【感想・ネタバレ】腕が鳴るのレビュー

あらすじ

どんな部屋に住みたいか。
それは、自分の人生を見直すことでもございます。
片付けが、わたくしの使命――
スゴ腕の整理収納アドバイザーが、
驚きのアイデアで散らかった部屋と人生を大そうじ!
人生の棚卸し小説。

夫に先立たれ一人暮らしのタカ子は、ついモノを買い込んで、気づけば家は散らかり放題。整理収納アドバイザーの中村真穂に片付けを依頼すると、棚の奥からタカ子の編んだ大量のセーターが現れた。
タカ子は迷わず「捨てる」と言ったのだが……亡き夫の愛とタカ子の再出発を描く「買い過ぎた家」のほか、クセは強いが腕は確かな整理収納アドバイザーの、人生をも整えるお片付け連作小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

夫を亡くし家が散らかっていることを理由に息子夫婦に施設入りを勧められる老婦人、片付けが苦手な妻と散らかった家にストレスをため込んでいる夫、ついつい服を買ってしまいクローゼットがいっぱいの共働き妻、亡くなった常連客からオウムを譲り受けた喫茶店の店主、ちょい置きが癖になっている女性…。
彼らが頼ったのは口コミ評判が良かった整理収納アドバイザーの真穂さん。ちょっと服装が個性的ですが仕事は出来ます。真穂さんがするのは彼らの過去と未来の再編成。

すご~くわかる、という共感でいっぱいになりました(笑)。
私も真穂さんに来てもらいたいです。
真穂さんによって前向きになれた登場人物たち。元気をもらえる本でした。面白かったです。

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2025年10月16日

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主人公はスゴ腕の整理収納アドバイザー。
散らかった部屋と人生を整理していく。
爽快なストーリーの中に気づかされることがたくさんありました。
 

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2025年10月11日

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整理収納アドバイザーの中村真穂が、各家庭の片付けを通して、その人その人の本当に大事にしたいことに気づかせていく過程がとっても良かった。真穂が整理収納アドバイザーになろうと思ったきっかけの話が心に残った。シングルマザーとなった真穂が、家を自分と息子が落ち着ける空間にしたいと気づき、目標がはっきりしたところで片付けを始めた。その中で、片付けはこれまでの自分を見つめ直し、これからの生き方を考える、とても大事な機会になるということに気がついた。この体験をみんなにしてもらい、真穂と同じようにスッキリしてもらいたいと思って始めた整理収納アドバイザー。5話とも読後感が爽やかで、その人その人の人生に明るい希望が持てる。

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2025年09月17日

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真穂さん、うちにも来てくれませんか。
彼女が片付けるのは、物だけでなく、その人の心の荷物も整理してくれる。
私も、人生の棚卸しをして、自分を認めてあげよう。

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2025年09月12日

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ネタバレ

整理収納アドバイザーが主人公のお仕事小説。依頼人のそれぞれの悩みや問題にも向き合う。片付けは過去と未来の再構成がキャッチコピーで依頼が絶えない。

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2025年06月22日

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とても良かった。
桂望実さんは、読みやすいし、人の優しさが溢れている。
仕事小説として読めば、整理収納アドバイザーの中村さんは、ガツガツとプライバシーに踏み込む感じがちょっとしんどく思うが、ハートウォーミング小説だと考えると、中村さんはとても魅力的でした。
第二話の『物が消えるリビング』は子供の話が泣けた。
第四話の『段ボール箱だらけのアパート』も鳥さんの一言でグッと来た。
いいお話でした。

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2025年05月21日

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整理収納アドバイザー中村真穂が、自宅が片付かない5人の依頼人の片付けと同時に人生の整理を助ける。「片付けはこれまでの自分を見直しこれからの生き方を考える大事な機会」てんその通りだと思う。相変わらず読みやすく心の機微を描くのが上手な作家さんだ。

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2025年05月02日

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友人が片付けのアドバイザーをしているので、片付けは自分の内面と向き合う作業であると話で聞いていたが、物語として読むとより腑に落ちた。
私自身は片付けられないタイプではないけれど、物欲がない故に自分の″好き″がわからなくなる時がある。この物は好きで買ったのか、実用的だから買ったのかとか。
断捨離はときどきするけれど、機械的にどんどん捨てることばかりしていたので、じっくり時間をかけて、自分にとって何が大事なのかを向き合う時間をつくる視点で片付けをしてみるのはありかもしれない。

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2025年12月07日

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よく片付け後に人生が変わった、という話があるがまさにそれを物語にした本。しかも未来よりも過去を掘り起こすほうにより価値がおかれているのが面白い。どのストーリーを好きと思うかで自分が今感じているモヤモヤのヒントになるかもしれない。

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2025年11月16日

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大好きな整理整頓と桂望実さん。面白かった!!

