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Posted by ブクログ
これぞ夫婦愛!になるのかな?
夫が浮気をした。
妻にバレて妻の体が段々と大きくなる。
3m、4m、5m……。
妻は体の大きさに比例して口からは得体の知らない液体を出し大量の糞尿をする。夫は毎日それの片付けに手こずる。異臭が近所に漏れ騒ぎ出す。これ以上この家で妻を匿う事は難しい。5mにもなった妻をダンプカーに乗せて逃走する。
妻の体が段々と大きくなる?しかも5mにも
そんな病気がこの世にあったのかと疑問符が頭に浮かんだがなんだか面白いというか不思議な気持ちで読み終えた。
夫婦愛が描かれているのか?それとも全然違う意味合いを持つ内容なのか……普段は使わない難しい漢字を充てているし、読解能力が低い自分には難しい結論となりましたがなんか面白かったです。
異臭を放ち巨大化した奈緒美さんを少し可愛らしいと感じたのは自分だけでは無いはずです。
Posted by ブクログ
夫の浮気を知り、絶望となった妻にもたらされた変化は巨大化だった。
妻の身長は4メートルを超え、服も着れない、外出もできない。ただ、大量の食料を食べ、大量の排泄をするだけ。そんな妻を眼の前にした夫は苦悩と嫌悪、愛情を投げかけながら、妻に尽くし続ける。
カフカの「変身」のように理由もなく異形になってしまった人間に対しての周囲の反応を描き、人間の残酷さや身勝手さ、愛しさを浮かび上がらせるフィクション。
自らの社会的地位を放棄し、排泄物まみれになった妻を愛することができるのか。読んでいるだけで臭ってきそうな汚物の描写は凄まじい。だけど、似たようなことは現実でも「介護」という名で行われている。
Posted by ブクログ
このところ4冊続けて吉村萬壱先生の本を読んだ。
分冊のものを除くと、同じ作家の本をこんな風に読んだのは初めてで、それだけ惹かれるものがあったということだと思う。
この小説は、途中までは老人介護についての隠喩なのかなと的外れなことを考えながら読んでいた。少し前に読んだ「うんこ文学」の影響もあった。だが、途中から純愛がテーマだったことに気づく。
純愛と言っても、もちろん素直なものではなく、捻くれて、我が儘で、身勝手な主人公と、その主人公のために?変化を続ける妻への純愛であった。
グロテスクに変化を遂げる妻も健気で愛らしく感じる。
ただ、果たしてそれは愛だったのか、世間体を守るという身勝手さはなかったか、妻は夫の献身を求めるために変化を続けたのではないか、などいろいろな感想が湧いてくる。
そもそも人の感情はそれほど単純ではなく、色々な感情が混じり合っているものなのだということに気づかされる。それはこの作家の作品に共通している部分で、だからこそこれほど惹かれたのだろう。
続きがとても気になる。
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