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高三のバスケ部エース・塚森裕太が突然「ゲイ」だとSNSでカミングアウトした。騒然とするも反応は好意的。しかし同じ学校の隠れゲイの少年、娘をレズビアンだと疑う男性教師、塚森ファンの女子高生、塚森を崇拝する後輩は、彼の告白に苦しみ、葛藤する。それは「本当の自分」になるはずだった塚森も同じだった――。痛みと希望の青春群像劇。
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Posted by ブクログ
一言で言うと青春群像劇だ、と思った。
高校生・塚森裕太のカミングアウトがSNSという媒体を介して行われることから物語がはじまり、ネットワークを通じて、他者に波紋ように影響が広がる。本作の刊行された2020年(現代)の若者世代や環境がとても反映されている。
塚森裕太本人と塚森裕太に関係する人々・影響を受けた人々が悩み傷つき、もがいて前を向いていく様が青く瑞々しく痛々しく、それでいて力強い。
第五章の塚森裕太の当事者としての不安や苦しみからの自己否定。そこから再び自分自身を認められるまでの過程は涙を誘う。
願わくば、未来、LGBTがあたりまえのことになり、本作の書かれている物語が、「昔はなんて大変な時代だったんだろう」と思えるような社会になっていて欲しい。
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