【感想・ネタバレ】ハリガネムシのレビュー

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こういう人もいるよね

2022年04月17日

冒頭のカマキリが本編の流れだとは思わなかった。
ちょっと変態な教師かと思ってたらわりとただのクズ変態でよかった。

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Posted by ブクログ 2012年03月02日

面白かった。爆笑するとこあり、共感するとこありで、まあ満足。これからクチュクチュバーンもよんで判断します。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年01月17日

濃厚な描写 文章の推進力。
素晴らしい。これぞ文学。
でも2度と触れたくない。
すでにリアル本棚からは処分しました。
強烈です。芥川賞受賞作品。

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Posted by ブクログ 2010年12月18日

未読であった事を後悔.身体を綺麗にする場で精神が汚れるってのが凄い良かった.だから墜ちたのか.本質が下にあったから墜ちたのか.面白かった.

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

「爆裂地区」の次に好き。読後、テンションが異常に落ち込む感じになる。この作品は中村文則に結構似ているかも。

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Posted by ブクログ 2020年11月06日

自分より頭の弱い者を虐める心理かなあ。虐め(残酷な扱い)はどんどんエスカレートする。小石を詰められて指で掻き出すシーンは、女には痛みを伴う描写だと思う。読み終えて1ヶ月以上経っているが強烈に残っている場面。

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Posted by ブクログ 2020年01月10日

グロデスクな描写と登場人物達の気持ち悪さが際立っていた。面白そうなタイトルだったので読んでみたが、後悔した。もう読まない

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Posted by ブクログ 2017年10月02日

どこまでも狂っていく。
歪んだ性癖、狂った興奮をしゃぶり尽くしながら。
嫌悪するような場面もあるが、このドライブ感はすごい。読んでしまう。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年08月22日

平成15年上半期芥川賞受賞作。カマキリに寄生してたハリガネムシと自分に潜む欲望を重ねた作品ていうかもうグロくてウゲーの連続だった。
教職の主人公と底辺女の話。主人公が自分のSに目覚めるんだけど、これって他人事じゃないというか誰でも少し潜んでる願望だと思うからなおさらウゲー見たくねぇだった。覚醒させな...続きを読むいで。
底辺女のインパクトもすごかった。シャブ中のソープ嬢で子持ちで旦那がムショに入ってて「だじょー」とかいう変な喋り方とかウサギ面とかリアルに浮かんで怖かった。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

こういう部分否定できないかもしれない……
な、なんだよ!
ちょ、ちょっと待てって!
俺がそうってわけじゃなくてさぁ!

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

とても、怖かった。という感じ。でも、どこか開放感溢れてて。つまり私は自分の気持ちが整理できないままこの本を読み終えてしまった。こんなのは初めてでとても不思議な気持ちになり、何となく「芥川賞受賞」の意味が分かる気がした。
大人の世界の「実は」を鮮やかに描いている。受け入れがたいが、きっとそうなのかな、...続きを読むと思った。

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Posted by ブクログ 2022年02月07日

読書開始日:2022年2月6日
読書終了日:2022年2月7日
所感
最悪の読後。
引力がすごい。
ずっと気持ち悪いところに強制されているよう。
いつもの日々をこれほど愛おしく感じたのは久々かもしれない。
はやく日常を営みたい。
清潔で正常な愛情の中にいたい。
水面に出て呼吸をしたい。
そう感じる。...続きを読む
堕ちることをこれほどまでにリアルに書いた作品を読んだのは初めて。
この一文が一番怖かった。
決して終わることがないだろうと思えるような、さめざめときた泣き方だった

すでにサチコの顔が思い出せなかった
それがどんな毒であっても、ちょっとだけ舐めてみたい
飢え、かつえ
闖入者
われわれはその「はい」にすがりつくように立ち上がった
剔れて
瓜実顔
うつろきまわる
寝ているサチコまで生ゴミのように見える
みなさん大変でんな
日記にそう書いたが、書かれた文字が気に入らなかった、
いかに不完全に見えたとしても、この女は既にこれで完成体らしい
そういうの…嫌なの
その深刻ぶった真面目な顔に不潔なものを感じた
こういう小説に限って親に会いたくなる
決して終わることがないだろうと思えるような、さめざめときた泣き方だった
これに追いつかれてはならないと思った
これに追いつかれてはならないと思った
私はこの女が私をサディズム男と断定し、ホテルでの事も巧妙にじぶんの中に取り込んでいる
暗い方は暗い方へと闇雲に走った

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Posted by ブクログ 2015年10月21日

どこかで、中村文則が好きな人が好きそう、というコメントを見かけ、本書を手に取ってみた。
確かに、似たような要素は見受けられたが、どこかあっさりというのか、さっぱりとした、そこで完結した様に感じた。タイトルから、自身の意思とは関係のないところで、ハリガネムシが自己を侵食、征服し、その行動の結果、ある種...続きを読むの本能の赴く結果が導いた結果を表したように見えた。しかし、部分的に厳密な描写が欲しかったとも思う。

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Posted by ブクログ 2015年06月15日

特に何も残らない読後感。これこそが作中に漂う虚無なのだろうか。だとすれば作者の意図は完遂された。もう何も感じないんだよね。この手のやつ。

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Posted by ブクログ 2015年09月06日

ハリガネムシって世にもおぞましい動きをするのですよね。カマキリから出て空中をクネクネ動いているのを目撃したことがある私としては、そうやって次第に大きく長くなっていく描写が欲しかった。エログロはもうどうでもいいって感じです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年04月17日

