地球、この複雑なる惑星に暮らすこと

地球、この複雑なる惑星に暮らすこと

1,599円 (税込)

7pt

日本の問題は、「経済」と「環境」にある。そんなのは、コロナにならなくったって、虫を見ていればわかること。虫が生きにくい世のなかは、人間も生き物も生きにくい――。

コロナ禍で一転、イタリアとの行き来が途絶え、日本生活を余儀なくされた根っからの昆虫好きのヤマザキマリが先輩として慕う養老孟司。コロナ以前から箱根の養老昆虫館に足を運んだ4年間、話は虫を通じて見えてくる世界の複雑さ、気候変動とともに変わりゆく生態系、来るべきAIの世界、すっかり脳化が進み「戦時中と似ている」という日本を覆う空気まで。そして養老さんに訪れたまるの死と病。はたして想像力と突破口はどこにある?

世の中との「ズレ」を感じ続けるふたりが、その違和を一つひとつ解きながら、いつしか微視的スコープで文明の深奥までを眺め見る対談。

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地球、この複雑なる惑星に暮らすこと のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    元々虫好きなヤマザキ氏が箱根の養老氏の昆虫館?を訪ねた事から始まった、養老孟司氏とヤマザキマリ氏の対談集。
    虫嫌いの私としたらちょい距離を置いて、と思ったが確かに導入部や例えで昆虫は出てくるものの、大半は2人の全方位にわたる博識の一端を垣間見せてくれる対話で、深く深く同意しながら読み終えた。

    0
    2024年05月26日

    Posted by ブクログ

    博識なお二人の対談。読み応えがあった。
    割にさらっと読める感覚もある。
    と言いながらじっくり用語を調べながら読んだが。。

    目標をたてるというよりながされるように生きる。
    それも素敵だし自然に近いと確かに思う。
    ただ、楽に生きたいと思うが故に数学に逃げ、機械に逃げ、システムエンジニアになった自分から

    0
    2024年05月11日

    Posted by ブクログ

    あまりにも学びの多い本である

    水不足問題
    イスラエル側に収まるように凸凹線が引かれて
    デコのところに井戸がある
    イスラエルの一人勝ち
    古代ローマから続いている
    ヨルダン渓谷は水に恵まれた水源だけれど、
    水を全部吸い上げてイスラエルのテルアビブまで送る水ビジネスをしている

    この構造は、古代ローマか

    0
    2023年03月05日

    Posted by ブクログ

    知の巨人2人が語る、昆虫から勉強することまで。
    養老先生の「バカの壁」にもつながる?思想が面白かった。勉強ばかりすると…が印象的だった。

    0
    2023年01月24日

    Posted by ブクログ

    養老先生とヤマザキマリさんの対談本。ヤマザキさんの多彩な才能と養老先生の深い考察が光る内容でした。対談本としてはよく練れた作品と思います

    0
    2025年07月27日

    Posted by ブクログ

    養老孟司さんとヤマザキマリさんの対談集。
    前半は虫の話が中心で、できるなら虫は避けたいと思っている自分にはヒットはしなかったものの、専門家でもないのに(?)ヤマザキさんの虫の知識には驚くばかり。

    後半は、身近な話題をもとに、欧米と日本の違いを宗教感、文化的習慣なども交えながら語り合っているが、これ

    0
    2025年05月31日

    Posted by ブクログ

    面白そうな話をしそうな人が実際に面白い話をしている。
    それを喫茶店なり飲み屋なりで、ごく近い席で聞き耳立て楽しませてもらってる。
    対談集を手に取ると、いつも大体そんな感じ。そして紹介される著書が興味深いのでエア積読が増える。

    昆虫好きな二人が、昆虫について、昆虫から広がる話について、しばらく話し続

    0
    2025年03月22日

    Posted by ブクログ

    面白かった。虫の話から政治思想、社会の話まで。
    ヤマザキマリさんはパワーの余っているヒトらしい。日本は窮屈でしょうね。
    虫がいつから苦手になったのかなあ、と改めて思った。

    0
    2025年01月03日

    Posted by ブクログ

    特に日本人は誰かに言語化してほしい、納得。直接伝えるのが苦手で、意見を言うと協調性がない、強いと思われる。誰かに整理してもらうことで自分の考えを昇華させる。でも目の前の問題は解決できてないかも。

    0
    2024年12月07日

    Posted by ブクログ

    2018年5月から2021年10月にかけて8回行われた対談集。
    半分は虫の話。そこから人間の話になる。
    ヤマザキマリさん、虫に詳しいから養老孟司さんと話がかみ合う。
    お二人とも虫が好きなんですね。

    このご両人は、頻繁に本も出している。
    書かれている内容は重複していることも多い。

    同じようなことを

    0
    2024年06月29日

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