体験する、不倫相手の妻の奇矯なふるまいを通して、家族の不在をコミカルにえがく「もやし」を収録。才気あふれる2短篇。
  • ぐるぐるまわるすべり台
    3.6
    1巻550円 (税込)
    僕は大学を辞め、塾講師をする傍ら、バンドのメンバーを募集した。<熱くてクール、馬鹿でクレバー。最高にして最低なメンバーを大募集>。そんなうたい文句に集まったちくわ好きなベースの尾崎、黄金旋律を求めるギター弾き・てつろー、板橋のジョン・ボーナムことチバ。4人の個性と人生が混じり合ったとき、「ヘルター・スケルター」は化学反応を起こして、新たなるバンドの伝説が始まる。Look Out! C/Wは、てつろーとチバのはじまりの物語「月に吠える」。
  • 死神
    3.6
    本当に困っている人はだれ? 市の福祉事務所に勤めるケースワーカーの仕事は、毎日が事件の連続だ。金もなく、子どもと公園で野宿する女性は、それでも働こうとしない。ケースワーカーを脅迫するバーのママ。結婚詐欺を繰り返してきた72歳の老女。アルコールに人生を蝕まれた男。かつては成功しながら栄養失調で保護された作家。社会からはみだした、ときにしたたかな「弱者」たちにどう対したら良いのか、日々奮闘するワーカーたちの事件を描いた連作短篇集。
  • くうねるところすむところ
    3.6
    梨央、30歳、弱小就職情報誌の編集者。目下、恋にも仕事にも行き詰まっている。ある日、酔っぱらった勢いで建設現場の足場によじ上った。上ったはいいが、腰がぬけて下りられなくなって、トビ職の徹男に助けられる。強い筋肉と温かい体。徹男に一目惚れした梨央は、勢いで工務店に飛び込んで就職。だがそこは、亭主に逃げられ、やむなく社長になった郷子がぶちキレる寸前で、大混乱の職場だった。女ふたりの行く末は、そして恋に超うしろ向きな徹男と梨央はどうなる?
  • 素晴らしい一日
    3.6
    「わあ、奇遇だなあ。二年ぶり?」「お金、返して」。三十路目前でゲットした恋人に逃げられ、勤務先は倒産、貯金残高は減るばかり。ドツボにはまった幸恵は、昔付き合った男・友朗に貸した金を取り立てて、人生を立て直そうと考えたが……(「素晴らしい一日」)。卓抜なユーモアがたまらないオール讀物新人賞受賞作を含め、憂きことばかりの人の世をもがきながら生きるダメ男とイコジ女たちにエールをおくる、傑作ビタースィートコメディ。平安寿子のデビュー作!
  • 春、バーニーズで
    3.6
    妻と幼い息子を連れた筒井は、むかし一緒に暮らしていた男と、新宿バーニーズのスーツ売り場でばったり再会する。懐かしいその人は、花柄の派手なシャツを着て、指には大きなエメラルドの指輪、相変わらずの女言葉で、まだ学生らしき若い男の服を選んでいた。当惑した若い男の姿は、まるで10年前の自分だ。日常のふとしたときに流れ出す、選ばなかったもうひとつの時間。デビュー作「最後の息子」のその後が語られる表題作にはじまる、磨きぬかれた連作短篇集。
  • ためらいもイエス
    3.6
    仕事が好きだ。会社に連泊するのも、冷めかけたピザを仕事仲間と食べる夜食も。仕事は自由をくれた。わたしの人生に男はいらない。仕事漬けの日常を気に入っていたはずの三田村奈津美、28歳(じつは処女)に突然訪れた人生初のモテ期! 3人の男を前に、棒に振った思春期を取り戻せるか? 強すぎる母から逃れようと、人生を迷走する3姉妹の次女として、頑なな努力を続けた日々を卒業できるか? 愛すべき恋愛音痴のための、可笑しくて切ないラブストーリー。
  • 町長選挙
    3.6
    病院といえば町営の診療所ただ1つ、という都下の離れ小島に赴任することになった、トンデモ精神科医の伊良部。一人じゃ淋しいと、看護師のマユミちゃんも一緒だ。ところが島は住民の勢力を二分して、町長選挙の真っ最中。伊良部を自陣営に取り込もうとする住民たちの現ナマ攻勢のエスカレートに、さすがの伊良部も圧倒されて……なんと引きこもりに!? 「オーナー」「アンポンマン」「カリスマ稼業」も収録。『イン・ザ・プール』『空中ブランコ』に続くシリーズ第3弾!
  • ひとり暮し
    3.6
    1巻495円 (税込)
    東京の大学へ入ってひとり暮しがしたい―。そんな願いが叶い、入学と同時にアパート生活を始めた依子を待っていたのは、複雑な事情を抱えた隣人たちだった。不審な品物を大量に隠し持つしのぶ、女優の卵で自殺未遂を繰り返す真弓、家出中の愛。依子は予想もつかない事件に次々と巻き込まれていく。てんやわんやの新生活を描くユーモア青春小説。
  • ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー
    3.6
    1巻495円 (税込)
    「体はね、お菓子のようなものよ。心はね、パンのようなものなのよ。ベイビー」(「ME AND MRS. JONES」より)。「女の愛し方を知ってるの?」「体は知ってるけど、心の方は自信がねえな」(「FEEL THE FIRE」より)。ソウル・ミュージックの名曲タイトルを冠した8つの短篇からなる、極上の恋愛小説集。センセーションを巻き起こした第97回直木賞受賞作にして、著者の代表作!
