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  • #塚森裕太がログアウトしたら
    4.3
    高三のバスケ部エース・塚森裕太が突然「ゲイ」だとSNSでカミングアウトした。騒然とするも反応は好意的。しかし同じ学校の隠れゲイの少年、娘をレズビアンだと疑う男性教師、塚森ファンの女子高生、塚森を崇拝する後輩は、彼の告白に苦しみ、葛藤する。それは「本当の自分」になるはずだった塚森も同じだった――。痛みと希望の青春群像劇。
  • なごみ 2024年4月号
    NEW
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本人が特別なおもいを寄せる「桜」。茶人は桜を、意匠や趣向にもりこむことで、より深く愛でてきました。本号特集「桜を趣向に茶会を楽しむ 茶の湯で花見」では、歌舞伎演目『桜時雨』を趣向にした茶会、能と茶道具で感じる桜、桜づくしの茶会、桜の和歌から創作した和菓子など、「茶の湯ならではの桜の楽しみかた」を紹介します。/連載「気持ち伝わるもてなしごはん」(大原千鶴)、「はじめての茶花レッスン」(北見宗雅)、「京本大我 亭主のもてなし 自分だけの茶籠を組む」、「茶席のことば塾」(石塚修)、「茶のある映画」(春日太一)ほか。
  • 昆虫
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 最新の情報はもちろん、楽しく読めるQ&Aも豊富に収録されたいちばん新しい昆虫図鑑が登場! ”もっと知りたい!”という知的好奇心を刺激する深掘りコラムや、迫力のある生態写真で、臨場感あふれる昆虫図鑑になっています。約1000種の美しい標本写真は、昆虫採集にも活躍します。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 別冊NHK100分de名著 読書の学校 養老孟司 特別授業『坊っちゃん』
    4.4
    「本は読まなくてもいい」「効率は求めない」……。生徒との対話は、世間の常識を覆すことから始まった。人間が成熟するとはどういうことなのか? 他人の評価を気にせずに道を切り開く術とは? 漱石と「坊っちゃん」の姿を自身に重ねながら、養老流・人生の極意を伝授!
  • いろごと
    4.3
    1巻880円 (税込)
    Ginaで連載していた「いろごと」がついに書籍化! 人気イラストレーターのmiccaさんが描きおろしたイラストをフルカラーでお届け。中心となるのは女の子なら誰もが共感できる、甘く切ない恋愛の話。揺らぎや別れ、片思い、未練、報われない想い、新しく踏み出そうとする一歩……さまざまな恋の結末に胸が締め付けられます。切なさが募る冬にピッタリな一冊に仕上がっています。
  • ほんとうの復興
    3.6
    目の前にある現実は、問題ではなく、答えである。ここから、何を、どう、考えていけばいいのか――? 大きな自然災害にしばしば見舞われることが宿命づけられているこの国に生きる、われわれの文化的・社会的な特質と、「政治化」や「官僚化」によって起こった人災としての原発事故の根本にある情理を、鋭く深く論究する。

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  • メーラーデーモンの戦慄
    4.0
    メーラーデーモンを名乗る者から「一週間後、お前は死ぬ」というメールが届いた後、殺害される連続殺人が発生! 「お客様」を殺された上木らいちは捜査を開始。被害者は全員、X-phone(サイフォン)社のガラケーを所有していたことが判明する。一方、休職中の元刑事・藍川は「青の館」で過ごすが、小松凪巡査部長のピンチを知り、訳ありの宿泊者たちと推理を展開。らいち&藍川、二人は辿り着いた真相に震撼する!!
  • RPGスクール
    3.5
    高校1年生の剣先は剣道で全国ベスト4になった実力者だが、幼馴染を通り魔から守れなかったため剣を捨てた。ある日、超能力体験学習のため来校した超能力者イマワの死体が足跡のない運動場で見つかる。すると学校が外部と遮断され、スピーカーから「脱出するには私を倒せ」という「魔王」の声が聞こえ、モンスターたちが出現。剣先は超能力少女ミラを守るため、モンスターと戦い、魔王を探すのだが。驚愕の「新感覚」本格ミステリ!
  • #電書ハック【文春e-Books】
    -
    電子書籍は紙の本を駆逐する悪魔か、それとも出版界を救う救世主なのか!? 文学少女が編集者として一人立ちしていく姿を追いながら、変貌する出版界の明日を占うお仕事小説。 小説が好きで出版社に就職した春日枝折だったが、配属されたのは電子書籍編集部。 古典を愛するアナログ少女は、デジタル化の時代に突入した出版界の荒波に揉まれることに! 紙の本から戦力外通告を受けた官能系老作家。 ネット民には刺さる引きこもり系作家。 デジタル人間で紙の本には目もくれない電子書店員。 思いもしない面々との出会いに目を白黒させるばかりの枝折だったが、作家たちの間で出版界へのテロ攻撃、〈電書ハック〉の計画が持ち上がっていることを知り……。 様変わりする出版界と読書界の中で、枝折は編集者として自分の生きがいを見出すことができるのか!? 【本書は電子書籍オリジナル小説です。】
  • こう考えると、うまくいく。~脳化社会の歩き方~
    -
    “現代社会を快適に生きる答え”は、20年以上年前に出ていた! 「脳の世紀」といわれる21世紀社会の正しい生き方とは? 20年以上に行われた養老孟司氏の講演録だが、 それは現代を予見している内容であった! 本書は、20年以上も前に行われた養老孟司氏の講演録をまとめたもの。 「意識は、なぜあるのか?」「 人間は死んだら『モノ』なのか?『ヒト』なのか?」「人間は『人工身体』と『自然身体』の二つのからだを持っている」「 人工(脳)と自然(身体)との釣り合いこそ重要である」「 人間は、意識だけでできているわけではない」「『男』と『女』という言葉ができたとき、性の連続が断ち切られた」「人間は、自分ができることの説明ができない」「 子どもを育てるとは『手入れ』をすること」「『ああすれば、こうなる』だけになった現代社会」という9講演を収録している。
  • カフェでよくかかっているJーPOPのボサノヴァカバーを歌う女の一生
    完結
    4.0
    ミュージシャンを目指して活動するも芽が出ないまま35歳になった女が、枕営業の末、インディーレーベルプロデュースのJ-POPのボサノヴァカバーCDのなかの一曲を歌えることになったが……。いい年して夢を捨てきれず、サブカルにまみれて自意識ばかりが肥大した、残念な20代、30代男女の肖像をシニカルな筆致で描く連作短編集。
  • がんから始まる生き方
    4.0
    血液がんにかかり、危うく見落とされそうになった柏木氏。その治療をサポートしたあと自分のがんを発見し、手術を受けた中川氏。2人を仲介し、「自分もがんの2つや3つはある」という養老氏──この3人が再会し、患者・治療者・助言者というそれぞれの立場から、医者と患者の未熟さ、統計的思考の危うさ、日本人の死生観までを大談義。がんのタブー視をやめ、患者の生き方を大胆に提案する、今までにない「がん体験指南書」!
  • デザイナー渋井直人の休日
    -
    1~2巻968円 (税込)
    光石研さん主演の実写ドラマ化も大好評!! オシャレ独身デザイナーの、楽しくもほろ苦いLOVE&LIFE。 オシャレな雑誌や広告のデザインを生業とし、そして、これまたオシャレなインテリアに囲まれ、かわいい愛犬とセンス抜群の暮らしを楽しむデザイナー渋井直人50代独身。隅から隅までこだわりのある、誰もが羨むライフスタイルを手にしている男……のハズなのに、なぜか私生活はとってもザンネンな感じで…。 同業者のライバルには差を見せつけられ嫉妬。憧れの大御所イラストレーターとはうまくコミットできずに意気消沈。仕事や趣味やSNSで次々と巡り合うヒロインたちには毎回トキメキ、さらに飲み屋で知り合った女性とついに恋に落ちて……? 『奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール』 の作者が贈る、 ほろ苦くもクスッと笑えて温かい、渋井直人の七転八倒な日常物語。 テレビ東京で実写化されたドラマ版のBlu-ray BOX発売に合わせて、7月3日に電子書籍を配信します。 ※紙のコミックスは2017年に宝島社で刊行されています。
  • ねこバカ いぬバカ
    4.4
    ペットとひとの長生き、医療、看取りを語る。 「動物はいい、気持ちが休まって」、 「ひとりで生きるより手のかかる相手がいた方がいい」(養老孟司) 「弱っていく姿を見かねて安楽死を考えたことも」、 「ペットのがん治療は、アバウトすぎて一種の無法地帯」(近藤 誠) 日本で買われているペットは15歳未満の子どもより多い、約2千万頭。 猫、犬、サル、ネズミ…小さい頃からいろいろ飼ってきた養老先生と、歴代4匹のワンコを飼い、哺乳瓶でミルクをあげて“子犬育て“までした近藤先生。ペット大好きドクターふたりが、愛するペットとの暮らし、医療、看取りを語りつくしました。 人もペットも寿命が延びて、さぁ大変。高齢ペットのがん治療、介護、安楽死など悩ましい問題がいっぱい。そんな時代に、おもしろくてためになる、実は深い対談です。 養老まる(スコティッシュ・フォールド、11才)と、近藤ボビー(ボストン・テリア、1才)のほほえましいスナップはカラーページに収めました。 【ご注意】※この作品はカラー画像が含まれております。
  • 仕事道楽 新版 スタジオジブリの現場
    4.1
    「いつも現在進行形、面白いのは目の前のこと。」 好きなものを好きなように作りつづけ、アニメーション映画の最前線を駆け抜けてきたジブリ。そして2014年、高畑勲の14年ぶりの新作、宮崎駿の「引退宣言」を経て、世界のジブリ・プロデューサーが今、語ることとは? 『風の谷のナウシカ』から30年、増補を加えた決定版!【カラー口絵1丁】

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  • ヤマケイ文庫 「身体」を忘れた日本人 JAPANESE,AND THE LOSS OF PHYSICAL SENSES
    5.0
