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食う寝る遊ぶ、ときどき邪魔。それでいいじゃないですか。――NHKの人気番組「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」から生まれた、養老センセイと愛猫まるの老老コンビが贈る痛快エッセイ!
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Posted by ブクログ
養老孟司さんが、ゾウムシから幼少時代、現代のSNSから限界集落、世間や国、愛猫のまるちゃん、病院や病気などさまざまな話をしていてまるで大学の講義を聞いているような面白さでした。
この達観した感じがすごく好きです。 まるとの付き合いや世の中の色んなことを、違う角度から見せてもらった気分です。 「個性を伸ばせとおっしゃいますが」「役立たずでいいじゃない」が特に面白かったです。
『ヒトの欲にはキリがない。かたや、猫に限らず、動物は足ることを知っています』―『吾輩はまるである』 「唯脳論」を読んだのは何時のことだったか。全ては脳の機能に帰結するという考えかと思いきや、あくまで脳を意識などに直結する機能を持つ身体として捉え、ホムンクルス的なものとして位置付けないというのが新鮮...続きを読むだったように思う。その後の著作も含めて著者には「考える」ということはどういうことなのかを随分と示唆されたように勝手に思っている。 『今は極端で、なんでも言葉にしようとする世の中ですよね。言葉にすると変わらないものになるから。情報化社会ってそういうことです。変わらないもので埋め尽くしていく。そうすると意外にわからなくなるのは、生きているとはどういうことかということなんですね』―『日本語は「悪魔のコトバ」』 時に養老孟司の言葉は紋切り型に響き、結論に辿り着くまでの細かな論理展開を省略するあまり乱暴に聞こえることもある。しかしその背景にあるのは、自分の頭で試行する手数を踏まないで解った気になることへの批判であろうと思う。頭で試行するとは身体の鍛錬と同じこと。自分の思考だと思っていることが単に記憶という脳の機能の一部に保存された情報であることに気付いていますか、と常に問われている。 『脳は、非常に適応性が高い。だから、変わるんです。でも、人間はそれに気づいていない。感覚を通して変わっても、自分が変わったとは思っていないんです。それは意識が騙しているんですね』―『脳みそを変える』 もちろん、養老先生の言うことが全て正しいと考える必要はない。しかし人の意識や思考を脳という臓器の機能を通して捉え、何故そうなっているのかを考え続けてきた先人の知恵は傾聴に値する。
”人間は意識に強く依存して生きてきて、イコールの社会をつくりました。...確かに進歩です。...そうした進歩した社会が感覚を麻痺させるという欠点は誰も指摘してくれません。” 飼い猫のことをたらたら書いている軽いエッセイと思い読んでいたが、やはり随所に鋭い養老節が効いていて良かった。猫を単にペットとし...続きを読むて楽しんでいるだけではなく、養老先生が随時主張している”意識、言葉の世界から離れる”ために動物を飼っているということであり、深い意味もあるようである。
サクサク読めました。 サクサク読めたので、内容も頭の中を通り過ぎてしまった、感じです。もったいない。なんども繰り返し読んでかみしめたいです。ゾウムシは知りませんでした。気をつけてみます。
養老孟司さんの作品で初めて読んだ本。内容の把握が難しいところもあったけど、面白いところもあった。動物からみる「感覚的」な話が良かった。 例えば、a=b、b=aというと、人間は当然aとbは全く同じという「意味付け」をする。しかし、動物は視覚的に捉えるので、両者を全く別のものに見ている。もっとわかりやす...続きを読むくいうと、リンゴが100個あったとすると、人間はリンゴという一つのカテゴリーに入れるが、動物からみると1個1個違うものと認識する。 猫ちゃんの「まる」がとにかく可愛いかった。癒された。 印象に残った言葉 ●違いがわかるようになること、それは発見。同時に「自分が変わる」ということ。 ●自分が変わると世界が違ってみえるから、退屈しない。よく若い人たちが退屈だとボヤいているのは、自分が変わっていないから。それでいつも世界が同じに見えている。
養老先生、猫の ‘まる‘ (最近、亡くなりなりましたが)を見ながら、あれこれと。 腹が減ったら飯を食い、気が向けば一緒に散歩する、眠くなったら寝てしまう。それでいいじゃないか、役立たず、けっこう、と。良いですね、養老節全開であります。曰く、マイナンバーは、情報に置き換えられた、皆さん自身ですよ、本人...続きを読むはノイズ、なんですから、とも。そうかそうかと納得感多々あり、★四つかな。
読みやすさ★★★★★ 学べる★★★★★ 紹介したい★★★★ 一気読み★★★ 読み返したい★★★ 虚無。諸行無常。 まるの日常と養老先生の視点が凝り固まった脳を解きほぐしてくれます。 あー、私、脳が凝ってたんだなー、と気づかされます。 やっぱり今の世は何でも行き過ぎなのだと。 死ぬまでには養老先生の...続きを読む境地に至りたい。
まるの世界から、人間の世界のおかしなところを指摘していく養老先生。 固定観念から脱却したいと思う人には、また一つ別の考えを得られる本だと思う。
ところどころに挿入された飼い猫「まる」の写真に癒される。徒然なるままに綴ったエッセイ。ひとついいなと思ったところは、養老さんの恩師が語った言葉の箇所。教養とはいろんな知識をたくさん知っていることではなく、「人の心がわかること」という一節。
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猫も老人も、役立たずでけっこう NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。
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