  • カンニング少女
    3.6
    誰にもバレずに、完璧なカンニングで、大学入試を突破せよ! のんびりと短大進学を目指していた都立K高校3年・天童玲美は、突然の姉の死の真相を探るため、最難関私大・馳田学院に挑戦を決めた。しかし、今の玲美の学力では、合格はまず不可能…そこで成績トップの優等生・愛香と陸上インターハイ選手の杜夫、機械オタクの隼人の協力を得て、絶対に見破られない究極のカンニング方法で、入試突破を目指すことに。スリル満点の、胸キュン青春コンゲーム小説!
  • 白鳥の歌なんか聞えない
    3.6
    1巻838円 (税込)
    死にゆくもの滅びゆくものを前に、ふとたじろぐ若い魂。早春のきらめきの中に揺れる、切ないほど静かで不思議に激しい恋の物語。シリーズ第三話。
  • 神はサイコロを振らない
    3.6
    かつて、忽然と消息を絶った報和航空四○二便YS-11機が突如、羽田空港に帰還した。しかし六十八名の乗員乗客にとって、時計の針は十年前を指したまま……。戸惑いながらも再会を喜ぶ彼らと、その家族を待ち受けていた運命とは――。歳月を超えて実現した愛と奇跡の物語。
  • ぼくが愛したゴウスト
    3.6
    臆病で生真面目だけど、十一歳のごく普通の少年・田之上翔太。生まれてはじめて、ひとりで行った人気ロックバンドのコンサートの帰り、翔太は駅で人身事故発生の瞬間に居あわせてしまう。それを境に彼は、この世界に微かな違和感を抱きはじめるのだが――。残酷で理不尽な世界に立ち向かう少年の、愛と恐怖の旅立ちの物語。
  • 息がとまるほど
    3.6
    1巻550円 (税込)
    27歳の朋絵は、同僚にプロポーズされたのを機に、2年越しの不倫相手である上司と別れる決意をした。しかし、最後のデートを後輩に目撃され…。ラストのどんでん返しが鮮やかな「無邪気な悪魔」ほか、恋愛短篇小説の枠におさまり切らない迫力の全8篇! 男女間の、もはや愛とは呼べない黒々とした感情、女同士の底なしの嫉妬や裏切り、優越感など、生身の女の怖さをリアルかつ不気味に描き出す。タイトル通り、読んでいて息がとまるほどゾクッとくる、濃密な傑作短篇集。
  • Run!Run!Run!
    3.6
    1巻641円 (税込)
    天才ランナー、岡崎優は大学1年生。長距離ランナーとして生まれつきずば抜けた素質を持つ。それだけでなく、元アスリートの父の指導で、ずっと人一倍の努力を積んできた。体調管理も感情のコントロールも当然のことだ。レベルが違いすぎる同じ陸上部の仲間に対しては協調性も興味もなく、友情はわずらわしいだけ。箱根駅伝も単なる通過点に過ぎない。目標はひたすら、オリンピックで金メダルを獲ることだった。突然の兄の死、そしてある秘密を知るまでは…。
  • ドラママチ
    3.6
    私が欲しいものは、子ども、周りからの称賛、愛する男、自分にふさわしい華やかな仕事、やる気、人生を変えるドラマチックな何か。でも現実に私の目の前にあるのは、単調な生活に、どうしようもない男、中途半端な仕事、むずかしい性格の義母……。高円寺、荻窪、吉祥寺と、東京・中央線沿線の生活感あふれる「街」を舞台に、毎日ほんの少しの変化を「待ち」のぞむ女たちは、あなたにも、きっとどこか似ている。ほのかに射す明るさが心揺さぶる、8つの短篇。
  • ありふれた風景画
    3.6
    高2の琉璃は「ウリをやっている」という噂を流され、上級生に絡まれていたところを美少女・綾目周子に助けられる。周子もまた、動物や自然の声と対話ができるという特異な能力をもつために、周囲から浮いた存在だった。2人は魅かれあい、互いをかけがえのない存在として純粋に求めていくが――。親、姉妹、異性…一筋縄ではいかない関係性に悩む10代女子の、脆くてフキゲンな日常。大ヒット「バッテリー」シリーズのあさのあつこが贈る、瑞々しい青春小説!
  • 小説 砂時計
    3.6
    「大悟と、ずっとずっと、一生、一緒にいれますように」現在・過去・未来……二度と戻らないあの日の約束。  両親の離婚から母親と島根に移り住んだ杏は、同世代の大悟、藤、椎香と交流を深め、いつしか大悟と付き合うようになる。しかし母親の自殺と父親の登場から、東京に戻ることを決意する杏。遠距離というハンデや誤解から何度もすれ違う不安定な二人に、やがて別れが訪れて……。14年の時を経て、二人の想いはお互いに届くのだろうか――。大ヒットコミック「砂時計」の世界を完全ノベライズ化!