    解剖学者・養老孟司氏と作家・冒険家のC・W ニコル氏が、都市生活によって衰えた日本人の身体をテーマに、子どもたちのこと、食べるということ、極地での気づきなどさまざまな問題に切り込んだ対談集。 アレルギーになる子ども、災害時に火をおこすことが出来ない大人たち。 便利になりすぎた都市生活によって、あまりに身体を使わない世の中になっていないだろうか。 そして自然と触れる機会もなくなった現代人は、嗅覚、免疫といった身体機能も衰えている―。そんな問題意識から、話は広がっていきます。 文庫版には、著者のお二人と交流がある甲野善紀先生による解説を追加しています。 ■内容 【1章 森と川と海のこと】 荒れた森を再生する/日本の杉は苦しがっている/木の力、森の力/森と川、そして海のつながり…ほか 【2章 食べること、住まうこと】 田舎の力/都会の罠/虫は貴重なタンパク源だった/何でも食べられるのは「貴族」/木を生かす適材適所…ほか 【3章 子どもたちと教育のこと】 「ほったらかし」が一番/二人の子ども時代/母親の世界から飛び出せ/ゲームより実体験/体験を通すと生きた知識が身に付く…ほか 【4章 虫のこと、動物のこと】 生き物の分類は分ける人によって変わる/ゾウムシは中央構造線を知っている?/オスは時々いればいい/熊との付き合い方…ほか 【5章 五感と意識のこと】 ハエも用心するクサヤのにおい/顔色をうかがうための進化/意識はコントロールできない/「意識の時代」と「身体の時代」…ほか 【6章 聞くこと、話すこと】 英語を強制されたトラウマ/気持ちと結びつく日本語/訓読みは難しい/主語の有無は文化の違い/自我の目覚めが遅い日本人…ほか 【7章 これからの日本のこと】 子供も、大人も外で遊べ/若者に責任を持たせよ/日本人に覚悟はあるか/言い訳の多い日本人/日本人よ、自分を取り戻せ…ほか ■著者について 養老孟司(ようろう たけし) 1937年神奈川県鎌倉市生まれ。解剖学者。東京大学名誉教授。 1962年に東京大学医学部を卒業。1981年、東京大学医学部教授に就任。 1995年に東京大学を退官。脳科学や人間の身体に関するテーマをはじめ、幅広い執筆活動を行う。 昆虫研究でも知られ、2022年まで福島県須賀川市の科学館「ムシテックワールド」の館長を務めた。 著書に『養老先生と虫』(山と溪谷社)、『バカの壁』『「自分」の壁』(新潮社)など多数。 C・W ニコル(クライヴ ウィリアム ニコル) 1940年英国ウェールズ生まれ。作家、環境保護活動家、探検家。 カナダ水産調査局主任技官、エチオピア・シミエン山岳国立公園長などを歴任後、1980年長野県に居を定める。 1986年、荒れ果てた里山を購入し『アファンの森』と名付け、森の再生活動を始める。 2002年「一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団」を設立し、理事長となる。著書に『勇魚』(文藝春秋)など多数。 2020年、79歳で逝去。
  • 自分は死なないと思っているヒトへ
    4.7
    ゆとりの重要性を説く人間論の決定版! 忙しい現代人が生の実感を得ながら充実した人生を送るためには? 日本を代表する知の巨人が「豊かさ」の本質を語り尽くします。
  • ヤマケイ文庫 養老先生と虫 ~役立たずでいいじゃない~
    4.3
    1巻990円 (税込)
    形はどこにあるのか、色は何でできているか、虫を拡大すると世界はどうなるのか、生物多様性とはなにか。 ただ面白いから一日中、虫を見ているだけ。 そうしているうちに、なにかがわかってしまう。 物事にすべて理由があるとは限らないのである――。 長年、虫と自然に教わってきた世界の見方を明解に楽しく語る養老孟司流の生きるヒント。 虫に憑りつかれた面々が虫好きの楽園・ラオスに集った命がけの採集記も収録。 文庫版オリジナルエッセイ付き。 『虫の虫』(廣済堂出版)を改題・再編集のうえ文庫化。 ■目次 1 虫を見る 見ること/形はどこにあるか(一)/形はどこにあるか(二)/色を見る/虫の色/虫の大きさ/ 拡大する/区別して分類する/五感と虫/虫を見てなにがわかるか(一)/虫を見てなにがわかるか(ニ)/それでも虫なのだ 2 ラオスで虫採り タライいっぱいの虫/虫採りに抵抗のない国/懐かしい風景/似ているのに違う/二次林だという思い込み/ クチブトゾウムシはどこにいるか/行ってみなけりゃわからない/二〇〇八年春、シェンクワンへ/蛍光灯破損事件/ テングアゲハの聖地/チョウを呼ぶ色/ラオスヒノキ方式/原生林は虫が少ない/シダにつくクチブトゾウムシ/ 瞬間移動する蝶人/虫屋とラオスに適応/いてはいけないチョウがいた/ヤシの実から出てきたゾウムシ/爺さんの災難/ ネジレバナという変な虫/完全変態の謎/一つの原理では説明できない/またもや新種発見/広がるトウモロコシ畑/ ラオスには研究拠点が必要/アシナガバチの攻撃/第三の事件 文庫版エッセイ:人が生きる理由とは
  • まともバカ~そもそも始まりは頭の中
    4.0
    養老孟司が「脳」から人間をあぶりだす! 解剖学の第一人者が「脳」から考察した人間の生きざま。 生と死、言葉と文化、都市とメタバース……すべての「現実」は我々の「脳」が決めている!
  • サンプルコードで学ぶ Node.js Webスクレイピング
    値引きあり
    -
    本書は、『Node.js』の導入からWebスクレイピングの実施までの流れを、サンプルコードを中心に学ぶ解説書です。『Node.js』の開発環境の構築、「node」や「npm」コマンドの利用方法やJavaScriptの駆け足での基礎知識をはじめとして、「node-fetch」「jsdom」を利用したファイルのダウンロードやHTMLのパース。「Puppeteer」を利用したWebブラウザの操作や情報の取得などについて詳しく紹介しています。

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  • ボクたちはみんな大人になれなかった
    5.0
    燃え殻によるベストセラー小説『ボクたちはみんな大人になれなかった』(新潮文庫刊)を俊英・野原多央がコミカライズ!それは人生でたった一人、ボクが自分より好きになったひとの名前だ。気が付けば親指は友達リクエストを送信していて、90年代の渋谷でふたりぼっち、世界の終わりへのカウントダウンを聴いた日々が甦る。過去と現在を SNSがつなぐ、切なさ新時代の大人泣きラブ・ストーリー。
  • 文藝春秋2024年5月号
    NEW
    -
    ■■■緊急特集 都知事の「ウラの顔」■■■ ◎小池百合子都知事 元側近の爆弾告発 小島敏郎(元都民ファーストの会事務総長・弁護士) 「私は学歴詐称工作に加担してしまった」 ◎カイロで共に暮らした友への手紙 北原百代 百合子さん、あなたが落第して大学を去ったことを私は知っている── ◎コロナワクチン後遺症 読者の疑問に答える 福島雅典(京都大学名誉教授) ◎大座談会 昭和海軍に見る日本型エリート 保阪正康/河野克俊/戸高一成/新浪剛史/楠木建 ◎特捜部はなぜ五人衆を逮捕できないか 五十嵐紀男(元東京地検特捜部長) ◎プーチン新政権の「影の軍団」小泉悠×長谷川雄之 ◎トランプ前大統領は気配りもできる 杉山晋輔(元駐米大使) ◎短期集中連載4  駐中国大使、かく戦えり 原発処理水「情報戦」の真相 垂秀夫 ◎訂正できない日本共産党 東浩紀×松竹伸幸 ◎五大商社を鍛えた失敗の歴史 秋場大輔 ◎伝説のサラリーマン投資家が明かす個人資産800億円の投資術 清原達郎 ◎東大教授の「尊厳死」提言 あなたはどう死にたいですか 佐倉統 ◎カラダの不調スッキリ 室伏流4つのメソッド 室伏広治(スポーツ庁長官) ◎令和Z世代はなぜ働かないのか 麻布競馬場 佐藤優 ◎皇居の新博物館で宝物を探そう 磯田道史 島谷弘幸 ◎アカデミー賞なんて夢みたい 本田雄 ◎松本幸四郎インタビュー 叔父吉右衛門の煙草入れ 【連載】 ◎新連載 地図を持たない旅人 大栗博司 ◎お笑い社長繁盛記4 太田光代 ◎ムーンサルトは寝て待て10 内館牧子 ◎記者は天国に行けない28 清武英利 ◎有働由美子対談64 万城目学(作家) ◎小説 病葉草紙 京極夏彦

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  • コラムの王子さま(42さい)
    3.0
    『奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール』作者の魅力全開! 漫画家・コラムニストとして、サブカル界で独自の道を進んできた著者の、6年ぶりのコラム本がついに刊行。 「とても」の丸みボディ(字のことです)をいつくしみ、「中指」の可哀想さを世間に喚起し、「お湯」のセルフプロデュースの高さに着目し……。森羅万象の「そこ!?」というものに過剰に思いをはせた、44本のコラム集です。 巻末には渋谷直角が「かわいい」と認めたものたちが大集合した「かわいい王国図鑑」31ページを収録。(自動販売機の横のごみ箱、TSUTAYAのバッグ、センサー式の蛇口など20本!) 【目次】 とても/ぶどう酒/まみむめも/つもり/おこげ お湯/中指/雑/くぐる/クロワッサン/打ち合わせ/イチゴ/なまこ/み/しいたけ/あわよく/ビショビショのサンドウィッチ/それもいい/味/丸まった靴下 ……ほか、絵やマンガが渾然一体となったコラム44本。 〈巻末付録〉 お寿司/バス/あぶらあげ/小石/うずらのたまご/フタ/自動販売機の横のゴミ箱/TSUTAYAのバッグ/センサー式の蛇口 ……ほか、かわいいものばかりを集めた32ページ「かわいい王国図鑑」付き。
  • 日本の歪み
    3.8
    この社会の 居心地の悪さは どこからきたのか? 明治維新と敗戦、憲法、天皇、 経済停滞、少子化、巨大地震… 「考えたくなかった」 戦後日本の論点を徹底討論! <本書の内容> 右も左も、いまだに外圧頼り。 内発的に自分たちの価値を肯定し、守るということができていない(東) 天皇が生物学を勉強したのは、正気を保つためにやっていたんでしょう(養老) 日本人は戦争による被害も、人災ではなく天災のように捉えてしまう(茂木) 「シビリアン・コントロール」なんて、 自分の国の言葉にもできないようなものが身につくはずがない(養老) 戦後、この国は、人の心を安定させるものを、かなり潰してしまった。 新興宗教が強いのも、コミュニティの貧しさと関係している(東) 「九条」に限らず、日本は整合性をつけることへの欲望がない(茂木) 日本経済が30年も停滞している理由は、 もう作らなくていい、壊さなくていい、という暗黙の民意なんじゃないか(養老) 被害の記憶を伝えたいなら、震災の日だけでも実際の津波の映像を流したほうがいい(東)
  • 形を読む 生物の形態をめぐって
    4.0
    「この本では、生物の形態を、一般にヒトがどう考え、どう取り扱うかについて、私の考えを述べた。いままで、形態そのものを扱った本は多いが、こういう視点の本はないと思う。」 生物の形に含まれる「意味」とはなにか? 形を読むことは、人間の思考パターンを読むことである。解剖学、生理学、哲学から日常まで、古今の人間の知見を豊富に使って繰り広げられる、スリリングな形態学総論。ものの見方を変える一冊!
