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Posted by ブクログ 2024年03月04日
養老孟司の著書で、一冊の本として書かれたものの中では、いちばん最初に書かれた本。形態学が主題となっており、ふつうこうした専門分野について科学者に語らせると、門外漢には珍紛漢紛といったことになりかねないのがオチだが、そうした弊に陥らずに読者を惹きつけられる文章力は、さすがというほかない。それを可能にし...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月19日
著者の単行本としては最初の著作を文庫化したものです。東京大学の解剖学教室に勤めていた著者が、「科学とはなにか」「形とはなにか」「解剖学とはなにか」といった問いについて考察するなかではぐくまれた思想が提示されています。
科学的客観性を信奉するひとは、科学的探求活動をおこなっているのが「自分」であると...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月10日
養老先生が解剖学者として考えてきた生物を対象とした形態学。生物の形を研究する過程でその後の著作につながるアイデアがいろいろ出て来たとのこと。それらは、例えば「唯脳論」「バカの壁」「遺言」などにつながる。
以下気になったところを記す。
形は客体のように見えて客体ではない。脳科学的には、情動ですら客...続きを読む
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