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  • 奈緒子
    3.6
    長崎県波切(なみきり)島。奈緒子(なおこ)はその島で、走ることが大好きな少年・雄介と出会った。しかし、船で沖へ出た日、誤って転落した彼女を助けようとして雄介の父が命を落とす。「父ちゃんを返せ!」雄介から詰め寄られ、奈緒子はずっと罪の意識に苦しんでいた。 それから六年――。再会した雄介は〈日本海の疾風(かぜ)〉と呼ばれ、高校陸上界のトップランナーになっていた。雄介の走る姿を見ているだけで、奈緒子の胸は高鳴り、熱くなる。 伝説の駅伝コミック『奈緒子』原作の映画を完全ノベライズ化! 青春の痛みと汗をタスキにして、奈緒子と雄介、ふたりの時間が再び動き出す。

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  • BALLAD 名もなき恋のうた
    3.6
    映画『BALLAD 名もなき恋のうた』2009年9月5日(土)全国東宝系ロードショー!ある日の登校中、“川上の大クヌギ”と呼ばれる巨木の下で、真一の視界が急に揺らぐ。そして、目を覚ますとそこは1574年、戦国の世だった。 春日の国の侍・又兵衛の命を偶然にも救った真一は、又兵衛と春日城の姫君・廉姫が身分違いの恋心を抱いていることを知る。しかし、その地を治める大名・高虎に廉姫は婚姻を申し込まれ、もはや了承するしかない状況にあった。 一方、現代では真一の両親が、我が子のタイムスリップに動転しながらも、戦国時代まで迎えに行こうとしていた。戦乱の世から時空を超えて、1人の小学生とその家族に届いた、名もなき恋と涙の物語。● 映画「BALLAD 名もなき恋のうた」公式HPhttp://www.ballad-movie.jp/監督・脚本・VFX:山崎貴原案:映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』(原作:臼井儀人/監督・脚本:原恵一)(C)2009「BALLAD 名もなき恋のうた」製作委員会

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  • 100回泣くこと
    3.6
    精緻にしてキュート、清冽で伸びやか。野間文芸新人賞作家が放つ恋愛長編! 実家で飼っていた愛犬・ブックが死にそうだ、という連絡を受けた僕は、彼女から「バイクで帰ってあげなよ」といわれる。4年近く乗っていなかったバイク。彼女と一緒にキャブレターを分解し、そこで、僕は彼女に「結婚しよう」と告げた。彼女は、1年間(結婚の)練習をしよう、といってくれた。愛犬も一命を取り留めた。愛犬の回復→バイク修理→プロポーズ。幸せの連続線はこのままどこまでも続くんだ、と思っていた――) 1969年岐阜県生まれ。 2002年、「リレキショ」で「文藝賞」を受賞しデビュー。 「夏休み」が芥川賞候補に。 「ぐるぐるまわるすべり台」で 「野間文芸新人賞」を受賞。 ほかに「絶対、最強の恋のうた」「あなたがここにいて欲しい」など。

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  • あなたへ-普及版
    3.6
    これがあなたへの最後の手紙になるでしょう。あなたがこの世界から消えてしまったことが信じられません――逢えない時間がさらに私を苦しめる。覚めることのない夢があればいいのに。でも、夢ですら、あなたにこの気持ちを伝えられないのがもどかしい。  そこに写っていたのは空に向かって飛んでいくシャボン玉。「想い」と題された一枚の写真をきっかけに少女は少年へ想いを募らせていくが――。 ピュアな感性とみずみずしい文章で描き出された「十五歳の純愛」。第六回小学館文庫小説賞受賞の話題作。底本の文庫化に伴い「普及版」を再販!

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  • ミスキャスト
    3.6
    「今日も奥さん、仕事っていって出かけたでしょう。でも違いますよ。男の方がどうしても会いたいって言ってきたからですよ」突然かかってきた電話から、妻・典子に不倫の疑いを抱く原岡。が、そんな彼は会社の同僚、元妻の姪という二人の女性と逢瀬を重ねていた。深みにはまってゆく男と女たちの行方は――。
  • 白いメリーさん
    3.6
    まっ白な帽子に白いスーツ、白いストッキングに白いハイヒール。髪もまっ白という「白いメリーさん」。誰を殺してもいいという年に一度の「日の出通り商店街 いきいきデー」――など、怖すぎて、おもしろすぎる9編を集めた珠玉の短編集。ナニワの奇才・中島らものユニークな世界に思わず引き込まれる一冊!
  • 東京DOLL
    3.6
    マスター・オブ・ゲーム=MGと呼ばれる天才ゲームソフト制作者・相良は、新作のモデルに翼のタトゥを背負った少女・ヨリを選ぶ。映像モデルとして完璧な「人形」ぶりを発揮するヨリに、MGの孤独は癒されていく。だが、彼女には愛する男の不幸が見えるという異能があった。東京の今を描いた長編恋愛小説。
  • 鞄屋の娘
    3.6
    彼女は鞄を作る父の背中が好きだった。だだだ、だだだ、というミシンの音が「父の音」だった。やがて、家庭に安住できない父は家を出、亡くなった。大人になり、息子をもうけた彼女には既に母もなく、どこかで暮らす同じ「掌(てのひら)」をした異母兄だけがいた……。やがて、彼女は父と同じ鞄作りを始める――。家族、愛、人生の意味を問う第6回小説新潮長篇新人賞受賞作。
  • インストール
    3.6
    女子高生と小学生が風俗チャットでひと儲け! 押入れのコンピューターから二人が覗いた<オトナの世界>とは!? 田中康夫、山田詠美ら話題の作家を生んできた文藝賞から、ついに最年少17歳・女子高生作家が誕生。全選考委員絶賛・新聞、TV等各マスコミ話題沸騰の文藝賞受賞作。
  • 野ブタ。をプロデュース
    3.6
    1巻660円 (税込)
    舞台は教室。プロデューサーは俺。イジメられっ子は、人気者になれるのか~! テレビドラマでも話題になった、あの学校青春小説。六八万部の大ベストセラーの第四一回文藝賞受賞作。

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  • 象の背中 デジタル編集版
    3.6
    秋元康初の長編、産経新聞の連載小説ついに単行本化! 余命半年と宣告された主人公・藤山幸弘、48歳。残された時間で、彼はある決意を実行に移す。家族との絆、仕事、友情、そして男女の愛。切々と描かれる、中年男が「死ぬまでどう生きたか?」。号泣必至の傑作の単行本発売を記念して、一部抜粋編集した電子書籍。

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  • 棘公爵の花嫁 賭けをしましょう、旦那様
    NEW
    3.5
    父が政争に敗れ、失脚したまま亡くなってしまった伯爵令嬢のジゼル。財産を没収され、好色爺の商人に引き取られかけたとき、青年公爵バートラムが現れた。3年前、ジゼルの父に賭けで負けた際の約束を果たすため、ジゼルを妻に迎えると言うのだ。冷酷で人嫌いとされ、周囲に恐れられる彼との結婚生活が始まるが、バートラムの過去ややさしさに触れるうち、ジゼルは次第に惹かれていき・・・・・・。――人嫌いの青年公爵×年下の没落令嬢。可愛いカップル好きに超おすすめ! 結婚からはじまる幸せの物語。
  • そんな部屋、あります!?