  • あいうえパズル
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ひとりでじっくり、みんなでわいわい! ひらめき力を鍛える推理と連想のことばあてゲーム本。 「ぷよぷよ」「はぁって言うゲーム」のゲーム作家がつくった、子どもから大人まで楽しめるレベル別の70問。 カタいあたまを柔らかく、楽しみながらひらめき力を鍛えるゲームで、なぞのいきもの「ちょっかんくん」と一緒にあいうえおの迷宮を探検しよう! 大人気ボードゲーム「あいうえバトル」がパズル本になりました。 あそびかたはシンプルです。テーマ(お題)に沿ったことばを探して、穴あきのちょっかんくんに「あいうえボード」からひらがなを選ぶだけ! もんだいは難易度1~5までありますが、それぞれ段階別のヒントもたくさんついています。 謎本としてはもちろんのこと、語彙力アップ、発想力のトレーニングにもぴったりです。 テーマもこたえもそれぞれを推理して連想して、「これだ!」とひらめく快感をぜひ味わってください。
  • 世界ヤバすぎ!危険地帯の歩き方
    3.8
    スラム街、ドラッグ、国境裏ルート……登録者33万人の人気YouTube「丸山ゴンザレスの裏社会ジャーニー」でもおなじみの危険地帯ジャーナリストが明かす、知られざる世界のダークサイドとその歩き方。 クレイジーな好奇心が止まらない!! 世界の「危険な話」が満載! ★殺し屋に聞いた怖すぎる話 ★逃亡者の生活 in バンコク ★覚せい剤は副作用がヤバすぎ ★12月は強盗の季節 …and more!
  • 昆虫はもっとすごい
    -
    アリの匂いや動きを真似て巣に居候しタダ飯を食うハネカクシ、交尾のためにわずか数十分の命を懸ける雄と寄生先から一生外に出ない横着な雌のネジレバネ、何の意味や役割があるのか全く分からない奇妙キテレツな形をしたツノゼミ…――アリと共生する昆虫が専門の人気学者・丸山先生、無類の虫好きでお馴染み養老ハカセ、生態が謎だらけの寄生虫研究者・中瀬クンによる夢の“虫屋”トリオが、昆虫ワールドの魅力を語りつくす。
  • 老いてはネコに従え
    3.7
    人生は一切なりゆき、行きがかり―― ネコの虜、85歳と86歳が「自分勝手」の極意を語る 下重 私たちはどうして、これほどまでにネコに惹かれるんでしょうね。 養老 人間と違って、ものをいわないからじゃないですか。ものをいったら憎たらしくなることもあるかもしれない(笑)。 現在80代半ば。 敗戦によって、「世の中の正義」が一夜にしてひっくり返る理不尽・不条理を目の当たりにし、 社会が押しつけてくる「ものさし」を根底から疑うようになった、養老孟司さんと下重暁子さん。 「社会性などまるでないネコのほうが、よほど信頼できる」と養老さんは語ります。 本書は、「90歳の壁」を目の前にしたお二人が、それぞれのネコ愛を基軸に、 老いや病、日本社会が抱える歪(ひず)みなどについて縦横無尽に語る対談企画。 しなやかに生き、素直に死んでいくネコたちの後ろ姿から、 「生き物として、ラクなあり方」のヒントを素描する一冊です。 【目次】 まえがきにかえて 養老孟司 第一章 ネコと暮らせば 養老さん、危機一髪 「独立した人格」をもっていた、まる 気がつけばそこにまるがいた 「鳥」になった最愛の猫・ロミ ものいわぬ猫たち、それゆえの魅力 媚び猫なんてみたくない 「血統書つき」には信用を置かない モグラが部屋を走り回っていた朝 猫は体の声を聞く 生き物としてお粗末な人間 八五歳を過ぎて、まるの気持ちがよくわかるように 無駄な抵抗はしない 第二章 ヒトという病 「ともあろうものが」という呪縛 小言や説教を聞き流す力 北朝鮮のマスゲームをみると今でもゾッとする 飲兵衛は本音で喋るからいい 邪魔にならない相手と一緒にいるだけ 放っておけば子は育つ 死に集中すると生を見失う 「産めよ殖やせよ」なんて余計なお世話 原理研の学生が抱えていた心の闇 日本型の秩序は必ず「暴力支配」になる オレオレ詐欺、恐るるに足らず 日本は自然災害でしか変われない 「意味を求める病」とは まるみたいに、成り行き任せが一番いい 第三章 90歳の壁 「まだ生きていたんですね!」 予定調和で死を迎えたくない ICUのベッドで「お地蔵さんのお迎え」 散り際には、きれいな眼をした猫を抱いて 亡くなった人たちの背後霊が乗っている 故人への「思い」を出すから「思い出」 目下の心配は「標本の壁」を越えられるかどうか 死への歩みも「インシャ・アッラー」 一夜にして世界のみえ方が一変した 縛られていたほうが楽である 社会を無視して生きていくことはできない 敗戦時、母に渡された白い薬包 社会は「と思ってる、と思ってる」の連鎖で出来ている 養老先生、大学を去る 象牙の塔、その終わりの始まり ポリコレ合戦に堕した学生運動 ネットフリックスで「ニュー・トリックス」を楽しむ 英国式ユーモアを培った、陰鬱な自然環境 一生懸命遊ぶために仕事をしている 第四章 まるに始まり、まるに終わる 教育が子どもの「好き」を削ぐ 唯一の友達は蜘蛛だった 養老さんが嫌いな虫 ヨーロッパの連中はろくなことを考えない 一番のSDGsは人を減らすこと 「地震待ち」の理由とは 腐臭漂う、日本の「残りかすの残りかす」 「アメリカ世」から「中国世」へ 時代が悪くなることで人が輝く 日本人の感性の根っこにあるのは「自然の強さ」 「日本人は清潔病です」 自然の側が虚を突かれた 一夜にして消えたタケノコ 犬をつないでおくという不自然 子どもは一日にして慣れる 生きる力を取り戻せ まるのようになれたら あとがきにかえて 下重暁子
  • 百合小説コレクション wiz
    3.5
    実力派作家の書き下ろしと「百合文芸小説コンテスト」発の新鋭が競演する、珠玉のアンソロジー。百合小説の〈今〉がここにある。 【著者略歴(五十音順)】 ・アサウラ 1984年生まれ。TVアニメ『リコリス・リコイル』ストーリー原案など。 ・小野繙(おの・ひもとく) 1996年生まれ。第4回百合文芸小説コンテスト・河出書房新社賞受賞。 ・櫛木理宇(くしき・りう) 1972年生まれ。『ホーンテッド・キャンパス』『死刑にいたる病』など。 ・坂崎かおる(さかさき・かおる) 1984年生まれ。第4回百合文芸小説コンテスト・大賞受賞。 ・斜線堂有紀(しゃせんどう・ゆうき) 1993年生まれ。『恋に至る病』『楽園とは探偵の不在なり』など。 ・南木義隆(なんぼく・よしたか) 1991年生まれ。『蝶と帝国』「月と怪物」など。 ・深緑野分(ふかみどり・のわき) 1983年生まれ。『ベルリンは晴れているか』『スタッフロール』など。 ・宮木あや子(みやぎ・あやこ) 1976年生まれ。『雨の塔』『ヴィオレッタの尖骨』など。 ◎カバー装画=めばち ◎カバーデザイン=名和田耕平デザイン事務所
  • ゲームクリエイター育成会議1
    -
    ゲームクリエイター育成会議1 本書は「専門学校・大学でゲームクリエイター教育を行なわれている、悩める先生方」向けのインタビュー本です。 私事で恐縮ですが、2017年5月から東京・千駄ヶ谷にある専門学校東京ネットウエイブで非常勤講師を始めました。当初はゲームライター(ゲームメディアに記事を書くライター)教育を行う予定でしたが、いくつかの事情により、ゲームデザイナー教育に片足を突っ込んだようなカリキュラムになっています。 ただし、自分はこれまでゲームライター/ゲームジャーナリストとして仕事をしてきました。そのため、ゲームデザイナーの経験もなければ、商業ゲーム開発に携わった経験もありません。そのため何を教えたらいいかわからず、無我夢中で毎週受業を行っているうちに、初年度がすぎていきました。 そんなふうに苦心しながら、「何かゲームクリエイター教育に役立つ参考書があればいいのに」と、ずっと思っていました。 きっと自分と同じような悩みを抱えられている先生方が、全国にいるはずです。 そこで創刊号ではゲーム業界の採用支援活動などを手がける、ファリアーの馬場保仁さんに話を伺ってきました。本書が授業づくりの処方箋になれば幸いです。 小野憲史/ゲームジャーナリスト 発行日:2018年4月27日
  • 養老孟司の人生論
    3.4
    私の人生では「新しい」こと、つまりまだ済んでないことがあります。それは死ぬことです。――養老孟司が「死」から話をはじめる、目からウロコの人生論! 「死」について、「自分」について、「世間」について、「学問」について、「現代」について、「日本人」について、「考えること」について――。著者が自身の人生を振り返りながら、生きるためのヒントを語りかけます。目次より:大賢は大愚に似たり。そっくりだけど大違い/自分の死なんてどうでもいい/本質的に変わらない「私」なんて、ない/中庸をとるために極端な理論を立てる/敗戦で私は「だまされた」と思った/「あたりまえ」は意外にむずかしい/自己チューの社会的意味/単純な解答はたいていウソ/「考えないほうがいい」ことなんかない/日本人は「生きて」いない/この国は「自分流より世間流」/日本も、私も、楽観主義でいきたい/※本書は二〇〇四年にマガジンハウスから刊行された『運のつき』(二〇〇七年、新潮文庫)を復刊し、改題したものです。

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  • アジア親日の履歴書
    4.0
    「中韓以外のアジア諸国はみんな親日! 」の根拠はどこにあるのか? アジアを愛する著者が、日本とアジア15カ国の交流の歴史を徹底的リサーチ! 本書では、ここ最近、特に日本との関係性がクローズアップされてきているアジア各国の実態を知るため、学校では教えられてこなかった各国の近代史に、日本や日本人がどのように関わってきたのかを、分かりやすく解説していきます。 さらに、歴史のシビアな面から、近年の「クールジャパン」の流れでプッシュされるアニメやマンガなど日本発のサブカルチャーの広がり、といった最新の情報までを網羅してアジアを掘り下げていきます。 【目次】 [第一章] アジアを調べてわかった「親日」とは何か?~太平洋戦争がもたらした反日と親日 [第二章] 親日国の履歴書~親日の種が生まれ育った理由を探る <東アジア>台湾/モンゴル <東南アジア>インドネシア/シンガポール/タイ/フィリピン/マレーシア/ベトナム/ミャンマー/カンボジア/ブータン/ラオス <南アジア>インド/スリランカ/バングラデシュ [第三章] アジアの国々に誇りたい日本~カルチャーと親日のつながり
  • 「身体」を忘れた日本人 JAPANESE, AND THE LOSS OF PHYSICAL SENSES
    4.0
