CF

CF

880円 (税込)

4pt

3.8

元総理への凶弾と宗教問題。
刊行時に予言的作品とメディアを揺るがせた超問題作!

書評続々掲載!
読売新聞、日本経済新聞、毎日新聞、産経新聞、共同通信、週刊文春、文學界etc.

脳が侵され、やがて全身が洗脳されていく。
人間とは、かくも弱い生き物なのか!
(芳林堂書店高田馬場店 江連聡美)

超巨大企業・Central Factory(通称CF)は加害の責任、被害者の苦しみを取り除く「無化」を行い、人々を平穏な世へ導いてくれている。だが、人類最高のシステムに疑問を持つ男がひとり。男はCFへのテロを計画していた。なぜ男は夢の世界を壊そうとしているのか。その時、理想郷を壊されようとされている人々は……。予言的作品と話題を呼んだ物語が待望の文庫化。

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CF のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    起きてしまった事故事件は消せはしないけれど、責任を消す。
    実在の事件事故を想起させるような、描写があったりで、社会派小説を思わせる中、最後の1ページでうわっとなる。

    0
    2025年07月01日

    Posted by ブクログ

    面白かった。

    吉村さんの作品は私には過激で読めないものもあるけど、これは全く問題なく読めた。

    日本の問題を吉村さんらしい視点と書き方で深く捉えていて、構成も素晴らしく、とても良かった。
    ラストのオチが見事。皮肉たっぷりで、最高。

    帯の〈元総理への凶弾と宗教問題。刊行時に予言的作品とメディアを揺

    0
    2025年02月28日

    Posted by ブクログ

    吉村萬壱『CF』徳間文庫。

    元総理への凶弾と宗教問題を描いたことから、刊行時に予言的作品とメディアを揺るがせた超問題作らしい。しかし、読んでみると現実に起きた事件とは全く違うようで、がっかりした。

    ピカレスク小説のような、近未来ディストピアSF小説のような奇妙なテイストの小説であった。

    まるで

    0
    2025年01月24日

    Posted by ブクログ

    曖昧模糊とした無責任な風潮かと思えば溜飲を下げるが如く苛烈に責められて人生を徹底的に下る芸能人がいたりする。
    寛容であってもよいが、必要な降格や交代はやんないと駄目だと思う。
    それが無い。
    わかりにくい風潮をわかりやすく。
    実態のないものにリアルを与えている貨幣社会。
    金があれば大概のことは出来るん

    0
    2025年01月23日

    Posted by ブクログ

    単行本で出たときに気になっていた本、文庫本になったので早速買う。
    読んでいて不思議な気持ちになる。もしかするとCFは既に自分たちの社会にそれとはわからない形で組み込まれているのではないか。そんな気がする。そんなわけないか。

    0
    2025年01月19日

    H

    購入済み

    書評等では、予言的な小説とのことでしたが、そのようには読めませんでした。ただ、今の時代というか、望まない日本の未来を映す小説と思います。その意味で、面白かった! ただ、何故か私は没入できませんでした。
    評価としては、悩んだ結果、☆3つとしました。実態は、☆4つには届かないけど☆3つではないということ

    0
    2025年03月16日

    Posted by ブクログ

    生まれてから何かのきっかけで人を殺めるほど憎らしいと思う感情を持った事がないから何とも言えませんが、加害者の責任を無化する事で被害者の加害者への憎しみが消えると言うどうも納得いかないシステムを提供するCF。登場人物の北岡くんと同じ気持ちで、そんな事あるかと言いたいが、そこは巨大な組織CFが行う自作自

    0
    2025年01月26日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    CFという会社の経営方法と周縁の人々の話

    日本国内に666社も建物を構えるCF。請け負っている業務内容は「責任の無化」、無化が行われると対象と被対象から責任が消える。人が生きやすくなるための手段や方法として用いられている。
    人々はCFについてさざめき合う。。

    CFという巨大な茶番に翻弄される人々

    0
    2025年04月04日

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