    続巻入荷
    3.5
    1~2巻825~847円 (税込)
    住まい探しは、生き方探し。   近藤麻琴36歳、賃貸仲介部門勤務。行きつけの店で愚痴っても、あなたのお部屋、みつけます! 近藤麻琴は、大手不動産会社「グリーンホーム」の賃貸仲介部門に勤めて14年。中堅どころとして仕事にも慣れ、年若い部下と「昭和」から抜けきれない上司に挟まれながら、譲れない条件だらけのお客さま相手に「そんな部屋はない!」と内心叫びながら奮闘する毎日。 息抜きは、親友の仲島恵が店主を務める居酒屋『慈雨』や、風変わりなマスターがいるバー『LR』に仕事帰りに立ち寄って、美味しいお酒と料理を楽しむこと。 人生の節目に立ち、住まいを探すお客さまを通して、自身の人生についても迷い、考える麻琴。長く付き合う恋人と結婚するのかしないのか、子どもはどうする? 仕事はーー?〈文庫書下ろし〉
  • 頭を木魚に
    NEW
    3.5
    1巻1,760円 (税込)
    誰もが心の奥に抱える闇と社会への違和感を哲学とユーモアで昇華させた、笑い飯・哲夫が贈る愛と悟りに溢れる渾身の長編小説! なぜ、こんなにも生きづらいのか――。 お笑い界の知性派・笑い飯の哲夫が、現代人が抱える自己嫌悪と社会への違和感の正体に迫る。 独自の哲学と鋭いユーモアを注ぎ込み、「僕たちは人間をやるのが下手なのではないか」という痛切な問いに挑んだ長編小説。 主人公は、組織という檻を脱ぎ捨て、ハンドルを握ることで個の静寂を手に入れたはずのタクシードライバー。 しかし、理不尽な社会の牙は、そのささやかな聖域すらも無慈悲に食い破る。 最後に待ち受けるのは、破滅か、それとも――。 【編集長よりコメント】 すごい原稿を頂いてしまった。いつもの仕事のつもりで読み始めた原稿なのに、めくるめく展開に感情が先走り、ついに仕事が手につかなくなってしまった。 笑い飯 哲夫(ワライメシ テツオ):1974年、奈良県桜井市生まれ。関西学院大学文学部哲学科卒。2000年、西田幸治と「笑い飯」を結成し2010年、M-1グランプリ優勝。自称“仏教マニア”で関連番組・催事の出演多数。スポーツ、農業、料理、写経、純文学、学習塾、花火鑑賞など趣味多彩。著書に『えてこでもわかる 笑い飯哲夫訳 般若心経』『ブッダも笑う仏教のはなし』ほか。 【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。

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  • モノノ怪 妄
    3.5
    天下が静けさを取り戻して間もなくのこと。駿府の古城址で、親友でありライバルであり牢人の子どもと「戦ごっこ」に熱中する由比正雪少年。ある日、城址で怪しい格好の男(薬売り)を見かける。いつしか城址には怪異の噂が流れ、城址への立入りを禁止されることに。正雪は牢人達の力を借りてモノノ怪を倒そうと企てる。しかし、モノノ怪に襲われ死者が出て、絶体絶命となった時、再び薬売りが現れ――。その出来事を契機に、少年・正雪は政治に興味を示し文武の修行の旅へ出ることに。やがて大人になった正雪は、牢人や民や自由や幸福のために立ちがることを決意するが――。由比正雪に“何か”の気配を感じとって、その成長を見守り続ける薬売り。果たして動乱の行方やいかに?
  • ある小説家の死からはじまる物語
    3.5
    1巻2,200円 (税込)
    これは、世に出してはいけない作品なのか? 人気作家・時任晶子の最期の作品。そのラストを巡る疑惑と真相とは――。 大学で創作ゼミを受け持つ作家・時任晶子が死んだ。 卒業後、恩師の死をきっかけに 再び「書くこと」に向き合う教え子五人。 一方、 時任の最後の作品のラストにはある疑惑が……。 「書く人」「作る人」「届ける人」、そして「読む人」すべてに届いてほしい。 ほしおさなえ、キャリア30年の到達点!
  • 名古屋お疲れメシ通信
    3.5
    1~2巻748~792円 (税込)
    名古屋に本社を構える中京新聞社。生活部に配属された、新人記者・仁木千春は元料理人という異色の経歴だ。仁木が任されたのは、「県外の人から見た名古屋メシ」のコラム執筆。小倉トースト、あんかけスパ、ひつまぶし……唯一無二の食文化に魅了されるも、仁木は仕事の難しさに直面する。限られた文字数、伝わりやすい写真、取材相手との駆け引き――記者の仕事は甘くない! それでも、料理人だったからこそ書ける言葉がある。食への情熱を武器に、仁木は名古屋メシの魅力を伝えきれるのか!? どえらいうまい名古屋グルメ×お仕事奮闘記、開幕!
