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Posted by ブクログ
拾われた男の子が、ガソリンスタンドで深夜バイトをしているときにラブレターをもらうお話
ストーリーはあってないような、会話の雰囲気を楽しむものなんじゃなかろうか
現代を舞台にしながら、どこかリアリティのない関係性
「現代のおとぎ話」という評価が的を射ている
主な登場人物は5人くらいでさくっと読める
ページ数も200と少ないし厚さの割に軽いので密度の低い紙を使ってるのかな?
バイトのために履歴書を書く描写から始まるが
姉さんと呼ぶ人から良という名前を指定されていることから、実の姉弟ではなくどうやらかりそめの関係なのがわかる
姉さんの家に遊びに来る山崎さん、ガソリンスタンドで手紙を渡してきた漆原さん、バイトの先輩の加藤
「大切なのは意志と勇気。それだけでね、大抵のことは上手くいくのよ」というセリフ
履歴書なんて、その人の過去が書かれてあるようで実態のないもの
半沢良が、免許「どこにでもいける切符」趣味・特技「護身術」「アイロンがけ」という認識をしてからアイロンがけや護身術を始めるように、自分の思うことをやっていいというメッセージにも思える
メンテナンスした自転車を「どこにでもいける切符」と評するあたりも、ハチミツとクローバーで描かれているような青春の御本尊を感じる
休日の散策、漆原とのデートなど、若いときだからこそ感じる感性ってあるんでしょうねぇ
もっと若いときに読んでいたらもっと評価が高かったかもしれない
ただ、昔だったらこんな「雰囲気小説」の良さもわからなかったのでは?とも思う
本との出会いってタイミングが重要ですねぇ
Posted by ブクログ
2019/8/11
中村航さんのデビュー作らしい。読んでいてとても不思議な感じ。主人公の半沢良がなんで半沢良なのかが読み進めていっても作中では一切語られないまま淡々と話が進んでいく。どうして姉と同居しているのか、途中に姉が拾ったって表現があったけど、それに関しても謎。本当に淡々と進む。
半沢がリレキショを作っていくところからスタートするけど、年齢以外は分からないことが本当に多い。
バイトを始めて、突然出てくるウルシバラ。これも謎。
正直普通の人だったら、突然あんな長文のしかも自分の妄想をがっつり書かれたものを貰ったら気味悪がってしまうんじゃないかなと思うところですが、この物語の淡々とした書かれ方のせいか、特に違和感は感じないようになってると思います。
最後の方で主人公も自分は実は星川だと言い出すところもなんでという部分には触れられておらず。
ウルシバラといざご対面して夜のデートに行くのも、これから何があるんだろうというところで終わるので、想像するのは面白いと思います。
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