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母親が遺した不動産を共有不動産として相続することになった四人のきょうだい。
先行き不安な零細企業を経営する長男の春馬。
看護師長でありながらも、とある事情によりお金が必要な長女の渚。
考えなしにお金を使ってしまう次男の秋人。
離婚して実家に戻り母と最期まで暮らしていた次女の小雪。
土地の売却価格をめぐって対立するうちに、
それぞれの抱える行き詰まりまでもが明らかとなり……!?
果たして彼らは円満に相続を終え、人生を再スタートできるのか。
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Posted by ブクログ
実に読みやすい文体、物語で、時折り驚かされる出来事を挟み込みながら、決して退屈するわけでは無いストーリーを、細かく分かれた章(せいぜい10ページ位ずつである)に沿って読み進めていく事が出来る、よく出来た小作品であると思う。
また、タイトルにある不動産、については、正しい専門的な知識(著者は不動産会社勤務の経験があるのだろうか?)を元にしたと思われる記述もあり、いずれ不動産の相続をするだろうである方には、大いに参考になるのでは無いかとも思う。
かつて相続を経験した私の場合は兄弟も無く、かと言って相続の苦労が無かった訳でも無い。その様な境遇なのでこの物語に出てくる4人兄弟の家族一人一人の気持ちを実に興味深く、不快感もなく、読み進める事が出来た。
繰り返しになるが読みやすい文体と大きめな活字で、あっという間に読み切る事が出来た。決して後に残るものがなかった訳では無い。お仕着せでは無い、爽やかな読後感が残ったように感じた。
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