ハリガネムシ

ハリガネムシ

770円 (税込)

3pt

私は風呂無しアパートに住む、高校の倫理教師。サチコが、突然アパートに押しかけてきた日から、私は堕ちはじめた。入浴料二千五百円、サービス料一万二千円の店で働く痩せたソープ嬢。手首には無数のためらい傷。2人の奇妙な共同生活の中で、セックスと暴力だけが加速していく。その果てにあるのは? 人間存在の深奥を見据えて深い感動をよぶ傑作小説。「笑い、怒り、おぞましさ……これほど感情を翻弄された小説は久しぶりです」と山田詠美氏激賞の、戦慄の芥川賞受賞作!

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ハリガネムシ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白かった。爆笑するとこあり、共感するとこありで、まあ満足。これからクチュクチュバーンもよんで判断します。

    0
    2012年03月02日

    Posted by ブクログ

    未読であった事を後悔.身体を綺麗にする場で精神が汚れるってのが凄い良かった.だから墜ちたのか.本質が下にあったから墜ちたのか.面白かった.

    0
    2010年12月18日

    Posted by ブクログ

    「爆裂地区」の次に好き。読後、テンションが異常に落ち込む感じになる。この作品は中村文則に結構似ているかも。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    エロと言っても耽美ではなく、より暴虐性が高い。

    この、いわゆる「汚い描写」は読み手に不快感を与えるのは間違いないだろうと思う。

    でもこの薄さで、文字だけで、多くの人に嫌悪感だけを残しているのはもはや評価すべきでは?

    この手の自暴自棄系にしては珍しく、愛のない(もしくは少なく感じ取ることが出来な

    0
    2025年05月06日

    Posted by ブクログ

    暴力とsexと病んだ精神…読んでいることが辛くて苦しい。
    著者は、自分の大学のとても近いところにいた先輩(に間違いないと思う)なので、そっち行かないでほしい、もう止めておきましょう…と何度も心の中で叫びながら、なんて芥川賞なんだ⁈と思った。

    0
    2025年03月22日

    Posted by ブクログ

    自分より頭の弱い者を虐める心理かなあ。虐め(残酷な扱い)はどんどんエスカレートする。小石を詰められて指で掻き出すシーンは、女には痛みを伴う描写だと思う。読み終えて1ヶ月以上経っているが強烈に残っている場面。

    0
    2020年11月06日

    Posted by ブクログ

    グロデスクな描写と登場人物達の気持ち悪さが際立っていた。面白そうなタイトルだったので読んでみたが、後悔した。もう読まない

    0
    2020年01月10日

    Posted by ブクログ

    どこまでも狂っていく。
    歪んだ性癖、狂った興奮をしゃぶり尽くしながら。
    嫌悪するような場面もあるが、このドライブ感はすごい。読んでしまう。

    0
    2017年10月02日

    Posted by ブクログ

    こういう部分否定できないかもしれない……
    な、なんだよ!
    ちょ、ちょっと待てって!
    俺がそうってわけじゃなくてさぁ!

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    とても、怖かった。という感じ。でも、どこか開放感溢れてて。つまり私は自分の気持ちが整理できないままこの本を読み終えてしまった。こんなのは初めてでとても不思議な気持ちになり、何となく「芥川賞受賞」の意味が分かる気がした。
    大人の世界の「実は」を鮮やかに描いている。受け入れがたいが、きっとそうなのかな、

    0
    2009年10月04日

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