  • 京都一条戻橋 晴子のブックカフェ
    3.5
    人気シリーズ「京都祇園もも吉庵のあまから帖」シリーズの著者、最新作! 安倍晴明の末裔でエリート銀行員の晴子は、家業の後継者の兄が出奔したため陰陽師を継ぐ羽目に。また、私生活での借金の肩代わりとしてブックカフェの店主も押し付けられ……。店を訪れた、風評に苦しむ老舗鯖寿司店の跡継ぎ、走るのが苦手なのに運動会のリレー選手になった少年らの悩みを古今東西の書物の名言を引き合いに、「言葉の力」と「霊力」で解決する!? 京都の名所、グルメも交えて人々の心の機微を描いていくハートフル・ストーリー。文庫書下ろし。
  • わたしと古民家と毎日 ~古民家ベーカリー&カフェとまり木~
    3.5
    過労から味覚を失った、社会人二年目の鈴原依織。出社したくないな――身も心もくたくたの彼女は、会社の最寄り駅を乗り過ごし、長閑な田舎の駅に行き着いてしまう。そこでふと立ち寄ったのは、『古民家ベーカリー&カフェ とまり木』。久々の美味しい食事に心を動かされ、いつしか涙を流していた依織は、スタッフ募集の貼り紙を見つけ、転職を決意する。そして、周囲の人々に支えられて、古民家での穏やかな毎日が始まる――これは、パンの香りに誘われて動き出す、癒やしと成長の物語。
  • 鉄の胡蝶は
    3.5
    1巻2,640円 (税込)
    「やれたかも」と「やりそこなった」は同じか? 執着のないはずの沢井綾子にこだわるのはなぜなのか? 下世話な考察から始まる摩訶不思議な小説は、読者を壮大な迷宮へと誘い込む。船乗りの父と鎌倉の思い出、猫に教えてもらった知恵の数々、フロイト、小津安二郎、カフカ、サザンにビートルズ。1960年代から現代まで、記憶と意識と思考が入り乱れて織りなされる、著者の代表作にして最高到達点。〈21世紀のカフカ〉が贈る、果てしなき物語。
  • 謎の香りはパン屋から
    3.5
    1~2巻1,650円 (税込)
    2025年 第23回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作 クロワッサン、フランスパン、シナモンロール、チョココロネ、カレーパン… 焼きたてのパンの香りが広がる〈日常の謎〉ミステリー! 選考委員絶賛! 「全体を包む空気感が魅力的」――大森望(翻訳家・書評家) 「おいしそうなパンの魅力で読ませる」――香山二三郎(コラムニスト) 「読者のもてなし方を分かっている」――瀧井朝世(ライター) 「決め手は、この味わいの心地よさだ」――吉野仁(書評家) (あらすじ) 大学一年生の市倉小春は漫画家を目指しつつ、大阪府豊中市にあるパン屋〈ノスティモ〉でアルバイトをしていた。あるとき、同じパン屋で働いている親友の由貴子に、一緒に行くはずだったライブビューイングをドタキャンされてしまう。誘ってきたのは彼女のほうなのにどうして? 疑問に思った小春は、彼女の行動を振り返り、意外な真相に辿りつく……。パン屋を舞台とした〈日常の謎〉連作ミステリー! (著者プロフィール) 土屋うさぎ 1998年8月、大阪府箕面市生まれ、東京都府中市育ち。大阪大学工学部応用理工学科中退。現在は漫画アシスタント兼漫画家。2023年、『あぁ、我らのガールズバー』で集英社・第98回赤塚賞準入選。同年、『見つけて君の好きな人』で小学館・「創作百合」漫画賞佳作。2024年、『文系のきみ、理系のあなた』で一迅社・第30回百合姫コミック大賞翡翠賞受賞。同年、第23回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、本作で小説家デビュー。
  • わたしは社会
    3.5
    1巻1,870円 (税込)
    子どもが好きでもなかったが、たまたま求人を見かけ、放課後児童クラブで働きだす如月。「せんせい」と呼ばれることに違和感を持つが――(表題作「わたしは社会」)。他、第6回林芙美子文学賞佳作受賞作「煙草の神様」も併録。
  • 9人の「超個性」 プロの新仕事論
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    時代を作り、人々を熱狂させる「ヒットメーカー10人」が本音で語る「プロの新仕事論」。目まぐるしく変化していく時代、5年後に成功を手にするにはーー? 10代20代30代は必見! その全スキルが分かりやすく図解入りで明かされる。 ●「“枠をはみ出る瞬間”が自分を引き上げる」 ●「プロへの近道は“数をこなすこと”」 ●「“組織における立ち位置”を見極める」 ●「企画は“立体的に考えることでうまくいく”」 ●「迷いが生じたら“嘘のない自分”を信じる」 ●「コミュニケーションはまず“自分を開示する”」 ●「“言語化”を徹底しながら“言語化できない感覚”も意識する」  ……etc. 2024年7月1日の配信開始以降、業界内外から好評を博してきた、敏腕漫画編集者・林士平のポッドキャスト番組『林士平のイナズマフラッシュ』が、ついに書籍化! 本番組では、人気漫画『SPY×FAMILY』や『チェンソーマン』などを手がける漫画編集者・林士平がホストとなり、ジャンルを超えた多彩なゲストを招いて、ヒット作品の舞台裏や次に作りたいもの、仕事観、価値観、人生の転機など、「成果を生み出す思考」に迫ってきた。本書ではその内容を再構成し、「各界の第一線」で活躍するゲスト8名との対談を収録。さらに、数多くのラジオ番組や「オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム」の製作総指揮を務め、番組の企画者でもあるラジオプロデューサー・石井玄との「完全書き下ろし対談」も特別掲載。 