トモスイ

トモスイ

1,232円 (税込)

6pt

タイ訪問を機に執筆され、選考委員に絶賛された川端賞受賞作「トモスイ」ほか、アジア十カ国との交流から生まれた十篇を収める。台湾の小さな島から上海の路地裏へ、そしてモンゴルの荒野、インドネシアの密林まで。それぞれの土地に息づく瑞々しい匂いとやるせない思いを吸い込み、記憶の中の熱をはこぶ、アジアの物語たち。

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トモスイ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年03月15日

    アジアを題材にした短編集。
    これはかなり好みが分かれる様だ。私は結構好きだった。特に「トモスイ」は初っ端からかなり癖の強い (文体はかなりあっさりなのだが) 作品なので、ここで分かれそう。こちらは第三の性に寛容なタイからインスピレーションされた作品。トモスイの描写はちょっと気持ち悪い感じはある、なん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年07月12日

    短編小説集。どれもほんの数日、数時間の出来事を切り取った話ではあるが、薫るような死の匂いと生命力を感じるような、、、
    文学などわからない無学な私ではありますが、まるで手触りの良い布触れているような心地の良い文章だと感じるました。

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    Posted by ブクログ 2012年12月11日

    アジアの様々なところを舞台にした短篇集。日常半分、非日常半分。「トモスイ」「唐辛子姉妹」「芳香日記」が好き。

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    Posted by ブクログ 2011年10月11日

    トモスイってなんだー??
    手に取ったきっかけは、週刊ブックレビューを見ていて高樹さんご本人がこの本について、語られているのを見たからです。
    思えばその時は、亡くなられた児玉さんが出ていらっしゃいましたね。
    アジアを旅して書かれた短編集だからか、どの作品も湿度が感じられました。
    トモスイってSFに出て...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年08月19日

    『作家、髙樹のぶ子が九州大学アジア総合政策センターの特認教授として、五年の歳月をかけアジアの十カ国を訪ね歩いて各国の作家や市井の人々と交流し、その成果を様々なメディアを通じて発信するというプロジェクトSIA(Soaked in Asia)の記録』、『アジアに浸る』からできた短編集、『トモスイ』。
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    Posted by ブクログ 2011年08月06日

    年間で10カ国を訪ねるたびに書かれた短編集。 どの短篇も予想通りアジアンな熱気や湿度を醸し出す。 喪失感や孤独感を書いているものもあるけど、どれも前向きな力があって暗くはない。女性の持つたくましさ、しぶとさが見え隠れする。 とはいえ、お話のテイストはさまざまだ。 予想通り、短篇「トモスイ」は川上弘美...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年05月09日

    「トモスイ」って何?と思って手に取った1冊。冒頭に据えられているが、不思議で官能的な作品。川端康成文学賞受賞というのも頷ける。
    アジア10か国を訪ねた際に書かれた10編の作品集。あとがきにも書いてあるが、重いどろどろしたものと突き抜けた境地の作風とが半々。命の狭間でのできごとが綴ってある。

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    Posted by ブクログ 2019年09月05日

    いろんなものが在りすぎて、何も知らないままでもいられるインド。あらゆるものが諦めを迫ってくる国。
    (P.155)

    「思い出すためには、忘れる必要があるけれど、忘れたことがないので、思い出すことが出来ない」
    (P.172)

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    Posted by ブクログ 2013年04月29日

    エスニックな異国情緒が漂う耽美な世界。現実と架空が微妙に交差するおどろおどろしく淫糜な緊張感にグイグイ牽引された。激しい衝迫に胸苦しささえおぼえた。怪しい空気にどっぷり浸り不思議な世界を心ゆくまで満喫できた。魂を射抜くような上質なセンテンスには何度も唸らせられた。

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    Posted by ブクログ 2012年06月07日

    第一話「トモスイ」と第二話まで。御伽噺のような世界。独特の感性を感じた。
    短編ならではの作品である。第一話「トモスイ」はなかなかの傑作だと思う。

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トモスイ の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    新潮社
  • ページ数
    190ページ
  • 電子版発売日
    2011年07月22日
  • コンテンツ形式
    XMDF
  • サイズ(目安)
    3MB

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