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三菱、第一銀行が合併――1969年元日、歴史的スクープが読売新聞の一面を飾った。金融国際化を見越した両行頭取による合併工作に、非財閥系の第一マインドを消滅させてはならじと一人反対の姿勢を貫いた常務の島村。いきなりの左遷にも怖じることなく闘う姿に、組織と人間のあり方を問う記念碑的企業小説。
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Posted by ブクログ
企業合併にここまで反対できる人はいないだろう。上層部、会社の決定には逆らえないというのがサラリーマン間での暗黙の了解であり、それが愛社精神などと思われている。そういった精神は果たして正しいのか、信念を曲げてでも従わなければいけないのか、その覚悟はあるのか、よく考えさせられる作品。
第一銀行と三菱銀行の合併構想を第一銀行の反対派が阻止する話。非常に大きな企業の決断もまた、人が行っているんだなと、当たり前のことに気付く。数十年が経過した、現在の二行の現状を照らし合わせても面白い。
「第一銀行(現・みずほ)と三菱銀行(現・三菱東京UFJ)が合併します。」社長同士の合意から始まった騒動は多くの関係者を巻き込んでいく。 今でこそ3メガバンクだか、1970年代の高度経済成長期、産業界の大型化に伴い資金調達力向上のための銀行のメガバンク構想は、やるべきだが皆様子見であった。 構想や...続きを読む内容は優れていても、プロセスを誤ると正しいものも実現は難しいことを理解させてくれる。 また合併の難しさを感じる。 この小説は第一銀行視点から描かれており、規模や財閥の関連企業が多い三菱との事実上の吸収合併であることに多くの人間が反対している。(会社視点ではなく、自らの処遇を憂いての反対だが…) 最近、合併による大型化のニュースが報じられるが、世界規模で戦うためには不可欠であるため、吸収する・されるという考えはあまりない。(こんなことしていたら第三者に漁夫の利を持っていかれるだけだ。) 今なら主語を新会社に転換した対応が求められるだろう。 日本の成長が著しい時代だからこその内容であるが、学べることはたくさんある。 続編の大合併も読みたくなった。
まさに合併事件です。違う会社が一緒になるということは気力も体力もいることだなと実感しました。第一銀行から第一勧業銀行そしてみずほ銀行へ会社の未来は主人公の納得できたたものになったんでしょうか。
高杉小説はいくつも読んでいます。常務という立場にありながら頭取の合併案にただ1人反対します。左遷後も粘り強い反対活動を行う姿はけっして自分の信念を曲げない男の強さを感じました。
改めて読み直しました。大合併は本編の焼き直しで、後半はやや緊張感に欠けましたが、これは著者の傑作だと思います。主人公・島村元常務の骨っぽさ、井上会長の熱意、そして長谷川頭取との対決。登場人物が全て魅力的ですね。取引先、支店長、労組を巻き込んで劣勢を跳ね返す、そして大逆転の結末へ。
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高杉良
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