    解剖学者・養老孟司氏と作家・冒険家のC・Wニコル氏が、都市生活によって衰えた日本人の身体をテーマに、子どもたちのこと、食べるということ、極地での気づきなどさまざまな問題に切り込んだ対談集。  アレルギーになる子ども、災害時に火をおこすことが出来ない大人たち。便利になりすぎた都市生活によって、あまりに身体を使わない世の中になっていないだろうか。そして自然と触れる機会もなくなった現代人は、嗅覚、免疫といった身体機能も衰えている―。そんな問題意識から、話は広がっていきます。 【1章 森と川と海のこと】 荒れた森を再生する/日本の杉は苦しがっている/馬に木を運ばせる/木の力、森の力/森と川、そして海のつながり/川は「流域」で考えよう 【2章 食べること、住まうこと】 田舎の力/都会の罠/虫は貴重なタンパク源だった/何でも食べられるのは「貴族」/木を生かす適材適所/原発事故のあとに残された難問/人間関係を保険で補償する時代/経済成長とはエネルギーを使うこと 【3章 子どもたちと教育のこと】 「ほったらかし」が一番/二人の子ども時代/母親の世界から飛び出せ/ゲームより実体験/自然が足りないと世界は半分になる/新しいエリートをつくる/体験を通すと生きた知識が身に付く/森で授業を/小さいときに触れるべきもの 【4章 虫のこと、動物のこと】 生き物の分類は分ける人によって変わる/ゾウムシは中央構造線を知っている?/オスは時々いればいい/ハチに刺されて死ぬのはなぜか/クモに名前をつける/いなくなった赤とんぼ/生き物は複雑なシステム/キリンの首はなぜ長い/熊との付き合い方 【5章 五感と意識のこと】 ハエも用心するクサヤのにおい/顔色をうかがうための進化/意識はコントロールできない/人が失った絶対音感/山の声が聞こえる/銃を撃つ前に逃げるカモ/夢と意識/時間と空間/「意識の時代」と「身体の時代」 【6章 聞くこと、話すこと】 英語を強制されたトラウマ/気持ちと結びつく日本語/訓読みは難しい/主語の有無は文化の違い/自我の目覚めが遅い日本人/日本語と感覚/片言の中国語/「暗いところ」がなくなった/言葉がなくなると存在もなくなる 【7章 これからの日本のこと】 子供も、大人も外で遊べ/若者に責任を持たせよ/日本人に覚悟はあるか/言い訳の多い日本人/もう一つ先を考える/人間は「状況の産物」である/日本人よ、自分を取り戻せ
  • 絵になる子育てなんかない
    3.8
    育児休業中に「子どもは自然。大人の思いどおりになんかならない。子育ては田んぼの手入れのようなもの」という養老先生の子育て論に感激し、「先生と子育ての本を出したいんです」と、養老先生の自宅に押しかけた小島慶子さん。それから8年が経ち、ついに念願の対談が実現。理想の子育て像に縛られて自分を追い詰めてしまうイマドキのお母さんたちに、モノにもお金にも学歴にも会社にも頼らない、親と子のあたらしい幸せを提案します。
  • ホスト万葉集 嘘の夢 嘘の関係 嘘の酒 こんな源氏名サヨナライツカ
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 いまだからこそ、君に届けたい。おれたちの、五・七・五・七・七を! 「コロナ」という、歌舞伎町最大の危機との戦いのなか、ホスト達は生きている。そして、愛について考えている。――愛ってなんだ? 恋愛を、悩みを、希望、欲望、本音を叫ぶ。五・七・五・七・七の短歌で! 短歌を作ったのは、歌舞伎町に6店舗のホストクラブがあるスマッパ!グループの会長・手塚マキ氏とホスト75人。 編者(選歌・構成)は、280万部のベストセラー歌集『サラダ記念日』の著者・俵万智氏と、野口あや子氏、小佐野彈氏という短歌界の第一線で活躍する歌人。 2年前、小佐野彈氏の歌集『メタリック』の発売イベントで短歌を作って以来、ホストたちは、ほぼ月一回、歌会を開催し続けた。選者・指導役として、俵・野口・小佐野各氏が加わり本格化。NHKBS番組「平成万葉集」でも紹介された。ホスト歌会は20回以上。5月にはコロナ下で、Zoomを歌会も。作った短歌900首から、俵・野口・小佐野各編者が300首を厳選! 五・七・五・七・七の短歌だから語れる本当の気持ち。得意客(姫と呼ぶ)との会話、おもてなし、仕事で割り切れない男女の感情。コロナ下での焦燥。 もともと短歌とは、愛を語り合う言葉の器だ。ホストと短歌。実は、これほど相性の良いものはなかった。まさにいまだからこそ届けたい、感動の短歌集。 (収録したおもな短歌作品) 嘘の夢 嘘の関係 嘘の酒 こんな源氏名サヨナライツカ 見つめ合い あ、これダメだね 照れ笑い カラダは離すもココロは密で 夜が更けて意外と広いゴジラ前 静けさ光る靖国通り 君からの返信ないが既読付く俺に連絡いま自粛かな 自粛中ライトも消えた看板の君の笑顔がなんか寂しい 錆びてなお耐えて耐えて耐え抜いて磨き続ける輝く日まで 「ごめんね」と泣かせて俺は何様だ誰の一位に俺はなるんだ 眠らない街といわれたネオン街 たまにはゆっくりおやすみなさい
  • 年寄りは本気だ―はみ出し日本論―(新潮選書)
    値引きあり
    3.9
    「日本には人命尊重という概念がない」「有事になると希望的観測で動く」「損切りができない」……この国を動かす「空気」の正体を断じる。「SDGsはただのスローガン」「AIの予測はだいたいはずれる」「カーナビは人間の感性をダメにする」……流行りものにも物申す。84歳と75歳が、日本のほんとうの難題を語り尽くす。
  • 深夜、生命線をそっと足す
    4.2
    生きていくって恥ずかしい 「自分がある」って面倒くさい それでも今日は生きている まだ諦めていない くじけそうではある   作家 vs. AV監督による真夜中の禁断トーク 人気配信番組、待望の書籍化!! 書き下ろしコラム付き 目次 1章 生と死 偶然という必然  死は突然に  2章 含羞 オーガズムを生きる  今日も、不穏な世界で生きている  痛くさせない人  3章 さみしさ きっといつか寂しくなる  依存して生きていく  依存なしで生きていく  上の空で生きていく 4章 自由 世の中のルールなんて、絶対なわけがない  うまく生きられない、あなたとわたし  5章 コスパ そう簡単に忘れられない  売れようが売れまいが書くんだ  なんで人は恋愛なんかするんだろう
  • 江戸の智恵 「三方良し」で日本は復活する
    4.2
    1巻1,200円 (税込)
    いま、なぜ江戸時代が大事なのか。養老氏・徳川氏いわく、われわれがこの時代の社会に学ぶべきは「人の力」であるという。「世間」に配慮して欲を抑える個人の忍耐や、目上や同僚が仲間を叱咤する習慣の積み重ねが、二百六十年ものあいだ平和と国力を築いた原動力だった。武士も町人も美学をもち、己を律することを知っていた。だからお上の威光は「そこそこ」でよく、行政の実務は町人や農村の顔役に任せた。お触れ(法律)の実施についても、杓子定規ではなく、「目に余る」ときに罰した。法より世間の目が社会秩序を守ることを知っていたからである。翻ってこの十数年、日本では条例・法律や規制の類がやたらと増えている。だが、それで世の中が良くなったかといえば、むしろ悪くなったと感じる方が圧倒的に多いのではないか。風通しの良い社会を築くために、いまこそ江戸の智恵が必要である。グローバル時代に生きるヒントと、日本人の美質を発見する一冊。

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  • 日本人ならこう考える 日本と世界の文明放談
    4.0
    文系と理系の知の巨人が、日本と世界の文明についてざっくばらんに語り合った放談集。アメリカ論、毛沢東論から進化論までを縦横無尽に語りつくす。日本は世界を気にする必要なんてない!渡部「日本でも江戸時代に各藩で小判が足りなくなると藩札を刷ったものですが、いまでは世界的な藩札制度になってしまった(笑)」。養老「僕は、日本が持っているアメリカ国債なんか、どうせ紙切れなんだから焼いてしまえっていっているんです(笑)」養老「日本は温暖化対策のリーダーシップをとるなどといっていますが、何か騙されているんじゃないですかね」。渡部「日本がどんなに二酸化炭素排出をゼロにしても、アメリカが出しているのなら意味がありません」養老「中国と仲良くするのは簡単。いざというときは上納金を払えばいい」。渡部「あるいは向こうで永久革命を起こさせつづける。毛沢東が政権を握っているときは、わが国は平穏でした」

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  • 危険地帯潜入調査報告書
    完結
    5.0
    丸山ゴンザレスが命がけで潜入取材してきた場所や事件を村田らむが描く! 両名のルポ記事も大量掲載したジャーナリズムの真髄が詰まった完全保存版! ★単行本カバー下画像収録★
  • あなたに聴かせたい歌があるんだ
    4.0
    燃え殻×おかざき真里による珠玉の青春漫画! 2022年5月 成田凌主演でHuluでドラマ化! あなたに聴かせたい歌=テーマソングは名曲『エイリアンズ』!  週刊SPA!で連載され話題を呼んだ、原作・燃え殻×漫画・おかざき真里による漫画『あなたに聴かせたい歌があるんだ』が待望の単行本化!  十年前に、とある事件がきっかけで高校を去った臨時の英語教師の女性と、そのとき教室にいた生徒たちの十年間の挫折、喪失、そして再生を描いた、切ないながらも一歩踏み出す勇気を与えてくれる珠玉の青春漫画です。それぞれが夢に向かって頑張ったり、夢をあきらめて絶望したり、そこからまた新たな人生を歩み始める姿を、キリンジの名曲『エイリアンズ』が彩ります。  本作は、もともと映像化のための書き下ろしドラマ・Huluオリジナル『あなたに聴かせたい歌があるんだ』の脚本として作家の燃え殻氏が執筆。映像化と同時におかざき真里氏によって漫画化された作品です。ドラマは成田凌主演で2022年5月にHuluで独占配信(全8話)が決定!
  • 完全版 奥田民生になりたいボーイ出会う男すべて狂わせるガール
    完結
    4.5
    妻夫木聡×水原希子×大根仁で映画化決定!! 最狂の恋が僕にやってきたッ!! 奥田民生のような力まないカッコいい大人を目指す雑誌編集者・コーロキは、ある日仕事で出会ったファッションプレスの美女・天海あかりにひとめぼれ。しかし、それがコーロキにとって地獄の始まりとなるのだった……。 2015年に発売され、「狂わせガール」に翻弄されもがき苦しむ男の咆哮が大きな共感を呼んだ本作が、主演・妻夫木聡×ヒロイン・水原希子×監督・大根仁の最強タッグで映画化(2017年9月16日 全国東宝系にて公開)! 映画化を記念して、大幅加筆した[完全版]が発売! ●カバーデザインを一新! ●50ページ以上! 著者渾身の大幅加筆! ●物語の舞台となったライフスタイル雑誌編集部「マレ」。創刊から休刊までのリアルすぎるクロニクル。映画に登場する「マレ」の表紙デザインや記事ページも公開! ●渋谷直角による映画化までの道のり日記 などなど、大充実の内容に!

