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社会人3年目、営業マンとして働く僕は、中学時代の同級生、石井さんと10年ぶりに再会した。奈良の東大寺を訪れた修学旅行や、複雑な気持ちを秘めて別れた卒業式。当時の面影を残す彼女を前に、楽しかった思い出が一気に甦る。そして新たに芽生えた思い……。しかし、一夜を共にした僕らに待っていたのは意外な結末だった――。きらきらと輝いていたあの頃を丹念に掬い上げた、切なくて甘酸っぱい最高純度のラブストーリー。
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Posted by ブクログ
とてもとても愛おしい。
「○○だと思っていた。」という文章に対して、ずっとマイナスなイメージを抱いていたのだが、これ程プラスで抱擁的な文にもなるのかと謎な関心を抱いていた。白原さん的な発想なのかもしれない笑
地に足の着いた物語のように見えて、実はかなり上手く行きすぎているのは分かりきっている。けどこの温かさが凄く良いんだ。
普段何気なく話しているどうでも良いことを、どうでも良くしていたのは自分自身で、それをもっと大切に感じ取れる自分がいればもっと人生が面白くなるのかもしれない。
覚えておきたい、残しておきたい、そう思った瞬間をこれからいくつかちゃんと覚えて残しておこうと思う
Posted by ブクログ
2019/7/21
この人の描く話は本当に好き。主に恋愛系の小説でこのタイトルの通り、中学の時に仲の良かったグループの男女が再び再開して恋に発展していくまでの過程を描いたものなのだが、何が良いって、みんな最後はハッピーエンドで追われるところであると思っています。
だいたいこういう恋心的なものの小説ってどっかで誰がが死んじゃったりしてそれを乗り越えて〜みたいな展開があるのが多くて、そう言うのあんまり好きじゃないんですけど、この人の話はこの本も含めてあんまりそう言う展開が多くなくて、過去の回想などもしながらではありますが、もともと主人公が結構幸せな状態で、そこからさらに幸せ度が増していくみたいな内容なので読んでて終始和やかな気分で小説を読み進めていけます。
タイトルにもあるように、中学を卒業して10年経って再会した時に気づくその人の魅力とか、そういえば10年前中学生だった時はこうだったなあと言う思い返しとか、そういうのがこのタイトルには込められているんだなと思います。とにかく読めば何だかふわふわした気分になれるような話です。
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