前川麻子のレビュー一覧

  • 鞄屋の娘

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    昔の女優時代しか知らなかったので読んでみました。
    読んでる間、心がざわざわしてちょっと困ったけど好き。

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    2010年01月26日
  • 鞄屋の娘

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    ほぼ日で荻上直子監督が紹介していた一冊。買ってからしばらく放置していたのを、薄い本なのに2日もかけてじっくり読んだ。主人公は複雑な家庭環境なのだが、自分を振り返ると、愚かな毒親であっても親子喧嘩出来るのは親孝行のうち、と思えるだけマシなんだろう。人は孤独には耐えられないように出来ているのかもしれない。

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    2017年07月01日
  • 鞄屋の娘

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    自伝かなと思うくらいリアルなのに、三人称。グロい話になるかと思いきや、日常に近い展開で、わたしはすんなり読めたかも。変に話がまとまらないのが、人生な感じが出ていて、またいい。

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    2015年01月04日
  • これを読んだら連絡をください

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    フィクションだと思って買ってみた。中身は作者における自叙伝だった。
    自叙伝って想像をかきたてられないからあまり好きじゃない。リアル過ぎる。だからエッセイとかも最近は読んでない。
    でも読んでいくウチにあることに気がついた。この作者の恋愛感・・・私と同じじゃんって・・・。
    私はこの年だけど年齢の割には色々と恋をした方かと思っている。
    お互いが出会って、恋をして、愛し合って、別れる。誰もがときめき、失恋に打ちひしがれるその想いというのは経験するだろう。

    話の筋としては帆太郎という青年を小説で描くに当たって、大学生男子数人に取材をはかるウチに子持ち離婚暦のある作者が次第にその中のウチの1人

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    2010年01月15日
  • これを読んだら連絡をください

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    前川麻子の名前を初めて見たのは、この本の解説を書いている脚本家・桃井章も触れているロマンポルノ『母娘監禁・牝』だった。当時、脚本家・荒井晴彦の脚本が好きでこの映画を観に行った。岡田由希子の飛び降り自殺にインスパイアされ制作された映画だった。テーマ曲はユーミンの「ひこうき雲」。前川麻子は主演の女子高生役でポルノ女優に必要不可欠と思える色気が欠如していたが、独特の声と幼さの残る顔が印象的で魅力があった。作品自体、とても評価が高く、風前の灯火だったロマンポルノ後期の傑作だった。前川麻子が印象に残ったのはそれだけではなく、当時から劇団を主宰し作演出もしていたからだ。初めて読んだ文章は、俳優・松田優作を

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    2010年01月09日
  • 晩夏の蝉

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    少年犯罪の内容が暗い。
    そして、少年たちの飢餓感が恐ろしい。
    生きていくって難しい。
    嬉しいことや楽しいことや夢中になれることばかりじゃなく、
    身が裂かれるくらいツライことや体中から湯気が出るほどのムカツクことやいろんなことがある。
    それでも、乗り越えて生きていかないといけない。

    話の展開は、次が気になってどんどん読み進めてしまうくらい面白かったです。
    大人に読んでもらいたい本です。

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    2009年10月04日
  • 鞄屋の娘

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    借りた本。
    読みやすかった。
    淡々とした感じが、江國香織さんに似た空気感があった。自分では手を出さないところに人から借りた本は連れてってくれる。感謝。
    2013/2/6

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    2020年05月08日
  • 鞄屋の娘

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    若い頃から母としての日々までが奔放でどこか寂しさを抱え剥き出しに生きている印象。淡泊な筆致で自伝的小説と気付かずに読んだ。妄想に囚われた知人を否定せず医者に伝えるべきと促す所の切なさと、卵型マラカスの中にあたしの欠片が閉じ込められている、のケラケラと笑う様子やミシンのだだだ、だだだ、という音が良い。

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    2018年10月10日
  • 鞄屋の娘

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    【本の内容】
    彼女は鞄を作る父の背中が好きだった。

    だだだ、だだだ、というミシンの音が「父の音」だった。

    やがて、家庭に安住できない父は家を出、亡くなった。

    大人になり、息子をもうけた彼女には既に母もなく、どこかで暮らす同じ「掌」をした異母兄だけがいた…。

    やがて、彼女は父と同じ鞄作りを始める―。

    家族、愛、人生の意味を問う第6回小説新潮長篇新人賞受賞作。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    細かく描写しているのに、説明を読んでいるような不思議な文章。

    筆者が脚本を書いていたことと関係あるのだろう。

    主人公、麻子は自らの父が放蕩な人間であったことが災いし、うまく家庭をつくれなくな

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    2014年08月29日
  • 鞄屋の娘

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    ハラハラするような山場があるわけでもなく、ドキドキするような恋愛が始まるわけでもなく、でも退屈もしないでいつの間にか読み終わってしまいました。
    そして読後感もスカッとする爽快感があるわけでもなく、ほんわかした思いが残るわけでもなく、かといって嫌悪感が残るわけでもない不自然な感じでした。

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    2014年02月08日
  • これを読んだら連絡をください

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    フィクションなのか
    ノンフィクションなのか
    だらだら続く印象
    男子大学生には興味がない
    タイトルが素敵

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    2013年11月17日
  • これを読んだら連絡をください

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    私小説?私小説に見せかけた小説?実際のところはよくわからないけれど、前川さんがどういうふうに考えて小説を書いているのか、日々何をどう思っているのかが、ちょっとわかったような気がする。こういう、作者の考え方や生き方がストレートに表現されているのを読むのは、ちょっと恥ずかしくなったり。とにかく、前川さんの見る「今時の20代」が面白かった。普段見ないふりしていたものを、グサリと刺されたかんじ・・・。

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    2010年04月19日
  • パレット

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    私が中学生のときは何を思っていたか、どう恋愛を捉えていたか、考えてしまう。尚美がワタルに思うことや、絵麻が母親を想う気持ち、彼女たちの自意識の強さなどを見ると、年相応に思えるのに、どうしてこんなに尚美と絵麻が、私の思う14歳と違っているのかと考えれば、おそらく彼女たち、そして伊原にしろ、感じたことや疑問に思ったことをそのままにせず、ちゃんと頭を使ってそれらに向き合っているからだと思う。

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    2010年03月27日
  • これを読んだら連絡をください

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    私小説?
    視点がすき。自分を含め最近の20代半ばまでって
    ほんとこんな感じがする。
    表面の人づきあいはこなすけど、
    芯がない。見えない。
    そのそもないのか、見えにくいのか。

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    2009年10月07日
  • パレット

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    14歳の対照的な女の子2人が主人公。とはいうものの、その彼氏や学校の教師など他の人物からの視点による話もあり、「やっぱり今時の子の感覚は分からないなあ」というところまではいかなかったのが良かった。

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    2009年10月04日