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  • 裏切りのプログラム ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬
    4.4
    1~2巻1,222~1,426円 (税込)
    「プログラマーという人種はですね。他人とともに、自分も信じない人間なんですよ」 やる気なさげなプログラマー探偵、鹿敷堂(かしきどう)登場! 安藤裕美は20代で起業し、腕のよいプログラマーを企業に斡旋している。 裕美の猛烈な営業で業績は順調に拡大していたが、そこに大事件が発生! 自分の会社が送り込んだプログラマーが、取引先企業の持つ個人データ5万人分を 暗号化して使用不能にし、そのデータの「身代金」を要求してきたのだ。 事件が知られれば、取引先どころか、自社の存続も危うい。 悩む裕美は、自社への出資者から補佐役として奇妙な青年を紹介される。 それが鹿敷堂(かしきどう)桂馬だった。 「僕は探偵でもなんでもありません。ただのプログラマーです」 タイムリミットは2日間。2人は事件を解決できるのか。 「僕にできるのは、デバッグぐらいですね」 2016年の松本清張賞を僅差で逃したものの、選考委員の熱い支持をうけて異例のデビュー! 「探偵役の鹿敷堂がいいキャラクターなので、シリーズ化に挑戦してほしい。 プログラマーの世界をもっと読みたいという意見は(選考委員)全員一致した」 (石田衣良氏・選評より) 「働くひとたちへの熱い応援の気持ちと、社会やシステムへの疑問と怒りが作品に こめられていて、とても胸打たれた。しかしそれだけではなく、登場人物が魅力的で、 読んで楽しい小説! おすすめです!」(三浦しをん氏) 現役プログラマ、ゲーム作家として活躍してきた著者による超一級のエンターテイメント小説。
  • 天才の思考 高畑勲と宮崎駿
    4.3
    毎日が真剣勝負のジブリ戦記! 公開延期、スタッフの取り合い、我慢比べ、膨れ上がる予算、クーデター計画、引退宣言……。 『ナウシカ』 高畑プロデューサー曰く「間に合わないものは仕方がない」 『ラピュタ』 「もう監督はやらない」からの再出発 『トトロ』 はじめは原作脚本・宮崎、監督・高畑だった 『火垂るの墓』 未完成のままの公開 『紅の豚』『ぽんぽこ』 「俺が豚をやったんだから、高畑さんは狸だ」 『もののけ姫』 「エボシ御前は殺すべきじゃないですか」 『山田君』 「おもしろすぎるエピソードは外しましょう」 『千と千尋』 壁一面のイメージボードを捨てた日 ジブリの名作はこうして作られた! 『風の谷のナウシカ』から『となりの山田くん』、『風立ちぬ』まで。二人の天才を最も間近で支え続けたプロデューサーがついに語ったジブリ19作品の内幕。誰よりも互いを認め合った二人の生々しい激闘、強烈過ぎる個性、創作の秘密が惜しみなく明かされる。 最初で最後 高畑、宮崎、鈴木の特別鼎談収録
  • 孟司と誠の 健康生活委員会
    4.0
    「日本人は世界一、健康だ!」 OECDの調査で、「自分を健康だと思う人」の数が世界一少ない日本。世界に冠たる長寿国でなぜ? 医の賢人二人が、そのカラクリを説き明かす。 ・長生きは医療のおかげ、ではなかった! ・血圧を下げると死亡率は3割上がる ・血糖値をコントロールすると早死にする ・腸内フローラはコントロールできない ・サプリメントの成分は胃でバラバラに溶ける ・ピロリ菌の除去で総死亡率は上がる ・女性の長生きは水道水の消毒から ・がんが「病気」とは限らない ・患者が死ぬのを見たことがない医者 ・放っておけば治るものと老化現象に薬を使う ・医者が「このままでは死ぬよ」とウソをついて脅す ・一粒で長い間効く薬は危ない 深刻なのは健康状態ではなく、医療の劣化だ。
  • ネコのヒゲは脳である
    4.0
    1巻1,232円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人間と動物の不思議にはじまり、言葉や社会を骨の髄まで解剖。 養老孟司のスタート点=解剖学に立ち返り、もの言わぬ死体を見すえるところから、人間を、世の中を見つめ直す知的興奮の書。
  • ぶらりぶらこの恋
    3.8
    1巻1,232円 (税込)
    死んでくれないかな。ぶらこは時々、最愛の人の寝顔を眺めながら物騒なことを考えている……。 おいしいものきれいなものに目がなくて、気分に大きく左右される、宙ぶらりんのぶらこさんこと野中るり子。ピアニストとして雇われていたバーで、平岡宗介に出会った。るり子と性格は正反対の、真面目なセールスエンジニア。朝食を作っていっしょに食べること。という条件でいっしょに暮らし始めて二年。温まった布団の上で毎朝じゃれ合い、おいしいお米とぬか床から取り出した新鮮な野菜を一緒に食べていると、ぶらこは恍惚を感じる。保守的な土地・名古屋の女友達には、「このへんで手を打っといたほうがいい」と強く言われるが、結婚を申し込まれても踏ん切りがつかない。大好きなピアノが弾けて、好きな人と一緒に暮らしているだけで十分幸せ。でも、自分が開いているピアノ教室で、心ざわめく出来事が起こり……。きちんと将来をイメージできて、着実な人生を設計できる女にはなれないるり子が、葛藤しながら自分の道を探し続ける極辛恋愛小説。
  • タバコの煙、旅の記憶
    4.0
    危険地帯ジャーナリストであり裏社会に迫るYouTuberとしても大活躍中の丸山ゴンザレスが、旅先の路地や取材の合間にくゆらせたタバコの煙のあった風景と、その煙にまとわりついた記憶のかけらを手繰り寄せた異色の旅エッセイ15編。海外の空港に到着して一発目のタバコ、スラム街で買ったご当地銘柄、麻薬の売人宅での一服、追い詰められた夜に見つめた小さな火とただよう紫煙……。煙の向こうに垣間見たのは世界のヤバい現実と異国の人々のナマの姿だった。ウェブ連載を加筆修正し書き下ろしを加えた待望の一冊。
  • 世界の夜は僕のもの
    4.7
    1巻1,320円 (税込)
    『奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール』『渋井直人の休日』の渋谷直角による最新漫画は90年代の東京が舞台! 『i-DJAPAN』『CUTiE』『オリーブ』『コミックキュー』、渋谷パルコ、ソニープラザ、アフタヌーンティ、ボディショップ、ヒステリックグラマー、アニエスベー、ダウンタウン、ナチュラルハイ、魚喃キリコ、岡崎京子、安野モヨコ、ジャミロクワイ、フィッシュマンズ、サニーデイ・サービスetc. 90年代を彩ったカルチャーと、当時を生きた若者たちの夢や恋愛、友情を綴った、懐かしくそして新しい連作短編集。
  • さよならアメリカ
    完結
    5.0
    全1巻1,320円 (税込)
    ドラマ化で話題!『デザイナー 渋井直人の休日』の渋谷直角最新コミック 中年男・安藤(アンディ)が抱くアメリカへの憧れと失望を描く哀切の現代奇譚! 日本の高度成長からバブル時代へ向かうエネルギーは、 アメリカンカルチャーへの憧れだった。 アンディと同じように、あの頃の僕らはみんな アメリカ人になりたかった―――藤井フミヤ アメリカへの憧れが高じて、東京郊外にアメリカンダイナーを開いた中年男・アンディ。ある日、友人の遺品からウォーホルの未発表スケッチブックを発見したアンディは、一躍時の人になってしまう。突然決まったトランプとの面会、アンディの秘密を探る週刊誌、さまざまな思惑が交差し運命が大きく狂い出す。ほしかったのは、「小さな幸せ」だったはずなのに……。 幸せとは? 強さとは? 正義とは? This is the Comic for U.S.A.!!!!!!
  • 闇社会犯罪 日本人vs.外国人
    -
    ボーダーレスな闇社会と暗躍する犯罪者! 「外国人の犯罪が急増」、「日本人が海外で事件に巻き込まれる」、「海外で罪を犯した日本人が逮捕」、「海外に進出する裏社会」……などの言葉を耳にすることが多くなった。2015年4月には、横浜市の中学校の元校長がフィリピンで1万2000人以上を買春、2015年8月には世界的な不倫サイトをハッカー集団が攻撃し、会員情報3200万人分の個人情報が公開されてしまう、という驚愕のニュースが駆け巡った。海外ではじけたアンモラル過ぎる日本人の事件は、国際的な問題となっている。グローバル化に伴い、「犯罪のボーダレス化」ともいうべき状況が起きているのだ。今、話題沸騰中の犯罪ジャーナリスト・丸山ゴンザレスが、国内外に蔓延する闇社会の裏側を潜入取材し、越境する犯罪の深層を探る!!
  • 超老人の壁
    2.5
    人生の醍醐味は0と1の間にある。人気解剖学者・養老孟司、「本人伝説」の南伸坊のエッセンスが凝縮。 何事もデジタル化され便利になった反面、人間が生きづらくなった世の中で、楽しく生きるにはどうしたらいいか。 宗教、哲学、アート、自然科学など、多岐なテーマを織り交ぜながら、明るい老人二人が現代社会に警鐘を鳴らす。 思索が深まる爆笑対談第2弾。
  • 老人の壁
    4.0
    「明るい老人の本」大好きな虫採りに明け暮れる解剖学者・養老孟司。古今東西さまざまな「本人」になっていくつもの人生を送るイラストレーター・南伸坊。ともに老人になった二人が、「老人とは何か」「老人はどう生きるべきか」を、科学とユーモアで徹底討論! 病気になったらどうしよう。死んでしまったらどうしよう。暗い気分になってしまうのは、暗い気分になるものしか見ていないからだ。どんなに年を取っても人生を変える発見がある。死んだ後のことは生きている人にまかせよう。人間のことより花鳥風月に目を向けよう。養老孟司のエッセンスと、南伸坊の笑いが炸裂する心が軽くなる対談集。
  • 日本人はどう住まうべきか?
    3.8
    東日本大震災以降の大問題。日本人はどこに住めばいいのか、どう住むべきか? 現代人は「脳化社会」の中に生きていると喝破した養老孟司氏と、ヒトの毎日の環境である住宅、都市の設計を行う建築家隈研吾氏が語り合います。 都市集中、過疎、自然喪失、高齢化、そして、震災、津波。21世紀、どこに住み、どう生きるのが幸せだろう。 養老「建築界では、津波についてどう対策を考えていたんですか」 隈「驚くべきことに、津波に関してはノーマークだったんです」 養老「原発事故は絶対に起こらないというのと同じメンタリティですね」

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  • 赤塚不二夫生誕80年企画 バカ田大学講義録なのだ!