バラエティ、ドラマ、映画、広告、ラジオ、アニメ、お笑い……異なる領域のヒットメーカーたちは、激変していく時代に、自分をどうプロデュースし、チームを動かし、仕事に向き合っているのか。その対話から、「企画力」「引き出し力」「チーム力」「インプット力」「突破力」をはじめ、どんな仕事にも応用できる「普遍的なスキル」が見えてくる! 異なる業界の「思考法」を学べば、自分の仕事を一段引き上げる「武器」になること間違いなし! コンテンツを生み出すクリエイターのみならず、すべてのビジネスパーソンに、「視座」を与える一冊となっている。 【対談ゲスト】(敬称略) 1. 津田健次郎(声優・俳優) 2. 糸井重里(ほぼ日代表) 3. 野木亜紀子(脚本家) 4. 風間俊介(俳優) 5. 佐野亜裕美(ドラマプロデューサー) 6. 山田兼司(映画プロデューサー) 7. 蓮見翔(ダウ90000) 8. 佐久間宣行(テレビプロデューサー) 9. 石井玄(ラジオプロデューサー)
  • 人恋しくて女性用風俗に行ったあとで考えたお金とケアと欲望のこと
    3.5
    1巻2,200円 (税込)
    離婚後、晴れて独身にもどった“わたし”(著者)。新たなパートナー作りに踏み出すも上手く行かず、手を伸ばしたのは“女性用風俗”。「すごくよかった」という興奮と「これは性的搾取ではないか」という後ろめたさが同時にやってくる。 性的なことは親密な間柄でのみ行われると思っていたけれど、お金を払えばその「親密さ」を飛ばすことができた。じゃあ、さっきのわたしは何にお金を払ったんだろう。 女性の性欲は本当に男性のそれと違うのか。女性の欲望が蔑ろにされている一方で男性の欲望は蔑まれていないか。他者を「書きたい」という欲望は危ういものなのか。正しさと欲望の間に横たわるものを見つめ、対話し、考える。 セラピスト、オーナー、辞めた人……。著者が女性用風俗にかかわる人に取材しながら、自身の体験を綴る、渾身のルポエッセイ。
  • 夜明け食堂 四季を行く人
    3.5
    静岡のとある海沿いには、深夜から夜明けまでの間だけ開く、不思議な食堂がある。店主の菜実さんも不思議な人だ。夜をさまようお客さんそれぞれの悩みを見抜き、ぴったりの料理を提供してしまう。 ひとりぼっちの子育て、結婚に踏み切れない葛藤、八方塞がりな人生の岐路。 暗い夜を孤独に過ごす人のために【夜明け食堂】は今日も開店する。 心の栄養が摂れるとびきりの四編+レシピを収録。
  • スペシャルズ
    3.5
    「ミッドナイトスワン」「マッチング」「ナイトフラワー」で世界の注目を浴びる内田英治監督最新作。監督自らがノベライズ! 集められた一流の殺し屋たち。報酬は1億円。仕事は、裏社会のトップの暗殺……いや、ダンス!? 鬼才・内田英治による驚愕のダンスアクション・エンターテイメントが幕を開ける!
  • 令和元年の人生ゲーム
    3.5
    僕たち、何をめざせばいいんですか? あまりにリアル、あまりに面白い! Z世代の空疎感をよくぞここまでと直木賞選考会でも話題をさらった異端の名作、ついに文庫化。 目次 第1話 吉原さんと沼田さん 第2話 ありふれた愛からひとり走り去って 第3話 初恋にひとり取り残されて 第4話 吉原さんと沼田さんⅡ 単行本 2024年2月 文藝春秋刊 文庫版 2026年3月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています
  • 母にさよならを言えなくて
    3.5
    1巻1,727円 (税込)
    自死遺族の著者が描く、渾身の家族小説。 娘と夫と幸せに暮らす主婦の未来。しかし、彼女にはある悩みがあった。それは近所に暮らす母・美香子との関係だ。未来は幼少期から美香子の過度な期待と愛情に縛られ、複雑な想いを抱いていた。 そんなある日、未来のもとに父から電話が入り、美香子が首を吊り亡くなったと知らされる。自分が冷たくしたせいで、母は死んでしまったのではないか。大きな悲しみと後悔が未来を襲う一方、彼女はなぜか、安堵の念も抱いてしまい――。 大切な人の死と残された家族を襲う深い罪悪感と喪失感。自死遺族の著者が心の傷と向き合い描いた、渾身の家族小説。
  • 永久凍土の密室 マンモス殺人事件
    3.5
    マンモスの狩猟に挑んだ青年の死体が、入口を埋められた洞窟の中で発見された。旧石器時代の密室はどうやって作られた? 時代は巡り、舞台は現代日本。密室殺人現場から消えたマンモスのレプリカ牙4本は、何に使われたのか。 さらに時代は巡り、遺伝子編集とクローン技術、人工子宮によって復活したマンモス――ネオマンモスが暮らす象舎で殺人事件が起きた。 時代を超えて重なる密室殺人ミステリー!
  • 描いた未来に君はいない【電子特典付き】
    3.5
    冴えない高校生・鳴海大和のクラスに大阪から南奈海が転校してきた。 下校中に駅で出会ったことをきっかけにふたりの距離は縮まっていく。 南の特技は「握手をしたら人の心が読める」ことらしく、戸惑いながらも、天真爛漫な彼女に振り回される鳴海だった。 ある日、鳴海が小説を書いていることを打ち明けると、南は「私を主人公にしてよ」と言う。 二人で創作について話す時間は楽しく、惹かれていく一方で、 日に日にクラスメイトと打ち解ける南に、やはり自分とは違う立場なのだと複雑な思いが湧いてきて――。 号泣必至、珠玉のラブストーリー!