自分自身が認めてあげればいい。自分が認めてあげてないから、他の人に認めてほしくなる。〜なるほどなぁ。

片づけをすると、スッキリするし、人生に風が通るようで、いいことがある。

いろいろな家族の関係がある。散らかさずに、そして、家を私の好きなようにさせてくれる夫に改めて感謝した。

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2025年09月23日

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よくあるお仕事小説ね、知らない作家さんだわと軽い気持ちで読み始めたけど、めちゃくちゃおもしろい。それぞれのお話がとっても良いお話で、元気をくれるビタミン小説。

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2025年09月21日

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片付かない片付けられないということに何かしら理由があるのね。自分では気づきにくいから、その手助けをしてもらう。ありだな。片付けしたくなる本。

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2025年08月10日

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片付けの参考になればと選んだ本。
人生と繋がる片付けの5つの物語が面白かった。
整理収納アドバイザーさんの色々な提案に、依頼者は後押しされて新たな人生を歩いていく。
過去を振り返って大切な思い出として、自分の胸の中へ仕舞う作業、断捨離は節目の時期なのかと感じた。
自分のところにも来ていただきたいと思うようなアドバイザーさんでした。

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2025年07月12日

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グイグイくるけど真摯で嫌味のない整理収納アドバイザー真穂の、的確で自由な発想やアドバイスはすごく参考になるし、依頼者達が片付けを機に自身を振り返り前を向いていく姿に心を打たれました。編物上手のタカ子さんと映画好きの泰久さんの話がすき。

少しだけ語られた真穂さん自身の人生も心に残る。全員のこれからを応援したくなる1冊でした。

〈心に残った言葉〉
"片付けは、ご自身の過去と未来を再編成する作業でございます"

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2025年06月30日

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片付けとは過去と未来を再編成するため作業である
大切なものをきちんと収納できるように居場所を作る
片付けることにより、これまでの自分を見つめ直して、これからの生き方を考える良い機会となるだろう

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2025年05月23日

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中村真穂は整理収納アドバイザー、それぞれ片付けができない人たち、これを中村真穂にお願いする 本人も元は片付けができない。仕事の忙しさを言い訳して子供に言われ始めて気が付き、この仕事を始めた。部屋の片付けができない人は本当に自分ではどうしようもない。アドバイスを受けそのように進んでいくしかない。その後決めたことを守るように自分で気をつけるだけ、それでないと又バウンドしてしまう。

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2025年05月22日

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「人生の棚卸し」
凄腕の整理収納アドバイザーが
散らかった部屋と人生を大掃除。

回を重ねるごとにどんどん整理収納から離れていったようにも思うが
人生が、日常が、考え方が
スッキリ好転していくさまが心地よい。

私の部屋も家も人生も片付けてほしい(切実)

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2025年04月28日

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スゴ腕の整理収納アドバイザーが、部屋から溢れたものだけではなく人生までも大掃除する。
簡単にモノを捨てればいいだけじゃなく、どんな部屋に住みたいかを想像し、目標をはっきりとさせることで自分を見つめ直すことになり、これからの生き方を考えるきっかけにもなる。

5つの短編集。
第1話 買い過ぎた家
第2話 物が消えるリビング
第3話 服が溢れるクローゼット
第4話 段ボール箱だらけのアパート
第5話 ちょい置きでカオスになった部屋

どれも心のなかに何か抱えているものがあって、自分では気づけなかったことが、整理することによってなのか、つまりはアドバイザーのおかげなのかもしれないが、心の奥に溜まっていた見えないモノがすっきりと片づいていき、新しい自分に生まれ変わったようになるのが凄い。


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2025年04月12日

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5つの話のうち初めの3つは良かったけれど後半2つははまらなかった。飽きてしまったかなー。でも、3つは良かったのでお勧めしたい。

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2025年11月01日

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整理収納アドバイザー中村真穂に依頼をした5名のお客さんのお話。

片付けは過去と未来の再編成と言い、闇雲に捨てたりするのでなく、依頼客の人生に寄り添ってくれる。
信念のある真穂さんと一緒に人生の棚卸しをすることでそれぞれの日々が好転していく前向きなお話。

一人暮らしのおばあさんが主人公の「買い過ぎた客」が一番良かったです!

