諦めない女

諦めない女

770円 (税込)

3pt

母親がスーパーで買い物をするわずかの間に、6歳の少女が忽然と姿を消した! 12年後、フリーライターの飯塚桃子は、事件についての本を書き上げるため、当事者や関係者たちへの取材を重ねていく。それぞれの人物の言葉から浮き上がってくる驚くべき真実、そして少女と母親を待ち受ける運命とは? 1章ごとにがらりと変貌を遂げてゆく極限のミステリー!

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諦めない女 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月19日

    いやあ〜諦めない女が、その言葉を心にあり続けるのが沙恵だった、京子ではなくて。単なる誘拐事件の話じゃなかった、サスペンスじゃなかった、とても大切な守らないといけないって事。2章の出だしでぶっ飛んだ、時系列もだし沙恵がいきなり登場したから、勝手に筋書きを描いている自分は恥ずかしいので。自分だけ守るしか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月17日

    ハラハラドキドキするわけじゃないんです。
    でも先が気になって、するすると読んでしまうやつです。
    すごく面白かったです!
    大きなどんでん返しとかが、あるわけじゃないんです。でもホェーと腑に落ちるんです。
    やっぱり面白いんです。

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    Posted by ブクログ 2023年07月13日

    読み進めていくうちに明らかになる真実、そして予想外の結末…一気読みでした。面白かった。
    母娘共に"諦めない女"だった。やっと自由になれた沙恵に安堵する反面、度を超え歪んでしまった愛情から事件を起こしてしまう京子には報われない気持ちになった。

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    Posted by ブクログ 2023年06月29日

    読み進めていくたび、ゴールポストが動いていく感じ。一章ごとに、変貌するミステリーと言われているけど、それ以上に変わる。ミステリーになっているけれど、それを考える隙がない。

    スーパーでの数分の買い物の間に、6歳の少女の姿が消える。母親は、必死で探す。警察も学校も動くが、金銭の要求もなく、少女の身体も...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月15日

    周囲から何を言われても、姿を消した6歳の娘の帰りを諦めずに待つ母親。自分だったら、京子のようにずっと生存を信じていられるだろうかと考えてしまう。
    予想もしないスケールの広がりを見せる第二章は、遠い世界の話のようでいて実際は…と思わせる裏側のリアル感が生々しい。子どもたちのせつない想いに胸が締めつけら...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年12月12日

    女子小学生が疾走した事件を取材するライターが様々な関係者に話を聞く中で明らかになっていく全貌。
    最初の章は母親が「諦めない女」だが、次の章では違う女になり、意味合いも変わっていく。なかなか壮絶な話だが、全くありえない話でもない。徐々に事実が明らかになっていく様がさりげないんだけど、なかなか衝撃的なこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月10日

    2022.2.10
    なるほど〜
    章ごとに全く違う見方になるので、
    この子どうゆう子だったっけ!?って戻ったり
    面白かった。

    0

    Posted by ブクログ 2021年09月03日

    桂 望実さんの長編小説です。

    スーパーで買い忘れに気付き戻った母を待っていた小学一年の娘、沙恵(さえ)が、入り口のベンチから忽然と姿を消してしまいます。

    そして数年が経ち、離婚した京子は今日もひとりで、わが子の帰りを待ちながら情報を集めてビラを撒きます。 

    第一章は淡々と物語が進行して行きあま...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年11月04日

    章ごとに目線が違うので、え?!って騒ぎながら読んだ。
    前半は完全に母の気持ち。
    後半は娘に感情移入。
    どっちの気持ちもほんとわかる。
    私にも同世代の娘がいるけど、干渉しすぎないようにしようと誓った。
    今のところGPSは見たことない。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年08月16日

    ほんの僅か、ボタンを掛け違えたが為に人生が大きく変わってしまう話。

    最後に母親が「ほっとしたわ。もうこれで沙恵が今どこにいるか、誰と会っているかといったことを心配しなくて済むと思って」という言葉が印象的だった。ライター以外の登場人物全ての人が被害者であり、心が痛んだ。

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