こういう事がしてみたかったのだと、この時初めて気付いた。人間の肉体を思い通りに切り刻みたいという欲望を、ハリガネムシのように体の中に飼っていたらしい。(97)

高校教諭の慎一は、ソープ嬢のサチコと親密な仲になる。サチコは不完全な生き物に見えてもそれが完成体で、恐らくどんなに酷い事をされても「平気だ...続きを読むったにゃ」と笑う。
ハリガネムシのように寄生している自分の欲望を、この不完全で完全な生き物にぶつけたいと思う。この欲望が暴れるたび死にたくなる自分も確かにいるが、「私」は生に抗えずにいた。

個人的な話だが、この作品は私が私小説風の純文学にどっぷりと浸かるようになったきっかけであり衝撃であった。高校生当時の私にはとても刺激的で脳内を掻き回されたのをよく憶えている。
そして私もそこで生きたいと思ったのだ、そこがどんな闇を孕もうと。

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Posted by ブクログ 2012年06月10日

「読後感が悪い」という情報に惹かれて読んだが、それほどでもなかった。考えるのが面倒くさい人たちの、反応的な生き方がよく描かれていると思う。これに貧困が加わると、中上健次とか西村健太なんかになっていくんだろうなあ。

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Posted by ブクログ 2012年03月22日

人間は誰でも心の中にどす黒い感情を持っているものである。
それをこの作者はハリガネムシと形容しているのだが、上手いと思う。
他人の読書感想文を読んでいると、グロいとか、エロいとか、エグいとか表現しているが、ぼくにはそれほどには感じなかった。

逆に、作者が思いっきり空想を広げて書いているのがいじらし...続きを読むく思う程度だ。

テーマは転落で間違いないだろうが、それだけでは薄すぎる。

どの感想文にも触れられていなかったのだが、作者がこの小説を書く動機となったのは、某思想家の以下の言葉だったはずだ。
文中、2回も出て来る。
「人はいかにして本来のおのれになるか」

「良心の呵責というものは、わたしには真実を歪ませる一種の【魔女の目】であるように思われる。自分のある行為が失敗した場合、失敗したからこそ、なおさらその行為に対して敬意を持ち続けるーこのほうがわたしの道徳律にかなうのである。」

これが一箇所目。

二箇所目が次の短縮表現。

「いかなる失敗事に対しても、最大の敬意を払うべし」

これをこの小説で表現したかったのじゃないだろうか。

さて、皆さんは作者のこの意図は成功したと思うでしょうか?

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Posted by ブクログ 2023年02月19日

主人公の高校教師の心の闇(ハリガネムシ)が動き出す。相棒のサチコと共に、血を流し、堕ち果てる・・・あまりの描写に途中で目を背けたくなりましたが、人間存在の奥深くを抉る衝撃です。決してお薦めはできません^^;
【第129回芥川龍之介賞】

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Posted by ブクログ 2009年10月20日

なんだろ・・・

あっという間に読み終えましたが。

ん~~~。

底辺、でした。
堕ちて、ました。

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Posted by ブクログ 2009年10月08日

高校の教師である慎一と、子供同然のサチコ。

とにかく餓鬼に過ぎないサチコを成人として更正させる事と、彼女との関係の目的を定めはじめるのだが、あるとき自分が確実に墜ちていく事に気付く。

チンピラまがいな事にまで手を染め始めて、物語は暴力と倒錯の色が次第に支配を強めて行く。

身体の何処かで突如とム...続きを読むシが暴れ始める。ムシの侵入の後、常軌を逸し始め奈落へと転落して行く慎一、果たしてムシのせいか、はたまたムシの所為にして、隠しがたい自身の本性を開けっぴろげにしたのか。

ともかく、暴力的描写は計算のなせる業ではなさそうだ。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

狂ってる。感情むき出しの本。
鮮やかな黄色でシンプルなデザインの表紙に
惹かれて手にして読んでみたが、内容はドロドロ。
後味はよくない。むしろ悪い。

想像の世界を現実の世界に持ち込んでしまったら
こうなるのか。

こういう内容でも芥川賞とれるのね。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

「人の痛みが分かるかどうか」というのは難しい問題であるが、倫理的には「そりゃぁ分かったほうがいいだろう」ということになるに違いない。本書の描写からは、まったくといっていいほど「人の痛み」とか「悲しみ」という感情が欠落している。主人公の心情吐露も、また作者の描き方も、非常に独善的で他者を寄せ付けないも...続きを読むのがある。それは、筆者が意図的に挿入した「倫理としての暴力」の一端なのかも知れないが、そこは読み手の判断として難しいところである。本作を「暴力的表現が過剰に盛り込まれた変態小説」という風に理解してしまうのはあまりに一元的な評価の仕方であると思うものの、それ以外に「筆者が何を描きたかったのか」ということは、非常に分かりにくい。ただひとつ、本作で描かれるような「暴力」性はわれわれの日常と非常に密接なところにあるのであり、実はそれに嫌悪感を示したり、目を背けようとする読者の行為それが、もっとも文学が対象としなければならないものなのかもしれないとは思った。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

もう一言でいって不快で気持ち悪い。 金原ひとみのアッシュベイビーに通じるものが。 癖がありすぎて逆に凄い。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

えげつない描写の数々は、私が今まで
読んだ本の中で一番かもしれません。
マイナスのパワーをひしひしと感じます。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

前歯が取れ「もほもほ」と喋る風俗の女はかわいらしいんだけど、
後半とっても痛い箇所は一度しか読めなかった。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

これも賛否が分かれそうやなと思った。目を覆いたくなるような描写も確かにあるけども、それはそれでいいと思う。

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