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Posted by ブクログ
今年よんだ100冊以上の本の中で1番刺さった小説。
読んだタイミングも今日が1番よかったと思う。
本書はある高校生たちが『自分』と今後の『人生』に真剣に向き合い自分を受け入れていくお話。なんて簡単にまとめたけど、実際は一言じゃまとめきれないくらい、とてつもなく深い内容だなと感じた。
ゲイであることを割り切りつつ思い悩む高校生の心の動き。理解されることを半ば諦めつつ、でも希望も混じったそんな心の機微が本当に刺さった。
作中のゲイである自分のことを『卑怯なコウモリ』という例えをしたことには特に鳥肌が立った。
卑怯なコウモリは童話で、内容はこう。
その世界では獣と鳥の一族の争いが行われていた。コウモリは鳥にも獣にもいい顔をしていたが、争いの和平が行われた後、コウモリはどちらつかずで迫害されてしまう。
マイノリティな自分を受け入れてはいる。周りに理解されようとも思わない。だけど取り残されたような、違う世界の住人のような、そんな世界と自分に1枚の透明な壁をこしらえてしまうような、そんな感覚は、ぼくもよく分かる気がした。
ぼく自身、性的な趣向じゃないけど、どこか世界とずれた世界線で生きていると正直いうと感じているからだ。
理解してもらいたいなんてもうあまり思ってない。でも、完全に割りきれてる訳でもない。どっちつかずの存在。でも強く生きていきたいと同時に、理解されたい受容されて生きていきたいと 願う自分もいる。その矛盾に思い悩む主人公に自分が少し重なった気がした。
来年のぼくのテーマは『自立』『強みを生かす』だ。本書に、つよく背中を押して貰えたきがする。出会えてよかった本。ありがとう。
Posted by ブクログ
同性愛も一つの愛の形として受け入れる。この時代だから。
この時代だから。って言葉で丸め込むのが嫌いだ。じゃあ昔の人は?となる。苦しい人もいたんだろうな。
でも同性愛は気にしないってみんな言う。結局自分の保身のために。おれたちは認めている。そっちが隠しているだけ。と言うふうに逃げているだけ。
実際それを明かされたら、みんな気になってしまう。
気にせずなんていられない。
隠している同性愛者が気にしすぎ、悪い。って思うのではないだろうか。
結局は、おれたちは認めないから、隠し通せ。というのも1つの道かもしれない。
神様は腐女子なのかもしれない。
Posted by ブクログ
本屋でタイトルを見た時に、「これは読まないといけない(絶対におもしろい)」と思った。
読んでみて、こんな心を抉られるような、感情を揺さぶられるような、読みながら読むのがつらくなるくらいなのに読み進めずにいられない。
久しぶりにこういう小説に出会えてよかった。
あらすじを簡単に言えば、「同性愛者であることを隠している主人公の男子高校生とBL好きのヒロインの女子高生の青春ラブストーリー」なのだけれど、作中に出てくるように、例えば、物理の問題で「ただし摩擦はゼロとする」や「空気抵抗はないものとする」とあるように、世界を簡単に理解するために、カテゴリーにはめ込まないで欲しい。
ただ、読んでほしい。後悔はしないと思う。
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