  • 大好きな人、死んでくれてありがとう(新潮文庫)
    3.5
    解散した男性アイドルグループの一員、南田蒼太が何者かに殺された。北海道Y市の廃ホテルで、めった刺しの遺体で発見されたのだった。メディアは騒ぎ立て、警察は地道な捜査を開始する。事件当夜に南田と会った同じ職場のパート女性、グループの元メンバーたち、十代で孤児となった南田を引き取った伯母とその娘……。誰もが昏い秘密を抱えるなか、驚愕のラストが待ち受ける傑作ミステリ。(解説・齋藤明里)
  • こつこつ、オムレツ
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    老舗ホテルでも注目を集めるなど、前途洋々だった若手パティシエの田城陶子。だがカリスマシェフに叱責されたのと時を同じくして、ポシュ(絞り袋)が扱えなくなる。人生を賭してきたお菓子作りができなくなった陶子に、知人のライター・小瀬が「思い出のオムレツ」について様々な人に聞き取る取材に付き合わないかと声をかけてきた。様々な人生模様と彼らを変えた味の記憶を辿る中で、止まっていた陶子の時間は少しずつ動きだす。
  • 前世従者だった公爵さまに溺愛されています
    3.5
     孤高の女伯爵アメリア・ファタールは前世で非業の死を遂げた――。  転生した彼女は、公爵家のメイドとして働いていた。前世と違い、身分や権力とは無縁の生活。しかし唯一の誤算は……前世で忠実なる従者だったルイスが、今世では公爵家の若き当主として転生していたこと。しかも前世と同様……いや、なぜかそれ以上の執念をもって、重めの愛を向けてくることだった! 「たとえ立場が変わろうとも、俺は一生あなたの忠実な下僕です」  実はその熱量の裏には、目の前で最愛の主人を失ったルイスの後悔が隠されていて……。やがて彼がアメリアの不可解な死の謎を追っていることも明らかになり!?  前世と今世、時を超えた主従逆転ラブロマンス&ミステリー! ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 登場人物 アメリア 【前世】「社交界の黒薔薇」と謳われた女伯爵。非業の死を遂げるが、その原因は謎に包まれている。 【今世】エインネルグ公爵家の超有能メイド。ご主人様であるルイスが今も「あなたの下僕です」と迫ってくるのが悩み。 ルイス 【前世】女伯爵アメリア・ファタールの忠実なる執事。アメリアのことを何よりも大事に思っていた。 【今世】エインネルグ公爵家の若き当主。転生して立場が逆転したのをいいことに、ここぞとばかりにアメリアに愛を囁く。
  • 超正気
    3.5
    占い師である美冬は、月に一回「月間リーディング」という占い動画をSNSで配信しつつ、対面でも客を迎え入れている。ある日、宮前という男が美冬の占いにやって来た。不安そうなまなざしですべてを当てろと絡む宮前のことを、なぜか数日後も忘れられない美冬。宮前は宮前で、美冬の占いに安心感を覚え通うようになる。しかし宮前は、ある衝撃の秘密を抱えていて……。
  • あの子のかわり
    3.5
    1巻1,870円 (税込)
    親友が妊娠した。私と同じ、子どものいない人生だったはずのあの子がーー。作家デビュー10周年記念、紗倉まなの新たなる代表作! 「ここに書かれているのは、狂気と正気の狭間ではなく、狂気と正気の甘やかなマリアージュだ。その破裂の先にある世界に、読者は目を見張るだろう。」 ──金原ひとみ 〈「赤ちゃんできたんだよね」と言ったのは有里奈だった。別に衝撃は受けなかった。ただ、有里奈は随分と面倒くさい人生を選ぶんだなあと思っただけで。〉 ヘアメイクとして活躍する由良。かわりばえしない日々に倦怠を感じながらも、このまま仕事に邁進しつつ、夫と共に愛犬を育てる人生が続いていくと思っていた。 そんな中、独身の親友・有里奈から妊娠の知らせが飛び込んできて……。 ■全国書店員から共感、驚嘆の声が続々! 「やられた。そうなんです。 誰もが陥るかもしれない苦しみ、向き合わざるを得ない女性としての人生が描かれていた。」 ──山中真理(ジュンク堂書店 滋賀草津店) 「等身大の私たちの、等身大の心の動きを誠実にすくい上げた一冊。 性別を問わず、多くの人に読んでほしい作品です。」 ──新井沙佑里(紀伊國屋書店 新宿本店) 「結婚する/しない、産む/産まない。この選択で一気に関係性が変化する。 このどうしようもない感覚を紗倉まなさんはこの作品で的確に言語化してくれた。 「そう。そうなんだよ。そうなんだよね」って何度も読みながら頷いてしまった。」 ──後藤亜衣理(ブックファースト 梅田2階店) 「とても大事なことが書かれていると本能的に感じさせる力を持った小説。 男性は、絶対読んだ方がいいし、これを読んで何も感じない男性はやばいと思う。」 ──江藤宏樹(広島 蔦屋書店 文学コンシェルジュ) 「ものすごく共感して身体中が痛かったです。 刺さる人にはしぬほど刺さる物語。」 ──渡部知華(TSUTAYA サンリブ宗像店)
  • ウチの共有不動産揉めてます!