    3.7
    『天才バカボン』『おそ松くん』などのギャグ漫画で知られる赤塚不二夫。その生誕80年を記念して、バカボンのパパの母校である「バカ田大学」の講義を、なんと東京大学で開講! 美術家、ミュージシャン、学者、作家、演出家、本物の東大教授などなど、豪華12組の講師による「赤塚不二夫スピリット」がビンビン伝わる熱い講義を一冊に。 読んでリッパなバカになるのだ! シェー! 講義内容 泉麻人「シェーとは何か?」/みうらじゅん「人生論」/久住昌之「旅はよそ見と道草でいいのだ」/会田誠「僕のバカアート」/鴻上尚史「コミュニケイションの達人になれるといいのだ」/坂田明「役立たずの在り方とミジンコについて」/茂木健一郎「創造性のバカちから~天才の方程式」/三上寛×宇川直宏「飢えた子供の前でコニャニャチハは有効か?」 養老孟司「バカと天才の壁」/喰始「バカの力!」/浅葉克己「デザインを血肉化する」/河口洋一郎×原島博「漫画とデジタルコンテンツ」/赤塚りえ子「おわりに~『リッパなバカ』になるために」
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない
    3.8
    世間からはじき出されないことを願う理論派・伊集院光と、最初から世間からはみ出している理論超越派・養老孟司。博覧強記でゲーム好きという共通点がある二人が、世間との折り合いのつけ方を探ります。見た目が大きくて、子どものころから同級生との違いをひしひしと感じ、「世間からはじきだされることがこわかった」という伊集院さんは、不登校になった理由や落語の道に進んだわけを明かしつつ、「人間はそもそも群れの中で生きる動物。『他人に優しくなるほうが得』ということになるんじゃないかな」と語ります。一方「自分ははじめから世間から外れていた」と語る養老さんは、「都市においては、意識で扱えないものは排除されます」という都市論・世間論を展開。さらに、たまには世間から外れて世の中をながめてもいいんじゃないか、と世間から抜け出す方法を提案します。抱腹絶倒のトークから、世間とズレながら生きていくヒントが得られる一冊です。
  • 虫とゴリラ
    3.5
    人気解剖学者・養老孟司と、ゴリラ研究の第一人者にして京大総長の山極寿一の初の対集。ゾウムシをはじめさまざまな虫を採集する「虫の養老」さん、アフリカのジャングルでゴリラを追い続ける「ゴリラの山極」さんが、人間社会を問い直す。海や山の豊かな自然と共生してきた日本人が、なぜ70年代以降、山を切り崩し、海岸線をコンクリートで固め、自然を破壊してしまったのか。日本を覆う沈滞ムードの正体は何か。虫とゴリラの目で、情報化する現代社会に警鐘をならし、新しい形での自然と共に生きる道を模索する画期的な対談集。
  • 禅とジブリ
    4.3
    「過去、未来じゃなく、もっと今のことを考えなきゃ」──スタジオジブリプロデューサー鈴木敏夫氏が禅僧と奔放対談。対するは、玄侑宗久氏(作家・福聚寺住職)、横田南嶺氏(臨済宗円覚寺派管長)、細川晋輔氏(龍雲寺住職)の三人。『もののけ姫』『火垂るの墓』などジブリの名作から、死生観や人生哲学などを禅的に読みとき、宮崎駿・高畑勲両監督との映画制作の経験に照らして禅を語ります。月刊『なごみ』連載に対談と鈴木氏のエッセイを追加収録。
  • 春へつづく
    3.8
    卒業式の朝だけ、願い事を叶えてくれる「あかずの教室」の扉がひらく――そのときあたしは何を願うんだろう。一日も早く大人になりたいと願う中一女子、修学旅行で人生初の告白をしようと奮闘する中三男子、自称“本の森の番人で千二百歳”の司書の先生……不思議なジンクスが伝わる学校で、ひそやかに交錯する中学生たちの一年間。今再注目の著者が、「今しかいられないこの場所、この時間」を瑞々しく活写する珠玉の青春小説。
  • 御徒町カグヤナイツ
    4.6
    彼女を想うと、僕はいつでもはじめに、あの真っ白な月のことを思い出す――『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』の浅原ナオトが瑞々しく描く、これ以上ない熱くて切ない、僕たちの青春。その夏、いつもブルーハーツの曲が流れていた……。 「月に人が住む王国があるの、知ってる?」――青春を無防備に過ごすヒロトの前に現れた一人の少女。何でも自分は月の王国の女王の娘で、間もなく月に帰らなければならないという。しかし、現実にはそんなことはあるはずもなく、何か事情がありそうで……。謎の少女に逆ナンされた少年と、特別な友情で結ばれた中学生たちが織りなす、卒業までの青春の熱きかけがえのないひと時。中学卒業と一緒に、僕たちは何を卒業するのだろう……。話題作『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』の浅原ナオトが描く、誰も見たことのない感動の青春群像劇。
  • 猫も老人も、役立たずでけっこう NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。
    4.0
    食う寝る遊ぶ、ときどき邪魔。それでいいじゃないですか。――NHKの人気番組「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」から生まれた、養老センセイと愛猫まるの老老コンビが贈る痛快エッセイ!
  • 日本人はどう死ぬべきか?
    3.3
    1巻1,430円 (税込)
    身体を見つめてきた解剖学者と世界を駆けまわる建築家が、現代日本の大問題、「死に方」について考える。 中高年男性の自殺率が世界でもトップレベルになった日本。 「死」が徹底的に排除された都市に住み、「死」について考えなくなった私たちは、 どのように「死」と向き合い、「その日」を迎えればいいのだろうか? 解剖学者と建築家という異色のコンビが、鴨長明の『方丈記』や、東京の歌舞伎座、 そして同じ学校で受けたキリスト教式の教育などをヒントに、ときにユーモアを交えながら、縦横無尽に語り合う。
  • ヒトコワ都市伝説
    -
    本書のテーマは、「ヒトコワ」。 都市伝説系YouTuberのNaokiman Showと、危険地帯ジャーナリストの丸山ゴンザレスが、ヒトコワ=人の怖さを深掘り。都市伝説と裏社会の視点から、世界の闇に迫ります。 人間を解体するビデオがコレクションされた不気味すぎる部屋、購入した島に児童を連れ込み性欲を満たす億万長者、暇つぶしで人を廃人に追い込もうとするヤクザたち……。 そんな怖ろしい現実を、「人身売買」「不可解な死」「中国の闇」「狂気のドラッグ」「ユダヤ陰謀論」「裏社会の金」という六つの切り口から解き明かします。 読み進めていただくときっと、世界の見方が変わるはずです。
  • なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた
    4.3
    人生は、なるようになる――これがひとまずの結論です。幼少期の最初の記憶から、虫と猫とバカの壁と出会った八六年を語りつくす。読売新聞の好評連載「時代の証言者」を大幅加筆、「五〇の質問」を増補。養老先生はじめての自伝。 目次 Ⅰ 幼年時代と戦争 Ⅱ 昆虫少年、医学部へ Ⅲ 解剖学者の奮闘 Ⅳ 『バカの壁』と〈まる〉との出会い 養老先生への五〇の質問 ――朝起きて最初に何をやりますか/最後の晩餐で食べたいものは/自分をバカだなと思うことはありますか/いろいろな発言をされると誤解されることが多くて困りませんか/大人になるってどういうことですか/死についてどう思いますか……など
  • 養老先生、再び病院へ行く
    3.0
    「まる」の死から2年。 心筋梗塞での入院から2年半。 あれから養老先生はどうなった? 『養老先生、病院へ行く』待望の続編、ついに発売。 大病から復活後、久しぶりに病院を訪れることを決意した養老先生。 決して好きではない病院や医療と絶妙な距離を取りつつ、 老いや加齢、猫、虫、そして死について 教え子の東大病院の医師・中川恵一と縦横無尽に語りあい、 みずからの健康法についても初告白。 医療システムから逃れようとする養老先生と、 その姿勢を個人的には容認しつつも、 システムの側にいる中川先生。 この2人の医療に対する考え方を、 『養老先生、病院へ行く』同様、 往復書簡スタイルで交互に語りあう。 巻末では、作家・阿川佐和子さんとの鼎談も収録。 *カラー口絵16ページ・本文モノクロ写真も多数掲載

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  • 養老先生、病院へ行く
    3.4
    大病をわずらって生死の境をさまよい、 愛猫「まる」を失って悲しみに暮れた 解剖学者・養老孟司は 嫌いだった医療と、どう向き合ったのか 「老い」と「病気」の違いについて改めて考え、 愛猫「まる」の死を経て感じた「身近な存在の死」との向き合い方、 医師の目線から見た、現在の医療システムのいびつな仕組みなどについて 教え子である東大病院の医師・中川恵一氏と語り合います。 マンガ「テルマエロマエ」で知られる 漫画家ヤマザキマリさんとの鼎談も収録。 ■目次 1章 病気はコロナだけじゃなかった 2章 養老先生、東大病院に入院 3章 なぜ「医療」と距離をとるのか? 4章 なぜ病院へ行くべきなのか? 5章 特別鼎談養老先生、どうして病院に行くのが嫌なの?

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  • MASTERゴンザレスのクレイジー考古学
    5.0
    1巻1,540円 (税込)
    TBS系列の旅番組『クレイジージャーニー』で人気を博し、今ではユーチューバーとしても活躍する危険地帯ジャーナリスト・丸山ゴンザレスが、これまでの取材を通じて見てきた「裏社会」と、学生時代に修士号を取得した「考古学」を融合させた「ハイブリッド考古学」の実証に挑む。自身の半生を振り返りながら持論を展開する渾身の紀行エッセイ。
  • ヴィオレッタの尖骨
    3.3
    1巻1,540円 (税込)
    世間から隔絶され生かされている少女たちの一途で激しい想いの行き着く先は――狂おしいほど耽美で苦しい恋愛小説集。ドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」で注目の著者の真骨頂!
  • 光の庭
    3.6
    1巻1,540円 (税込)
    地方に暮らす仲良し5人組は高校卒業と同時にそれぞれの道へ。ライターとなるが挫折して地元に帰ってきた志津。母の言いなりで市役所に勤務した万里奈。奔放な美人で不倫の日々をブログに綴る理恵。三人の子供を育てながらネット中毒となった法子。そして、受験に失敗し孤独を感じていた三千花はバラバラ死体で発見される。「彼女に何があったのか?」女たちの苦しみと絶望を描く、著者渾身の書下ろし長編!
  • こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方
    5.0
    学びにも、ビジネスにも、今必要なのは、身体性に裏打ちされた、たしかな「自然観」! 都市化が急速に進み、子どものリアルな自然経験の少なさによる弊害が指摘されている。人は実際に体験し、そこから得られる知覚を通して抽象的な概念を学び、ゆっくりと知性を育むにもかかわらず、それがないがしろにされている。 本書は、現在急成長中のベンチャー企業・YAMAPの創業者で読書家としても知られる春山慶彦が、養老孟司、中村桂子、池澤夏樹の各氏と、自然体験を通してAI時代に活きる知性の育み方を語り合う。 「現代社会は、感覚から入るものを軽視しがちで、勉強すれば何でも頭に入ると思っています。でも実は、それ以前に身体で感じることが非常に重要なのです」――養老孟司 「合理的に効率よくやろうとしていたら、生きものはとうの昔に消えていたと思います。それから、一つの価値基準で競争させて、いいものだけを残そうとしていたら、やはり消えていたでしょう。矛盾を組み込んで、『何でもあり』でやってきたからこそ、生きものは続いてきた」――中村桂子 「何かうまくいったとき、『俺の腕がいいからだ』と思うのではなく、それはある意味、運であって、運である以上は何かに感謝しなきゃいけない。その何かは必ずしも神様でないかもしれないけれど、たぶんそういう謙虚な姿勢そのものに意味があるのでしょう」――池澤夏樹 「知覚とは、自分を取り巻く世界をどう感じるか。知覚、つまり感覚、感性、五感で世界を捉えること、既存の思考と統合しながら解釈すること。そこに知性の核心がある」――春山慶彦 <目次> 1.養老孟司との対話 自然の中で身体を動かすだけで無意識に学んでいる 2.中村桂子との対話「へんてこ」「無駄」「弱さ」があるから生きていける 3.池澤夏樹との対話 自然に学ぶ「インチキせずに生きる力」
  • 南の国のカンヤダ
    5.0
    スタジオジブリ鈴木敏夫の初小説。 スタジオジブリ鈴木敏夫初のノンフィクション小説―― どこまでも続くパクトンチャイの田園風景を見ながら散歩をする。 だんだんと日が落ちていき、夕方になると、大人たちは誰かの家の庭先に自然と集まり、酒盛りをはじめる。子どもたちは近くの川で水遊びをして、はしゃいでいる。そうした風景を見ていると、なぜか子ども時代に夏休みに帰省したときの思い出がよみがえってくる。 その街で大家族と暮らすシングルマザーのカンヤダは、真っ直ぐ正直に生きている。端から見たら不器用だ。もっと上手に生きればいいのにと思う。だけど、彼女は決して、自分の生き方を変えない。 でも、だからこそ私は彼女に惹かれていった。
  • マンガでわかる Androidプログラミング 第2版
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 Androidアプリケーションの作り方をマンガでわかりやすく学べる入門書の第2版です。「Androidで動くアプリケーションを作りたいけれど、分厚く難しいプログラミングの本を読むのは気が重い」という人向けに、Android向けアプリ開発の勘所を短時間で手軽にマスターできるマンガ本が登場しました! 本書は、Javaがある程度使える人を対象に、Androidアプリの開発環境構築からプログラミングの基礎、簡単なアプリケーション開発までをマンガやイラストを交えつつ解説しています。普段、Javaでプログラムを書いている人なら、本書を1~2時間読めばスマートフォンアプリが作れるようになります。サンプルプログラムのダウンロードサービス付き。
  • それでも日々はつづくから
    4.1
    1巻1,595円 (税込)
    日々、僕たちは少しずつ摩耗し、「いっそ消えてしまいたい」それくらいの傷だらけで今日も生きている。決定的に死にたくなるような出来事は、そんなに起きないけれど。「己を鼓舞する呪文がほしい。この本にはそのヒントがあります」と壇蜜さんも推薦!! 週刊新潮連載の人気エッセイ(+コラムとマンガ入り)、待望の書籍化。
  • これはただの夏
    3.9
    1巻1,595円 (税込)
    青春は遙か彼方へ過ぎ去り、自分より好きだった人はもういない。なんとなく独身で、テレビ制作会社の非人道的な労働環境下で働いてきた夏、ボクにバグが起きる。その瞬間、手にしたかったものが目の前を駆け抜けたような気がした。「この切なさは事件だ」とネットと文学界をザワつかせた著者の最新作、切なさと事件はつづく!
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。
    3.9
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 作家はなにゆえ猫を愛す?NHKの人気番組「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」が一冊になった!作家が語る愛猫との暮らしがオールカラーで楽しめる。番組のための書き下ろし作品も収録。
  • 地球、この複雑なる惑星に暮らすこと
    3.9
    日本の問題は、「経済」と「環境」にある。そんなのは、コロナにならなくったって、虫を見ていればわかること。虫が生きにくい世のなかは、人間も生き物も生きにくい――。 コロナ禍で一転、イタリアとの行き来が途絶え、日本生活を余儀なくされた根っからの昆虫好きのヤマザキマリが先輩として慕う養老孟司。コロナ以前から箱根の養老昆虫館に足を運んだ4年間、話は虫を通じて見えてくる世界の複雑さ、気候変動とともに変わりゆく生態系、来るべきAIの世界、すっかり脳化が進み「戦時中と似ている」という日本を覆う空気まで。そして養老さんに訪れたまるの死と病。はたして想像力と突破口はどこにある? 世の中との「ズレ」を感じ続けるふたりが、その違和を一つひとつ解きながら、いつしか微視的スコープで文明の深奥までを眺め見る対談。
  • ヒトの幸福とはなにか
    3.0
    ものいわぬ虫や動物たちが「生きること」を教えてくれる。“エッセイの名手”養老先生の手による五百篇以上の作品から精選。人生を深める思考の冒険。
  • 生きるとはどういうことか
    3.3
    人生、言葉にならないことがじつはいちばん面白い。“日本の知性”養老先生が二十年間に執筆した随筆から選りすぐり。ヒトを問いなおす思索の旅。
  • 〈自分〉を知りたい君たちへ 読書の壁
    4.0
    「希望は自分のなかにある」。毎日新聞に掲載された名物書評が待望の書籍化! 養老先生が今、本を通して人びとへ伝えたいメッセージとは。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 科学のカタチ
    4.3
    1巻1,650円 (税込)
    ケムシとチョウ、ウジムシとハエが 同じ生き物だというのはヘンではないですか? ―養老孟司 生命のしくみを突き詰めれば突き詰めるほど 全体が見えなくなってくる ―養老孟司 五量体は実は「六量体」だった! 奇跡としか思えない。 神様が設計したとしたら、相当マメな神様だ ―宮崎徹 新しい薬をつくるには、固定観念の壁を打ち破らなければならない。 ―宮崎徹 ネコやヒトを救うAIMを発見し、創薬に向けた研究を加速している宮崎徹氏が、鎌倉に住む恩師・養老孟司氏を訪問する中で語り合われる「科学のカタチ」。
  • おんなのじかん
    3.8
    だれかの物差しはもういらない。不妊治療も、流産も、ほとばしる推しへの愛も。今こそ、軽やかに臆さずに気の向くまま語ろう。私たちは「自分の言葉」を持っている。最高で最強のみんなたちへ贈る、本音炸裂のご機嫌エッセイ。第1回PEPジャーナリズム大賞オピニオン部門受賞「流産あるあるすごく言いたい」収録。
  • 夢に迷って、タクシーを呼んだ
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    燃え殻の話題作『すべて忘れてしまうから』の完結編が待望の書籍化! 童話“鉛の兵隊”は、焼かれた後に心臓だけが残りますよね。燃え殻さんの言葉みたいだな。 ―――斉藤和義 繰り返される緊急事態宣言、武士が見える女、趣味がフットサルの男、グレーな宿泊施設、退職代行サービス、青春の使い方、破られた学級新聞、タマゴサンドと牛乳、磯丸水産の夜、首都高速を走る車の音、渋谷円山町のワンルームマンション、叩かなくてもホコリの出る人生――すべて忘れてしまうから。 自身の日々の体験を基に、いつか忘れてしまう、でも心のどこかに留めておきたい記憶の断片を、抒情的に、時にユーモラスに綴った、燃え殻による断片的回顧録・完結編。読み終わったときに、忘れていた自分の大事な記憶を思い出したり、鬱屈とした気持ちが少し楽になったり……コロナ禍の今、先の見えない毎日を過ごす私たちにそっと寄り添ってくれる一冊になっています。物語を彩る装画・挿画は『おしゃれ手帖』『ギャラクシー銀座』『クリームソーダシティ』などで知られる漫画家・長尾謙一郎氏が手掛けます。
  • すべて忘れてしまうから
    3.8
    1巻1,650円 (税込)
    ベストセラーになった『ボクたちはみんな大人になれなかった』の 燃え殻による、待望の第2作! ほぼ忘れてしまった出来事だらけで、文章の途中で立ち止まってしまった。やっぱり書いておいてよかった。あの夜、編集のTさんに無理やり誘ってもらってよかった。だって良いことも悪いことも、そのうち僕たちはすべて忘れてしまうから。―――――本書より いまはもうない喫茶店、帰りがけの駅のホーム、予定のなかったクリスマスイブ、入院した病院の天井、安いビジネスホテルの廊下、知らない街のクラブ、朝のコンビニの最後尾、新幹線こだまの自由席、民宿の窓でふくらむ白いカーテン、居場所のないパーティー会場――。 ふとした瞬間におとずれる、もう戻れない日々との再会。ときに狼狽え、ときに心揺さぶられながら、すべて忘れてしまう日常にささやかな抵抗を試みる「断片的回顧録」。 装画は『おしゃれ手帖』『ギャラクシー銀座』『クリームソーダシティ』などで知られる漫画家、長尾謙一郎
  • モンスター・トラベラー 海外ブラックロード大放談
    4.0
    「こんな旅人になっちゃいけない!」過激で怖いもの知らず。旅人界のはぐれ者集団「海外ブラックロード」。バンコク、サンパウロ、NY、ヨハネス、プノンペン、バックパッカー、日本人宿、スラム、メシ、夜遊び。ガイドブックには載せられない旅を、くせ者揃いの旅の仲間と語り尽くす!大人気ポッドキャスト「海外ブラックロード」10周年記念! 海外ブラックロードpodcast 2010年に放送を開始した「海外」「旅」をテーマにしたポッドキャスト。毎週配信。嵐、丸ゴン、虫象がパーソナリティーを務め、2020年で10周年、600回を迎えた。 http://www.blackroad.net/blackroad/ 【目次】 はじめに 10年間の旅の軌跡 PART1 俺たちの街  タイ・バンコク  ブラジル・サンパウロ  アメリカ・ニューヨーク  南アフリカ・ヨハネスブルグ  カンボジア・プノンペン、シェムリアップ PART2 懐かしい話  日本人宿  地球の歩き方  バックパッカー  ジェネレーションギャップ  JBL向井さんを偲ぶ PART3 ガイドブックには載らない旅の知恵 PART4 失われゆく世界の1000円以下風俗を求めて 「海外ブラックロード」ポッドキャスト傑作選  (1)嵐よういちとは何者なのか? 伝説の第1回放送  (2)2010年のエジプト旅  (3)嵐よういちとの旅  (4)世界の風俗の底辺を攻める  (5)旅人たちに物申す  (6)ブータンの話  (7)ミャンマー留学の話  (8)バンコクで待ち合わせ(バンコク収録)  (9)ブルガリアdeヨーグルト(ソフィア収録)  (10)ピースボートなんて誰が行くんだ?  (11)虫象の韓国旅  海外ブラックロード・ファミリー紹介
  • ご本、出しときますね?
