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商品誕生に秘められたドラマ、新入社員の由寿の奮闘が始まる!
吾輩は乳酸菌である。名前はブルガリア菌20388株。
学生時代に読んだネット投稿小説がきっかけでブルガリア菌が「推し」となった朋太子由寿(ほうだいし・ゆず)の日々を温かく見守っている。
「株式会社 明和」に就職した由寿は、配属となった大阪支店量販部で、阪神・淡路大震災のときに活躍した「おでん先輩」のエピソードを聞き感銘を受ける。
入社して一年後、広報部で由寿は社内報の制作を担当することになり、「明和ブルガリアヨーグルト五十周年」特集のために関係社員にインタビュー取材を行ってゆくのだが……。
協力=株式会社 明治
Posted by ブクログ 2024年02月19日
お仕事小説でもあり、推し事小説?主人公の葛藤に共感しながらも、乳酸菌ブルガリア菌が語るヨーグルト乳酸菌とブルガリア国家の歴史話、乳酸菌を擬人化した作中ネット投稿小説など色々なことが関連しながらも並行して進行し、目まぐるしくて複雑だった。でも、アクロバティックに展開が進んで、最後にすべてが着地していた...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月21日
東京の大手企業「明和」に就職した岩手出身の由寿は、閉鎖的な考えが残る母親などに悩まされながらも新しい仕事に一生懸命取り組む。明和ブルガリアヨーグルト五十周年特集のために社員にインタビューすると、制限文字数の10倍は書いてしまい削るのに苦労するなど熱意が伝わり微笑ましかった。由寿を見守る乳酸菌(!?)...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月03日
いい意味でも悪い意味でも宮木あや子さんらしく筆がノッていらっしゃる作品。
(おでん、と聞いてワンピース(のキャラ)!?っていう返しとか)フランクでテンポはよいけれど、元ネタを知らなかったり、普段もう少しおかための小説を嗜まれている方からすると、ラノベのようなノリにびっくりされてしまうかも。
宮木先生...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月31日
明治ブルガリアヨーグルトを舞台にしたなかなか攻めた小説でした。
ただ途中で挟まれる乳酸菌の擬人化小説がどうにも難しいというか、カタカナの乳酸菌名についていけずそこは飛ばさせてもらいました。
以下、心に残った文
彼女の実家は「私たち」と違う者は排斥される小規模な共産主義国のような集落にある。
しか...続きを読む
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