【感想・ネタバレ】腕が鳴るのレビュー

あらすじ

どんな部屋に住みたいか。
それは、自分の人生を見直すことでもございます。
片付けが、わたくしの使命――
スゴ腕の整理収納アドバイザーが、
驚きのアイデアで散らかった部屋と人生を大そうじ!
人生の棚卸し小説。

夫に先立たれ一人暮らしのタカ子は、ついモノを買い込んで、気づけば家は散らかり放題。整理収納アドバイザーの中村真穂に片付けを依頼すると、棚の奥からタカ子の編んだ大量のセーターが現れた。
タカ子は迷わず「捨てる」と言ったのだが……亡き夫の愛とタカ子の再出発を描く「買い過ぎた家」のほか、クセは強いが腕は確かな整理収納アドバイザーの、人生をも整えるお片付け連作小説。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

夫を亡くし家が散らかっていることを理由に息子夫婦に施設入りを勧められる老婦人、片付けが苦手な妻と散らかった家にストレスをため込んでいる夫、ついつい服を買ってしまいクローゼットがいっぱいの共働き妻、亡くなった常連客からオウムを譲り受けた喫茶店の店主、ちょい置きが癖になっている女性…。
彼らが頼ったのは口コミ評判が良かった整理収納アドバイザーの真穂さん。ちょっと服装が個性的ですが仕事は出来ます。真穂さんがするのは彼らの過去と未来の再編成。

すご~くわかる、という共感でいっぱいになりました(笑)。
私も真穂さんに来てもらいたいです。
真穂さんによって前向きになれた登場人物たち。元気をもらえる本でした。面白かったです。

0
2025年10月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

整理収納アドバイザーが主人公のお仕事小説。依頼人のそれぞれの悩みや問題にも向き合う。片付けは過去と未来の再構成がキャッチコピーで依頼が絶えない。

0
2025年06月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

片付けられない理由ってほんとに人それぞれ
なんだなと気づかされた一冊でした。
散らかっていることはわかりつつも捨てられ
なかったりそれ以前にやる気が出なかったり
と色々とあるけど整理収納アドバイザーの
中村真穂が言う「人生の棚卸」という考え
方にすごく共感しました。
色んな物にも歴史があり、物が多い家に
なった事にも理由がある。その人それぞれの
過去や未来を考えることも踏まえて
整理収納のアドバイスをしてくれる中村真穂、
作中ですごくいい仕事をしてくれました。
そしてある話で整理した後に結局片付け
られずに以前の状態に戻った方もいましたが
それがまたリアルだったしそれでいいとも
思いました。だって誰しもそんなにうまく
いかないし、本人がある程度物が煩雑と
している方がいいのならほんとにそれで
いいと思う。奇麗にしてしまうことが全てじゃ
ないお話だった所もよかったかな。
読み終えた後、自分も少し人生の棚卸を
してみようかなとも思いました。

0
2025年05月09日

「小説」ランキング