    4.1
    小説家って面白い! 無類の本好き芸人・オードリー若林正恭と、20人の作家たちが“自分のルール”を語りつくす。 大人気番組、ついに書籍化! 西加奈子/朝井リョウ/長嶋有/加藤千恵/村田沙耶香/平野啓一郎/山崎ナオコーラ/佐藤友哉/島本理生/藤沢周/羽田圭介/海猫沢めろん/白岩玄/中村航/中村文則/窪美澄/柴崎友香/角田光代/尾崎世界観/光浦靖子
  • 喉の奥なら傷ついてもばれない
    3.6
    1巻1,672円 (税込)
    どこにでもいる、ごく普通の人妻たち。共通しているのは、禁忌を犯していること。罪悪感がまったくないのは、母の愛が欲しかった私の、必然だから。恋愛小説の妙手、宮木あや子が描く六つの愛欲小説。
  • 私は元気がありません
    4.2
    1巻1,699円 (税込)
    俳優・長井短、初の小説集! 私たちは何度も同じ夜をなぞり続ける──。変わりたくないというピュアな願いが行き着く生への恐怖を描いた表題作に加え、アップグレードする時代についていけない女子高生を描く「万引きの国」、短編「犬山くん」を収録。
  • 時間をかけて考える 養老先生の読書論
    -
    2004年から毎日新聞紙上でつづく書評から、選りすぐった名文を厳選した読書案内第二弾。脳科学から生物学、経済学、小説まで――脳をゆさぶる本の本。
  • ブルー ハワイ
    4.1
    1巻1,760円 (税込)
    ふとしたきっかけで甦る記憶の数々。淀んでいた会議の空気を変えた女の子の大ネタ、僕が放った2点の答え(1000点満点中)、「串カツ田中」が恋しくなった縛りのキツい店、J-WAVEに寄せられたお悩み相談、母の決まり文句、祖母の遺言、柴犬ジョンの教え……ギスギスした日常の息苦しさを解きほぐす一服の清涼剤。
  • 【電子特別版】スタジオジブリ物語
    4.1
    「宮さんに『大事なことは、鈴木さんが覚えておいて!』と言われた記憶をたどるとしたら、今しかない!」 (「あとがき」より) 【おもな内容】 『風の谷のナウシカ』がきっかけで誕生したスタジオジブリ。 長編アニメーション作品を作り続けてきたその軌跡は、波瀾万丈の連続だった――。 試行錯誤の上に生まれる企画から、スケジュールと闘う制作現場、時代を捉えた宣伝戦略、独自の経営法まで、その過程のすべてを、最新作までの27作品ごとに余すことなく網羅した。 鈴木敏夫責任編集で、今明かされる40年の物語。 電子版はポスターをカラーで特別収録! 【目次】 第1章 マンガ連載から映画へ。『風の谷のナウシカ』 第2章 スタジオ設立と『天空の城ラピュタ』 第3章 前代未聞の2本立て。『となりのトトロ』と『火垂るの墓』 第4章 『魔女の宅急便』のヒットと社員化 第5章 新生ジブリと『おもひでぽろぽろ』 第6章 『紅の豚』『海がきこえる』と新スタジオ建設 第7章 『平成狸合戦ぽんぽこ』と撮影部の発足 第8章 近藤喜文初監督作『耳をすませば』とジブリ実験劇場『On Your Mark』 第9章 未曽有の大作『もののけ姫』 第10章 実験作『ホーホケキョ となりの山田くん』への挑戦 第11章 空前のヒット作『千と千尋の神隠し』 第12章 三鷹の森ジブリ美術館の建設と徳間康快の死 第13章 新人監督による2本立て。『猫の恩返し』と『ギブリーズ episode2』 第14章 時代を反映した『ハウルの動く城』とジブリの独立 第15章 新人監督宮崎吾朗の『ゲド戦記』 第16章 人間が手で描いた驚きに満ちた『崖の上のポニョ』 第17章 米林宏昌を起用した『借りぐらしのアリエッティ』 第18章 時代の変わり目の渦中に作った『コクリコ坂から』 第19章 力を尽くした『風立ちぬ』。その後の引退と再始動 第20章 8年の歳月を費やした『かぐや姫の物語』 第21章 若手監督を中心にした新制作体制の編成『思い出のマーニー』 第22章 高畑勲が支え、導いた『レッドタートル ある島の物語』 第23章 ジブリ初の3DCG作品『アーヤと魔女』 第24章 宮崎駿82歳の新たな挑戦『君たちはどう生きるか』 あとがき
  • 日本の進む道 成長とは何だったのか
    3.9
    考え方を変えなければ、停滞は続く──。 人気解剖学者と『里山資本主義』の地域エコノミストが、ウクライナ戦争、コロナ禍が私たちにもたらすもの、必定といわれる南海トラフ後の日本の在り方を語る。 時代を生き抜くための異色対談。
  • ものがわかるということ
    4.1
    自分を自由にしてくれる 養老流ものの見方、考え方。 「わかる」とはどういうことなのか、それが「わからない」。 じゃあ説明してみましょうか、ということでこの本が始まりました。 それなら私が「わかるとはどういうことか」わかっているのかと言えば、「わかっていない」。「わかって」いなくても、説明ならできます。 訊かれた以上は、何か答えるというのが、教師の抜きがたい癖なのです。(本文より) 学ぶことは「わかる」の基礎になる 考えることが自分を育てる ものがわかるとは、理解するとはどのような状態のことを指すのでしょうか。 養老先生は子供の頃から「考えること」について意識的で、一つのことについてずっと考える癖があったことで、次第に物事を考え理解する力を身につけてきたそうです。 養老先生が自然界や解剖の世界に触れ学んだこと、ものの見方や考え方について、脳と心の関係、意識の捉え方について解説した1冊。
  • 流れる星をつかまえに
    3.5
    家族仲がしっくりいかず、生き方に迷う主婦。16歳になる直前まで自分が在日韓国人だと知らなかった姉妹。ゲイであることに葛藤する男子高生。血の繋がった子どもを持てなかった母親。卒業式の日にプロムを開催すべく奮闘するモーレツ女子高生たち――ままならない日常に悩み惑う人たちの踏み出す一歩が、あなたの背中をそっと押してくれる。『余命一年、男をかう』で大注目の著者が贈る、明日もがんばる元気をくれる連作短編集。
  • ジブリの鈴木さんに聞いた仕事の名言。
    4.0
    こんなリーダーがほしかった! スタジオジブリの名プロデューサー鈴木敏夫によるジブリ流、仕事のヒント。仕事に行き詰っている人、未来に不安がある人など必携の1冊。仕事で大切なことってなんだろう。
  • 助監督は見た! 実録「山田組」の人びと
    -
    寅さん、釣りバカ、東京家族…等の裏側では――「男はつらいよ」「釣りバカ日誌」シリーズ、近年の『東京家族』『家族はつらいよ』など、数々の山田洋次監督作品で助監督を務めてきた著者が、出演者たちの“生態”を活写。大御所から最近売り出し中の男優、女優まで、スタッフにしか見せない素顔を、時に辛口にレポートする。《(橋爪功さんが)私を指差して「この人、敏夫ちゃん。この組はこの人を頼ってれば乗り切れるよ」…橋爪さんはケ、ケ、ケと愉快そうに笑った。》[本文より]
  • GONZALES IN NEW YORK
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「危ない場所なんて、あるんですか?」 「なんでもあるだろ、だってニューヨークなんだから」  「クレイジージャーニー」で人気のジャーナリストが見た、“憧れの街”の裏側。 人口およそ2000万人の巨大都市で、多くの人種や職業の人が集まり、巨大な経済圏になっていれば、想像できる種類の犯罪や社会問題は必ずある。売春はあるし、ドラッグも頻繁に売買されている。マフィアもいるし、ギャングもいる。超セレブの家の近所に餓死寸前の貧乏人やホームレスがいたりする。おびただしい量のカオスを内包した巨大都市なのだ。
  • マンガでわかるJavaScript
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 JavaScriptをこれから学ぶ、学びなおしたい人を対象にマンガでわかりやすく解説した入門書です。Webに連載され大好評をおさめた「マンガでわかるJavaScript」講座を、より読みやすく、理解しやすい形に加筆訂正しました。本書は、JavaScript初心者を対象に、プログラムの基礎から応用までをマンガでわかりやすく解説します。変数、ループ処理、配列、関数、正規表現といった基礎から、WebページのJavaScript、jQueryの利用といった実践的な内容まで取り上げています。プログラム初心者からWebデザイナーまで、気楽にJavaScriptに入門できます。
  • 令和ブルガリアヨーグルト
    3.4
    商品誕生に秘められたドラマ、新入社員の由寿の奮闘が始まる! 吾輩は乳酸菌である。名前はブルガリア菌20388株。 学生時代に読んだネット投稿小説がきっかけでブルガリア菌が「推し」となった朋太子由寿(ほうだいし・ゆず)の日々を温かく見守っている。 「株式会社 明和」に就職した由寿は、配属となった大阪支店量販部で、阪神・淡路大震災のときに活躍した「おでん先輩」のエピソードを聞き感銘を受ける。 入社して一年後、広報部で由寿は社内報の制作を担当することになり、「明和ブルガリアヨーグルト五十周年」特集のために関係社員にインタビュー取材を行ってゆくのだが……。 協力=株式会社 明治
  • 100日後に別れる僕と彼
    4.0
    性的少数者のためのパートナーシップ宣誓制度について受けたインタビューが、萌えるとSNSで注目を集める春日佑馬と長谷川樹の同性カップル。そんなふたりに、同棲生活を延べ100日撮影するドキュメンタリー取材の依頼が舞い込み、同性愛者への理解を広めたい佑馬はそれを受諾する。しかし佑馬と樹は実質的に破局していた。佑馬は樹を説得し、ふたりはカメラの前では仲の良い恋人を演じることに。そんなことを知る由もない制作会社のディレクター茅野志穂は、ありのままの彼らを記録しようと意気込むが……。愛を撮る者、愛を偽る者、愛を捨てきれない者。様々な想いが交錯する100日間の幕が上がる。 『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』の浅原ナオトが贈る、“多様な性”への“多様でない視線”に対峙する人々の、蹉跌と再生の100日間の記録。

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