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どんな部屋に住みたいか。
それは、自分の人生を見直すことでもございます。
片付けが、わたくしの使命――
スゴ腕の整理収納アドバイザーが、
驚きのアイデアで散らかった部屋と人生を大そうじ!
人生の棚卸し小説。
夫に先立たれ一人暮らしのタカ子は、ついモノを買い込んで、気づけば家は散らかり放題。整理収納アドバイザーの中村真穂に片付けを依頼すると、棚の奥からタカ子の編んだ大量のセーターが現れた。
タカ子は迷わず「捨てる」と言ったのだが……亡き夫の愛とタカ子の再出発を描く「買い過ぎた家」のほか、クセは強いが腕は確かな整理収納アドバイザーの、人生をも整えるお片付け連作小説。
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Posted by ブクログ
片付けで人生が変わる、とよくいうけれど、具体的にどういうことなのか?
凄腕の整理収納アドバイザー、中村真穂は、片付かない「物」だけでなく、それを溜め込んだ人の人生を読み解こうとする。
すると、「物」は捨てなくてもいいものになることもあるし、依頼人が捨てる決断に至ることもある。
それを導き出すための、アドバイスなのだ。「買い過ぎた家」「物が消えるリビング」「服が溢れるクローゼット」「段ボール箱だらけのアパート」「ちょい置きでカオスになった部屋」物語のタイトルは、どれも片付かない、物が溢れていることを想像させる。そのありふれた状況には、住む人たちの人生の秘密が隠されていた。本人も気づかない、中村真穂だけが気づく、人生が。
100円ショップの収納を使って整理したり、溜まったセーターは慈善事業に、ブランド品はフリーマーケットの業者に委託すれば、捨てるよりも少し利益になるなど、整理収納アドバイザーとしての実用的なアドバイスだけではない。
人生に何が足りなくて、何を求めているのかを気づかせてくれる。依頼者は、それを見極めた上で、捨てるのも持ち続けるのも自由なのだと。自分の片付けにも、モチベーション高くなるなぁ。最後に、凄腕アドバイザーの秘密もわかる構成になっている。
Posted by ブクログ
整理収納アドバイザーの中村真穂が、各家庭の片付けを通して、その人その人の本当に大事にしたいことに気づかせていく過程がとっても良かった。真穂が整理収納アドバイザーになろうと思ったきっかけの話が心に残った。シングルマザーとなった真穂が、家を自分と息子が落ち着ける空間にしたいと気づき、目標がはっきりしたところで片付けを始めた。その中で、片付けはこれまでの自分を見つめ直し、これからの生き方を考える、とても大事な機会になるということに気がついた。この体験をみんなにしてもらい、真穂と同じようにスッキリしてもらいたいと思って始めた整理収納アドバイザー。5話とも読後感が爽やかで、その人その人の人生に明るい希望が持てる。
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