無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
登場人物は皆、自分なりの「正しさ」を持っている。そして、その正しさで自分を支え、時には他人を裁いてしまう。学歴、仕事、社会貢献、結婚、価値観……競争を降りたつもりでも、今度は「正しさの競争」が始まる。この表現には思わず唸った。
一方で、誰も悪人ではない。それぞれが一生懸命に生き、自分が納得できる物語を作ろうとしているだけなのだ。それなのに、人は自分の正しさを他人にも求め、押しつけてしまう。その姿が、とても痛々しく、そしてどこか自分にも重なって見えた。
「変わることも変わらないことも正解はない中で決断しなければならない」という現実が描かれる。外野はいくらでも正論を言える。しかし、実際に決断し、その結果を引き受ける人は孤独だ。その姿が印象に残った。
読後に思ったのは、みんなそれぞれ一生懸命生きているのだから、自分の正しさを振りかざすのではなく、「そういう考え方もある」と認め合えたら、もう少し生きやすい世の中になるのではないかということだった。
Posted by ブクログ
Z世代?意識高い系?令和的な?考え方を持つ人々の人生ゲーム。短編集で主人公はそれぞれ違うんだけど、みな「沼田さん」の周りにいる人々。ただ、沼田さんにそこまで近くない人物というのがよい。
大学でビジコンを運営するサークルに入った僕。メガベンチャーで「圧倒的成長」を志す私。新しいカルチャーやビジネスを生み出す場所としたいシェアハウス「クロスポイント」のチューター役の僕。
読んでるとみんながなんとなーく意識が高い、高そうな雰囲気を出してる(実際みなマーチ以上の私大卒が主人公。おそらく。)中で、唯一独特な雰囲気を出している「沼田さん」。 彼は一体どのような行動原理で動いているのか?
おもしろいんだけど、なんか4話でよくわからなくなったというか。結局沼田さんは、1話で出てきたライバル的な吉原さんの存在をずーっと意識し続けて、4話で吉原さん的に純粋に周囲に流される寛人さんの銭湯改革に献身的に付き合ったってこと?その辺の心の動きだけ、沼田さん目線で描いてない分わからなかったんだけど、そこがよさでもあるのか?
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
小説・文芸