作品一覧

  • これを読んだら連絡をください
    3.4
    1巻660円 (税込)
    「どうしているのか連絡くらいしてください。あなたは何様ですか」――出会い系サイトで知り合った8つ年下の恋人との交際は、あっけなく終わった。担当編集者の野末君と通い始めたK大辻堂キャンパスに、「私」の探し求める男はいるのだろうか。恋多き作家「前川麻子」が、うそと真実の隔てを超えた世界で、そのひりひりするような生き方を描いた最強の恋愛小説!
  • すきもの
    -
    1巻733円 (税込)
    みだらさの中の切なさ……男の欲望が、私の望む愛! ――お金なんていらない。欲しいものはセックスだけ。自分にとっての男の価値は、生活や人生を守ってくれることではない。それは愛とは思わない。欲しいと求められて、はじめて自分の存在が必要とされていると思う。欲望こそ愛なのだAV業界の「なんでもあり」のなかのしぶとさや優しさを描く表題作ほか。
  • カレジャナイ。~キスから先に零れる想い 〈親友とキスをするのは、ヘンですか?〉1巻
    完結
    -
    全7巻308円 (税込)
    「この子、太郎っていうの。わたしのボーイフレンドだけど、青子にあげるわ」10年前。大好きなお姉さん・翠さんは、そう言ってわたし達の前からいなくなった。翠さんがわたしにくれた4歳年上の太郎は、気がつけば誰よりも気楽な親友。それぞれに恋人がいても、嫉妬はしない。手もつなぐし、キスもするけど、そこで終わって、先はしない。恋人じゃないから、はじまりも終わりもない、ずっと続く、特別な関係だと思っていたのに……。わたしが一番大切にしたい想いは何? 青子、27歳。考え抜いて、感じ合って出した結論は……
  • すべての愛の1%
    -
    1巻1,485円 (税込)
    守られない悲しみや、殴られる痛みや、罵られる恥ずかしさは、いつしか多英の腹の底で滾って、どろりとした憎しみになっているのに、理英子がそこにいないときは、心が引き裂かれそうなほど、理英子を恋しく思うのはなぜなのか。不思議だ。※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。

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  • 恋する、ふたり/Friends
    -
    1巻330円 (税込)
    何度も結婚と離婚を繰り返す母。一人娘の私はもう慣れっこだ。でも新しい彼は私も気に入った。今度こそ長続きしてほしかったのに…。母親の恋を横目で見つつ、大人の階段を登りはじめる13歳。大ヒットの恋愛アンソロジー『Friends』収録の珠玉短編、前川麻子が映し出す幸せの多面体。

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  • 鞄屋の娘
    3.6
    1巻440円 (税込)
    彼女は鞄を作る父の背中が好きだった。だだだ、だだだ、というミシンの音が「父の音」だった。やがて、家庭に安住できない父は家を出、亡くなった。大人になり、息子をもうけた彼女には既に母もなく、どこかで暮らす同じ「掌(てのひら)」をした異母兄だけがいた……。やがて、彼女は父と同じ鞄作りを始める――。家族、愛、人生の意味を問う第6回小説新潮長篇新人賞受賞作。
  • パレット
    3.0
    1巻550円 (税込)
    渋谷区の公立中学に通う14歳の尚美と絵麻。尚美は、30歳の恋人と両親公認の交際をつづけ、絵麻は、母と二人きりの家庭に、息苦しさを感じている。いまどきの中学生のなにげない日常。そこには、瑞々しい感受性と自意識の世代が持つ、ちょっと大人な、せつない思いが溢れている――。若い読者に、そして、少し疲れたあなたに読んでほしい、煌(きら)めきの9編!

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  • 晩夏の蝉
    4.0
    1巻550円 (税込)
    少年犯罪に携わる若き女性弁護士・真希は、母と幼い娘を暴行し殺害した16歳の少年を担当することになった。少年との、どうしようもない心の溝に、深い悩みを抱く真希。そんな折り、夫の前妻との子と同居するようになるうち、夫との関係にも影が差すようになる。脆(もろ)く揺れる彼女の心の行く先は――。気鋭の著者が世に問う、家族、愛、少年の心の闇。(『明日を抱きしめて』改題)

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  • 鞄屋の娘

    Posted by ブクログ

    昔の女優時代しか知らなかったので読んでみました。
    読んでる間、心がざわざわしてちょっと困ったけど好き。

    0
    2010年01月26日
  • 鞄屋の娘

    Posted by ブクログ

    ほぼ日で荻上直子監督が紹介していた一冊。買ってからしばらく放置していたのを、薄い本なのに2日もかけてじっくり読んだ。主人公は複雑な家庭環境なのだが、自分を振り返ると、愚かな毒親であっても親子喧嘩出来るのは親孝行のうち、と思えるだけマシなんだろう。人は孤独には耐えられないように出来ているのかもしれない。

    0
    2017年07月01日
  • 鞄屋の娘

    Posted by ブクログ

    自伝かなと思うくらいリアルなのに、三人称。グロい話になるかと思いきや、日常に近い展開で、わたしはすんなり読めたかも。変に話がまとまらないのが、人生な感じが出ていて、またいい。

    0
    2015年01月04日
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    Posted by ブクログ

    フィクションだと思って買ってみた。中身は作者における自叙伝だった。
    自叙伝って想像をかきたてられないからあまり好きじゃない。リアル過ぎる。だからエッセイとかも最近は読んでない。
    でも読んでいくウチにあることに気がついた。この作者の恋愛感・・・私と同じじゃんって・・・。
    私はこの年だけど年齢の割には色々と恋をした方かと思っている。
    お互いが出会って、恋をして、愛し合って、別れる。誰もがときめき、失恋に打ちひしがれるその想いというのは経験するだろう。

    話の筋としては帆太郎という青年を小説で描くに当たって、大学生男子数人に取材をはかるウチに子持ち離婚暦のある作者が次第にその中のウチの1人

    0
    2010年01月15日
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    Posted by ブクログ

    前川麻子の名前を初めて見たのは、この本の解説を書いている脚本家・桃井章も触れているロマンポルノ『母娘監禁・牝』だった。当時、脚本家・荒井晴彦の脚本が好きでこの映画を観に行った。岡田由希子の飛び降り自殺にインスパイアされ制作された映画だった。テーマ曲はユーミンの「ひこうき雲」。前川麻子は主演の女子高生役でポルノ女優に必要不可欠と思える色気が欠如していたが、独特の声と幼さの残る顔が印象的で魅力があった。作品自体、とても評価が高く、風前の灯火だったロマンポルノ後期の傑作だった。前川麻子が印象に残ったのはそれだけではなく、当時から劇団を主宰し作演出もしていたからだ。初めて読んだ文章は、俳優・松田優作を

    0
    2010年01月09日

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