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Posted by ブクログ
一言で言うと青春群像劇だ、と思った。
高校生・塚森裕太のカミングアウトがSNSという媒体を介して行われることから物語がはじまり、ネットワークを通じて、他者に波紋ように影響が広がる。本作の刊行された2020年(現代)の若者世代や環境がとても反映されている。
塚森裕太本人と塚森裕太に関係する人々・影響を受けた人々が悩み傷つき、もがいて前を向いていく様が青く瑞々しく痛々しく、それでいて力強い。
第五章の塚森裕太の当事者としての不安や苦しみからの自己否定。そこから再び自分自身を認められるまでの過程は涙を誘う。
願わくば、未来、LGBTがあたりまえのことになり、本作の書かれている物語が、「昔はなんて大変な時代だったんだろう」と思えるような社会になっていて欲しい。
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小説・文芸