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食う寝る遊ぶ、ときどき邪魔。それでいいじゃないですか。――NHKの人気番組「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」から生まれた、養老センセイと愛猫まるの老老コンビが贈る痛快エッセイ!
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Posted by ブクログ 2020年07月07日
『ヒトの欲にはキリがない。かたや、猫に限らず、動物は足ることを知っています』―『吾輩はまるである』 「唯脳論」を読んだのは何時のことだったか。全ては脳の機能に帰結するという考えかと思いきや、あくまで脳を意識などに直結する機能を持つ身体として捉え、ホムンクルス的なものとして位置付けないというのが新鮮...続きを読むだったように思う。その後の著作も含めて著者には「考える」ということはどういうことなのかを随分と示唆されたように勝手に思っている。 『今は極端で、なんでも言葉にしようとする世の中ですよね。言葉にすると変わらないものになるから。情報化社会ってそういうことです。変わらないもので埋め尽くしていく。そうすると意外にわからなくなるのは、生きているとはどういうことかということなんですね』―『日本語は「悪魔のコトバ」』 時に養老孟司の言葉は紋切り型に響き、結論に辿り着くまでの細かな論理展開を省略するあまり乱暴に聞こえることもある。しかしその背景にあるのは、自分の頭で試行する手数を踏まないで解った気になることへの批判であろうと思う。頭で試行するとは身体の鍛錬と同じこと。自分の思考だと思っていることが単に記憶という脳の機能の一部に保存された情報であることに気付いていますか、と常に問われている。 『脳は、非常に適応性が高い。だから、変わるんです。でも、人間はそれに気づいていない。感覚を通して変わっても、自分が変わったとは思っていないんです。それは意識が騙しているんですね』―『脳みそを変える』 もちろん、養老先生の言うことが全て正しいと考える必要はない。しかし人の意識や思考を脳という臓器の機能を通して捉え、何故そうなっているのかを考え続けてきた先人の知恵は傾聴に値する。
Posted by ブクログ 2019年07月06日
ところどころに挿入された飼い猫「まる」の写真に癒される。徒然なるままに綴ったエッセイ。ひとついいなと思ったところは、養老さんの恩師が語った言葉の箇所。教養とはいろんな知識をたくさん知っていることではなく、「人の心がわかること」という一節。
Posted by ブクログ 2019年02月08日
ああっと、これって、いわゆる「猫本」じゃありません。養老節炸裂で、お好きな方は、読みはじめると一気なので、もの足りません。ぼくは、何気に久しぶりで、お出かけのバスの中で終わりました。 テレビのインタビューらしくて、いいたい放題で、スッキリ。なにせ、なにせ、もう、葬式も済ませている死んだ人は強い。...続きを読む でも、ネコの「まる」の写真が、涙がでそうになるほどいい。うーん、やっぱり「猫本」か?
Posted by ブクログ 2018年12月19日
もう過激な言葉は載せない、そののんびりとした語り口の中に密やかな抵抗がある。寝る、食う、遊ぶ、ときどき邪魔をする、そんな猫の生活に私も憧れを持つ。いいじゃない、そこにセレブもロハスも関係ないよ。幸せはこっちだよ。
Posted by ブクログ 2019年06月05日
NHKネコメンタリー猫も、杓子も。で養老孟司氏が話されていたとりとめのない話がまとめられている一冊。 なので、話し言葉で語るように書かれており、するすると読めた。学説的なお話も、経験談も持論も、深い感銘を受けたかと思えば、ちょいちょい挟まれるまるの写真にほっこりしてしまい、最後まで読み終えてみれば...続きを読む、言葉よりもまるの自由で自然な姿ばかりが思い出されてしまう。 これは紛れもなく猫本であると思った。
Posted by ブクログ 2019年02月15日
猫ってうらやましいでしょ これでいいんですよ 生きていくの どっちみち大して 変わらないんだから 養老先生その通りです。人間は必ず死ぬ事を確認させて頂きました。
Posted by ブクログ 2020年06月28日
こちらもまるという猫がかなり登場する。まるは「ものさし」なんだそうだ。『もっと成長を、もっと効率を。そんなものを必死に追い求めた結果、世の中はわけのわからないものになつてしまいました。しかも、誰もがそれを進歩だと信じ込んでいる。ヒトのよくはキリがない。かたや、猫に限らず、動物は足ることを知っています...続きを読む。どちらが馬鹿で、どちらが幸せなんでしょうね。』 無用なものも必要であるなど、養老さんらしい意見が随所。まるの存在が大きいですね。猫ずきはこうして生き方の参考にしているのかもしれない。少し高いところから小馬鹿にしている感じが少しクセがある。
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