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私は風呂無しアパートに住む、高校の倫理教師。サチコが、突然アパートに押しかけてきた日から、私は堕ちはじめた。入浴料二千五百円、サービス料一万二千円の店で働く痩せたソープ嬢。手首には無数のためらい傷。2人の奇妙な共同生活の中で、セックスと暴力だけが加速していく。その果てにあるのは? 人間存在の深奥を見据えて深い感動をよぶ傑作小説。「笑い、怒り、おぞましさ……これほど感情を翻弄された小説は久しぶりです」と山田詠美氏激賞の、戦慄の芥川賞受賞作!
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Posted by ブクログ
面白かった。爆笑するとこあり、共感するとこありで、まあ満足。これからクチュクチュバーンもよんで判断します。
未読であった事を後悔.身体を綺麗にする場で精神が汚れるってのが凄い良かった.だから墜ちたのか.本質が下にあったから墜ちたのか.面白かった.
「爆裂地区」の次に好き。読後、テンションが異常に落ち込む感じになる。この作品は中村文則に結構似ているかも。
自分より頭の弱い者を虐める心理かなあ。虐め(残酷な扱い)はどんどんエスカレートする。小石を詰められて指で掻き出すシーンは、女には痛みを伴う描写だと思う。読み終えて1ヶ月以上経っているが強烈に残っている場面。
グロデスクな描写と登場人物達の気持ち悪さが際立っていた。面白そうなタイトルだったので読んでみたが、後悔した。もう読まない
どこまでも狂っていく。 歪んだ性癖、狂った興奮をしゃぶり尽くしながら。 嫌悪するような場面もあるが、このドライブ感はすごい。読んでしまう。
こういう部分否定できないかもしれない…… な、なんだよ! ちょ、ちょっと待てって! 俺がそうってわけじゃなくてさぁ!
とても、怖かった。という感じ。でも、どこか開放感溢れてて。つまり私は自分の気持ちが整理できないままこの本を読み終えてしまった。こんなのは初めてでとても不思議な気持ちになり、何となく「芥川賞受賞」の意味が分かる気がした。 大人の世界の「実は」を鮮やかに描いている。受け入れがたいが、きっとそうなのかな、...続きを読むと思った。
気持ち悪い。本質的にクズだった人が、クズに刺激を受けて、クズぶりが引き出されていく、という物語。 それを読んで、自分のクズな部分もまた刺激されているかも。実はだれかをぶっ殺したい、誰かを心底バカにしたい、と思っている自分の一部が見え隠れする。いつもはいい子を装ってはいるけれど。 人間の、わたしの...続きを読む、クズを垣間見る。
読書開始日:2022年2月6日 読書終了日:2022年2月7日 所感 最悪の読後。 引力がすごい。 ずっと気持ち悪いところに強制されているよう。 いつもの日々をこれほど愛おしく感じたのは久々かもしれない。 はやく日常を営みたい。 清潔で正常な愛情の中にいたい。 水面に出て呼吸をしたい。 そう感じる。...続きを読む 堕ちることをこれほどまでにリアルに書いた作品を読んだのは初めて。 この一文が一番怖かった。 決して終わることがないだろうと思えるような、さめざめときた泣き方だった すでにサチコの顔が思い出せなかった それがどんな毒であっても、ちょっとだけ舐めてみたい 飢え、かつえ 闖入者 われわれはその「はい」にすがりつくように立ち上がった 剔れて 瓜実顔 うつろきまわる 寝ているサチコまで生ゴミのように見える みなさん大変でんな 日記にそう書いたが、書かれた文字が気に入らなかった、 いかに不完全に見えたとしても、この女は既にこれで完成体らしい そういうの…嫌なの その深刻ぶった真面目な顔に不潔なものを感じた こういう小説に限って親に会いたくなる 決して終わることがないだろうと思えるような、さめざめときた泣き方だった これに追いつかれてはならないと思った これに追いつかれてはならないと思った 私はこの女が私をサディズム男と断定し、ホテルでの事も巧妙にじぶんの中に取り込んでいる 暗い方は暗い方へと闇雲に走った
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