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Posted by ブクログ
昨今の原発報道を聞いていて、ふと本書のことを思い出し、約20年振りに再読した。
いまから95年前、高騰する米価について、大阪朝日新聞は、三井、三菱を凌ぐ新興の鈴木商店に関するねつ造記事を流布し、庶民を扇動した挙句、結果、鈴木商店は焼き討ちにあってしまう。
国益のためとまっすぐに進む大番頭 金子直吉は、何ら防戦することなく、足元をすくわれてしまう。
ここまでは、まさに前述のとおり。弱者の見方かのような仮面を被り、国益を無視した報道を続け、人気を取り、存在感を示したい大手マスコミの姿は全く変わっていない。
しかし、今回、気になったのは、丁稚あがりの社員たちと高商卒のエリート社員たちとの確執の間に立つ支配人 西川文蔵の存在。彼の早逝が、鈴木商店の崩壊の始まりといってもよい。
対立の間にたち、会社をまとめようとするリーダーの葛藤。今も昔も変わらないリーダーの厳しさを感じられた気がした。そうしたとき、マスコミの体たらく報道には与せず、自らの意見をしっかりと持つべきだと改めて思った。
Posted by ブクログ
双日の源流であり、米騒動の時に米を買い占めた悪徳商社という汚名を着せられた「鈴木商店」のはなし。著者の城山三郎さんが精力的な取材で明らかになった部分と、それでもわからない部分。
これ自体30年以上前の本だけど、未だに双日の人はこの本をバイブルにしている(人もいる?)という話を聞いて読み始めましたが、たしかにいい会社だったんだろうなという感じは伝わってきます。実体がどうだったかということよりも、何世代か前の先輩にまで想いを馳せられる会社というのもいいもんだなと思いました。
大正時代の新聞記事の引用がやたら多くて読みにくいけど、新聞記事をすっ飛ばしても、城山さんのまとめがあるので筋はわかります。
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