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2025年08月09日

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整理収納アドバイザー中村真穂が話しを回す5話から成る短編集。主人公は夫に先立たれた老女、険悪な夫婦、洋服の衝動買いが止まらない女性などなど。どれも頷かずにはいられない内容。特に私は「買いすぎた家」が身に沁みた。

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2025年06月09日

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真穂さんの仕事ぶりだけでなく、依頼主の生活や人生も語っているところが心地よい。ズル休みする話が一番好き。

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2025年05月31日

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整理収納アドバイザー中村真穂を中心とした短編集なのだが、部屋の片付けだけがメインなのではなく、中村真穂は一部に登場するだけのストーリーもある。その第4話と第5話はよかったが、他は片付けられない依頼者の人生にちょっと踏み込みすぎなのではないかと思った。片付けられなくなったのは、その人のこれまでの生き方に密接に関係しているのはわかるが、ここまでプライバシーに踏み込む?依頼者たちは、最終的には感謝して終わるのだが、わたしが依頼者だと、最初の時点で反発してお断りしそう。

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2025年05月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

片付けられない理由ってほんとに人それぞれ
なんだなと気づかされた一冊でした。
散らかっていることはわかりつつも捨てられ
なかったりそれ以前にやる気が出なかったり
と色々とあるけど整理収納アドバイザーの
中村真穂が言う「人生の棚卸」という考え
方にすごく共感しました。
色んな物にも歴史があり、物が多い家に
なった事にも理由がある。その人それぞれの
過去や未来を考えることも踏まえて
整理収納のアドバイスをしてくれる中村真穂、
作中ですごくいい仕事をしてくれました。
そしてある話で整理した後に結局片付け
られずに以前の状態に戻った方もいましたが
それがまたリアルだったしそれでいいとも
思いました。だって誰しもそんなにうまく
いかないし、本人がある程度物が煩雑と
している方がいいのならほんとにそれで
いいと思う。奇麗にしてしまうことが全てじゃ
ないお話だった所もよかったかな。
読み終えた後、自分も少し人生の棚卸を
してみようかなとも思いました。

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2025年05月09日

Posted by ブクログ

整理整頓アドバイザーの中村真穂が人生の棚卸しをする・・・
あなたはどんな部屋に住みたいですか・・・

片付けがメインの話だと思って読むと予想を裏切られました(笑)
人生と向き合う5つの章の短編集でした。
片付けって奥が深いと感じる内容でなにかしら心に刺さる章があると思います。

片付けは自分の過去と未来を考える大切な行為だと考えると深いです。
僕自身、ミニマリストになって世界が変わったので、共感できる内容です。

自分が大切にしたいもの正直に向き合う良い小説だと思います。

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2025年04月27日

Posted by ブクログ

「買い過ぎた家」
「物が消えるリビング」
「服が溢れるクローゼット」
「段ボール箱だらけのアパート」
「ちょい置きでカオスになった部屋」
五話収録の連作短編集。

整理収納は私の趣味で特技。
生まれてこのかた一度として部屋が散らかっていた事はない。

なので整理収納アドバイザー・中村真穂のスゴ技ぶりを興味津々で読み進めた。

収納術というよりは人生立て直し本。

第四話で、オウムの銀次郎が主人公の泰久に亡き友人からのメッセージを伝えた場面では思わず涙腺が緩んだ。
こんなの泣くしかない。

『部屋の乱れは心の乱れ』
今日も綺麗を保つとしよう。

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2025年03月27日

Posted by ブクログ

夫に先立たれたタカ子は、ついモノを買い込んで、
家は散らかり放題に…。「買い過ぎた家」のほか、
クセは強いが腕は確かな整理収納アドバイザーの、
人生をも整えるお片付け連作小説。

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2025年03月31日

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