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絵描きの「俺」の趣味はランパブ通い。高校を中途で廃し、浪費家で夢見がちな性格のうえ、労働が大嫌い。当然ながら金に困っている。自分より劣るとしか思えない絵を描く知人の吉原は、認められ成功し、自分が好きな女と結婚している。そんな吉原に金を借りにいく俺なのだが……。現実と想像が交錯し、時空間を超える世界を描いた芥川賞受賞の表題作と短篇「人生の聖」を収録。町田康ならではの、息もつかせぬ音楽的な文体。読むことがめくるめく快感、そんな作品です。
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Posted by ブクログ 2011年03月10日
INUから入った。 リズムについていけず、一時期中断。 なぜか二度目はすんなり読めた。 残念な事に僕はどこからが妄想、現実がわからなかったのでもう一度読みたい。いつか。
Posted by ブクログ 2017年07月07日
自分が最も読んだ小説家というのが町田康で、本書も2度めになります。彼の性質として、膨張するとか、閃光が走るとか、妄想で頭が破裂する瞬間みたいな、写実的でないことを写実的に描くところがあって、それが肥大化した最たる作品だと思います。その前の割とわかりやすかったくっすん大黒ではなくこちらで芥川賞を取った...続きを読むというのも不思議なものですが、結果的に講評は賛否両論となり、それを読む機会がありましたが最近の講評ってひどいな、という副次的収穫もあり。そして、一瞬の脳内暴発を100ページ以上に広げて最後に落とすのは、彼の狂気とは裏腹の緻密な計画性で、これも他作品で散見されますね。
Posted by ブクログ 2016年08月25日
初めて読んだ夫婦茶碗に比べて強烈で、特に人生の聖はついていけないかも、とも感じたが、何れにせよ、凄い作家だと改めて思いました。
Posted by ブクログ 2013年11月11日
以前読んだものよりブッ飛び具合が酷くなっている(いい意味で)。 突拍子もない展開なのに情景が目に浮かぶのはさすがです。 一個だけ、清酒五合瓶というのはどうかな?と思った。四合瓶じゃないのかな?無いわけじゃないようだけど・・・
Posted by ブクログ 2013年08月16日
古本で購入。 また町田康を読んでしまった。 読んでしまうのである。 「俺」の独白で語られる現実と思惑のズレ、齟齬スパイラル。 妄想と現実の境が曖昧なままに突っ走った果ての唐突な結末。 この唐突な、と言うより暴力的に話が断ち切られて終りを迎える感じが好きだ。 「でも人生ってそんなもんかも」などと...続きを読むわけのわからんことを思わせるような、無闇なパワーがある。 そのへんの感じは、特に『夫婦茶碗』(新潮文庫)に濃い。 ストーリーには爽やかさと言い感動と言い欠片もないのだけど、そのなまぐささとエグさが癖になる。 この本に収録されている連作(?)『人生の聖』なんて、キチガイじみていて意味はわからない。 だがそれがいい。
Posted by ブクログ 2012年08月13日
ふざけた文体や内容がまさに世の中に対する強い批判であり、天邪鬼な人たちの気持ちを代弁しているように感じます。 主人公の心の奥にある暗い感情が妄想を生み暴走していくのだけれど、しかいながら現実に生きているというジレンマをどのように消化していけばいいのか?みんな持っている心の叫びのように感じます。そし...続きを読むて、みんなぎりぎりで消化しているだけなのでしょう。 最後の一文 「穴の手前で振り返ると、青空。きれぎれになって腐敗していて。」 を読んだとき愕然した気持ちになりました。 暗闇から覗く青空の美しさの描画の美しさに加えて、腐敗していてというギャップ。何より本の内容を集約した表現に胸が苦しくなり、余韻が残りました。 世の中が少し辛いと感じたときや何か自分だけ浮いているように感じたときに読んでみてはいかがでしょう。決して救われる感じの優しさはないかもしれませんが、少し楽になるかもしれません。
Posted by ブクログ 2012年07月30日
凄いの一言。全然面白くなかったのに、その凄さだけで4点。 この文章がどういう意味で、次にどう繋がり、如何にオチをつけるか、という小説脳で読もうとしても、多分4頁くらいでやめたくなります。私は何度もやめました笑 言うなれば「きれぎれ脳」、とにかく文を追っている最中は文自体を楽しもうとすれば、徐々に...続きを読むですがハマってしまうのが言いようもなく新鮮です。 そして個人的に1番印象的だったのが、上述のようにハマり出したまさにその瞬間、ほくそ笑むかのようにブツンと物語が終わる、その感覚。 いくつか短編が入っていますが、そのどれもがそう。いやー凄い あ、あともいっこ。 ひらがなを駆使した独特の擬音語が面白い。 終始頭の中でドカドカ鳴っているように感じました。(園しおん作品のようだ) 町田康、何を読んでもこう感じるのか? はたまたいろんな技を持った作家なのか?うーん、興味深い。
Posted by ブクログ 2012年08月28日
文体について行けず一旦積読。 暫く置いて、再読。 今度は読めた、しかも面白い。笑いのつぼもかなり好み オフィスをオフィースっていうなんか明治、大正っぽい表現とかかなりすき。 町田さんは、凡人の僕らが記憶できない脳の活動って言うか 夢とか想像の部分を見たりしてるひとなのかなーって、何冊か読んでると...続きを読む より感じます。 それくらい、高速で次々と展開して気づくと元の場所に戻ったりしてる、すんごく集中力のいる小説。 あと、100冊くらいほかの本を読んだらもう一度よんでみよ。 楽しみだな
Posted by ブクログ 2012年05月18日
町田氏の作品は初です。 独特なリズムに乗れさえすればずんずん読んでいけるタイプの文体。 大きく期待していなかったせいか、とてもおもしろく読めた。 「きれぎれ」の終わり方がとても好みで、気持ちがほろっとした。
Posted by ブクログ 2012年04月18日
一度目はいまいち話に入り込めなかったので、続けてもう一回読んでみると頭がきれぎれ仕様になってきたのかすごくおもしろかった。 私はどちらかというと一緒に収録されている「人生の聖」の方が好きだった。
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