    3.5
    母親が遺した不動産を共有不動産として相続することになった四人のきょうだい。 先行き不安な零細企業を経営する長男の春馬。 看護師長でありながらも、とある事情によりお金が必要な長女の渚。 考えなしにお金を使ってしまう次男の秋人。 離婚して実家に戻り母と最期まで暮らしていた次女の小雪。 土地の売却価格をめぐって対立するうちに、 それぞれの抱える行き詰まりまでもが明らかとなり……!? 果たして彼らは円満に相続を終え、人生を再スタートできるのか。
  • 風を織る
    3.5
    1巻2,090円 (税込)
    おちえ、危うし―― 人気時代シリーズ第4弾! 深川の縫箔(刺繍)屋・丸仙の娘、おちえが、不吉な模様の小袖を大店「出雲屋」別邸に届けると、邸内で突然五人の男に襲撃される。 同行した丸仙の職人・一居となんとか応戦するが、ふたりの前に老女が現れて――。 「出雲屋」の過去と、おちえにはどんなかかわりがあるのか。剣を愛するおちえと、武家の家を捨て刺繍の道を志す一居が真相に迫る。 『風を繍う』『風を結う』『風を紡ぐ』に続く、大好評〈針と剣 縫箔屋事件帖〉シリーズ、緊迫の第4弾! 〈目次〉 一 風花飛鳥模様 二 紅牡丹火車模様 三 白菊残陽模様 四 再びの花折枝模様 五 白無地 六 井桁模様 七 藤花下飛燕模様 八 青海波模様 装画/田尻真弓
  • ガリレオの小部屋
    3.5
    不眠症のサラリーマンを悩ませるマンションの住人。異常なのは彼らか自分か?(「冬の雨にまぎれて」) アメリカ旅行の途上、「私」が出会った日本人夫婦には秘密があった。(表題作) 悪徳警官の汚名を着せられた元刑事が息子とのキャンプ中、追い続けていた犯人を見つけ……。(「海鳴りの秋」) 人生の歯車がずれていく人間たちの閉塞感を、短編の名手が七つの物語で紡ぐ傑作集。
  • おおきな口がまっている
    3.5
    映画の主役「ワニオトコ」を演じることになり、ワニの着ぐるみ(オーダーメイドのぴったりサイズ)を着たところ、脱げなくなってしまい、いつしかほんもののワニオトコに・・・・・・(「二十四番目のわに」)、ブギのリズムを生みだす古い洗濯機と、そのリズムに惹かれて踊りだしてしまう賢いネズミの友情物語(「夜のあしおと」)、外来種アライグマであることを隠し、たぬきと偽って豆腐屋を営むものの、卑怯なきつねの通報でお役人さんに責め立てられてしまい絶対絶命(「たぬきの豆腐屋さん」)など、荒唐無稽で目が離せない連作短編集。
  • うた子と獅子男
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    安居酒屋で働く、190センチ超の大男・獅子男。人生を持て余した困窮高校生のうた子。松戸駅前で出会ったふたりの奇妙な連帯。生と暴力の火花が飛び散る、ヤンキー×哲学青春長編!
  • オン・ザ・プラネット
    3.5
    第166回芥川龍之介賞候補作。 「終わったのかな」「なにが?」「世界?」 同じ車に乗り込んだぼくら四人は、映画を撮るために鳥取砂丘を目指す。 注目の新星が重層する世界の「今」を描く、ロード&ムービー・ノベル。 「これからぼくらが話すことは、人類最後の会話になるかもしれない。 そうやって考えるとき、皆は何を話したい?」 記憶すること、思い出すこと、未来に向かって過去をみつけ直すこと。 現実と虚構の別を越えて、新しい世界と出会う旅。 群像新人文学賞受賞のデビュー作『鳥がぼくらは祈り、』に続く、23歳の飛躍作!
  • 先生と罪
    3.5
    『このミス』大賞・文庫グランプリ受賞作 『レモンと殺人鬼』著者の 狂気の学園サスペンス 「どんでん返しの新女王」が放つ ノンストップ反転劇! この学校には秘密がある。 犯人は生徒? 教師? それとも―― すべての真実は、 三年生の伝統行事 運命の夏合宿 で明らかになる! (あらすじ) 同僚の教師・岩本結衣からかかってきた「助けて、あおられてる」という死の直前の電話。以来、市立新畑中学校に勤める教師・如月晴の周りで不穏な出来事が起こり始める。嫌がらせの張り紙や、実家の周囲をうろつく男の影。岩本の代わりとして三年五組の担任となった如月は、クラスの問題児を抱えながらも奮闘するが……。すべての真実は学校の伝統行事である夏の宿泊学習で明らかになる――! 【著者について】 くわがきあゆ 1987年生まれ、京都府出身。京都府立大学卒業。第8回「暮らしの小説大賞」を受賞し、『焼けた釘』(産業編集センター)で2021年にデビュー。2022年、『レモンと殺人鬼』で第21回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞。他の著書に『復讐の泥沼』(以上、宝島社)、『美しすぎた薔薇」(新潮社)など。
  • ゲゲゲのゲーテ
    3.5
    ”水木サンの人生は、80%がゲーテです”――稀代の漫画家が10代で出会い、死線をさまよった戦場にも携えて繰り返し読んだ『ゲーテとの対話』。ドイツの文豪・ゲーテが創作、仕事、恋愛、人生について語り尽くした名言の中から、水木サン自身が選んだ93篇を収録。体の隅々まで沁み込んだゲーテの思想を、ユーモアたっぷりに解きほぐす。インタビューや過去の執筆原稿も交えつつ、水木サンが敬愛した賢者の“人生の杖”となる言葉を贈ります。不朽の名著、待望の文庫化!! 寄稿・小泉凡。

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